試合後、早稲田大・ 應武篤良
監督はこう言ったという。
「我々は優勝だけのためにやっている訳ではない。あくまでも6大学の対抗戦と
いう意識で、集中力を切らさずに全力で戦った」
(日刊スポーツ)
昨日(17日)行われた第2試合、対明治大2回戦が始まる前に法政大が慶應
義塾大に勝利を決めたため(第1試合)、その瞬間早稲田大の連覇の夢は消えた。
法政大の勝利が決まる直前、メンバー交換ではわずかな優勝の望みを賭け
(法政大が敗退することが絶対条件)、連投ながら 斎藤佑樹
(3年、早稲田実)を
先発に立てていたのだが・・・。そして肝心の第2試合でも、集中力が切れてしまっ
たか斎藤は2失点であえなく降板、チームも敗れ1勝1敗のタイになってしまった。
迎えた今日(18日)、対明治大3回戦。優勝の可能性はまったくなくなったものの、
意地で明治大に黒星をつけて、早稲田大は明治大に雪辱を果たし勝ち点を挙げた。
冒頭にあった應武監督のコメント、たぶん真意ではないだろうけど、勝利に結びつ
く戦いができたのは、技術力・精神力など早稲田大の底力が優れていたからだと
思う。
早稲田大、今日の1勝は秋季リーグ戦につなげるための貴重な1勝だった。
(明大vs早大3回戦)
明大 001 000 010 =2
早大 004 000 00X =4
(明)●森田貴-隈部-成田、(早)○福井-大石
※ちなみに、昨日ブログを書けなかったので結果だけ記しときます。
(明大vs早大2回戦)
早大 000 000 201 =3
明大 110 010 11X =5
(早)●斎藤佑-松下-池下-大野、(明)○難波-野村
今日の早稲田大、対明治大3回戦で勝利したヒーローは、先発した 福井優也
(3年、済美高)だろう。明治大打線を8回、被安打7、奪三振6、与四死球4、
自責点2に抑えて勝利投手となった。
対東京大2回戦(4月12日)、福井の投球はハッキリ言って無茶苦茶だった。
速球をビシバシ決めたかと思うと、ランナーを背負えばそれが一転、四球を出し
まくってチームのリズムを狂わせた。そんな福井を見て、ボクはこのブログに
「一人芝居の福井優也劇場」
と
書いたし、應武監督も福井に苦言を呈していた。
◇ 應武篤良
監督の関連記事「あま野球日記」バックナンバーより。
「最近の大学野球の記事から」
(2009.4.14) →
こちら
へ。
以来、福井に先発のチャンスはなかったが、今日の明治大戦で自分なりに
期すものがあって、見事に雪辱を果たしたのだろう。
福井優也
言わずと知れた2004年センバツの優勝投手。準々決勝ではダルビッシュ有を
擁する東北高に、最終回の大逆転劇で勝利した。この試合で先発していたのが、
当時まだ2年生の福井だった。
準決勝では明徳義塾高にスコア7-6で辛勝。
(この試合、明徳義塾高の2番手投手は、いま早稲田大のチームメイト・ 松下建太
だった)
そして決勝では愛工大名電高をスコア6-5で破り優勝した。
(調べきれなかったけど、この試合では愛工大名電高には、いま早稲田大のチー
ムメイト・ 小島宏輝
がいたはずだ)
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