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―左目が疼く。また、どこかで死霊が騒いどるんか。妾として囲われていた男に日本刀で切り付けられ、左目と美しい容貌を失ったタミエ。代償に手に入れたのは、暗い眼窩に映る禍々しい死者の影だった。やがて「岡山市内に霊感女性現る」と新聞でも取り上げられ、タミエの元に怪しい依頼客たちが訪れるように―。隻眼の女霊媒師を主人公に彼岸と此岸の間を体感する怪奇小説の白眉。
【中古】afb【古本】岡山女/岩井志麻子
ホラー
ってことですが、ワタシ的には 『怪談』
。
志麻子センセ特有のじっとり湿気200%。
だけど実の親からいいようにつかわれようが、顔に傷を作られたうえ左目を失おうが
取りあえず今日を生きるためには嘆いてばかりもいられない、
嘆いて元に戻るものでもなし、というあきらめまじりだけれども強い,
雑草のような主人公はステキ
だと思います。
毎回怪しげな相談者がやってきて主人公は左目になんとなく見える霊感で
事件の解決を見るわけですがちゃんとそれぞれに『回答』が書かれているところも
いいですねー。
謎を投げかけておいて解釈はお好きなように、っていう作品もやもやするから
はキライなんですワタシ。
これはシリーズ化してないのかしら?
続きがあったら読みたいです。
そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)
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