昨日に続き、日米大学野球の歴史について。
初めて日米の大学野球部が対戦したのは、今から遡ること104年前、
1905年(明治38年)のこと。まだ創部間もなかった早稲田大野球部が
当時強豪の一高(現・東京大)や学習院大を撃破、 大隈候
の後押しも
あって意気軒昂に海を渡ったのが「日米対決」の始まりだったという。
◇ 職業野球の日米対決
の関連記事「あま野球日記」バックナンバーより。
「75年前の日米野球のこと」
(2009.3.23) →
こちら
へ。
時は日露戦争の真っ最中。とても野球どころではなかったろうと想像する
けど、それはともかく早稲田の面々は17日間の船旅を終えて桑港(サン
フランシスコ)に到着し、スタンフォード大戦を皮切りに全米各地を転戦した
のだった。
早稲田の選手たちを、米国の各新聞は大いに歓迎した。
その様子は『日本野球史』(国民新聞運動部編、ミュージアム図書編集部)
に詳しいので、以下にその一部を抜粋した。
「今度日本人の野球チーム早稲田大学チームが来朝した。これが我が
アメリカ人以外のベースボールチームの最初の来征である。彼らは相当に
強いそうである。そして試合に臨む折は大小の刀をさして来るかもしれない」
「ロシアに大勝している日本人は戦争で勝った勢いで我等の国技ベースボー
ルをもって戦わんと来朝した。面白いことである」
(以上、『日本野球史』より)
大きな興味をもって迎えられた早稲田だったが、結果を先に言うと7勝19敗
と散々な戦績。(いや、7勝したなら「好成績」と言うべきか?)でも、野球の本場
・米国に渡米したからこそ得られたことも多かった。
続きはいずれ---。
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