■今日(5月15日)行われた東京六大学リーグ・慶應義塾大vs明治大1回戦は、9回の慶應義塾大・ 長崎正弥
謝敷正吾
(4年、大阪桐蔭高)の攻守ともに襲った不運が勝敗を分けた。
(1回戦)
慶 000 000 102 =3
明 000 100 010 =2
(慶)竹内大-田中宏-○山形-福谷、(明)●野村
■まずこの試合のヒーロー、慶應・ 長崎正弥
のこと。
9回表に2-2の同点に追いついた直後、なおも走者を2塁に置いて貴重な適時打を放ち、チームを逆転勝利に導いた。センター前に達するライナーの安打。決して当たりはよくなかったが、懸命にジャンプしたショートのグラブのわずかに上を行く幸運なものだった。
そしてその裏、二死三塁のピンチに、打者が打ち上げた三塁ベンチ前へのファールフライを(バレーボールでいう)回転レシーブのごとく、三塁手と激突後に一回転して好捕した。普通であれば三塁手の守備範囲だったが。
■そしてこの試合の「悲劇」のヒーロー、明治・ 謝敷正吾
のこと。
スコア2-1の1点リードで迎えた9回表、慶應逆転劇のきっかけは謝敷のエラーだった。平凡な一ゴロだったが、球の動きにタイミングが合わず捕球しそこない、チームにピンチを招いた。決して守備が下手な選手ではないはずだが。
そしてその裏、無死二塁の場面を迎え、汚名返上のチャンスが訪れた。謝敷の渾身の一打は一・二塁間に飛んだ。ライトに抜ければ同点の当たりだったが、これを一塁手がダイビングキャッチし、結局ファーストゴロに終わった。ベンチに戻る謝敷の表情は悔しさに満ちていた。汚名返上の意識は相当強かったろうから、その気持ちはよくわかった。
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