全日本大学野球選手権大会・準決勝、法政大vs対関西国際大戦(6月13日)。
国際大 001 0
00 100 =2
法政大 101 010 20X =5
(国)田島、益田、松永、北嶋、(法)二神
この試合は、先日このブログにも書いたとおり、完投勝利したエース・ 二神一人
(4年、高知高)や4打数4安打3打点のルーキー・ 多木裕史
(1年、坂出高)の
活躍で、法政大が勝利し決勝進出を決めた。
関西国際大は、1番・ 田中聡祐
(4年、西脇工高)の2打点の活躍で懸命に追い
かけたが、試合の主導権をつかむことなく敗れ去った。法政大は常にリードし、
試合の「流れ」を相手に渡さなかったことが勝因だ。
ただ4回表の守備では、危うく「流れ」を関西国際大に奪われかけたシーンが
あった。そしてそれを見事に防いだのが、ライトを守る 成田恭佑
(3年、東北高)のプレーだった。
1点差を追う関西国際大、4回表の攻撃がその場面。
一死後、4番・ 廣井亮介
(3年、智弁和歌山高)が四球で出塁する。続く5番・
金丸俊
(1年、国士舘高)は高いバウンドでライトに抜ける安打を放つと、一塁
走者の廣井は二塁を蹴って一気に三塁へ駆ける。法政大のライト・成田は
懸命に前進し、打球をつかむやすぐさま三塁へ好送球。間一髪でアウトに仕留
めた。
もし三塁進塁を許していたら、一死一・三塁になっていたところ。ひょっとしたら、
「流れ」が変わって関西国際大に行っていたかもしれない・・・。
成田恭佑
。
選手層の厚い法政大にあって、リーグ戦の出番は多くない。特にライトはシーズン
中、選手がコロコロ変わるポジション。そんな事情もあって、成田の今春の成績は
全12試合中、半分の6試合に出場。打席数は9、8打数1安打2打点1四球、
打率は1割2分5厘だった。この日のプレーをキッカケに、ぜひ秋季は定位置を
奪取してほしいものだ。
また、東北高時代を調べてみたところ、甲子園に2度出場していたことがわかった。
■1度目は2004年夏。いまでは日本のエースとなった ダルビッシュ有
(現・日本ハム)
とともに、成田は1年生ながらレフトとして試合に出場していた。3回戦までコマを
進めたものの、エース・ 松本啓二朗
(現・横浜、早稲田大)を擁する千葉経大付高
に、延長の末惜敗した。
■2度目は翌05年夏。2年生ながら成田は主軸を打ち、準々決勝まで勝ち進んだが、
エース・ 辻内崇伸
(現・読売)を擁する大阪桐蔭高に4-6で敗退した。この時、大阪
桐蔭はスター揃い。辻内のほかに 平田良介
(現・中日)、 中田翔
(現・日本ハム)や
謝敷正吾
(現・明治大3年)もいた。
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