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地元の人に場所を訊き、コルビュジエの建築「レイククラブ」を訪れる。ここは「スポーツコンプレックス」になっていて、ヨットクラブとアスレチックジムなどの運動施設が一緒になった建物のようだが、50年も前のインドでこんな洒落たものを作ろうという発想がなかなか挑戦的である。建物自体はコンクリート打ちっぱなしの非常にコンパクトなもので、昨日の建築群よりもずっと身近にコルビュジエの息づかいが感じられる。外観もこの湖畔のリゾートによくマッチしている。
レイククラブ隣接の別館のドアを開けて中を覗くと、薄暗いがテーブルが並んでいてレストランのようである。カーテンを閉め切った暗い店内の奥に、よく見ると店員が4人亡霊みたいに立っている。怖いよ。食事ができるのかと訊くと、できると言うので、ランチにする。窓を塞ぐ鬱陶しいカーテンを開けてもらうと、湖の眺望が抜群でベストポジションじゃないか。チキンコルマとビリヤニを頼んだのだが、これがなかなか美味い。カレーの上に散らしたパクチーが珍しく、香りが効いている。もちろん、ここでもお客はワタシひとりである。
さて、ランチを終えてレイククラブを出るが、当初楽しみにしていた「Art Gallery」も「City Museum」も、みんな休館日である。そこで、時間が余れば行ってもいいかと思っていた「ロックガーデン」という所に寄ってみることに。 芦屋の「ロックガーデン」
とは何の関係もないだろうし、せいぜい岩がいくつか転がった庭園でもあるんだろうぐらいに思っていたら、実はこれが、ワタシの予想を大きく裏切るスケールと面白さのラビリンスであった。



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