光星学院高・ 下沖勇樹
は、今秋のドラフトで注目を浴びるらしい。
昨秋の明治神宮大会で慶應高を相手に好投し、max146mを記録したこと
がキッカケのようだ。
ボクが下沖を見たのは、そのキッカケとなった昨秋の明治神宮大会だった。
11月16日に行われた対慶應高戦。神宮球場の3塁側内野席の中段から、
下沖について何の予備知識もなく、ただボッ~と見ていた。朝から小雨が降
り続ける肌寒い日だった。
その日のブログにはこんなことを書いた
。
■ 好投しつつも敗戦投手となった光星学院高・下沖勇樹 ■
max 146キロの直球とスライダー、カーブを駆使して好投。118球、被安打
5、奪三振6、与四死球2。内野の相次ぐエラーさえなければ勝ってもおかしく
ない試合だった。
正直言って、その時は「すぐにプロから注目される投手」になるとは思っても
いなかった。東北地方の強豪校(光星学院高)が全国の強豪校(慶應高)に
大健闘した試合であり、その中で下沖という投手が何とか好投をした・・・
そんな印象しかボクにはなかった。だからドラフト注目選手という最近の扱い
には多少驚いている。まだまだ荒削りな感じがして、大学でもっと技術を磨い
てからプロ入りした方がいいように思ったが。
下沖勇樹、 動画
は こちら
(2008年11月16日、明治神宮大会・対慶應高戦)
下沖勇樹
身長178cm、体重75kg、右投げ右打ち、投手。
岩手県・福岡中の出身。福岡中時代は全国中学野球(軟式)でエース・4番と
して全国制覇を果たした。その後、チームメイトたちは地元の古豪・福岡高や
福岡工高に進む中で、下沖はお隣りの青森県にある光星学院高に進学した。
ボクは岩手県・花巻の出身だから、(世代は違うけど)同郷の高校球児だ。
岩手出身の選手にドラフト注目選手が他にもいる。花巻東高・ 菊池雄星
(「 星
飛 雄
馬」からとった名前だろうか?)もそう。
その昔、岩手は野球後進県だった。甲子園で勝つことなんてほとんどなかった。
軟式中学野球だって同じで、岩手の中学野球のレベルを上げようと、ある試み
が行われていた。
それは以前、雑誌『野球小僧』(白夜書房刊)で知ったこと。
それは、岩手県の中学軟式野球のレベルが他県と比較して低いことに、一計
を案じた中学軟式野球協会?(Kボール?)の会長さんの話。
会長さん、レベルが低い原因は「岩手県民の消極的な性格」にあると分析した。
打者が積極的に打つことが少なく、「待ち」になっているのでは勝つわけがない、
と。そこで、数年前に始めたのが 岩手県内特別ルール
。内容は「ストライクゾー
ンを広げる」こと。理由は簡単、多くの球がストライクとコールされるなら、打者は
バットを振らざるを得ない。結果、積極性を誘発する効果が得られるというものだ。
いまドラフト界で話題の 下沖勇樹
、 菊池雄星
。どちらも、岩手県内特別ルール
で積極性を得た申し子たちかもしれない。
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