勝利を決めた瞬間、完封で勝利投手となった 松下建太
(3年、明徳義塾高)の表情が引きつって見えた。
春季リーグで明治大にサヨナラ本塁打を浴び、
「落ちるところまで落ちた。後は這い上がるしかない」
(
早大・應武監督)
と言われた松下。
試合終了後にベンチ前でダウンしていると、
入れ替わりにグラウンドに現れた、その明治大の選手たちに
祝福の声をかけられ、初めて笑顔に変わった。
不振にあえぐ立教打線が相手だったとはいえ
松下、 「あの一球」
の呪縛から解かれた瞬間だった。
早大 000 010 000 =1
立大 000 000 000 =0
<松下建太の成績>
9回、被安打2、奪三振6、与四死球3、自責点0。
いつもの「相手打者に考える時間を与えない」ような、
早いピッチの投球は封印して見えたけど、
積極的に内角を突く投球が冴えた。
投の殊勲賞が松下なら、打は 小島宏輝
(3年、愛工大名電高)。
5回表、走者を三塁において、ライト前に適時打を放った。
直前、ベンチの應武篤良監督から 「思い切り打て!」
との指示。
忠実に応えた小島、打った直後に何度も何度もガッツポーズを
繰り返した。
実は先週の東京大戦、小島は送りバントを失敗してしまった。
これが應武監督の逆鱗に触れ、試合終了後に神宮球場から
早大の合宿所までの道のり(約20km)走る「罰」が下っていたのだ![]()
だから貴重な適時打は、よほど嬉しかったに違いない。
勝利インタビューで、小島はこう言って笑顔を見せた。
「なんとかして、(監督を)見返してやろうと思っていた」
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