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そんなこと言ったって。雨が雪を引き立てているのは確か。雨があるからこそ、目の前に広がる雪景色がより儚いものとなり、より感慨深いものとなるのは、 確か。世の中って、そういうものだよね。
2008年01月29日
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雪が降る。 君が隣に居ない事を知る。 一昨年の事を思い出す。 ひっそり 雪に願いを掛けた。 “明日、雪が降ったら。 きっと君に会いたいと伝えよう” 雪はやがて雨になり、私の手を赤くした。 息は白いままなのに、景色は灰色で。 私は出かける。 傘もささずに。 何も持たずに。 唯、君を隣に描きながら、私は歩く。 今、君の笑顔がそこにあったなら、私にはそれで十分で、きっと、それ以上の幸福なんて無いって言うような笑顔で、私は笑ってしまうと思うんだ。 私はね、 雪が雨に変わるのが嫌い。 雪が水に溶けてしまうのが嫌い。 白が灰色に変わるその時が嫌い。 ふわふわがべちょべちょに変わる時が嫌い。 空しくなってしまう。 所詮、雪は雨には勝てないのだ。と。 思い知らされているような気持ちに成る。 そのままで良いの。 そのままが好きなの。 白で開かれたような、白で閉じられたような、暖くて、寒くて、温くて、冷たくて、 全てを覆い尽くしたようで、全てに覆い尽くされてる世界。 言葉は使えない。 唯、眼と皮膚が感じられる世界。 そのままが私のお気に入りなの。 “じゃ、また、始業式で。” … あなたは、それまで私に会えなくても平気なの? それもまた、過去の話。 笑顔はきっと、今の話。
2008年01月23日
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