立教大、慶應義塾大の最後の打者・ 漆畑哲也
(4年、慶應高)をショートフライに
打ち取り、勝利を決めた瞬間、まるで優勝したかのように、ベンチから選手たちが
飛び出し、次々に抱き合い、勝利の喜びを分かち合っていた。
この時マウンドには、9回途中から登板し、ピンチを凌いだ 仁平昌人
(3年、
日大鶴ケ丘高)がいた。そして、仁平に一番早く駆け寄って抱きついて喜びを表現
したのは、この試合で先発し力投を見せた 戸村健次
(4年、立教新座高)だった。
◇ 「
オープン戦、仁平昌人が完投勝利
」
(2009.3.22) →
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◇ 「真のエースへ、戸村健次」
(2009.1.17) →
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◇ 「慶應中林、立教戸村の高校時代」
(2007.4.15) → こちら
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立教大 100 000 000 =1
慶應大 000 000 000 =0
(立)戸村-仁平、(慶)中林
今日開幕した東京六大学リーグ・立教大vs慶應義塾大1回戦は、稀に見る素晴
らしい投手戦だった。立教大・戸村、そして慶應義塾大・ 中林伸陽
(4年、慶應高)
の両先発投手はどちらも気合十分の好投を見せた。
中林に唯一悔やまれるのは初回。走者を二塁に置いて立教大の4番・ 藤田公士朗
(3年、金沢桜丘高)にライト前への適時打を許したこと。その後中林にとってピンチ
らしいピンチが全くない完璧な投球だったから、最後までこの1点が響いた。
(中林の成績)
9回、被安打4、奪三振3、与四死球0、自責点1。
◇ 「慶應高、元エース中林伸陽」
(2009.1.25) →
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一方の戸村。185cmの長身から投げおろす角度のある直球(140km台前半)
を主体に真っ向から勝負を挑み、こちらも慶應打線を封じ込んだ。ボクは戸村の
高校時代を含め何度か試合を見ているけど、この試合ほど「自信に満ち溢れた」
戸村の姿を見たことがない。最終回こそ2つの四球を出してマウンドを仁平に譲っ
たが、ベンチに引き揚げる戸村は、スタンドから大きな拍手喝采を浴びていた。
(戸村の成績)
8回0/3、被安打4、奪三振4、与四死球6、自責点0。
立教大が先勝し、このカードは予想外の結果が待っていそうだ。
明日の第2戦、立教大の先発は今日の試合で救援した仁平でも行けるし、
昨秋活躍した 増田健太
(3年、静岡市立高)だっている。かたやもう負けられない
慶應。明日も再び、中林が先発するのではないか。勝ち点GETに向けて、立教
が優位に立った。
◇ 「2008年秋、増田健太の防御率は1.75」
(2008.11.8) →
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今季、最下位になってもおかしくない(失礼!)とボクが思っていた立教大。
戸村の活躍で厚みの増した「投手力」を武器に、六大学の「台風の目」になるの
かもしれない。
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