全221件 (221件中 1-50件目)
シドニーから飛行機で北上。TopEndと呼ばれるノーザンテリトリー州、ダーウィンでの滞在が終わろうとしている。ここは、オーストラリアの最北部の近く。熱帯の気候で、雨季が終わりかけた今の時期はまだ湿気が残り、日差しは痛いほど強い。ここでの滞在の目的は、大自然が残る国立公園巡りと、オーストラリアを代表する魚、バラマンディーFishingだ。初日はダーウィンから車で1時間程の場所にあるリッチフィールド国立公園。道は、オーストラリア独自の赤茶けた大地であった。途中沢山目にする謎の土の塊。これは、アリ塚。 雨季に水に流されず、乾季に焼け死ぬことを防ぐために虫たちが作った城である。ここには、川からできた滝つぼが多数あり、ターザンになった気分で水につかる。次の日は待望のFishing!大物が釣れたが、この写真と話は次回。そして、最終日に訪れたカカドゥ国立公園。ダーウィンから車で3時間。ひたすら荒野をぶっ飛ばす。そして目的の地、ウビルロックへ向かう。途中、インフォメーションセンターで、川が氾濫して、普通の車ではNGと言われた。しかし、このウビルロックを見るためにわざわざ来たのにあきらめるわけにはいかない。4WDとは程遠い、一番安いエコノミーのレンタカーであったが、とにかくその地に向かった。途中、突然道が川になっていた・・・これか・・・ 隣にある深さを示すゲージは30cmしかし、実際の道の状況はわからない。。しばらくその場で立ち尽くす。。。途中に通る車は皆4WDこれまでプライベートでは4WDを乗り続けてきた自分にとって、肝心な時にこんな状況で悔しい。ふと後ろから、アボリジニのおじさんが乗った車がやってきた。自分と同じような普通の乗用車。あの人が行ければ、俺も通れると思いきや・・・アボリジニのおじさんは、Uターンして帰ってしまった!!!「アボリジニよ、お前もか!」と思わず叫びそうになった。しかし、行くしかない。そうだ、首都圏の洪水の映像で確か普通の車も水の中走っていたはず。気合で突破!ふ~!何とか難を逃れて、目的地へ向かう。しかし。。10分後。またしても難関が立ちはだかる。 終わった・・・と、思わず声を出してしまった。まさに池であった。しかし、釣り用の変更グラスで水を覗くと、何とか浅いルートは残っている。もう行くしかない。途中で止まったら、押せばいいし。(ワニがいるかもしれないが・・)そして、ギアをローにして進む。途中で車が遅くなる・・音も変な音がしてくる・・しかし、気合でなんとか突破!よかった!!!そして、苦労の末にウビルロックにたどり着く。 言葉にならない絶景。。。地球を肌で感じた瞬間だった。
Apr 18, 2008
オーストラリアでバケーション中。シドニーにて友人と再会を果たした。異国の地でがんばる友の姿は、自分自身にとって大きな刺激となる。色々苦労はあるかと思うが、必ず大きな糧となるので、ぜひがんばって欲しいと思う。昼間、1人でダウンタウンを散策したが、会社の人に教えてもらったCaf?に行った。Bills Caf? という所で、日本でも最近話題となっている店らしい。http://www.bills-jp.net/http://www.bills.com.au/home.htm そこでの出来事。場所はダウンタウンから20分くらい歩いた閑静でちょっとお洒落なエリア。ようやく見つけた店に入ると、本日はもうクローズだと言う。折角歩いてきて、日本から来た。コーヒー一杯だけでも・・・とお願いすると快く受け入れてくれた。ただ、対応してくれた男性はちょっと・・・話のしかた、仕草で明らかにそっち系の人だとわかった。席に案内するにも、なぜかボディタッチが多い(笑)カプチーノしか頼んでいないのに、なんとサービスでマフィンまで登場!そして、会計をお願いすると何と無料でいいとのこと!う~ん…….別に身の危険は感じませんでしたが、純粋にここまでサービスしていただいた事に感謝、感激!そのお礼も込めて、こうしてBlogに載せていただきます。明日から北部の都市、ダーウィンへ。クロコダイルダンディーの世界へ飛び立ちます!
Apr 13, 2008
MLBワールドシリーズが開幕。レッドソックスの松坂、岡島、そしてロッキーズの松井が大活躍している。そんな中、昨日アメリカ人の友人からうれしいメールが届いた。彼は、カンザスシティロイヤルズで、マーケティング担当をしている。最近の岡島やDice-K(松坂の事)の活躍を大絶賛してくれた。また、ロイヤルズの次期監督は、あの日本ハムのヒルマン監督だ。先日の就任会見で彼と会い、非常にナイスガイで、俺達も日本ハム同様に優勝できそうだと、うれしそうに報告してくれた。異国で活躍する日本人プレイヤー達。日本人として誇りを感じると共に、夢を切り開いたある男を思い出した。野茂英雄メジャーのパイオニアである野茂は、最近、ベネズエラのリーグで復活した。どんな形であれ、異国でひたすらがんばる彼らを心から応援したいと思う。
Oct 28, 2007
最近注目の人の活動紹介。ニコラス・ネグロポンテさんは、米国MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授、MITメディアラボの創設者、そして、最近注目の非営利組織OLPCの創設者、チェアマンである。OLPCとは、One Laptop per Childの略。ご存知の方も多いと思うが、20億人とも言われる発展途上国の子供達向けに、PCを配布する事により、教育の機会を提供するプロジェクトである。 “It's an education project, not a laptop project.”― Nicholas Negropontehttp://www.laptopfoundation.org/ このOLPCは$100PCという形で、メディアに取り挙げられる機会があったが、最近そのプロジェクトがついに本格化される。それが、11月12日から北米でスタートするGet 1 Give1プロジェクト。子供向け低額PCを購入すると、自動的に発展途上国へもう1台寄付される仕組みだ。http://www.xogiving.org/このプロジェクトがどれだけソーシャルインパクトをもたらすか?今後、注目していきたい。
Oct 21, 2007
海外に出て感じる文化のギャップの一つに、レストランでのサービングが挙げられる。欧米では、客が席についてから、なかなかオーダーをとりにきてくれない。途中で何かを注文したくても、そのテーブルの担当を呼ばないと相手にしてくれない。このスピード、タイミングに慣れていない日本人は、遅い!まだか?と目くじらを立ててしまう傾向がある。そわそわ、キョロキョロ、必死にウェイターを探しているシーンを良く見かける。ゆっくり食を楽しむ事、会話を楽しむ事を忘れているのではないだろうか?昔、ドイツ人の友人にこんな事を言われた。日本人は家畜のように、飯だけガツガツ食べて楽しいのか?と。確かに日本のサービスレベルは素晴らしい。しかし、頼めばすぐ何かしてもらえる環境、ボタンを押せばすぐ反応してくれるテクノロジー、思いのままに何でも事が進む文化に慣れすぎてはいないだろうか?その結果、人々は心の余裕が失われていると思う。時間に常に追われている状況を生み出し、自分が思った通りに反応が来ないとついイライラしてしまう。ほんの数分電車が遅れただけで、イライラする人達。乗り換える車両を検索してまで、早く着こうとするサービス。エレベーターを降りる際、閉まるボタンを押すのが美徳の慣習。勿論、その便利さ故に様々な恩恵を受けているのだが、もっと、心に余裕を持ってもいいのではないか?おととい、私が自動改札機を出る際、スイカの残額不足でゲートが閉まってしまった。その際、後のおじさんが、チッと舌打ちをした。。。なんだか悲しく感じた。
Sep 23, 2007
昨年に続き、Kealii Reichelの野外ライブに行きました。Hawaiianソングは、気持ちのいいリラックスソング程度でしか思っていなかったが、魂からの声を感じ不思議な気分を味わった。Hawaiiの思い出は、約7年前くらいだったろうか。。日本人観光客の多いオアフ島から脱出し、北に位置する小さなカウアイ島に行った時の感動は、今でも忘れられない。グリーンアイランドと呼ばれるカウアイ島は、その名の通り緑で包まれた小さな島だ。ナ・パリコーストと呼ばれる広大な山々と原野は、ジュラシックパークの撮影に使われたほど。まさに地球の偉大さを感じる島である。不思議とKealliの声とフラダンスを見ながら、あの時感じたHawaiiの大地、魂、そして吹き抜ける風を感じた。
Sep 2, 2007
溶けるような暑さが続いています。仕事が終わって帰宅する夜になっても、相変わらず気温が下がらない日も多い。そんな暑い中、帰宅の際に原宿駅で一つの発見があった。原宿駅のホームに降り立つと、明治神宮側の森から、冷たい風が吹いてくるのだ。明らかに新宿方面(明治神宮側)のプラットホームは渋谷方面に比べて涼しかった。そんな事が何回かあり、緑と土の地面は温度を保持するコンクリートとは明らかに違うと確信した。地球温暖化の原因を自らの肌で感じた一瞬でもあった。
Aug 12, 2007
ある空港でのレストランでの出来事。サービスオペレーションの悪い典型的な経験をした。お店の入口に立つと、係員がご案内するのでお待ち下さいとの案内が立てられていた。だが、しばらく待つも誰も現れない。ホールの様子を見ると、そんなにお客さんがいるわけではない。テーブル席30席ほどで、スタッフも4人くらい。特に人が足りない様子もない。しかし、明らかにお店があわただしい。食器がさげられていないテーブルは、何と10席以上。自分のように入口に待つお客が数名。会計の場所に待つお客が数名。すいませ~ん、と呼ぶ声に対しては、今行きます!と返答するが、別の仕事に追われて中々対応できていない。席数、客数に比べて、スタッフ充足率は特に問題ない。厨房からの料理もしっかりあがっているようだ。明らかに、ホールスタッフのオペレーションの悪さが原因だ。まず、動きに無駄がある。ホールスタッフは厨房エリアとホールエリアを行き来するのだが、手ぶらで厨房エリアに戻る人が明らかに多かった。ほんの少しの時間はかかるが、厨房に戻る際は、テーブルの食器をかたづけて手に持って戻るべきだ。先手、先手でテーブルをクリアしていかないと、お客様があわられる度に、すいません、今テーブル片付けます!という結果になる。実際、私がテーブルに案内された時も、今片付けますと、私がテーブルに座ってから片付けはじめた。本人達は一生懸命がんばっている。決して、怠けているわけでもない。単に小さな行動から派生するオペレーションが悪いだけである。こういう自分も昔、ホールスタッフとして働いていた経験があるからよくわかる。また、サービスオペレーションマネジメントという、一つの学問がありいかに効率的にサービスクオリティをあげるか?というマネジメントの勉強もしたことある。だからこそ、細かい部分であるが気になってしまった。一生懸命がんばっているのに、なぜかうまくいかない。そんな状況を感じている人は、オペレーションにまず目を向けて欲しい。
Jul 15, 2007
ちまたで評判のビリーズブートキャンプこれは、アメリカのフィットネス会でカリスマ的存在のビリー・ブランクスが開発したエクササイズプログラム。ブートキャンプという名前の通り、米軍式トレーニングをもとにしたハードなトレーニングプログラムで、短期間で効果が出る?ハリウッドスター御用達、という事で有名なプログラムだ。効果が出る、出ないはわからないが、とにかくこのDVDが爆発的に売れている。深夜のショッピングチャンネルは勿論、アマゾンでも売れまくっているそうだ。(注文殺到で、数週間待ちもあるようだ)先日は、日経MJにも取り上げられていた。驚いたのは、先日東急ハンズに行った時のこと。エスカレーターを上がると、CMで聞きなれたあのビリーの声が聞こえてきた。“One more!” “Circle! Circle!”あまりにも強烈な動きと、インパクトで東急ハンズでの特設コーナーでは、大きな人だかり。皆立ち尽くしてDVDに見入っていた。世間では沢山のフィットネスビジネスが氾濫し、食事療法、器具、そして様々なプログラムがある中、これだけ爆発的に人気が出ているはすごい。ビリーのような厳しい鬼教官だからこそ、信頼し、自分を試してみたい。。そんな人達が続々入隊していると思う。
Jun 3, 2007
昨日、代々木公園で開催されていたスリランカフェスティバルにちょっと立ち寄った。スリランカの文化、食品などにかかわるブースが沢山。そして、それに群がる大勢の人達。こんなに盛り上がっているとは思いもしなかった。セイロン島(セイロンティー)でお馴染みのスリランカ。しかし、実際どこにあってどんな国なのかは、あまり知られていないかもしれない。私が現地に訪れたのは、6年くらい前だったろうか。仏教の国で、沢山の寺院を巡ったのを記憶している。一方で植民地時代の流れで、英国風の建築物や世界遺産、そしてご年配の方が、ブリティッシュ英語を流暢に話していた事に歴史を強く感じた記憶がある。現地に住むスリランカ人の友達の家では、沢山の家族に迎えられ、思いやりのあるあったかい人達のイメージがあった。今日のフェスティバルでも、沢山の在日スリランカ人の方が優しい笑顔で迎えてくれた。しかし、一方で悲劇も繰り返されている国である。2005年の津波では、4万人の人達が犠牲になっている。そして、北部を中心とした民族紛争も未だ解決の糸口がない。タミル人武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」は、頻繁にテロ攻撃を行っており、多数の民間人も巻き込まれている。私がコロンボ空港に降り立った時にも、銃をもった兵士が数多くおり、これまでにない緊張感を味わった経験がある。木曜日にも、コロンボで爆弾テロがあったばかりだ。何気なく今日フェスティバルに訪れた日本人は数多くいると思う。単なる紅茶の国だけでなく、その背景にある沢山の問題をこれを機会にちょっとでも知って欲しいと思った。
May 28, 2007
大学院時代のクラスメイトの親友が亡くなった。それも悲劇的な最期だった。5月12日(土)、ハワイにおいて彼と彼女は幸せな結婚式を迎えるはずだった。しかし、結婚式の直前マウイ島の海岸で彼は兄と友人が溺れるのを見て海へ飛び込んだ。幸い溺れた二人は地元のサーファーに助けられたが、彼自身は岩場で頭を打ち、救助されたが帰らぬ人となった。http://www.katu.com/news/7428916.htmlhttp://blog.oregonlive.com/breakingnews/2007/05/_kuon_phou_twice_tried.htmlhttp://www.oregonlive.com/news/oregonian/index.ssf?/base/news/117889176457010.xml&coll=7彼は、アメリカ留学中同じアパートの住人だった。彼女もまた、同じ同じクラスメイト。いつもこの二人とは公私共に一緒に過ごした仲間だった。彼も彼女も日本への留学経験があり、初めての異国での暮らしに戸惑う自分をサポートしてくれた。沢山の楽しい場所、イベントにいつも連れて行ってくれた。卒業後、日本に帰国する際、二人は空港まで見送りに来てくれた。別れ際に涙で抱きしめあった仲だった。1年半前に渡米した際も、二人は色々お世話をしてくれた。(写真に写っている後姿の彼だ)彼を失った悲しみは勿論だが、彼が自分にしてくれた親切な心を想うと感謝の気持ちと、彼がとった行動が彼らしく思えて余計悲しみが募る。そして、残された彼女を想うと言葉が見つからない。アメリカ人は勿論、世界中で活躍するインターナショナル生徒と毎日のようにコンタクトし合っている。そして、彼を想う気持ち、彼女をサポートする気持ちで皆の心が一つになっている。告別式の日程が決まり次第、渡米する予定だ。Be Strong.待ってろよ、もうすぐ行くから。
May 13, 2007
今、会社で密かに話題となっているLOHAS系レストランに行ってきた。名前は、kurkku(クルック) フィンランド語で、きゅうりを意味するらしい。自然野菜にこだわったレストラン、カフェ、そしてエコとデザインにこだわったセレクトショップや、環境関連などの本が沢山のライブラリーもある。レストランは、まるで北欧のレストランに足を踏み入れたような木造のインテリア。メニューの食材に関して、店員さんが丁寧に説明してくれるのもいい。甘~いトマトは、とても美味しかった。食後、2Fのライブラリーに行くと、私好みの本が沢山。ナショナルジオグラフィックや、今話題のアル・ゴアさんの本は英語版もしっかり置いてあった。店は、3月で一周年となるらしい。店員さんとの会話から、常連さんが多い感じだった。こうしたコンセプトを理解して求める客は、今後もっと増えていくと思う。
Mar 4, 2007
もし彼がアメリカ合衆国の大統領になっていれば。。。フロリダ州での再投票の矛盾がなければ。。。世界は大きく変わっていただろう。アル・ゴア元アメリカ副大統領。映画「不都合な真実」が世界で公開され大きな話題を呼んでいる。地球温暖化の危機を訴え、世界中で講演している彼の姿をドキュメント化したものだ。日本では1月20日からの公開だが、早く見たかったので正規輸入版DVDを入手した。DVDも一般的なプラスチックの箱ではなく、厚紙だけのタイトル表紙で梱包されている。地球環境を考慮しての理由からだ。中身についてはここではあえて触れません。映画と書籍版(本屋で売ってます)は、ほぼ同じ内容ですが、あえて映画館に足を運んで欲しいと思います。彼のプレゼンテーションの説得力、プレゼンスは圧倒的です。中国人学生に向かって熱演している姿、世界を飛び回っている彼の姿をぜひ見て、今地球で何が起こっているのかをぜひ知って欲しいです。公式サイト
Jan 13, 2007
ここ数年、知人から届く年賀状の傾向が大きく変わった。ほとんどが、写真の年賀状である。つまり、奥さんや子供との幸せな笑顔の写真が圧倒的なのである。やばい、俺もそんな歳なのか・・・と感じる瞬間だ(笑)ちなみに、年明けなど家族と過ごす時期の後、結婚情報サービスなどの入会率が著しく上がるらしい。結婚しない人の理由は色々あると思う。ある記事では、女性の相手に期待する年収と、現実の格差という事が取り上げられていた。彼女たちが求める理想の年収は、600万~800万が最も多く43%、800万以上は22%もいる。一方で、東京都における未婚男性(25~34歳)の年収を見てみると、600万以上はたったの3.5%しかないようだ。400万以上でも2割強という現実である。理想と現実のギャップ年収だけに限らず、男女ともに晩婚化の大きな要因であると思う。
Jan 7, 2007
休暇を頂き、カナダを訪れている。場所は紅葉がピークのカナダ東部のケベック州。州都のケベックシティは、城塞都市であり、ユネスコの世界遺産にも登録されている。フランスの植民地として発展した街は、イギリス軍に敗北した後も、フランス文化を残し続けた。したがって、公用語はフランス語。ケベック州の車のナンバープレートには、「Je me souviens 私は忘れない」という言葉が必ず刻み込まれている。街並みはまさにヨーロッパの装いだ。翌日、ケベックからVIA鉄道でモントリオールに向かう。車窓からは紅葉で色づく小さな街並み、大自然が広がる。モントリオールからレンタカーで約2時間、紅葉で有名なロレンシャン高原へ向かった。夕日に染まるモントランブラン最終日はモントリオールに戻り、ノートルダム大聖堂などを回った。ここは、あのセリーヌディオンが結婚式を挙げた場所としても有名である。モントリオールの街中は様々な人種に溢れており、アメリカ同様、移民の国という印象を強く感じた。明日、日本に帰国する。海外の大自然の素晴らしさに感動しながらも、日本の文化の良さを改めて感じる出来事も沢山あった。いい旅が出来た事に感謝です。
Oct 8, 2006
9月15日カナダモントリオールのカレッジにて銃乱射事件発生。被害者1人が死亡、19人が重軽傷、犯人は警官により射殺。9月16日米ウィスコンシン州グリーンベイのイースト高校で17歳の男子生徒2人が乱射事件を起こす計画で逮捕。コロンバイン事件に影響され、爆弾や銃器を所持していた疑い。9月27日米コロラド州ベイリーで、高校の校舎内に銃を持った男が乱入、女生徒ら6人を人質に立てこもり、人質の女性が射殺。犯人の男は自殺。9月29日米ウィスコンシン州南部にあるウエストン高校で、この学校に通う15歳の男子生徒が散弾銃を手に「誰かを撃ちに来た」 と言って教師や警備員らともみ合いとなる。校長に向けて銃弾3発を発射し、校長は死亡。ここ数日にカナダ、アメリカで起こった銃による悲劇だ。ゲームによる影響とか、様々な問題が注目されるが、私は簡単に銃を手に入れる事ができるシステムが真因だと思う。スポーツ店やウォルマートといったスーパーで普通にハンティング用のライフルが並んでいる。ハンティングは釣りと同じ扱いのスポーツ、レジャーに位置づけられているのだ。改めてみなさんに見ていただきたい映画を2つ紹介したい。・マイケルムーアのボウリングフォーコロンバインhttp://www.gaga.ne.jp/bowling/ アメリカの銃社会の歴史と文化と歪んだシステムを知ることができる。・エレファントhttp://www.elephant-movie.com/elep_index.htm あのコロンバイン事件を題材にした映画であるが、実際に自分がそこの生徒として生活している臨場感を味わえる独特な撮影方法をしているので、自分がその惨劇にいる錯覚を覚える程の怖い映画だ。
Oct 1, 2006
2000年9月11日。あの同時多発テロが起こるまさに1年前。自分はあのワールドトレードセンターの真下に居た。観光に訪れたNYビルの頂上は雲に隠れ、まるで天に届くツインタワーこんな高いビルを作る人間の偉大さに声が出なかった記憶がある。その1年後にまさかあんな悲劇が起こるとは・・・あの高さから人が落ちてくるなんて。あのビルが崩壊するなんて。未だ信じることができない。これまで自分が訪れた場所には悲劇が起こることが多い。スリランカの海岸で泳いだ数年後、まさにあの場所で大規模な津波が起こった。ニューオリンズの貧しいスラム街を見た半年後、あの街は水没した。ニュースで見る映像からは想像がつかない、現地の様子が自分は想像できる。あの日、あの時見た人たちは生きているのだろうか?もし自分が居た時に悲劇が起こっていれば、確実に自分は死んでいただろう。そう思うと、自分が生きていることに改めて感謝ができる。
Sep 10, 2006
ハワイアンソングで有名な、Keali`i Reichel(ケアリー・レイシェル)の野外コンサートに行ってきました。彼の曲は最近携帯電話のCMにも使われており、曲を聴けば皆さんもきっとわかると思います。観客は、アロハシャツ、ドレスを着た人ばかり。素敵な曲とフラダンスは、東京に居ながら本場ハワイ気分を感じることができた。でも野外コンサートということもあり、暑さで観客は団扇バタバタ。周りの木々からはセミの鳴き声。曲の合間には、隣から聞こえてくる盆踊り大会の大音量。やっぱりここは日本でした。
Aug 20, 2006
10日、ロンドン発米国行きの旅客機に対する、複数のテロ計画を企てていたとして、21人の容疑者が逮捕された。以後、機内持ち込みの検査が最高レベルになり、飲料水、化粧品を含めた液体、PCなどの電子機器の一切の持込が禁止され、旅行客に混乱が出ているそうだ。航空関連株も一気に下落、経済にも大きな影響が出はじめている。英国は世界屈指のセキュリティ社会、つまり監視が厳しい国である。街中では、約250万の監視カメラが設置されている。沢山の民間警備会社も政府に協力している。それでも、ロンドン同時爆発テロは起こってしまった。今回の逮捕が無ければ、また悲しい惨事が起こってしまっていた可能性がある。そう思えば、監視社会もしかたがないのだろうか。米国国内線に乗ると、その検査の厳重さからテロの現実を思い起こされる。セキュリティチェックの前はいつも長蛇の列。出発時間の3時間前に入らないと、乗り遅れる可能性があるほどだ。靴を脱いでの検査は勿論、場合によっては荷物のファスナーの薬品反応検査も行う。時間はかかるが、ここまでやってくれていると思うと安心できる。安心、安全とのトレードオフ。監視する側も真剣勝負、文句を言わずスムーズな協力が、我々一般人がまずできる最低限のことなんだろう。
Aug 14, 2006
自宅にようやくケーブルTVが開通した。これまで、衛星アンテナ、光ケーブルなど様々な手を試みたが、どれも建物の構造上不可。管理会社、ケーブルTV会社にプッシュして半年。ようやく建物全体にケーブルが引き込まれた。一番の目的はCNN。英語の勉強になるし、世界の重大ニュースをリアルタイムでいつでも見ることができる。そしてやっぱり海外ドラマ。青春、恋愛、法律、サスペンス、SF、お笑いなど様々だ。一番のお気に入りは The OC。2003年にアメリカで放映され、大人気となったドラマ。先週から日本でも放送開始となった。The OCのOCとは、カリフォルニア州オレンジカウンティのこと。海が見える高級住宅街を舞台に、若者達の恋愛青春を描いている。セレブのライフスタイル、ファッション、音楽がアメリカでブームとなった。日本でも「24」、「フレンズ」のような人気を得るか?でも、TVの見すぎに気をつけないとなりませんね・・・・
Jul 23, 2006
IDEAs(Industrial Design Excellence Awards)という面白い賞の記事を読んだ。ビジネスウィークがスポンサーで、様々な製品のデザイン性を金、銀、銅で評価しているものだ。企業にとって、機能性だけでなく“デザイン”というものが戦略的な位置づけになってきており、個人にとっても購買決定要因、選択の大きな基準になってきている。今回発表された2006年のサプライズは、日本企業を中心とするアジア企業の躍進だ。Panasonicが6つの賞を受賞し、アップルコンピューターなどを含めた欧米企業と大きな差をつけた。例えば、MIT Media Labsのプロジェクトの$140のラップトップコンピューター。アフリカ、ブラジル、中国、インド、タイなどといった、ネクストマーケット向けの低価格PCだ。5歳から15歳くらいの子供を惹きつけるユニークなデザインは勿論だが、持ちやすいハンドル、発展途上国における悪条件(温度、電力不安定、ネット環境など)を考慮した製品作りがなされている。その他、2秒で設営できるテントや、素敵な寿司プレートなど様々だ。こうした世界のデザインへの潮流から、デザインを学ぶ学生も増加している。記事広告には、“MFA is the new MBA” というメッセージがあった。MFA(Master of Fine Arts)、美術学修士号のことだ。最近発売された大前研一さん訳の本、ハイコンセプト(The Whole New Mind by Daniel H. pink)にも、これから求められる6つのセンスとして、デザインは取り上げられている。百聞は一見にしかず。ぜひご覧になって欲しい。
Jul 9, 2006
最近ネットで旅行の手配ができるようになったが、まだまだ使い勝手が悪いと思う。実は秋に旅行の計画をしていて、色々な日本の旅行サイトで内容を見比べている。しかし、米国のエクスペディア、チープチケットドットコムなどといったネットトラベルエージェント各社に比べると、ナビゲーション機能、レスポンス、価格比較、カスタマイズ性、どれをとっても満足のいくサイトが見当たらない。例えばこんなこと。訪れる都市をちょっと変更したり、飛行機の便をちょっと違うものにしたいと思った時、ゼロからまた検索をしなければならなかったり・・・都市名(例えば成田ならNRT)をタイプできず、毎回都市名をドロップダウンメニューでスクロールして選択しなければならなかったり・・・実は、ネットで航空券やホテルを予約する顧客のロイヤルティを育成することは非常に難しい。なぜなら、ネットという世界ではサービスレベルはどこも同じ、金額も簡単に比較できるので、簡単に顧客はブランドスイッチをしてしまうのだ。価格で勝負ができなければ、ナビゲーションという無形のサービスに対して、企業は最も注力するべきだと思う。米エクスペディアは既に日本進出を決定している。お客様の立場に立って、かゆいところまで手が届くそんなサービスを提供してくれる、そんなネットトラベルエージェントが生き残りのキーだと思う。
Jul 3, 2006
ユニクロが販売しているコラボTが面白い。Tシャツのデザインとして、様々な企業とコラボレートしているのだ。昨年発売された、エアライン会社とのコラボでは、デザイン性の高いアロハ航空、カナダ航空、スリランカ航空などに人気が集まった。自分も乗ったことがある航空会社のTシャツを探し、思わず買ってしまった記憶がある。今、お店に出回っているのは、航空会社だけでなく、老舗の日本企業から世界企業まで様々だ。キユーピーなど、一般的に認知されているブランドから、日立製作所、日本郵船、ヤマサ醤油、養命酒など渋い企業のTシャツまでと面白いラインナップ。どれもデザイン性が高く、Tシャツとして着ることには抵抗を感じさせない。コラボTだけでなく、アスリートに向けたボディテックという商品ラインも面白い。これは慶応大学との共同開発したスポーツウェアだ。驚くほどの吸水性と通気性、それなのに価格は驚くほどに安い。安さだけのイメージ、フリースのイメージからの脱却、商品開発の新鮮さとスピードを最近のユニクロには感じる。今後のさらなる商品戦略が楽しみだ。
Jun 25, 2006
6月1日は鮎の解禁日。待ちに待った鮎釣りファンが釣り竿を垂らす姿がニュースにも取り上げられた。金曜日、私自身も湯河原の温泉で狩野川で捕れたばかりの、美味しい鮎をいただく機会があった。鮎は日本伝統の魚で、夏を表す俳句の季語としても古くから知られている。この魚は水が綺麗な清流にしか生息しないという事で、今日は“きれいな川”の話。先週、大阪へ行く途中の新幹線から、沢山の川を通過して見た。釣りが好きな私は、湖、川を見ると本能的に反応し、見入ってしまう。河口近くの大きな川、田舎の渓流の様な美しい川、そして護岸されたドブ川。日本にもまだまだ美しい川があるんだなという感動。そして、都心部の汚い川へのやるせなさを同時に味わった。私の住む都内の町にも川が流れているのだが、異臭のするドブ川である。どうして東京はこんなになってしまったんだろう・・・先日のTIME誌に面白い記事があった。ソウル市の市長Lee Myung Bakが率先し、市内を流れる川の復興事業の成功だ。以前は、本人自身が建築会社のCEOとして汚染の源を作っていた張本人だったらしい。ところが、市長になった今では、ソウル市の象徴事業として高速道路を取り壊し、綺麗な景観の川をソウル市内に取り戻したのだ。 昨年10月に完成し、観光客が2000万人も訪れているそうだ。市民にとっては、都会にできたオアシスと評判もいい。象徴するのが、市長が川に足を浸して笑顔で笑っている写真。東京都内でもいつかこんなことが出来る日を願いつつ、何が出来るか考えてみたい。
Jun 4, 2006
最近電車で見かけたちょっとした出来事。満員電車で一人の女性が入ってきた。ご年配の方で、杖をついている。手に抱えた大きなビニール袋には、なにやら沢山のものが詰まっている。その方が座席の前に立つと、座っていた40歳代のサラリーマンの顔が急にけげんそうな表情になった。書類を見ているようなのだが、席を譲る気配は全くない。電車が揺れるたびに、女性はよろめき、手に持った荷物も落としてしまった。どうして席を譲らないのか?席を譲れない事情が何かあるのかな・・・私は黙って遠くから様子を伺っていた。そして女性が乗ってから2駅目で、その男性は何事も無かったように降車し、女性はやっとの思いで座ることができた。なんで席を譲らないんだ、けしからんと、一方的にその方を批判することはできない。でも、あと2駅で降りるからではなく、たったあと2駅だからという見方になれば、必然とすぐに譲ることができたのではないだろうか。勿論、すぐ降りる、降りないの問題では無いのだが。年老いた杖をついた女性が立ち、誰一人席を譲らない光景はちょっと異様であった。
May 14, 2006
GWに両親、兄弟家族全員でキャンプへ行った。約3日間のテント生活。大自然の中でのおいしい食事、遊び、家族との会話・・・家族の絆がまた深まったと感じた。それにしても小さい子供は元気だ。朝から晩まで川遊びやら、虫取りやらと遊びっぱなし。知らない子供同士でもすぐに仲良くなって一緒に遊ぶ。しかし、大自然の中で一人ゲームボーイをやっている4歳くらいの子供が居たのは滑稽だったが…こうしたキャンプ場の予約は3ヶ月前からいっぱいになるそうだが、年々アウトドアブームは衰退の途を辿っている。中高年を中心にブームとなった登山を例にすると、60歳の10.6%をピークに、徐々に下がり始め、20歳代が3.2%ともっとも参加率が低い状況である。つまり、若者を中心とする自然離れが深刻な状況なのだ。ただ最近の傾向としては女性の参加、自然学校などによる子供の体験機会の増加が挙げられる。(文部科学省が法律を改正して、学校に自然体験学習を奨励義務として課した)また自然、環境、健康、旅、仲間、自己啓発など新しいライフスタイルの変化も自然回帰への機会を増やしつつある要因だ。欧米諸国のようにレジャーではなく、ライフスタイルとしてのアウトドアアクティビティが日本でも創造されていく日は近いだろう。
May 7, 2006
米ネット3強の売上高(1-3月)が過去最高を記録した。このネット3強とは、グーグル、ヤフー、そしてイーベイである。中でも、アマゾンの書籍販売高が店舗書籍販売大手のBarnes & Nobleを初めて抜き、ネットと店舗販売の逆転現象が起きたことは大きなニュースだ。またオークションサイトで有名なebayが、リアル店舗の売主による参加も貢献して急成長したこともWeb進化の一つの現象だろう。実は、昨日ある勉強会に参加してWeb2.0に関しての熱いディスカッションを交わした。そこで紹介されたのが、2004年に発表されたあるショートストーリー。それが、EPIC2014だ。これは、2014年までにウェブを取り巻くメディア、ビジネス、社会が変化していく推移を予測した物語。GoogleとAmazonが合併し、Googlezonが登場。ニューヨークタイムズが著作権を巡る裁判に敗訴して、ネットから撤退する。ありとあらゆる情報がパーソナライズされて提供される世界はまるで、映画「マイノリティ・レポート」のようだ。See what will happen….EPIC2014(日本語字幕付き)EPIC2015(新バージョン 字幕なし)
Apr 23, 2006
GmailとはGoogleが無料で提供しているWebメールサービスのこと。私はメインのプライベートアカウントとして利用しているが、ベータ版でも大きな問題がないので、前回のFirefoxと同様にちょっとご紹介。2004年4月にスタートしたこのサービス。Webメールでありながら大量のメールBOX容量が確保できることで、噂は瞬く間に広がった。使用開始当時は1GBであったが、今では2.7Gの容量が無料で割り当てられる。新規登録が知人の紹介のみということもあり、口コミ的に利用者が繁殖していった記憶がある。前回ご紹介したPC World.com のベスト100プロダクト(2005)ではFirefoxに続き2位となった。 使い勝手で言えば、なんと言ってもスレッド機能。例えば、あるメールトピックに関して、5回返信のやりとりがあった場合、普通のメールソフトだと受信日時順にそのまま5件溜まることになる。ところが、Gmailの場合は同じトピックでのレスは全て一つに集約され表示され、これまでの文章の前後関係が一目瞭然だし、メールBOX上には1件で表記される。そして最近物議をかもしているのが、広告機能。これは、従来のポップアップ広告などをやらない代わりに、メール文章のテキストを解析して、それに関係する広告が横に表記されるのだ。例えば、先日キャンプに関するメールをしていた時、横にはテントとかアウトドア用品、キャンプ場に関する広告が勝手に表記されていた。プライバシーの侵害だ!と、大きな議論を呼んでいるが、Google側はあくまでもこれは機械が自動的に読み取っており、人間は決して介入していないという。いずれにしろ、このビジネスモデルは個人の嗜好にダイレクトに届く画期的なものであるし、今後さらなる発展が予想されるだろう。
Apr 18, 2006
Firefoxを使い始めてしばらく経つが、多少の問題はあるものの、使い勝手が良いのでちょっとご紹介。既に利用しているユーザーの方も沢山いると思うが、Mozilla Firefoxとは無料のWebブラウザのこと。2003年7月にMozilla Foundation がオープンソースソフトウェアプロジェクトとして設立された。日本も含め、世界各国でインターネットエクスプローラーに比べてはるかに使いやすいと、急激な広がりをみせている。実際、PC World.com のベスト100プロダクト(2005)で堂々の1位。(2位のGmailについても書きたいが、今日はやめときます)Brandchannel.com のグローバルブランドランキングにおいても、2004年以前には全く無名だったFirefoxが突然8位にランク(2005)されているほどの爆発的な人気だ。人気の秘密は何といっても使いやすさだろう。特に、タブ機能(エクセルのシートのようにタブをクリックして複数のサイトを同時に切り替えてみることができる)は、リサーチの多いビジネスマンにとってはたまらない機能だ。一部のサイトではまだ表示エラーが出ることもあるが、概ね使用には問題ない。また、IEでのお気に入りをそのまま自動転送できる。新しく出た、Mozilla Thunderbirdというメールソフトにも大きな期待だ。
Apr 9, 2006
今年の2月、カリフォルニア州アナハイムに子供達への学習施設が誕生した。その名もタイガーウッズ・ラーニングセンター。まだ30歳になったばかりで、現役バリバリのタイガーウッズ。そんな彼の長年の夢だったのが、ゴルフの世界ではなく、この子供達の為の夢の施設。子供達は、コンピューターサイエンス、ロボット工学、法医学などを無料で学ぶことができる。休みの期間などを利用して、年間約5000人の生徒がこの教育施設で学ぶことになるそうだ。約3,000平方mの教育施設と、ゴルフ場も併設した巨大センター。資金2,500万ドルを募るキャピタル・キャンペーンを開始し、自らも500万ドル(約6億円)を寄付してこの施設は完成した。開講のセレモニーには、クリントン前大統領も参加。残念ながらタイガーの父親は病気で参加できなかったが、タイガーはスピーチで両親への感謝の意を述べていた。マイノリティであるが故、様々な差別を受けてきたが、母親は相手を変えるのでなく、自分を変えなさいと言い聞かせてきたという。その母親も、今までの生涯で最もうれしいと、息子タイガーのゴルフ以外の偉業を称えた。ゴルフを通して、社会を変えていくタイガー。一方で、子供達を目の前に、同じ子供のように照れてはしゃぐタイガー。彼の生き方にこれからも注目したい。
Apr 1, 2006
テレビの特集で、肺ガン治療の最前線が取り上げられていた。肺ガンの5年生存率(治療開始から5年間生存している割合)は25~30%。他のガンに比べて極端に生存率が低く、男性のガン死亡率1位となっている。自覚症状が無いことが、生存率を低くする大きな要因のようだ。そこで今日は、日本のタバコ文化についてひとこと、ふたこと。特集の中で、30年吸い続けたタバコが原因による黒ずんだ肺が映し出されていた。タバコが与える本人の健康への悪影響は明らかであり、副流煙は非喫煙者にも大きな影響を与える。しかし、未だタバコが容認されている公共の場が多い。禁煙、分煙と掲げながらも、上司が吸うから容認している職場もあるだろう。テレビに出ていた、(株)アシストのCEO、ビル・トッテンはこう言い切った。“タバコを吸う人間は、わが社では出世できません”確かにアメリカでは、タバコを吸う=マネジメントができない とレッテルを貼られる。今日行ったお気に入りのカフェ(もちろん禁煙)での出来事。それは隣の外人カップルの会話。“このカフェは禁煙で本当に気持ちがいいね”“先日行った○○喫茶店では、ジャパニーズ・サラリーマン達が煙にまみれていた。あれは、集団自殺行為だよ!”“日本の一番嫌いな一面だ!”と、かなりボロクソに批判していた。日本人としてとても情けない思いを感じた。禁煙を大きくアピールするレストラン、カフェなどがもっとあってもいいのではないか?それを求める客層は明らかに増加しているし、ブランド価値にもなるのだから。
Mar 25, 2006
ちょっと古い本かもしれないが、エマさんの薦めで面白い本を手にした。「成功者の告白」、著者はあのウォートン卒の神田昌典。いわゆる成功物のハウツー本では無く、成功の裏に潜む沢山のリスクにフォーカスしている。あるサラリーマンがリストラから起業して成功していくストーリー。しかし、その裏には子供の病気、離婚の危機、裏切り、陰謀、不倫、クレーム、社員が病気で倒れるなど、様々な障害が起こる。これらは、成長の過程に潜む、企業、個人の歪み、危険信号のシグナルなのだそうだ。ビジネスで光が当たれば、その他の部分で影となる出来事が噴出するという。複数の実話をもとに体系化したもので、フィクションではあるが真実味がある。あのザ・ゴールのようなストーリー展開で、経営のエッセンスから、家族との生き方など、楽しみながら沢山の事を学べる本だった。
Mar 19, 2006
群馬県水上周辺でスノーシューを体験してきた。スノーシューとは、日本でも古くからあるかんじきと同じ仕組みの雪上歩行道具。歴史は古く、4000年から6000年以上前に中央アジアの地が発祥と言われている。現代版は、木の変わりにアルミや化学繊維などを素材に使い、スノーハイキングやゲレンデで飽きたスノーボーダーなどが楽しむ、バックカントリー派などによって日本でも人気が高まっているようだ。こんな感じです。新雪で膝まで雪がある時は、かなりタフな運動になるらしいが、今回は雪が浅く天気にも恵まれた。通常のハイキングでは通れない山道を歩き、鍾乳洞を探索など、楽しむことができた。初心者でも十分楽しめますので、ぜひ一度トライしてみては?それにしても、今シーズンは雪が本当に多かったらしい。街中では、雪で倒壊した建物をいくつか見かけた。地元の人の話も聞きながら、生の災害の実態はメディアからは伝わらないと痛感した。
Feb 19, 2006
待ちに待ったトリノ五輪が開幕した。五輪を迎えると、4年前、8年前の自分を思い出す。あの日、あの時、あの場所で、あの競技を見て感動したことを・・今日は開会式に感動!真っ赤に燃える聖火台、F1カーによるパフォーマンス。オノ・ヨーコによる平和への願いの朗読。そして私が天才アーチストだと崇拝するピーター・ガブリエルによるイマジン。最後は、3大テノールの一人パバロッティによるあの名曲、私が唯一見たオペラ「トゥーランドット」からの「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ)だ。全てが予想外の登場と感動で鳥肌が立った。さあ、感動のストーリーのはじまりだ!
Feb 11, 2006
米国時間で2月5日の日曜日(日本時間6日朝)、第40回スーパーボウルがキックオフされる。2月の第1日曜日は、スーパーサンデーと呼ばれ全米中、いや世界中のアメリカンフットボールファンが熱狂する日だ。アメリカでのスーパーボウル人気は絶大で、TV視聴率が40%を越え、視聴者数では約1億3千万人以上と、国民の2人に1人が生で観戦することになる。当然その日の街の中はガラガラだ。ゲームに熱狂するのは勿論だが、実はもう一つ大きな話題で盛り上がる。それが、ゲームの間に流れるTVコマーシャルだ。次の日の職場や学校では、試合の結果よりもCMについて話題になることが多い。試合よりもCMに興味がある視聴者が多いのも事実だ。これだけの視聴率の試合だから、CM料金も莫大な金額になる。30秒スポットでなんと約2億5000万円。しかも、年々その金額は上がっている。(1970年と2004年ではCPM価格が$8.88から$25.06と約3倍)これだけの投資をしてまでも流すCMはどんなものか?今日は昨年流れたCMの一部をご紹介したい。まずはAnheuser-Busch社 バドライト(ビール)のコマーシャルこれは、USA-TODAYで昨年のスーパーボウルCMで1位に評価されたものだ。(音声ONでどうぞ)「スカイダイビング」(笑)スポーツ中継でのビール会社の広告の力の入れようは半端じゃない。シーズン中から“ビールを飲んでエキサイティングなゲームを応援しているシーン”をいつも訴求していたが、このCMは近年流行のユーモアCMを反映したものであった。そして同じくAnheuser-Busch社日本では絶対にありえないCMです。「Thank you」当時イラク戦争問題で混沌とした状況でした。湾岸戦争時にはスーパーボウルが中止になりかけたこともあるくらい、戦争中にお祭り騒ぎをすることに疑問視する声もあった。一方で試合前に国家斉唱をし、ジェット戦闘機が舞い降りる演出など、スーパーボウルはナショナリズムを高揚するイベントでもあると言える。ビール会社が一切ビールを広告せず、視聴者の心を掴み、企業ブランドに結びつけた面白い例だ。その他にも、04年のジャネットジャクソン事件をパロったもの(不評だった)など、数多く放映されたので、興味のある方はこちらからどうぞ。基本的に有名な大企業のCMがほとんどだが、無名な企業が知名度アップの為に放映することもある。5年前は数多くのドットコムカンパニーが名を連ねたが、今残っている企業はほとんどないようだ。時代を映すこのCM合戦。今年もサイドラインの外では既に各社の戦いが始まっている。
Feb 4, 2006
1756年1月27日オーストリア、ザルツブルグにてあの天才作曲家が生まれた。ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト今年は生誕250周年。世界各地で大きな盛り上がりを見せている。一昨日からのグーグルの検索画面もこのようになっている。(グーグルのこういう小さな演出が好きです)私が最初にモーツアルトの曲に出会ったのは中学生の時。受験勉強中にいつも聞いていた。当時、モーツアルトの曲を聴くとα波が出て頭に良いという噂を聞いたからだ。勿論、頭に良いかはわかりませんが、子供ながらもモーツアルトの曲は落ち着いて好きでした。しかし衝撃的だったのは、映画「アマデウス」モーツアルトの死をめぐる舞台を完全映画化し、アカデミー賞8部門を受賞した作品だ。天才モーツアルトと凡才サリエリとの対比した人生模様モーツアルトの奇人ぶり、波乱万丈な人生は、あの曲からは想像もつきませんでした。久しぶりにこの映画が見たくなり、レンタルビデオ屋に何件か行ったが、案の定、どこも貸し出し中でした。このモーツアルトの盛り上がりは、今年いっぱい続きそうです。オーストリアでは様々なモーツアルト関連のイベントが目白押しで、生誕250周年を記念した各旅行会社が企画したツアーは大人気だそうです。オーストリア政府観光局(日本語)いつかオーストリアでオペラやクラッシクコンサートを聴くのが密かな夢です。
Jan 28, 2006
大学入試センター試験が、雪に見舞われた関東を始め、全国721の会場ではじまった。注目は初めて実施されたリスニングテスト。ところが、ICプレイヤーの不具合が多発し、425人が再テストとなったことは気の毒だ。画期的な取り組みだったかもしれないが、まだまだ日本の英語教育の延長線だと感じた。そんな昨日、英語プレゼン極意の講演会に参加し、かつてない衝撃を受けた。昨日の講演は、NHK国際放送局英語ニュースデスク、アルクセミナー講師、英語弁論大会審査員もされている大竹氏。ネイティブも含め、様々な業種、職種の方々が参加されていた。大竹氏は決して海外経験が長いわけではない。しかし彼のあふれる知識、語彙力、発音、パフォーマンスには脱帽だった。英語が上達するほど、辞書は何冊も欠かさず開いているそうだ。そんな講演の中でひときわ拍手喝采を浴びたのは、中学3年生の少年。ビジネスパーソンしか参加しないこの会に、大竹氏の推薦で彼はスピーチを始めた。彼は長期の海外在住経験が無いにも関らず、英語弁論大会で全国3位。ネイティブ顔負けの発音、スピーチであった。お題は、駅の発車ベル(ソング)実際に沢山の駅に出向き、自前の伸縮できる録音マイクで音を拾ったそうだ。日本唯一のカルチャーとして、誰もが気がつかない視点からスピーチをしてくれた。自分の言葉で、自分の思いを込めて話していたことも、素晴らしい印象を後押しした。彼らこそ、海外で通用する英語力がある人たちだ。受験英語を勉強しても、アウトプットができなければ意味がない。英語はコミュニケーションが命である。ようやくTOEFL、TOEICにもスピーキングテストが導入される。ちなみに日本のTOEFL平均スコアは484点(ペーパテスト換算2003-04)でアジア最下位である。しゃべれない日本人にとってはかなり不利だが、いいきっかけかもしれない。世界を相手に物申せる日本人へ。もっと高いレベルへ。いい刺激になった。
Jan 22, 2006
2006年1月1日。新しい年のスタートです。昨年は、プライベート、キャリアにおいて感動、成長ができる年でありました。全てにおいてまっすぐに向かう目標がはっきりしていたからだと思う。そして2006年。自分の人生にとって新たな一歩の年。1年後の今頃、成長している自分を夢見て突き進みたい。皆様にとっても良い1年でありますように。
Jan 1, 2006
皆さん、クリスマスに見たいお薦めの映画ありますか?私は、ラブ・アクチュアリー(Love actually)ですね。 生きている世界が全く違う19人が繰り出す、様々な人間、恋愛模様。別々のストーリーが、一つにつながっていきます。キャストもHugh Grant, Liam Neeson, Colin Firthなど超豪華。一番好きなシーンはオープニングとエンディング。ヒースロー空港で様々な人々が、再会を喜び抱き合っているシーンです。父親と息子、恋人、旧友、夫妻・・イギリス首相を演じるHugh Grant(ヒューグラント)がこう言います。When the planes hit the twin towers, as far as I know none of the phone calls from the people on board were messages of hate or revenge - they were all messages of love. And if you look for it, I've got a sneaking suspicion that love actually is all around.飛行機がツイン・タワーに突っ込んだ時、私の知る限りでは、機内の人々からの電話のメッセージには憎しみや復讐なんてものはなかった。それらは全部愛のメッセージだった。私は密かに感づいている。探せば、愛は現実にどこにでもあるということを。恋愛映画を超え、ほのぼのと幸せな気持ちになれる映画です。
Dec 25, 2005
無事日本に帰国し、現地で書ききれなかった事を書いていこうと思う。そこで、衝撃のこのタイトル!ははは・・・マジなんです。バンクーバーからオレゴンに戻り、クラスメイトカップルの家でお世話になった。ミニ同窓会の次の日、自分のリクエストでHot Spring(温泉)に連れてって欲しいとリクエストした。日本の温泉と違い、大自然の中にあるまさに天然温泉。友達がお薦めの場所をピックアップしてくれたがあいにくThanksgivingの影響もありクローズ。仕方なく、Webで調べたユージーンから車で1時間程のCougar (Terwilliger) Hot Springsという場所に行く事になった。とても綺麗なマッケンジーリバーを横目に、どんどん山の奥地へ行く。山の中を走り抜け、ようやく到着。雪化粧をした山々に囲まれた人造湖の脇。息が真っ白になるくらいの凍えるような寒さだ。State Parkではお金を封筒に入れ、ポストに入れる仕組みがどこにでもある。無人であるが、必ずみなお金をきちんと入れている。今回の温泉でもきちんと$5を支払った。車を止め、約15分ほど歩けばその温泉はある。巨木に囲まれた山道を歩く。 さすがアメリカ、奥多摩とはスケールが違うと改めて感じた。そして・・・温泉の匂いが・・・到着! 川にせき止められた形でプールが4つほど。入り口には、何か怪しいタバコを吸った兄ちゃんがたむろっている。そしてその瞬間・・・目を疑った・・・え?? 全員真っ裸。男も女も・・・そのまんまで。(かなり凝視してました・・・ハイ)そして、普通に歩き回ってる。アメリカ人によく日本人は裸で風呂にみんな一緒に入るんだろって不思議がられていたのに、なんだこの風景は!さすがに全裸20人くらいの集団の湯船には入りにくく、別のプールへ。そして、友達のクラスメイト(男)がしょうがないって全裸で入る。と、思ったら同じクラスメイトのコ(女)も・・・なんでやねん!俺???この先の話は秘密です・・・とにかく、あの場所はハイテンションなヒッピーの溜まり場であった。人生初のヌーディストビーチ・・・ちゃう、温泉。写真は勿論撮れず、あとはご想像にお任せします。あしからず。今回の日記、タイトルに惹かれかなりヒット数がいくと思う(笑)
Nov 29, 2005
ポートランドからシアトル経由でバンクーバーへ入った。バンクーバーは霧に包まれた神秘的な街だった。古いレンガ作りの建物と、高層マンションの建設ラッシュ。街には異常なほどカフェが溢れ、アジア人もそこらじゅうにいる。アメリカ人とは違い、待ち行く人もどこか洗練された素敵な人が多かった。YaletownカフェはBLENZが目立った。 東京青山にあるが、CANADA発とは知らなかった。(CANADA/JAPAN/CHINA/UAEに店舗があるようだ)店員さんは、フランス語なまり。 ジョッキのようなモカがでてきた。今回のメインイベント、それはカナダでのサーモンフィッシング!まだ真っ暗なバンクーバー市内から車で2時間、ウィスラー方面へ。Squaish River(スペル確認中)は想像を超えた山に囲まれた綺麗な川であった。凍えるような寒さの中、川を渡る。大自然の中での釣りは全てを忘れさせてくれる。何度深呼吸をしたことか・・待望のヒット!産卵で上がってきたコーホーサーモンよりよいポイントを求め、崖や藪の中を歩く(我ながらよくやるなあ~っと思った)時には、熊の足跡も・・(怖)鮭は4年サイクルで、生まれた後海に渡り、そして川へ産卵に戻ってくる。産卵後は死んでしまい、川には大量の鮭の死骸があった。自然のライフサイクル、偉大さを改めて肌で感じた。次の日は市内観光。STORYEUMという博物館&アトラクションは絶対お薦めだ。バンクーバーの歴史を演劇を見ながら学ぶことができる。(1時間おきにツアーが始まる)ユニバーサルスタジオ顔負けの、素晴らしいセット。実は自分の回は、自分と英国から来たカップルの3人だけのお客さんだった。たった3人の為に、生劇を貸切状態。時々、突っ込まれたり、インタラクティブなライブショーに大満足!!夜は近くのバーで飲んだ。1人でカウンターに座っていると、カナダ人&日本人女性のカップルに話しかけられ仲良くなる。その後、話は盛り上がり近くのマンションで飲みなおすこととなった。海が見渡せる、絶景のマンション。会って間もないにも関わらず、意気投合。とても楽しい時間を過ごすことができたし、旅の出会いの楽しさを味わった。バンクーバーを後にし、今日はポートランド入りした。クラスメイトがミニ同窓会という事で会を開いてくれる。旅もいよいよ最終章だ。
Nov 25, 2005
インターネットの接続がようやくできるようになった(ダイヤルアップ)シカゴからの旅を写真を中心に書こうと思う。トロント経由でシカゴに降り立ったのは夜遅く。モーテルに泊まり、次の日はダウンタウンへ地下鉄で向かう。明らかにオレゴンとは人種、治安が違う。アムトラックの出発時間まで雨の中ダウンタウンを歩く。アムトラックの駅であるユニオンステーションは、前回の日記の通り映画アンタッチャブルの撮影が行われた場所だ。妙に高い天井、古い建築は赴きを感じる。ところが、早速アムトラックに問題が起こる。車両故障の為、2時間も出発が遅れた。既にあたりは真っ暗になった頃、ようやくシカゴを旅立った。席は噂どおりコーチ(エコノミークラス)でも広い。ただ・・・・客層が悪い・・・その日は景色を楽しむことができず、なんとかうとうとと次の朝を迎えた。朝日だ。 明るい日差しの前に既に目は覚め、展望車両へコーヒー片手に向かう。場所はカンザス州。 はっきり言って何もない。だからこそ、地平線からの日の出は格別であった。その後、いくつかの駅で休憩。(タバコを吸う人にとっては貴重なスモーキングタイムのようです)車両は一気にコロラド州へ向かう。コロラドの山越え。 辺りは急に雪化粧となった。そして、日没をニューメキシコ州の砂漠で迎える事となった。モニュメントバレーで見た、あの夕日を思い出した。2Days半で、LAに到着。車両で出会った日本人留学生とも別れの日が来た。LAはTシャツ一枚でもOKの陽気だ。ほとんど電車で寝れなかったし、久しぶりに地面を歩くとフラフラする。適当に町を散策していると、大好きな靴メーカー、レッドウィング専門店をなぜか発見。インチキ臭い中国人があれこれしつこく迫ってきた(本物かかえって怪しく感じた)靴が欲しかったが、荷物になるのでやめた(金も無いし)しばらくすると、あの杉原千畝さんの銅像を偶然発見。不思議なリトル東京での一角だった。次の日、LAからカリフォルニアの海を見ながら北上。海辺ギリギリを電車が走る。サンタバーバラ付近は最高の景色、イルカが泳いでいる姿も見えた。そして車中一泊後、いよいよオレゴン州へ突入。緑豊かな、懐かしい景色だ。Karmath Lake同じアメリカでも、こんなにも景色、人種が違うのかと改めて感じた。大自然の偉大さを改めて実感、朝日、夕日に向かって新たな思いを誓う事ができた。電車からだと撮影が限られて納得のいく写真はとれませんでしたが、目に、心に焼き付ける事が出来た。オレゴンに一日ステイ後、今はカナダのバンクーバー入りしている。とりあえず、今日はここまでにしておこう。*コメントして下さっている皆様いつもありがとうございます。しばらくReplyする余裕がありませんが、これからも宜しくお願いします。
Nov 22, 2005
疲れた・・・長い片道だった。現在、シカゴのモーテルで夜の12時半。今回はエアカナダでトロント経由でシカゴ入りした。西海岸の感覚に比べれば、トロントは遠かった。10時間はかかったかな。その上、乗り継ぎがやたら面倒だし、巨大なリュックは重いし(本が沢山)一番疲れたのが、トロントでのカナダ&米国入国審査。今回のまず服装がまずかった。小汚いバックパッカー。笑顔で挨拶作戦も全く通じず、あれこれメチャクチャ質問された。問題はまだなぜか期限が残っているビザ(パスポートに貼ってある)『なぜ電車の旅行なんだ?』『卒業してなぜすぐアメリカに戻ってきたのか?』『仕事は? 具体的に? なぜ休みがもらえたんだ?』もうむかつくくらい、わけわからん質問の応酬。俺の番号をデータベースで称号したら何かエラーが出たらしく、別室へ。(留学時の初渡米でも同じ仕打ちを受けたのでビビリはしなかったが)別室に行くと、周りはあたかも不法入国者のような家族が座っている。俺もその仲間入り。もう、質問されて回答するのは面倒なので、簡単に留学の事、仕事の事などをざっと話をした。こういう時はMBAというのも威力がある。ようやく納得したようで、指紋と写真を撮られ釈放(おおげさ)されました。トロント空港で久しぶりにバーで樽ビールとバーガーを頼む。カナダドル?? そっか、ちゃうんだ。(しょうもない事でまた気力を使ってしまう)トロントからシカゴまでの便で、おっちゃんにどっから来たのかとか色々物珍しそうに訪ねられた。アメリカ在住の時はそんな事なかったのになあ~(日本人観光客のオーラが出ていたのか・・)シカゴに到着しても、モーテル行きのシャトルがわからん。備え付けの電話で電話するも、ヒスパニックなまりでわけわからん。俺がいるターミナル番号を聞かれてもわからん。辺りの人に聞きまくる。はあ~ なんか、情けない。ようやくモーテルに着き、風呂に入り、メールチェックをしようにもLANカードを日本に忘れた事に気がつく。Vodafoneは海外で利用できると思っていたら仕様できない(別途申し込みが必要)なんとか、ロビーのおじちゃんに高速ネットの有線を借り、ロビーでこうして書いています。海外ローミングの手続き、Vodafoneの手続きも今ここで行った。準備不足相変わらずです。でも、久しぶりのアメリカとってもうれしい。懐かしい。違和感を感じない。明日からはLAまで電車の旅。シカゴの駅はあの映画アンタッチャブルでベビーカーが階段から落ちる有名なシーンの駅です。焦らず、のんびり旅をします!ではまた。
Nov 15, 2005
月曜日からアメリカへ旅行に行く。実は12月から新しい仕事をする事になり、時間ができた。初心に帰る為、エネルギーを充電するためにアメリカ行きを決めた。シカゴにまず飛び、シカゴからカンザス経由でロスへまず行く。そこから、一気に北上しサンフランシスコを抜けオレゴンへ。オレゴンからは、カナダのバンクーバーへも行こうと思っている。友達と会う約束はしているが、それ以外は特に予定は決めていない。とにかく、綺麗な景色を見ながら、本を沢山読もうと思っている。アリゾナの砂漠がもう一度見たい。地平線に沈む夕日をまた見る事はできるだろうか?ノースウェストの川、森林、カリフォルニアの海も。全ての景色が、自分の転機で見てきた風景だ。その景色を見ながら、新たな決意を持ちたい。約2週間の旅。旅先でもブログをアップする予定だ。行って来ます!
Nov 12, 2005
11月6日 午前4時38分、歌手の本田美奈子さんが急性白血病で亡くなられた。このニュースを新聞で見た時、『え・・マジで・・』と大声を上げてしまった。悲しいというか、とても切ない。ニュースでは38歳の若さでとやたら強調していたが、年齢というよりも人一倍努力をしていた彼女、どれだけ辛い思いだったか想像もつかないが、それでも笑顔(肉声テープ)で振舞っている彼女の姿勢・・・またもう一度舞台に立ちたいという希望をもって闘病していた彼女の姿勢を思うと、哀れで仕方が無い。以前、TV東京でも彼女の特集を見る機会があった。ミス・サイゴンでの活躍。アイドル出と影でささやかれるからこそ、それを見返してやろう!という強い信念で努力をしてきたそうだ。舞台で足を大道具に挟み、足がグチャグチャになった状態でも演技をしばらくしていたという。クラッシックの世界にも挑戦するなど、脱アイドル後の活躍は目を見張るものであった。白血病幼稚園に入る前の幼馴染の女の子が、まだ小学校前で亡くなった事がある。今の医学ではもう不治の病では無いと信じていた。渡辺謙のように、復活し、さらなる飛躍を信じていた。人間、病気になると急に我がままになったり、人格が変わってしまう事がある。ましてや、死と隣り合わせになれば。彼女がどれだけ辛い闘病生活をしたかわからない。でも、ファンの前ではいつも元気でがんばっている姿を見せていた。そして、応援してくれる人々への感謝をいつも述べていた。普通では出来ないと思う。ご冥福をお祈りします。
Nov 7, 2005
インターナショナルアドベンチャークラブの関係で、奥多摩へハイキングへ行ってきた。今回のメンバーは9人。勿論、皆知らない人。待ち合わせ場所まで、どんな人が来るかは不明。知らない人同士でも、一緒に楽しむ事ができるのがこのクラブのいいところだ。朝、7時半、新宿駅のホームに到着する。最近のハイキングブームか、駅には沢山のご年配の方々がいらっしゃった。しばらくすると、1人アメリカ人女性を発見。恐らくメンバーの方だと思い、声をかける。彼女はネバダ州から日本で働きに来ているのだが、元々はアラスカ州でオレゴンの事もよくご存知だった。昔自分が行ったイエローストンへも行った事があるらしく、共通の話題で盛り上がった。奥多摩はまだ紅葉はピークではなかったが、空気も爽やかで気持ちよかった。川を見るとなぜか心が躍る。紅葉とそれを反射する湖面が神秘的な景色。湖を横に見ながらのハイキングロードは都会の生活を忘れさせてくれた。所々に民家があり、笑顔でみな旅人に接してくれる。すれ違う人はみな“こんにちは”と挨拶をしてくれて、久しぶりに心が綺麗な気持ちになった。その後は温泉、そしてメインイベントの酒造工場のツアー。アメリカでよく友達に連れてってもらった事を思い出した。あまりお酒は飲めないのだが、今回はとてもスムースで飲みやすく、味を楽しむ事ができました。素敵な景色、素敵な笑顔。心も体もリフレッシュできた。
Nov 6, 2005
今、ニュースを見ていたら海外で活躍している日本人サッカー選手が取り上げられていました。フランス・ルマンで活躍する松井選手が初ゴール。イングランド・ウェストブロミッチで活躍する稲本選手が30m決勝弾。イングランド・セルティックでは中村選手が絶妙なフリーキックゴール。そして、ボルトンへ移籍した中田選手がプレミア初ゴール。自分は熱狂的なサッカーファンではないが、こうして海外で活躍している日本人を見るととても嬉しい。すぐ成功を勝ち取っているのではなく、誰もが苦難を乗り越えてきている。だからこそ、勇気が沸いてくる。先ほど見ていたTVでは、中田選手の試合後のインタビューがそのまま流れていました。通訳を通さず、英語で受け答えする彼。イタリア語を話す彼は有名でしたが、英語もここまでできるとは思わなかった。あと数年イギリスに居れば相当上達するだろうなあ~っという域まできていると感じた。英語力がすごいというよりも、記者に対しておじけず回答しているところだ。聞き取れない時も、堂々と聞き返しているし。自信に満ち溢れている。英語力って、語彙力よりもそういった伝えたい気持ちが大切だと思う。以前アメリカで見た、イチローの記者会見とはちょっと違うと感じた。男として、中田選手の生き方はかなり刺激を受けた。
Oct 28, 2005
本田技研工業のトレードマークといえば皆さん何を想像しますか?シビック、CR-Vなどを思い出してみるとHONDAという文字と、このマークですよね。でもある時、かっこいいHONDAのマークを思い出した。バイクに乗っている人はすぐわかると思いますが、翼がついたトレードマーク。バイクに縁が無かった自分にとっては逆に新鮮に思えたのを記憶している。実は2003年からHONDAが航空機エンジンの開発に乗り出した。2004年にはゼネラル・エレクトリック・カンパニー(GE)と、小型ビジネスジェット用ターボファンエンジンの事業化にむけて、合弁会社として、GE Honda Aero Engines LLC を新たに設立。これはあくまでも小型のエンジンで、近年需要が増加しているビジネスユース、個人利用などをターゲットにしているようだ。HONDAの翼のロゴはまさにこのジェットにふさわしい。翼を広げて、大空へ飛ぶ。そこで、このCMを見てもらいたい。“We've always had wings"ほのぼのとした、素敵な企業ブランドCMだと思った。本田宗一郎のことも、もっと知りたいと思った。
Oct 25, 2005
近所の洋書の古本屋に良く立ち寄るのだが、そこで中古のビデオを時々購入する。英語版だが、価格が安く、レアな作品に時々出会える。先日、名作『ルディ』を発見し購入した。自分が大学時代に映画館で見た作品であるが、当時私が体育会系アメフト部であったから見たもので、巷ではそれ程話題にならなかった作品だ。当時はアメフトの観点しか見ることができず、それ程感動もしなかった。しかし、本場のアメリカのカレッジフットボール、大学の雰囲気を経験した今では、あの臨場感はたまらなく懐かしく感じた。この歳になり、努力を経験し夢を実現してきた自分にとっては、一際感動してしまった(涙、涙、涙)体が小さい少年ルディは、ピッツバーグの工場町で育つ。あの名門、ノートルダム大学に入学するために何年も努力を重ねる。ノートルダムのこのシンボルマークは見た事がある人もいるだろう。親も含めて誰もが無理だと説き伏せる中、ルディは強い夢、ノートルダムでフットボールをする事だけを追い求める。その夢が実現し、念願のチームへ入部。しかし、試合などに出れるチャンスは最後の試合まで無かった。チームメイト全員が彼をベンチ入りする事へ懇願し、夢が叶う。そして、ラスト数十秒、全員のコールでフィールドに立つ。臭いアメリカンドリーム映画であるが、実話という事で逆に感動する。アメフトどころか、ノートルダムに入学する事すら絶望的であったのに、何年間も強い意志と努力でたった2プレイであるが、彼の夢は叶った。夢を持ち、努力をし続ければいつか叶う。改めて、それは本当だと思った。
Oct 20, 2005
エピソード3がそろそろDVD発売となるようだ。以前の日記にも書きましたが、全米公開初日にエピソード3を見たくらい私はかなりのマニアだ。映画館の大画面でもう一度見ておこうと、映画館に足を運んでまたあの感動を味わいました。英語だけでは聞き取れていなかった部分もいくつかあると思ったので、字幕でどう訳しているのかも興味があった。さて、今日はふと思ったスターウォーズネタ。ダースベイダーの声、誰がやっているか知ってますか??以前、アメリカのTVで特集をやっていてその時自分も初めて知ったネタ。声の主は、James Earl Jones (ジェームズ・アール・ジョーンズ)。あの、ハリソンフォード主演の『今そこにある危機』などのジャックライアンシリーズでいつも出てくる人。あ?って思った人は映画通!当時、ダースベイダーの声は別の人間がやっていたが、どうもイメージが合わず、あの低い声を持つジェームスに声がかかったらしい。それにしても、アナキンの声が急にあの声に変わった時はちょっと違和感がありましたが・・・さて、ついでにもう一つの小ネタ。パドメを演じる、Natalie Portman (ナタリー・ポートマン)。彼女がまだ若い少女時代、ある有名な映画に出演しています。映画は、あのジャン・レノが主役のレオン。少女ながら、ちょっと大人びたあのコがナタリーなんです。いやあ、改めてエピソード3はよかった。その感動を再度味わうため、自宅でまた全シリーズを見始めています。May the force be with you......
Oct 15, 2005
全221件 (221件中 1-50件目)