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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2008.02.12
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 似た感じのタイトルをもつ新書が数多く出版され、
 中でも『品格』は、既に飽和状態。
 現在売れまくっているベストセラー本ですら、内容は……。

 そんな中、『見識』と銘打った本著は、それらとは違った趣が感じられる。
 ただ、著者が本文中で述べているように、本著で触れられている内容は、
 東條英機の悪口、海軍の話、英国の話、昭和天皇の話と、かなり偏りがある。
 しかし、それらが、なかなかのものなのだ。

締めくくりの部分において、

また、「担当編集者が草稿にしてくれたものを読み返して」と述べていることから、
実際に、阿川さんが語った内容を、編集者が文章としてまとめたもののようである。

だが、この語り口調の文章が、読んでいて、何とも心地良い。
老文士の個人的懐古談に違いはないけれど、
そこで語られるエピソードや、阿川さんの主張には、新しい発見がある。
当たり前の知識を、押しつけがましく並べ立てる最近の『品格』本とは、一線を画する。

もちろん、東條や昭和天皇に対する評価は、人それぞれであり、
本著を読んだ誰もが皆、阿川さんの意見に「全く異議なし!」
なんてということは、決してならないだろう。
それでもなお、阿川さんが語る「戦前・戦中の時代を生きぬいた人々」の
凛とした姿には、誰もが共感を覚えるのではないだろうか。


現在の日本に生きる人々が、失ってしまったものを、思い出す必要がある。
そして、「何か守るところを持してたやすく動かない国民」の姿に
私たちが学ぶべきことは、とても多い。





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Last updated  2008.02.12 23:46:40
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