全13件 (13件中 1-13件目)
1
こんな「手のひらサイズ」の、小宇宙が好きです。すべて、今やってる2008年の春風益子陶器市のテントのあっちこっちで発見したものばかり。どれも、この連休中なら北関東にある栃木県益子町の陶器市の会場で、とっても手軽なお値段で簡単に手に入るオリジナル作品、なのです。 ま、でもこんなちっちゃな家や街並が、自分の机の上などに欲しいと思うのは少数派かも知れません。苦笑でも世間は思ったよりも広いので・・・ある程度のばかにならない位の数は確実に、こーゆーのが大好きな人種ってものが存在してます。たぶん。(自分が、そうだから・・・)★「とっての付いた器」が、春の陶器市の共通テーマらしいです。この作家さんは、春の草原のいちめんの緑と、秋の黄金色のくさはらに、白いちいさなお家を建てて、カップの「とって」にしてしまいました。平面と立体空間の処理が、異次元モードで面白いです。となりのカップでは、道路の上をちっちゃなトラックが走っていて・・・そのままやはり「とって」になっています~♪春風益子陶器市ってのは、陶器市でもありますが・・・わけのわからない、いろんなアイテムがごっちゃになった「わんだーらんど」でもあります。「春風益子陶器市」 4月26日(土)~5月6日(火・振休) 場所 城内・道祖土(さやど)地区をはじめとする益子町内各所に、期間中は500余りのテントがひしめき合います。発掘や探検がお好きな、好奇心いっぱいのひとには、超オススメ♪しかも、都内近辺の首都圏相場の半値以下の、しゃれたアーティスティックなブツたちが、あなたに掘り起こされるのを息を潜めて待ってます。たぶん。笑これでも、陶器市で見つけた「ちっちゃな家」たちの、ほんの一部に過ぎません。あとは、もしお出かけになれそうでしたら、あなた自身でお探しくださいね。。。ところで、今夜は結婚記念日でした。新しい事業所の立ち上げがあって、配偶者は数日前から10日間ほどの出張中。そんなもんで、今夜はお祝いのイベントも何も無しの、ひっそりとした夜です。息子はジブリ美術館の直ぐ近くで、ムスメは美大のある街で、それぞれの青春を過ごしています。出張前の夜に、しずかに繰上げた記念日の夫婦のお祝いの乾杯をしました。たいしてお金も無かったもので、ふたりの新婚旅行は10日間ほどの北海道レンタカードライブ周遊でした。羽田からの出発前夜、結婚式当日は友人たちに宇都宮駅のホームで胴上げされて、目の前に東京タワーの見える高台のホテルに宿泊したのを覚えてます。近くにアメリカ大使館などありましたが、間違ってもホテル・オークラではありませんでした。汗あの頃は、若かったなぁ・・・・しみじみ。若すぎたから、その「若さ」というものが人生を切り拓いて行くための強力な武器であり、無限のエネルギーを生み出すかけがえのないアイテムだなんて、まったく気が付かないで居た。世間によくある「おろかな青年」のひとりだったはるるさんは、つまらないことばかりにかまけて、無駄にエネルギーを浪費し続けてたんだろな、きっと。【はるるが過去に書いた益子関連の日記】 ↓ ↓映像40枚:色彩迷宮とんぼ玉を買いに益子訪問 映像】秋色コレクション益子 映像14枚】益子町:川俣征陶雛展。 2005年の益子秋色陶器市 ★ちょうど1年前も良く晴れました。2007年4月29日撮影(栃木県・益子町)益子で見つけた「猫型戦車」の田崎太郎さん ここほれニャンニャン窯流!作品展★ 再び春風益子陶器市映像36枚】 ニャンコで益子♪映像】益子町の秋色陶器市に行って来ました 2006もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2008年04月29日
コメント(8)
いよいよ連休スタート。宇都宮の隣町、益子では恒例のイベントをやってます。年に2回、春と秋に「春風」と「秋色」の名前がついた陶器市です。★今回のポスター、ちょいとダサいなぁ~。判りやすいけどね。 「春風益子陶器市」 4月26日(土)~5月6日(火・振休) 場所 城内・道祖土(さやど)地区をはじめとする益子町内各所 交通 電車:真岡鐵道益子駅より徒歩20分JR宇都宮駅より東野バス益子行きで約60分「陶芸メッセ前」下車車 : 常磐自動車道友部JCT経由北関東自動車道桜川筑西ICより20分東北自動車道栃木都賀JCT経由北関東自動車道真岡ICより25分 問合せ 陶器市実行委員会(益子町観光協会)TEL 0285-70-1120 2日目の日曜日、おいらは朝いちばんで9時から行ったので、共販センター目の前の便利な場所にある無料駐車場になんとかクルマを停められました♪ここだと、どこに行くにも便利だし、荷物が増えたら直ぐに置きに来られるばかりか、気軽に着替えにも寄れます。有料はてきとうにあるけど、他の無料の駐車場はしばらく歩いて移動しなければならず、簡単に往復したりする気にはならないような距離があります。(早起きは三文の得?!)夕方までかかって、ほぼ全部のテントを制覇しようと思ったけど、興味深い出店テントはひとつづつじっくりと作品と向き合い、知り合いの作家さんたちが居るテントで新作の製作過程の話を聞いたり、近況などの四方山話をしたりで、あっちこっちの寄り道に時間がかかってしまい・・・午後4時になっても、全体の半分ちょっとしか見られません。どうやら、別の日に出直すことになりそう。★2008春風益子陶器市、中心部をちょっと外れると、メインの通りでもこんなにのんびりしてます。 この陶器市は昭和41年から開催していて、今回で81回を数えます。 例年、春は4月下旬から5月上旬、秋は11月上旬にと2回開催され、素朴で温かみのある益子焼を求めて県内外から大勢の人が訪れ賑わいます。年々その規模が大きくなって関東一円にその存在が知られ、春は約四十万人、秋は約十五万人が訪れるといい、今では益子町をあげての年中最大イベントとなっています。湯呑みや皿などの日用品から壷・花瓶などのアート作品、モダンデザインの可愛い小物まで、通常価格より安く販売されます。約50の既存店舗のほか、約500張の臨時テントでは陶芸家自身が作品を直接販売します。新進陶芸作家や窯元の職人たちとダイレクトに会話を楽しむことも大きな楽しみ。前回、2007秋の陶器市から統一テーマを設け、益子焼の代表作品ともいえる「めし碗」をテーマになりました。2008春の今回は、マグカップや急須、ピッチャーなど大きさや形もさまざまな器が顔をそろえる「取っ手つき器」をテーマに新作発表、販売されています。また期間中、益子陶芸美術館で各窯元で作った約四百点の取っ手つき器を展示中。その他に、各種の手作りアクセサリーやアンティークのガラクタ市、世界各地の民芸品から地元産のたけのこ、いちごなど農産物などまでも直販されるので、お土産には困りません。★ふと足元を見ると、いかにも益子らしいマンホールでした。益子焼はもともと鉢や水がめ、 土瓶など日用雑器の産地として発展してきたもので、地味な実用品のイメージが強かった。 使いやすさに重点を置く焼き物だったため、 安価な日用品としてしか思われず評価はあまり高くなかったという。 けど、 大正時代に濱田庄司氏が東京からこの地に移住し作陶を開始。 使うための 「用の美」 として見直され、 益子焼は高く評価されました。 その一方で美術作品としての新たな流れも生まれて来て。、造形的な美を追求する加守田章二氏の作風に、 個性を表現しようとする若手作家は、 多大な影響を受けたと言います。 こうして色やデザインが多彩になった益子焼は、 今も現在進行形で数多くの陶芸家を育てあげていて、 窯元の数は約380、 陶器店は約50あり、 作風はさまざま。 飾り気のない素朴な味わいの伝統的な陶器もあれば、 作家の感性のままに新たな陶芸の美を模索する者も。 華麗な歴史と伝統に彩られた高名な有田や伊万里と言った産地とちがって、比較的近年になってから発展した土地のせいか、かえって伝統的な作風にとらわれない、自由な創作の場として絶えることなく新しい血が流入し続けているんです。★はるるさんの知人、東京では銀座通りに面した大手デパートのウインドーディスプレイなどの仕事もなさっていますが、陶芸家&オーナーという顔をもつFさんの経営するお店「陶のね」の正面入り口の写真。屋根の上に面妖な猫神様が守り神として居座ってますが、これはおいらが前からひいきの作家田崎太郎さんの作品です。【はるるが過去に書いた益子関連の日記】 ↓ ↓映像40枚:色彩迷宮とんぼ玉を買いに益子訪問 ここほれニャンニャン窯流!作品展★ 映像14枚】益子町:川俣征陶雛展。 2005年の益子秋色陶器市 益子で見つけた「猫型戦車」の田崎太郎さん 映像36枚】 ニャンコで益子♪もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪(ただいま「あやしいふるほんやさん」は、全国ランキングかなりダウンしちゃって40位前後を迷走中!笑)人気blogランキングへ
2008年04月27日
コメント(2)
今年も、週末の文化の日をはさんで、隣町の益子で5日間の陶器市がスタートしてます。北関東の平野が尽きて、そろそろ山岳地帯の里山にさしかかった辺りの、ちいさな盆地に位置する益子では、春と秋に陶器市を開催しています。両シーズン合わせて50万人ほどの来場者があって、50軒ほどの常設の陶器店のほか、500もの個人作家を中心にしたテントが並ぶ首都圏最大の陶器市となっています。老舗の陶器ショップが並ぶメインストリートを中心にテントがひしめいて、問屋による安売りの器販売も多く出店されます。また、ひとつ路地裏に入った広場などを中心に、全国から集まる個性豊かな作家たちのテントもあって、いろいろな作家さんのさまざまな作風の器が見れて楽しいです。ひとつのエリアだけでなく、あっちこっちで同時多発的に開かれ、街全体が陶器市という雰囲気で、盛り上がります。街角のすみずみまでが、若手の作家たちの現代アートのギャラリーみたいな場所もあったりして、次の角を曲がったら何が出て来るのか分からないという意外性もあって、旅人をなかなか飽きさせません。★はるるさんの知人、東京では銀座通りに面した大手デパートのウインドーディスプレイなどの仕事もなさっていますが、陶芸家&オーナーという顔をもつFさんの経営するお店「陶のね」の正面入り口の写真。2007年11月1日撮影。屋根の上に猫神様が守り神として居座ってますが、これはおいらが前からひいきの作家田崎太郎さんの作品です。掘り出し物の多さで知られる益子陶器市は、毎年大人気です。江戸時代から日用品の雑器を作っていた史実はあっても、伊万里や瀬戸といった輝かしい伝統はなく、芸術品としての益子焼は人間国宝・浜田庄司の民芸運動以降のことで、まだまだ歴史は浅い土地。そんな伝統のないぶん、新しいことに対するアレルギーは少なくて、ほんとうにバラエティーに富んだ種々の作風が花開いています。。。その中で、あなたのセンスに合ったものを探すのも楽しみ~♪訪れる前までは「焼き物?そんなの見て面白いのか?」と思っているひとも多いかも知れませんが、ベテラン作家の存在感ある作品はもちろん、若い作家や外人作家の作品ではお洒落なデザインのものも多くて、ぶらぶら見ているだけでも楽しいです。見てるうちにあなたも、思わず買ってしまったりしてから焼き物への考えが変わっているかも。学園祭のようなアットホームなお祭りムードで。小さな出店から大きなギャラリーまで、多種多様な焼き物や色んな食べ物やさん、雑貨や創作アクセサリーなんかが、熱帯アジアのどこかの国のバザールに迷い込んだと錯覚するくらいに果てしなく出ています。2007年 秋色益子陶器市 11月1日(木)~2007年11月5日(月) 午前9時頃から午後5時頃まで最終日は、3時ごろから片付けが始まるみたいなので、ご注意!アジアの何処かで出会ったような気にさせる、ふとい竹を組み上げたなつかしいかおりのする遊具でこどもたちが遊んでました。陶器市で何よりも面白いのは、器やそれ以外の作品を作った作家さん本人が、自分のテントで自分の作品を売っているところです。作った人の顔が見えるのって面白いですね。益子の陶器は生活に根ざしたもので、「作家モノ」といっても、そのほとんどは決して高くなく、一つ数百円からせいぜい数千円。作品は作品でも、床の間に飾って眺める作品ではなく、毎日使って触れて味わうための作品です。同じ陶器でも、こぎれいなギャラリーで何十万もの値札がついている壺より、むしろ、農家の人が売りに来た自家製の野菜に近い。一つ一つ丁寧に作られた器、でも「手作り品」だの「世界でたった一つ」だのとは、誰も言わない。・・・だってそんなの当たり前のことだもんね。はるるさんは、初日にちょいと顔を出して来ましたが、知り合いの作家さんたちのテントで話し込んだりしてるうちに、小雨が降って来たりして、自転車で移動してたせいもあって、ざっと見てもぜんたいの半分以下しか見られませんでした。もういっかい、じっくりと見なくては・・・・この会期中に、なんとか。汗おまけに、今年は同じ週末の2日間は宇都宮で恒例の餃子フェスティバルも開かれています。はるるさん、あっちこっちに顔出したくって・・・忙しい忙しい。苦笑【はるるの撮った国内あっちこっち旅行記録】(の、ほんの一部です。汗) ↓ ↓ ↓映像13枚】京都駅ファンタジー映像】倉敷★火の見やぐらのある風景 映像12枚】京都・祇園花見小路の宵闇 益子の陶器市に行って来ました 映像】日本海・能登の千里浜 映像】雪に埋もれた銀山温泉へ 映像アルバム】大阪湾を神戸から大型ヨットで帆走 映像】世界遺産の日光・東照宮に初詣で 映像】銀河鉄道の駅から賢治童話館へ(岩手・花巻) 映像】ナンチャッテ舞妓さん★京都・高台寺の氷菓 映像】宵闇の原宿・表参道~8年目の灯り復活 映像】戦場ヶ原☆奥日光でヒッチ! 再び春風益子陶器市映像】白無垢の花嫁~東京下町の根津神社。 映像】銀座暮色その1~思った通り今夜も! 映像】湖に沈むちいさな小学校の猫たち。 映像】千里浜なぎさドライブウェイ~砂浜の渚を走る。 映像】桧原湖畔絶景の露天風呂 映像】小樽駅前の三角市場~美味しい海鮮丼~ 京都・東寺★五重塔の夜景映像】雨の露天風呂~伊香保の源泉 映像】益子町の秋色陶器市に行って来ました 映像】奥会津☆只見線のトロッコ列車 映像】飛騨路の高山ラーメン 映像】江戸深川商店街と大地の芸術祭 と案山子の嫁入り 映像】津軽三味線ライブ列車!~リゾートしらかみ 映像】日本一の温泉旅館『加賀屋』に泊まって・・・。 もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2007年11月02日
コメント(2)
4月29日は、全体の30%くらいしか見られなかったので、益子町で6日までやってる陶器市にリベンジです。中途半端で帰ってしまった3日前は、配偶者が一緒だったので歩いてたらすぐに疲れちゃって・・・それにしても、即売してる作家さんのテントの数が500ってのは半端じゃないよね~っ。苦笑(1軒づつ、あんまり熱心に見るのも、心身ともに疲労しちゃう原因みたいで!)益子が誇る人間国宝・故浜田庄司氏の自宅や作業場所、彼の愛していた民芸品コレクションなどを開放した益子参考館。今回はAM12:00からPM4:30までのお散歩の途中で出会った、いくつか場所やひとたちをご紹介★こちらは、ネコ型戦車などのユニークな作陶で知られる田崎さんのカワイイ新作、もぐらロボット(ほぼ、実物大)です。陶芸家あんど彫刻家のSさん(通称、JOHNNY)のにゃんこさん。JOHNNYさんのムスメさんがお店番してます・・・すっかりオトナの女性のたたずまし。小学生の頃に、Sさん一家ではるるさんとこの裏磐梯のログハウスに遊びに来てたころの面影はありませぬ。ジョニー&娘さんが揃いました~♪仕事中のビールが美味いぞ!おおきな民家を改装した「つかもと」の別館で開かれていた栃木の手仕事展は、目立たない場所のせいかゆっくりと鑑賞できました。。伝統の藍染、和紙、てまり、木工、日光下駄、武者絵、石のほとけさまなど、様々な作品が入場無料で6日まで。去年の秋までは相棒といっしょにテントを出していたのに、この春からは片割れがエルサルバドルに青年海外協力隊の一員として飛んでいってしまったもので、ひとりの作品でぜ~んぶ棚を埋めるのが大変だったとおっしゃる小野えつこさん。小野さんが創ったはしおきのひよこは、とってもいぢらしいフォルムだけど・・・100円!です。ざっくりとした、ちょっと荒っぽい感触の焼き物が好きだとおっしゃる。その見た目は冷たい石材のはずなのに、どこかやさしいぬくもりを感じさせる大谷石の感触に通じるものを思わせる、花瓶やうつわでした。【はるるが過去に書いたアート関係日記(の、一部)紹介】 ↓ ↓映像】森の青空図書館~妻有アート2006 映像】家族で宇都宮美術館&松本哲夫ギャラリー・トーク。奈良美智「ともだちがほしかったこいぬ」青森県・弘前市 映像アルバム】軽井沢セゾン美術館~再読・聖と俗 タイの友人画家が描いた絵 スペインの旅★ガウディの懐しい曲線の街バルセロナ映像】1週間で7つの美術館へ!今朝の新聞記事~写真と彫刻の親子制作展スタート ↓はるるさんの写真が展示されてます。 映像】草間彌生「花咲ける妻有」~遅く起きた朝は・・ ダリ劇場美術館(スペイン)改訂版 映像集】南仏ニースのシャガール美術館 未確認美術館めぐり~誰も居ないAtoZ 牢獄のピーターパン~サンジェルマン教会裏手のドラクロワ美術館☆パリ映像】菊池歩/こころの花が3万本☆妻有アート06 映像】東京都内の美術館巡り もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2007年05月02日
コメント(7)
きょうはとってもよいおてんきでした。2007年の春風益子陶器市に、あさはやくからでかけました。あんまり早過ぎて、長森さんとこのうさぎの看板のついてるテントは、まだしまっていました。。汗うちの配偶者が、結婚記念日に欲しがったのは、こんな皿。★2007年4月29日撮影(栃木県・益子町)もう開店してる他のテントをひやかしたり、丘の上に昇って空を移動する春の気配に耳をすませてみたり。なぜか、この朝に掘りたてのひとかかえもあるおおきな竹の子を、100円で買ったり。ひとまわりして、「ルチル工房」の長森さんや「工房火乃玉発動機」の田崎さんたちが出品しているエリア、かまぐれの丘に戻ったら、さっきは閉じていたふたりのテントも営業開始してました。その、「ルチル工房」の長森さんの店の付近では、きょうの青空のように底抜けにあけっぴろげな笑顔で、こどもたちが歓声を上げていました。アジアの何処かで出会ったような気にさせる、ふとい竹を組み上げたなつかしいかおりのする遊具でこどもたちが遊んでました。ちがった種類の皿をみっつづつ2種類・・・合わせて6枚のうさぎの絵付けを選んで、包んでいただいて。きょうの主な用事はおしまい。この陶器市は首都圏の陶芸の里のイベントとしてだけでなく、若手作家にとっては全国規模のおおきなマーケットとしての意味もあるらしく、地元のテントも多いけれど他県からの遠征組も少なくありません。はるるさんが、ちょっと話した数軒のテントも山形県から、名古屋から、千葉県の九十九里からと多彩でした。あとは、知り合いの作家とおしゃべりしたり、とんぼ玉を見たり、万華鏡を見たり、他のいろんな焼き物をみたり、やきいもを試食して、日本そばを食べて、いなか饅頭と渋茶を楽しんだり。昼下がりには、自宅に戻って早起きのせいか、ふたりしてちょっとうたた寝。ひと休みのあと、近所の日帰り温泉に行き、帰り道につまみと安物のワインを買って、自宅で結婚記念日の乾杯。【はるるの撮った国内あっちこっち旅行記録】(の、ほんの一部です。汗) ↓ ↓ ↓映像13枚】京都駅ファンタジー映像】倉敷★火の見やぐらのある風景 映像12枚】京都・祇園花見小路の宵闇 映像】日本海・能登の千里浜 映像】雪に埋もれた銀山温泉へ 映像アルバム】大阪湾を神戸から大型ヨットで帆走 映像】世界遺産の日光・東照宮に初詣で 映像】銀河鉄道の駅から賢治童話館へ(岩手・花巻) 映像】ナンチャッテ舞妓さん★京都・高台寺の氷菓 映像】宵闇の原宿・表参道~8年目の灯り復活 映像】戦場ヶ原☆奥日光でヒッチ! 映像】白無垢の花嫁~東京下町の根津神社。 映像】銀座暮色その1~思った通り今夜も! 映像】湖に沈むちいさな小学校の猫たち。 映像】千里浜なぎさドライブウェイ~砂浜の渚を走る。 映像】桧原湖畔絶景の露天風呂 映像】小樽駅前の三角市場~美味しい海鮮丼~ 京都・東寺★五重塔の夜景映像】雨の露天風呂~伊香保の源泉 映像】益子町の秋色陶器市に行って来ました 映像】奥会津☆只見線のトロッコ列車 映像】飛騨路の高山ラーメン 映像】江戸深川商店街と大地の芸術祭 と案山子の嫁入り 映像】津軽三味線ライブ列車!~リゾートしらかみ 映像】日本一の温泉旅館『加賀屋』に泊まって・・・。 もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2007年04月29日
コメント(0)
現在、茨城県在住の陶人形オブジェ作家、田崎太郎さんの魅力的でユニークな乗り物や、あやしい動物たちなどの作品を並べた個展が、この14日から19日(日)まで、栃木県小山市のギャラリー「まちかど美術館」で開かれているので、行って来ました。<入場無料>TEL&FAX 0285-21-3381「まちかど美術館」この、まちかど美術館での太郎さんの個展はこれで3回目。JR小山駅前から、徒歩5分くらいでしょうか・・駅前通りを直進した交差点の角なのでとても判りやすい場所で、市役所の前になります。(クルマのひとは、通りをはさんで目の前にある市役所の駐車場が無料で使えるので、便利!)お近くのひとはぜひ、そして多少は遠いひともなるべく、彼の作品の「存在感」に触れてみてくださいね。世界中で、ここだけにしかない太郎さんの創造空間が、確かにありまする。。。平日は残念ながら作者ご自身は不在ですが、週末の土日は会場に田崎太郎さん本人がいらっしゃるので、制作秘話なども親しく聞けるかも・・・首都圏からでも、JRの快速(普通列車)で1時間足らずなので、意外に近いですよ~♪ 熱心なSFファンたちの間で「懐かしい未来」と言われるスタイルがあります。主に1900年代の前半、クラシックSFなどと呼ばれる古き良き時代のスペオペ(いわゆるスペース・オペラ)・・・あの、スター・ウオーズなどはその再来などと言われていますが。キャプテン・フューチャーとか、「地底探検」のジュール・ヴェルヌや「宇宙戦争」の作者H・G・ウェルズなどの空想機械の世界デザインなんかが代表的かなぁ~。50年から100年近くも前のひとびとが想像した、ばら色の霧に包まれた「もうひとつのレトロモダンな未来」の乗り物たちが、こんな楽しいかたちになって目の前で行進しています♪酸化銅をスプレーで噴射し、弱還元状態で焼成したというメカオブジェのシリーズは、さびた鉄のような不思議な質感をよく出しているしーー。他の金属など、陶の地肌とは違った素材と組み合わせ、ビスの穴一つ一つもおろそかにせず丁寧に表現している、メカニックへのこだわりと愛情が嬉しいです。 田崎太郎さんの個展で並んでいるのは、「ぺんぎん飛行艇」「ワーゲンネコマネキ」「特別重装甲列車」「子ども大好きロボット」「猫救世観音福猫」などなど、ちょっと風変わりな作品約百点あまり。織部のドラゴン(というよりも「龍」と言ったほうがふさわしい?)人形なども、愛らしいネコもどきなどに混じって展示されてました。彼の世界に出現する兵器は、とうてい実戦の役に立たないようなペーソスあふれるものばかりです。なんせ、作者の田崎さんによれば「子どものころ好きだったプラモデルの感覚を生かしている」らしいのです・・。笑が、この現実の世の中には、絶えることの無い人間同士の紛争があり、大規模な殺し合いの戦争もあります。しばらく前に読んだ新聞記事で、昨年日本人の平均寿命がわずかに縮んだという統計を話題にしておりました。その要因は、インフルエンザの流行と50代男性に多い自殺ということらしいですね。なるほど統計というものは、ある意味世相に正直なのかという思いを抱きました。別の新聞によると、第一次世界大戦を終結に導いたのは、各国の平和の努力よりも、当時流行したインフルエンザだったということです。銃弾によって命を落とす兵士より、スペイン風邪で死んでいく兵士の方が多かったと。・・・・50代男性の自殺。なんだか、身につまされます。。。。そして、悠々自適のはずの60台以降の高齢者の自殺率にいたっては、西側先進国の中でダントツ日本が1位だとか。「ヒトは生殖・子育てを終えてから30年40年も生きる唯一の生物種だという。種族維持の呪縛が解ける後半こそが、人生の絶頂期かも知れないのに・・・」Taro Tasaki 略歴1970 福岡県出生1996.10 神奈川県七沢工房に入る1997.4 七沢工房グループ展1997.10 ミュージシャン人形コンテスト 入選1998.5 茨城県笠間焼製陶所にて修行2001.1 茨城県八郷町にて独立2001.10 全国陶芸財団展 入選2001.11 第3回笠間焼新進作家展2002.1 産経新聞 掲載2002.2 ギャネット大賞 ユニーク部門 佳作2002.5 第4回 笠間焼新進作家展2002.9 第4回『平成の招き猫100人展』に参加2002.10 全国陶芸財団展 入選2003.5 第5回 笠間焼新進作家展2003.6 ギャラリーマクレノンで人形展2003.9 第5回「平成の招き猫100人展」に参加2003.10 全国陶芸財団展 入選2004.2 ドールファンタジア 入選2004.3 銀座松屋・神戸大丸にて人形作家、与勇輝さんらと競演する。2004.7 益子「もえぎ」個展2004. ボザール展 水戸市民賞受賞2004.12 小山「まちかど美術館」にて個展2005.8 東京・谷中「ギャラリー猫町」にて個展(各種猫雑誌にて紹介)2005.9 愛知県瀬戸市「招き猫ミュージアム」にて個展2005.9 全国陶芸財団展 さいたま芸術文化祭奨励賞2005.10 月刊「陶遊」に掲載2005.11 益子町秋色陶器市の太郎さんのテントで、はるるが出会う。笑(実は、その前から単品では何回も作品に出会っていたんだけど、まとまって彼の作品を見たのは、これが初めて!でした。)2006.4 マリア書房アート・ムック「瞳」にて特集される。2006.7 東京・谷中「ギャラリー猫町」にて個展2006.10 守谷の和菓子「たちかわ」OPENイベントで「店中招き猫だらけ」個展を開催2006.11 益子で田崎太郎作品常設のギャラリー「GARA」OPEN!【はるるが過去に書いたアート関係日記(の、一部)紹介】 ↓ ↓映像】家族で宇都宮美術館&松本哲夫ギャラリー・トーク。不思議☆アリスの庭 ~宮城県美術館~ 奈良美智「ともだちがほしかったこいぬ」 映像アルバム】軽井沢セゾン美術館~再読・聖と俗 今朝の新聞記事~写真と彫刻の親子制作展スタート ↑はるるさんの写真が展示されてます。タイの友人画家が描いた絵 スペインの旅★ガウディの懐しい曲線の街バルセロナ映像】1週間で7つの美術館へ!映像】東京都内の美術館巡り 映像集】南仏ニースのシャガール美術館 未確認美術館めぐり~誰も居ないAtoZ 牢獄のピーターパン~サンジェルマン教会裏手のドラクロワ美術館もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪(ただいま「あやしいふるほんやさん」は、全国ランキングかなりダウンしちゃって40位前後を迷走中!笑)人気blogランキングへ
2006年11月15日
コメント(8)
秋と春の益子町・陶器市は数十万人の来訪者を迎え、とてもにぎわいますが・・ 基本的に益子は田舎です。陶器祭りの最中でも午後5時ごろにはだいたいテントも片付いてしまい、6時ごろには目抜き通りでさえ、こんなふうに街灯がぽつりぽつりあるだけで、人影も絶えた薄暗い風景。都会よりも暗闇が深いので、お月様がとても明るく浮かんでいます。・・・ま、そこがいいんだけどね。笑 華麗な歴史と伝統に彩られた高名な有田や伊万里と言った産地とちがって、比較的近年になってから発展した土地のせいか、かえって伝統的な作風にとらわれない、自由な創作の場として絶えることなく新しい血が流入し続けているんです。 益子焼はもともと鉢や水がめ、 土瓶など日用雑器の産地として発展してきたもので、地味な実用品のイメージが強かったようです。 使いやすさに重点を置く焼き物だったため、 安価な日用品としてしか思われず評価はあまり高くなかった歴史が。 けれど、 大正時代に濱田庄司氏が東京からこの地に移住し作陶を開始。 使うための 「用の美」 として見直され、 益子焼は高く評価されました。。けれど、その一方で美術作品としての新たな流れも生まれて来ます。この秋色陶器市で「ここほれニャンニャン窯流!」の半澤さんにプレゼントした、はるるさん手製の壁掛けにゃんにゃんコラージュ☆造形的な美を追求する加守田章二氏の作風に、 個性を表現しようとする若手作家は、 多大な影響を受けたと言います。 こうして色やデザインが多彩になった益子焼は、 今も現在進行形で数多くの陶芸家を育てあげています。地元産の大谷石素材を活かした、ぬくもりのある掛け時計。 飾り気のない素朴な味わいの伝統的な陶器もあれば、 作家の感性のままに新たな陶芸の美を模索する者も。 窯元の数は約380、 陶器店は約50あり、益子焼の作風はさまざま。【はるるが過去に書いた益子関連の日記】 ↓ ↓映像40枚:色彩迷宮とんぼ玉を買いに益子訪問 映像】秋色コレクション益子 映像14枚】益子町:川俣征陶雛展。 2005年の益子秋色陶器市 益子で見つけた「猫型戦車」の田崎太郎さん ここほれニャンニャン窯流!作品展★ 映像36枚】 ニャンコで益子♪映像】益子町の秋色陶器市に行って来ました 2006もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪(ただいま「あやしいふるほんやさん」は、ここ数日急降下!全国ランキング50位前後を迷走中!笑)あなたのクリックひとつで、はるるさんの順位がちょびっとだけ上がりますよん。。。人気blogランキングへ
2006年11月13日
コメント(8)
秋空のアート・シーン益子の陶器市で、出会ったものたちをちょいとピンナップ♪・・・さて、あなたのアンテナにビビビッ!と、来る作品はあるかな?!笑当然ですがはるるさんの趣味での映像なので、2006年の秋に陶器市の大部分を占めていた普通の益子焼らしいオーソドックスな作品は登場しませんので、あしからず。とりわけ目に留まった作家さんの作品たちなので・・、あとで数点づつまとめて紹介したいと思ってますが、今日はとりあえず、原則ひとり1点で。。。ちょっと前のアウトドア仲間だった、空間デザイン&彫刻家&陶芸家のSさんのテントや、ドングリマンさんと、トゥルーキーさんたちの出店テントなど、きょうの日記には未収録のものもいっぱいあるので、そちらは近日「ぱーと2」とゆーことでご報告しますので、ごかんべん~♪背後に沢山の木漏れ日が出現する、陶器製のランプシェードです。前面には不燃性の加工をした和紙の上に、宵闇の中に枯れた草花の景色があしらわれていて、空には秋にふさわしいおおきな月が浮かんでいます。木肌の感触がやさしい手作りの掛け時計。振り子の代わりに、尻尾を振っています・・・笑。おっとりとした感じのおんなのこ。ちょっと、ふくざつびみょうな表情のこぶたさんたち。どちらも、まるっこいシルエットが、なんだかほっとさせます。ぼくにとって野外のアートイベントとも言える、恒例の「秋色益子陶器市」が城内坂をメイン会場に、栃木県の益子町内各所で11月2日(木)から6日(月)までの5日間開催されていました。この陶器市は昭和41年から開催し、今回で78回目を迎えます。春の陶器市とともに、栃木県・益子町最大のイベントらしいです。陶器市の期間中、町内各所の会場には湯呑みや皿などの日用品から壷・花瓶などの美術作品まで数万点の焼き物がところ狭しと並べられ、大勢の人で賑わいます。焼き物以外にもさまざまな装飾品からエスニック雑貨・農産物・民芸品・現代アートなどの販売もあります。イタリアやスペインに輝く、ぎらぎらした陽射しを思わせる「KAO(飯田かおる)」さんの創り出すものは、いつもエネルギーに満ち溢れていて、見るひとをわくわくさせてくれます。ピカソやシャガールの晩年近くの陶芸作品を思わせる、のびのびと自由奔放なフォルムと、軽やかに踊る色彩は作者自身の「制作するよろこび」を放っていて、とても3年前にまったくの素人だった子連れ主婦が始めたものとは思えません。「天性の才能」ってものが、ずっと眠っていて一気に花咲いたんですね・・・きっと。土俗的な香りのする神様や、メカニックな不可思議動物などで定評のある田崎太郎さんの新境地。おおきな建物をひとつひとつ焼き上げて・・・。やがては混沌とした街になるくらいの数を創って、そのミクロコスモス(小宇宙)の中で遊びたいらしい。そー言えば、最近やっと彼の窯の名称が決まったらしいです・・・その名は工房 火の玉発動機だそうで。いかにも<なつかしい未来>が大好きな感覚ですね~。陶芸の里、益子の隣町に住んでいるおいら、今年も初日に行って来ましたが、何ヶ所かの知り合いの作家さんなどとおしゃべりしてたら時間が無くなってしまい、全体の半分もみられませんでした。汗なもんで、最終日の午後にちょっとだけ駆け足で落穂ひろいのリターンマッチ☆はるるさんの、あっちこっち寄り道映像での報告です。。。色んな世界を背中に乗せたカラフルなかめさんをシリーズで制作したりしてるHACCHIさんの新作。器モノも多いけれど、おいらは独特のペーソスがある、動物キャラクターが好きです。石川巳洋さんの、古代文字を思わせる文様の陶板シリーズ。中国の殷や周といった伝説の古代文明をほうふつさせます。Kyohan Six Gallary で、今回の秋色陶器市の会期中に個展開催中でした。あ、現代に活きている「トンパ文字」なんてのも、ありましたね♪このニワトリさん、見た目はちょっと大きなものに見えますが・・・。実は、たったの4~5センチくらいしかない、ほんとうに小さな作品なんです。作者の長森栄子さんは、しっかりと背後の骨格までも感じさせる確かな造形で、いろんな動物たちを造っています。とても写実的なんだけど、ちょっとだけ愛らしいデフォルメで味付けされてるいのちが、魅力的☆この壁掛けの花器は益子町の小宅で作陶なさってる堀水小夜さんが作ったもの。作者の実家で飼っている万次郎というミニチュア・ダックスフンドの犬をモデルに描いたそうで。見るひとにも、そのあたたかな想いが伝わって来る作品ですね。ご主人の堀水達雄さんといっしょのHPがあります♪半澤淳子さん「ここほれニャンニャン」窯のいつもの作品。新作としては、野球帽をかむって汗をぬぐってる「ハンカチ王子ねこ」や、思いっきりのけぞってるメスねこの「イナバウアーねこ」など、ユーモアもたっぷり。けれど、その背後にはどうぶつを愛おしむ細やかな心遣いが、ねこたちのさりげないしぐさの表現となって、端々に見受けられます。広く全国のファンに支持されるのも、うなづけますよね~。10月7日。旧ギャラリー「陶のね」が、あたらしく生まれ変わってギャラリーGaRaになって新生OPENしました。その店主&オーナーであり、作陶家でもある福田陸朗さんの作品群です。右端のビリケン、中央のヨーロピアンテイストあふれる掛け時計、そのかたわらでおおきな鳥に打ちまたがる少女など、ふしぎな共通点が。栃木県東部、茂木町で浪狼窯(ろうろうがま)をかまえる今井徹丸・祥愛さんたちのテントで見つけた皿。オリエンタルな紋様が多様されている、奥行きのある造形がとても魅力的です。十三夜の月が、ゆるやかな風にかすかに揺れる宵闇。【はるるが過去に書いた益子関連の日記】 ↓ ↓映像40枚:色彩迷宮とんぼ玉を買いに益子訪問 ここほれニャンニャン窯流!作品展★ 映像14枚】益子町:川俣征陶雛展。 2005年の益子秋色陶器市 益子で見つけた「猫型戦車」の田崎太郎さん 映像36枚】 ニャンコで益子♪映像】益子町の秋色陶器市に行って来ました 2006もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪(ただいま「あやしいふるほんやさん」は、全国ランキングかなりダウンしちゃって40位前後を迷走中!笑)人気blogランキングへ
2006年11月07日
コメント(20)
ぼくにとって野外のアートイベントとも言える、恒例の「秋色益子陶器市」が城内坂をメイン会場に益子町内各所で11月2日(木)から6日(月)までの5日間開催されています。この陶器市は昭和41年から開催し、今回で78回目を迎えます。春の陶器市とともに、栃木県・益子町最大のイベントらしいです。陶器市の期間中、町内各所の会場には湯呑みや皿などの日用品から壷・花瓶などの美術作品まで数万点の焼き物がところ狭しと並べられ、大勢の人で賑わいます。焼き物以外にも農産物・民芸品の販売もあります。隣町に住んでいるおいら、今年も初日に行って来ました。☆これはメインストリートの城内坂付近で撮影。マンホール・コレクター?のはるるさんとしては、いかにも益子町らしい、きれいなマンホールだと思います。☆周囲をなだらかな小山に囲まれた盆地の、のどかな田園風景の中にあるこぢんまりとした町で興味深い陶器市が開かれています。ちいさな田舎町と言っても、関東近辺では最大規模の有名なイベント。販売店約50店舗の他約500のテントが立ち並び、伝統的な益子焼から、カップや皿などの日用品、 新旧さまざまな美術品まで販売されます。テントでは新進作家や窯元の職人さん達と直接会話を楽しむことができます。焼物だけでなく地元農産物や特産品の販売も行われ、春秋あわせて約50万人の人出があります。☆日本では「月にウサギ」と相場が決まっていますが、世界各地で伝承されている「カニさん」とか「ひとの横顔」「本を読む少女」などの、それぞれのお国柄を反映した月の絵柄をイメージとして焼き付けた、長森栄子さんの新作の絵皿。町内のいたるところに焼き物の町としての風情が見られます。 ふと目を向けると、 小粋なカフェや新進作家たちの器が飾ってあるかわいい店も増えています。 週末は埼玉県や東京都などの首都圏から客でのにぎわいが。 土・日曜日、 祝日にはSLが走る真岡鐡道など、 自然と伝統、 そしてモダンさが調和し、 ゆったりとした時が流れている場所。 益子焼はもともと鉢や水がめ、 土瓶など日用雑器の産地として発展してきたもので、地味な実用品のイメージが強かった。 使いやすさに重点を置く焼き物だったため、 安価な日用品としてしか思われず評価はあまり高くなかったという。 けど、 大正時代に濱田庄司氏が東京からこの地に移住し作陶を開始。 使うための 「用の美」 として見直され、 益子焼は高く評価されました。 その一方で美術作品としての新たな流れも生まれて来て。、造形的な美を追求する加守田章二氏の作風に、 個性を表現しようとする若手作家は、 多大な影響を受けたと言います。 こうして色やデザインが多彩になった益子焼は、 今も現在進行形で数多くの陶芸家を育てあげていて、 窯元の数は約380、 陶器店は約50あり、 作風はさまざま。 飾り気のない素朴な味わいの伝統的な陶器もあれば、 作家の感性のままに新たな陶芸の美を模索する者も。 ☆青森県むつ市から、はるばる遠征してきた猿田壮也・千帆さんの陶工房の作品は、「アメフラシ」の姿をしてるのにちょっと現実から遊離した色彩に彩られた「ゆきふらし」の、もぞもぞ動き出しそうな群れ。華麗な歴史と伝統に彩られた高名な有田や伊万里と言った産地とちがって、比較的近年になってから発展した土地のせいか、かえって伝統的な作風にとらわれない、自由な創作の場として絶えることなく新しい血が流入し続けているんです。そんな空気が、自分でも好きなところなんだと思います・・・。笑☆田舎です。午後5時ごろにはだいたいテントも片付いてしまい、6時ごろには目抜き通りでさえ、こんなふうに街灯がぽつりぽつりあるだけで、人影も絶えた薄暗い風景。都会よりも、お月様がとても明るく浮かんでいます。・・・ま、そこがいいんだけどね。笑○期間 11月2日(木)~6日(月)9時頃~16時頃 ○場 所 益子町内の至る所でやってます! ○交通ガイド 電 車:真岡鐵道益子駅より徒歩20分 車 :北関東自動車道友部ICより40分 北関東自動車道宇都宮上三川ICより30分 ☆ともだちの陶芸作家、田崎太郎さんの新作飛行物体です。。。。背後霊は、作者本人。出店しているテントの向こう側で、ぜんぜん関係ないおばちゃんが庭の畑の手入れなんかしてる風景も、ほのぼのしちゃいます。アジアの何処かの国で、大規模なバザールに参加しているような気がして来て。。まるで、無数のちいさな美術館を覗いているような、そんな楽しさがふつふつと身体の内側から湧いて、勝手に眼も足も動いてしまうんです。【はるるが過去に書いた益子関連の日記】 ↓ ↓映像40枚:色彩迷宮とんぼ玉を買いに益子訪問 ここほれニャンニャン窯流!作品展★ 映像14枚】益子町:川俣征陶雛展。 2005年の益子秋色陶器市 益子で見つけた「猫型戦車」の田崎太郎さん 映像36枚】 ニャンコで益子♪もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪(ただいま「あやしいふるほんやさん」は、全国ランキングかなりダウンしちゃって40位前後を迷走中!笑)人気blogランキングへ
2006年11月03日
コメント(17)
土曜日の昼間のうちにここほれニャンニャン窯(映像33枚)の作品展初日を、ふたりで覗いて来ました。・・・日曜の明日は、配偶者のお琴の発表会が市民会館であるので。 新作も、ゆかいなものから素敵なものまで、なかなかのラインナップでしたよ。 現在のところは、ネット通販をやってないので作品展会場に直接足を運ぶか、益子周辺の限られた陶芸店での一部作品の販売でしか入手不可能。 熱心なファンは初日の開場と同時に来場して、1点モノをキープなさってるようで。 はるるの住んでいる宇都宮市のすぐ隣りの町、真岡市と益子町には猫づくりで知られる陶芸家さんの窯があります。 有名陶芸家がひしめく益子町周辺の地元ではそんなに知名度は無いみたいですが、猫作家として全国区で知られる人気陶芸家なんですよ。栃木県内はもちろん、東京の銀座や日本橋あたりの画廊でも、何度も個展を開いてるし・・。 その、半澤淳子さんと薄井マリさんの二人展が、開かれています。会場/益子町・つかもと作家館会期/12月10日~26日(3週間) で、作家の半澤淳子さん、薄井マリさんたちとお茶しながら話し合った結果。はるるさんがネットの中でのセレクト・ショップみたいな形で、全国のみなさんにお届けすることになりそうです☆ 近いうちに詳細を発表しますが、ヤフーと楽天になるかなあ・・・・お好きなひとは、お楽しみに。 全部、手作りの作品なのでどんなちいさな猫でも、一匹づつがみんなそれぞれに表情が違う「一点モノ」なので、ここでしかお目にかかれません。地元の文化を、全国区へのステップに。はるるさんがちょっとだけ、お手伝いーーです。うれしいな。人気blogランキングへ ↑アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが、ここで見られます♪(もし、はるるのほむぺがお気に入りいただけたら、ぽちっと1票お願いしますネ)////////////////////////////////////////////////////////☆今年に入ってから今まで、このあやしいほむぺにUPした新映像を、まとめてご覧いただけるように、こちらに整理してみました・・♪ 画像】PARISのギメ東洋美術館デジタル映像あるばむ総合メニュー(3)現在は、35のアルバムに570点以上の映像が収録されてます。もちろん、ここのアルバムに掲載されている写真のぜんぶ、はるるさん自身がそこに行って撮影したものですよん。笑 映像】くらやみ幻想の夜市~チェンマイのウアライ通り★もっともっと沢山、見たい人は・・・。こちらに、一人旅の映像アルバムなど32種類、ぜんぶで900枚以上の写真が収録されてるよん! ↓デジタル映像あるばむ総合メニューそのいち
2005年12月10日
コメント(11)
数日前の日記でもお知らせしたように、宇都宮の隣り町の益子では、この3日の木曜日(とゆーよりも、祝日の文化の日)から日曜日の6日まで、有名な「秋色陶器市」なので、けっこう凄い人出がありました・・。 はるるさん、空き時間を利用して土曜日の数時間だけ、久しぶりに益子へと足を運んでみたのはいいけど、近年の傾向らしくバラエティに富んだ新進作家たちのテントが沢山増えていて、思わずハマってしまいました。 ☆おなじみ『ここほれニャンニャン窯流』さんのねこです。アジアの何処かの国で、大規模なバザールに参加しているような気がして来て。。 ☆森戸泰光さんのテントにあった作品。まるで、無数のちいさな美術館を覗いているような、そんな楽しさがふつふつと身体の内側から湧いて、勝手に眼も足も動いてしまうんです。 ありきたりの店をどんどんスキップしたり、さらりと流しながら、ひとつひとつの興味そそられるテントをじっくり見ながら廻って行くと、2~3時間では全体の半分も見られない内に宵闇が迫ってきて、何処も店仕舞いの片付けが始まって来ちゃいました。☆作家7人が共同経営していて、交替で創り手自身がお店番をしていると言う「陶のね」さん。ほんとうのメンバーは8人とか言うウワサもあるんだけど、ひとりはインドに出掛けたまま、帰って来ていないらしい。笑陶器市は1966(昭和41)年から始まって、例年、春は4月下旬から5月上旬の黄金週間と、秋は11月上旬に開催されています。春の陶器市と並び、「秋色益子陶器市」は、益子焼の町の最大のイベントのひとつ。 販売店約50店舗だけでなく、約500ものテントが立ち並び、伝統的な益子焼からカップや皿などの日用品、美術品まで販売されます。テントでは新進作家や窯元の職人さんたちと直接会話を楽しむことができるんですよ。☆工房TARO'Sの田崎太郎さんの作品。。。凄い!こんなものまで、陶器なんですね。もっと沢山、太郎さんの作品を見たいひとは陶人形オブジェ作家☆歩行式猫型戦車☆ を!また、一般的な焼物だけでなく、アンティークや小物雑貨、地元農産物や特産品の販売も行われて、春秋合わせて例年約50万人の人出と言われています。 ☆秋の新作を出店しているテントの向こう側で、ぜんぜん関係ないおばちゃんが自宅の庭の畑の手入れなんかしてる風景も、ほのぼのしちゃいます。ご近所の益子町に行っても、ヨーロッパやアジアを旅しても、お土産とかの買いモノは滅多にしないはるるさんですが、今回は珍しく思わず手が出てしまった陶器の皿があったんです。絵柄は、いつもの「うさぎ」なんだけれど、あまり写実にはこだわらないで、やさしいイメージを頭の中で再構成して、楽しそうに貼り付けたみたいな感触が伝わって来たので、思わず「これ、ください!」と、お店番してる作者さんに声をかけてしまいました。 14才になるというねこ「ちゃっぴー」を飼っているという作者の永森さんに、うちで前に飼っていた20年生きたねこ「花子」の、晩年にボケた話なんかをしたりしてる内にーー。このHPの連絡先(タイトル)を教えようと、メモ用紙の裏側かなんかに「あやしいふるほんやさん」と書いたら。「え~っ!」と、言う。「わたし、知ってます。ちょっと前に見たことあります」何でも、10年ほど前にカトマンズとポカラを旅行したことがあって、つい先日に【ネパール】をキーワードにしてHP検索したら、おいらのあやしいほむぺが、引っかかったらしい。汗天使うさぎの写真なども、よく覚えていてくださった。 ☆飼い猫、「ちゃっぴー」がモデルになった、ちょいと色っぽい作品。 別に、HPの読者だからお皿を買った訳じゃなくって、とっても素敵な作品だったので欲しいと思ったのが先で、お金を渡して包装していただいた後に、判ったこと、なんだよね。近くなので、益子にはよく来るけど、カレーを食べたりちょっとした雑貨や地元の野菜や漬け物を買ったりするだけで、自分で陶器を買うのは年に1回あるかどうか。 そんな風に、滅多にないお気に入りのモノに出会えた上に、その作者さんがHPのお客さまだったなんて、素直にとてもうれしかったけど、本当にびっくりです。ネット生活をしていると、バーチャルな世界だけでなくって、リアルな現実にも思いがけない出会いがあるものですね。笑☆マロニエ建築賞をもらっている、複数のギャラリー併設の 陶芸店「陶庫」に迫るたそがれの闇。益子焼は江戸時代末期、笠間で修行した大塚啓三郎が窯を築いたことに始まると言われています。それ以来、優れた陶土を産出すること、大市場東京に近いことから、鉢、水がめ、土瓶など日用の道具の産地として発展をとげました。1924年、濱田庄司がこの地に移住し、「用の美」に着目した柳宗悦らと共に民芸運動を推めるかたわら、地元の工人たちに大きな影響を与え、益子焼は初めて「芸術品」としての側面も、もつようになります。 2005年現在、窯元は約380、陶器店は50。全国的に有名な焼き物の町としては、伝統芸術としての歴史は浅く、かえってそれが自由な作風を広く受け入れる風土を生んでいます。 ☆作家、斎藤圭さんのランプシェード。若手からベテランまで、さらに様々な国籍の人々もここに窯を構える陶芸家が多く、その作風は実に多種多様です。人気blogランキングへ ↑アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが、ここで見られます♪(もし、はるるのほむぺがお気に入りいただけたら、ぽちっと1票お願いしますネ)////////////////////////////////////////////////////////☆あやしいほむぺにUPしたちょっと前の映像を、まとめてご覧いただけるように、こちらに整理してみました・・♪ 旅と読書の共通点「いつも旅のなか」角田光代&「観光のたのしみ」酒井順子デジタル映像あるばむ総合メニュー(3)現在は、35のアルバムに570点以上の映像が収録されてます。もちろん、ここのアルバムに掲載されている写真のぜんぶ、はるるさん自身がそこに行って撮影したものですよん。笑 映像】路上の看板娘たち~ヨーロッパ篇★★もっともっと沢山、見たい人は・・・。こちらに、一人旅の映像アルバムなど32種類、ぜんぶで900枚以上の写真が収録されてるよん! ↓デジタル映像あるばむ総合メニュー 陶人形オブジェ作家☆歩行式猫型戦車☆
2005年11月06日
コメント(21)
日曜日の昼食は、先月ふたりで訪問したときには満員で食べられなかった、絶品のヨーロピアン・カレーを求めて隣り町・益子のお目当ての店へ。店の名前は「CAVE KEN」ーー欧風カレーとワッフルが売り物らしい。じっくりと時間をかけたフォン・ド・ボーをベースに、コクと旨味がはるるのシアワセ感を引き出してくれる、香り高いルウのぬくもり・・・。和牛のビーフ・カレーが750えんで、ポーク・チキン・野菜カレーが650えん。11:30から2:00までなら曜日に関係なくランチタイム。150えんプラスで珈琲や紅茶などの好きに選べるソフト・ドリンクと、プチサラダが付いてくる~♪昨年11月にオープンしたばかりで、定年退職したようなご年輩の夫婦が仲良く経営している様子が、とてもほほえましい。その食事のあと、ついでにいつもの【セラミックギャラリー 陶庫】に寄り道。 「川俣征陶雛展」を和室ギャラリーで開催中。そういえば、まもなく3月の桃の節句ですねえ。笑川俣さんの展覧会は、お雛さま、兜等、7回目になるそうです。京都で陶彫を修学した為、お雛さまをはじめ、兜、干支の動物、ピエロ等を中心に作陶している作家の方。今回の展覧会は、写真の親王雛や天神雛、御所雛、クラフト雛、瓦雛など30点ほど展示でした。期間は2月29日まで。同じ作者とは思えないような、多彩なバリエーション。ひどく生々しい、リアルな存在感のおひなさまから、ほのぼの系まで、ゆっくりとそれぞれに対面していると時を忘れそう。会場になってる和室ギャラリーは、去年の9月にとんぼ玉を展示していたのと同じ部屋。そのときの様子はこちらで見られます♪ ↓映像40枚:色彩迷宮とんぼ玉を買いに益子訪問☆
2004年02月15日
コメント(5)
ほんとうに、やっと晴れてくれましたぁ・・。休日なのでゆっくりと寝坊してから、かなり遅めの朝一番で、配偶者とふたり、お線香とライターを持って下町の田川沿いにあるお寺さんへ。タバコを吸わない家庭なので、マッチやライターはこんな時しか使わないので、仏壇の引出しにしか置いていない。お彼岸の墓参りを済ませて、ふと見上げてみると・・良い天気。本堂の大屋根の上空の雲も、すっかり秋の気配をさせて透明に流れてました・・。そういえば、ゆめちゃんはまだベッドの中だったけど、もう随分よくなったみたいで、ぼくが目覚める前に「はらへったァ~!」と、たらふく朝食を平らげたあとに再び寝床にもぐったものらしい。笑 益子の町に向かう途中、宇都宮東部を流れる鬼怒川の河川敷にある「ふれあいビーチ」での、フリーマーケットを覗いてみたら、もんのすごいのんびりムードの集まりだった。お客も、出店してるひとも少なくて、30~40ブース程度。ふだんは数百ブースのフリマのにぎわいを見慣れてるから、なんだかほっとするような雰囲気。さわやかな河原の風に、ススキやコスモスもピカピカ輝いて揺れてたーー。 古代(いにしえ)の美玉との邂逅(めぐりあい)悠久の時を越えて・・・【金光一美 とんぼ玉展】2003/9/13----9/28まで☆どうやら、今度の日曜日が最終日のようです。午前11:00前には、お目当てのギャラリー陶庫に、到着。ひっそりとした、落ち着いたたたずまいの和室ギャラリ-。その様子は、こちらの映像アルバムで、たっぷりど~ぞ♪ ↓9月23日とんぼ玉色彩の迷宮にくらくらーーー映像40枚の世界。今日、撮って来たばかりの写真たちですよん♪笑まず写真を選ぶのに時間がかかって、その上にデータ・サイズ縮小とかトリミングなどの編集にも、ちょっと時間がかかってしまいました。作者の金光一美さんは、どうやらはるるたちと同世代のご様子。現在は、奈良に在住の素敵な女性だそうですーー。 今回、はるるが購入した配偶者のとんぼ玉は、この映像アルバムのなかの何処かに写ってるとんぼ玉ですよっ!ひーん。びんぼな、はるるになってしまいましたァ~~~。しくしく。おかげで、お昼の食事は大手の窯元「つかもと」の手前にあるギャラリー&カフェ「STARNET」でしたが、おぼろ豆腐定食とスターネット風オリジナル・カレー。ぜ~んぶ、配偶者のお財布から払ってもらいました。ははは。でも、実に10年ぶりくらいに配偶者に(ぼくにとってはとびっきり)高価な装身具を買ってあげたので、たまに聞く「ありがと」のひとことが、うれしかったかな?! 宝石や毛皮、ブランドの靴やバックなどには、昔からあまり価値観は持てない。それは多分、大多数のひとたちの暗黙の価値観を押し付けられていると、はるるが感じてしまうことと無縁じゃないだろう。いくら「これはXXカラットのダイヤモンド」って、言われてもねえ。それは他人が決めたもので、ぼくにはただのガラスダマ。けれど、この【蜻蛉玉】には、そんな尺度では計測できないような価値観を持つことができた。だから、ゆっくり選んで、ひとつくらいは所有してみたいと思えた。シルクロードの悠久の時が、そのひとつひとつに刻まれていると、実感させるものがあったから。自分にとっての、ホンモノのような気がしたから。なんか、お金には換えるのできないものが、見えたような気分がして。ほしいと思った。 【蜻蛉玉】とは、穴の開いたガラス細工玉で、主に、女性の装身具として用いられたもの。歴史としては、紀元前よりエジプト、メソポタミア、などで作られた。その後、西アジア、地中海沿岸、ベネチア、オランダ、日本など世界各地に伝わったもの。その中には、風化、銀化した玉も多く見られ、長い歴史を感じさせる。
2003年09月23日
コメント(19)
全13件 (13件中 1-13件目)
1