◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

神奈木さんが原作だということで読んでみました。

2007年3月発売コミックときどき、世界は美しい

やっぱ神奈木さんの切ない話、っていえる内容でしたね。すれ違ってばかりの主人公が可哀相で愛しいです。

高校３年生の横関遥人は、教育実習生の有沢行哉をいつも見つめていた。
ある日、そのことに気付いた行哉の従兄弟・悠馬が「身代わりの恋人」として付き合うことを提案してくれる。
付き合い始める二人だが、キスしているところを行哉にみられてしまい......！？




本当の気持ちを隠して恋人ごっこをするふたりですが、どっちも結局傷つくことしか出来ずに終わりを迎えた恋。


行哉もまた遥人のことを好きで、付き合おうというのですが、そこで「否」と遥人が言うんですよね。

最初読んでてなんで？って思ったんですけど、
実は遥人は最初から悠馬のことが好きで、あまりに好きすぎてその代わりに行哉を見ていたっていうんですよね。


いや～、すっかりだまされました（＞＜）

しかも「身代わりの恋人」っていうのは本当は嬉しくて嬉しくて仕方なかったのに、悠馬の気持ちを信じられずに、結局は言われるまま、流されていただけという･･･。


素直な気持ちをいえないふたりがもどかしいんですよね。

で、二人の接点というのが書道ってことで、字が心を表したりしていいアイテムになってたりします。


私的にどんでん返しみたいだった遥人の気持ちがツボでした。

また抱かれてるときに 「あいつの名前、代わりに呼んでいい」 って自虐的なこと言う悠馬がねぇ
で 「ゆ････！！」 しか言えない遥人がまたセコイ（←オイ）


まぁ見事なまでの勘違いとすれ違いが切なくて、最後にほっこりでした（＾＾）

で、いつも思うんですけど、神奈木さんの話ってキャラの 「名前」 ってすっごい重要アイテムなんですよね。

名前ってすっごい大切だなぁって思わされたお話でした。


漫画を担当された桃月はるかさんの絵もほんわかステキ絵で、神奈木さんのイメージする世界とぴったりでしたし、これは結構お気に入りの本になりました。

また時間かけてゆっくり読み直ししてみたいと思います。

日にち明けたらまた違った感想でてきそうなお話でした（＾＾）
ほっこりです♪


そして指輪は告白する
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コミック（ま行）泣かせて！ドクター