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東京・本郷の東京大工学部2号館などで1046カ所の照明を発光ダイオード(LED)照明に切り替えた結果、消費電力が6割以上減らせた。
情報通信技術などを駆使して省エネを進めている「東大グリーンICTプロジェクト」(代表、江藤浩・大学院情報理工学系研究科教授)が発表した。
協力した大塚商会によると、LED照明は一般的な白熱電球の約10分の1、蛍光灯の半分程度の電力で同様の明るさが得られる。
工学部2号館では省エネタイプの照明を順次取り付けてきたが、3、4月に同館や周辺の照明の一部を一気にLED照明にしたところ、以前は1万1700ワット照明関連の消費電力が440ワットになった。
同プロジェクトは2号館をモデルに、情報通信技術を使って電力の消費動向を可視化し、講義室の照明や空調をセンサーで制御するなどムダの根絶に努めている。LED照明も一環で、今回、大きな効果が得られたことから、キャンパス内の他の施設にも設置を働きかけたいとしている。(森治文)