PR
フリーページ
待ち合わせ時間に少し遅れて、先週いったばかりのベルギービールの店に入ると、先に到着していた トイモイ氏
は100種類のビールメニューを端から端まで既に46回読み終えたところであった。たいそう賑わっている店内の喧騒の中で「どもども」と声をかけると、47回目のメニュー熟読でアルコール度数の相当高いビールだけを選別しようとしていた トイモイ氏
は、激しく我に返って取り繕ったように紳士的に微笑む表情に、健常者の皮をかぶったアシッド仙人の片鱗をワタシは見逃さなかった。
ベルギービールを20杯飲んで卒業した我々は、すばやく徒歩2分圏内にあるスペイン風バルに移動し、カウンターの隅を陣取って引き続きサングリアやビールを飲み続けるのであった。そういえば、 トイモイ氏
の職業にまつわる驚愕の事実も初めて聞かされたのであったが、そこはほれ守秘義務契約なのでやはり何もここでは語れないのであった。しかし本当のことを言うと、驚いたふりだけしていたが、実のところ泥酔していてよく憶えていないというのが真実である。キーワードサーチ
コメント新着
カレンダー