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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2016.02.14
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カテゴリ: コミックス

 そして、本屋さんに出かけると、水木さんの作品が並べられていた。
 『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』は知ってたけれど、
 こんなのも書いてたんだと驚いたのが、本著。

 幼少期は、成績不良で素行が悪く、父親とは激しく対立。
 ウィーン美術アカデミー受験に失敗し、建築家を目指すが挫折。
 徴兵検査で不適格と判定され、兵役を免除されたが、
 第一次世界大戦が起こると志願して、会戦に加わった。

このくらいの知識は持ち合わせていたが、

ヒトラーの演説会が、その組織拡大に大いに貢献したこと、
陰謀策略が飛び交い、組織内外抗争の連続であったこと等々、改めて知った。

ミュンヘン一揆の失敗をもろともせず、
権力闘争を勝ち抜いていく執念と強運。
常軌を逸した独善的で、排他的、固執的、粘着質な気質。
このような人物を指導者に選んでしまう民主主義という名の民衆心理。

フィクションのような陰鬱な世界。
それを水木ワールドの中で見事に描き上げた筆力は流石。
しかし、これは現実だったのだ。
フィクションとノンフィクションの世界は、紙一重の違いでしかないことを思い知らされる。





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Last updated  2016.02.14 21:06:29
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