2015年11月30日
テーマ： クラシックロック(754)
カテゴリ： 動画紹介
続いては、少し元気のあるナンバーを取り上げたいと思います。1980年代後半、“覆面バンド”として突如姿を現したトラベリング・ウィルベリーズ（Traveling Wilburys）。実際には、ジョージ・ハリスンを中心に集まった大物たち5人（ジョージの他は、ジェフ・リン、ボブ・ディラン、トム・ペティ、ロイ・オービソン）のユニットでしたが、デビュー作を出したその年、ロイ・オービソンは帰らぬ人となってしまいました。
その後、バンドはデル・シャノンをメンバーに迎え入れようとするものの、この人もまた自殺による死去のため、新メンバーの参加は実現しませんでした。結局、残った4人で1990年に吹き込まれたのが『ヴォリューム3』でした。ここで彼らは落ち込むことなく元気ナンバーを聴かせてくれます。同アルバム所収の『ウィルベリー・ツイスト（Wilbury Twist）』をどうぞ。
この覆面バンドのよさの一つは、オールディーズ臭がするようなことも、平気でやってのけれられた点にあるという気がしたりもします。古臭いかもしれない、でも今（この場合、80年代終盤）にも合う、という感性。それを大物4人のヴォーカル・演奏とともに聴けるわけですから、今振り返ってみても豪華なプロジェクトでした。
ちなみに、アルバムには“ウィルベリー・ツイストの踊り方”が載っています。興味のある方は、ぜひ現物をご覧あれ（笑）。
［収録アルバム］
Travellling Wilburys ／ Volume 3 （1990年）
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