■朝日新聞(12月21日付)の2面にあった『ひと』欄より。
タイトルは「野球週刊誌の連載『記録の手帳』が2500回を超えた」。
登場した人は、元・パリーグ記録員だった 千葉功
さん、74歳。
山の標高や川の長さなどの数字を覚えることが大好きだった少年時代。
千葉さんはある日、当時読売新聞の記者だった 三原脩
さんの一文
「野球は数字のゲーム」
を目にしたことをきっかけに、野球の記録にのめり
込んだ。
1954年にパ・リーグに就職し、その傍らで「週刊ベースボール」誌上にコラム
『記録の手帳』を書き始めた。テーマに合わせ、記録を集計・分析した表に
記事を添えるのが千葉さんの手法。たとえば「サヨナラ試合数とチーム成績の
関係」や「イチローと過去の打者の比較」など。
97年にパ・リーグを退職した後も毎朝、新聞をスクラップ、ノートに記録を整理
する。8畳の仕事部屋は紙の資料でギッシリ。
「手で記録をつけないとアイデアが浮かばないんだよ」
。 ペンとそろばん、電卓
から記事が生まれる
。
■ボクは「週刊ベースボール」本誌を読んだことがない。だから、その千葉さん
のコラムがどんなものなのかまったくわからないけれど、「ペンとそろばん、電卓
を使って整理する」という箇所にとても驚いた。
きっと、毎日コツコツやるしかない地味な作業なはず。編集部に頼めば、加工
データぐらい用意してもらえるだろうに。あえてそれを断って、自宅の部屋で
電卓をたたきながら、原稿を書く様(さま)は感動的ですらある。
■話はそれるけれど・・・。
ふだん、ボクはスコアブックをつけながら野球を観戦することが多い。数年前は
ラグビーのスコアをつけようと思い立ち、録画ビデオを見ながら試みたことがあった。
「前半24分、Aチームが相手陣ゴール手前、22mライン付近でのモールを起点に、
9→10→12と右にボールが転送されたが、12がノッコン。ただ事前にAチームに
アドバンテージがあったため、同地点からAチームのマイボール・スクラム~」
たとえば、たったこれだけの記録をつけるために何度、画面を「一時停止」にした
ことか。とてつもなく時間がかかる作業だった。あっという間に挫折したのは言う
までもない。
新聞などの記事にはそういった一連のプレーが正確に記されているのだけど、
ラグビーにもスコアブックってあるのかしらん?
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