■最初に日本に野球を伝えた米国人の ホーレス・ウィルソン
。
彼は1871年
(明治4年)に来日し、現在の東京大の前身、第一大学区第一番中学で英語と
数学を担当し、その翌年に学生たちに野球を伝えたと言われている。
そしてその後、野球というスポーツは急速に日本国内に普及した。勢いをもって
野球の認知が拡大した理由は、ウイルソンによって最初に伝えられたのが偶然
にも(現在の)東京大だったからという説がある。
以下、書籍『明治5年のプレーボール』(佐山和夫著、日本放送出版協会刊)を
参考に記した。
■ 当時の学生たちは総じて大人しく、屋外で活発に行動するいわば「行動派」
ではなかった。だから学生たちを屋外に連れ出すための道具として、野球は
格好の遊びになった。したがって、ウィルソンは単に野球を学生に教えたというより、
学生と一緒に野球という遊びを楽しんだというのが実情だったようだ。
そして野球という遊びを日本の片田舎ではなく、東京のど真ん中、さらに東京大の
前身となる エリート学校
で行われたことが、後に野球人気が全国に拡大する重要
なカギになった。なぜなら、「エリート校の学生たちが 東京のど真ん中
で始めたこと」
は即ち、当時の 最新ファッション
としてのメッセージ性を強烈に発していたからに
他ならない。
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