面白そうですね。
春秋子さんの「★★★★」って、滅多になかったやうな。

今日ROMしていた
http://beijing.exblog.jp/
にも、森達也氏のことが出てきました。 (Jan 9, 2006 03:13:18 PM)

書評日記  パペッティア通信

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Jan 8, 2006
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カテゴリ: 社会




否。著者は、テレビ局のドキュメンタリー企画として売りこんだものの、ディレクターに難色を示され作らせてもらえなかった。だから、この表現は正確ではない。しかし、これ以外、どう表現できるというのだろう。

プロレスとテレビ。
戦後、蜜月関係を取り結び、
ナショナリズムと戦後復興を支えたコンテンツとメディア。

「空手チョップ」を武器にした、< 日本の希望の星 力道山 >。占領国アメリカからやってきた、白人レスラーたちの悪辣なファイトに堪え忍び、最後に蹴散らすその勇姿。国民は熱狂的に酔いしれた。正力松太郎は語った。「 日本人に誇りと勇気を取り戻してくれた 」。力道山は語る。「わしがプロレスに命を賭けたのは、… 眠れる日本人の大和魂をゆすぶるのが最大の念願です 」。テレビは、視聴率8割にせまる、キラーコンテンツ「プロレス中継」を武器に、メディアの覇者の地位を確立する。今でも、拉致問題や反日運動などを声高に伝え、ナショナリズムを煽りたてる潤滑油になるメディア、テレビ。

ともに在日1世 だったであったのだから…。日本プロレスのコミッショナーは、右翼の大立者、児玉誉士夫。監査役は、韓国人を父にもつ、暴力団組長。プロレスは、愛国心を鼓舞するための宣伝。公然の秘密だった、プロレス興行収益の保守政治家への献金…


森達也は、そんなプロレスを愛する一人の男である。


ナショナリズムを高揚させながらも、それを嘲笑い脱臼させてしまう。そんな、 虚実の皮膜が限りなく薄い、プロレスというジャンル を愛してやまない。ユダヤ人でありながら、ナチスの残党を演じて、全米のヒールとなった、フリッツ・フォン・エリック。「9・11」以降は、スーザン・ソンタク、チョムスキーらと互して、全米で唯一、いかにアメリカが独善的であるかをリング上で罵倒しまくった、フランス系カナダ人レスラーたち。徹底的にアナーキーで無思想。そんなジャンルを愛してやまない彼が、何十年も気になって仕方がない、一人のレスラーがいる。アメリカ・プロレス界における、 「世紀の大ヒール」グレート東郷

高下駄を履き、「神風」と書かれた日の丸の鉢巻きと、南無妙法蓮華経と書かれた白地の法被をまとう。リングには塩と米をまき、盛り塩をおこなう。お辞儀を繰り返して、相手の油断をさそい、目つぶしの塩をなすりつけ、下駄でレスラーを殴り倒す。流血のラフ・ファイトは、全米を震撼させた。

倒れたレスラーに向かい「 バンザーイ!パールハーバー!
フォールされる寸前になると、「 天皇陛下、バンザーイ!

戦争の記憶も覚めやらぬ時代。それはもう、アメリカ中の憎しみを買い、試合は常に超満員だった。観客から襲撃されることもザラ。 絵に描いたような、<卑劣なジャップ>


大ヒールゆえ (プロレスでは、大ヒールはスーパーヒーローよりギャラが高い) リングの外で圧倒的な政治力・経済力を持っていたためなのか?それとも、アメリカに人脈を持たない力道山にとって、欠くことのできない、貴重なブッキング・エージェント (マッチ・メイクをおこなう人) だったからなのか?

そこに、震撼させる情報が届く。
東郷の 母親は実は中国人
彼は、プロレスを通じて、 母親を苦しめた日本とアメリカに復讐しようとしていたのではないか 、と…。

テレビとプロレス、そして東郷とナショナリズム。4つの関係を定位すべく取材が始まる。ドキュメンタリー枠をとるべく交渉を重ね、資料を集めるものの、確かな情報がまったく集まらない。その過程で、グレート東郷をめぐる事件――― グレート草津VS「鉄人」ルー・テーズ 「謎のセメント・マッチ」の舞台裏、グレート東郷VS日本プロレスの確執、ホテルニューオータニ・グレート東郷襲撃事件 ―――の驚愕の真相が次々と明らかにされてゆく。そして、グレート草津の自宅における訪問取材によって、グレート東郷の出生に関する信じられない証言がおこなわれるのだ。ここは必見。ぜひ本書を読んで、確認してもらいたい。


たどりついたかと思われた、真実。
流血しながら不敵に笑みをうかべるグレート東郷の姿は粉々に砕け散った。
その笑みの裏側にある東郷の真実にたどりついたのだ…と思った瞬間、舞台は暗転する。なんたることだろうか。「笑み」の彼方に幻視したかにみえたグレート東郷の真実は、ふたたびかき曇り、砕け散ったはずの破片はいつのまにか、不敵に哄笑するグレート東郷の姿にもどってしまう。

しかし、この心地よさはいかばかりであろう。真か、偽か。善か、悪か。「わしがプロレスに命を賭けたのは、… 眠れる日本人の大和魂をゆすぶるのが最大の念願です 」。ウヨにすれば悪夢、左翼からすれば「悲しみ」の吐露にされてしまいかねない、この力道山の言葉にさえ、筆者は暴力的な裁断をおこなおうとはしない。虚実に回収できない、言葉にできない「何か」を大切に慈しむのだ。虚実の皮膜に生きるプロレス。丸ごと愛する筆者にふさわしい、曖昧なラストは、むしろ清涼感すら漂う。

底が丸見えの底なし沼 」プロレス。それは、ナショナリズムと似ていると、筆者は語る。プロレスは、ゲスで低レベルなナショナリズムと、どうしても表面上、親和性が高いジャンルになってしまう。そのことを悲しむ筆者。

しかし、それはどうだろうか。ナショナリズムが低劣なのではない。 愚劣かつ卑劣な人間が、ナショナリズムに囚われ、信奉するだけにすぎまい 。批判されるべき対象は、ナショナリズムではない。批判されるべきものは、ナショナリストを名のることで、愚劣で卑劣な人間性を隠蔽して、ナショナルなものそれ自体を貶める行為ではないのか。

上海総領事館員の自殺を見てみればいい。妻もいる身分でありながら、熱心にホステスに通いつめ、国家機密の提供を強要された。そして、行き詰まった挙句、渾身の飛躍を試みる。卑劣な男が英雄へと脱皮するための、 魔法の合言葉 =「 自分はどうしても国を売ることはできない 」。ナショナリストに成りおおせることで、愚劣な男は浄化されてしまう。

そして、ナショナリストたちのあさましさは、特筆されるべきだろう。ネットに急出現した「理不尽な死を悲しみ悼み怒る」共同体。考えてもみよう。身も知らぬ他人が自殺したことに、これまで彼らはいちいち悲しんできただろうか。大部分が、中国への反感ではないか?「悲しみ悼み怒る」その言葉には、中国攻撃をおこなえる材料が出てきたことへの 「喜び」が透けてみえる 。そうなのだ。「悲しみ悼み怒る」行為に参加してその「仮面」を被りさえすれば、本当に一人の死を「悲しみ悼み怒って」いる人と、面倒を起こしやがってと思っている人と、中国攻撃の材料ができたことを喜んでいる人…これらは外見からは原理的に区別することなどできない。3つの内どれにあたるのか? 自己の内面でさえ、正確に診断できるかどうか怪しいというのに。

ナショナリズムは、この隙間があるからこそ機能している。この隙間を「仮面」をかぶって利用するべく、愚劣で卑劣な男たちは、こぞって参入して「愛国」を合唱する。冷静になって思い返して欲しい。徹底的に貶められていながら、忘れさられているものがありはしないか???。 それは、ホステス通いをする大使館員に利用されることで、「日本」そのものが汚されたこと、ナショナリストによって利用されることで、「理不尽な死」そのものを悼めないことではないか?。 死を普通に悼みたい人は、「恥ずかしくて」とても「悲しみと悼みと怒り」を表明する気になれない、パラドクス。これは何もナショナリズムに限ったことではあるまい。コミュニズムが支配的イデオロギーである地域では、コミュニズムがその役割を担うことになるだろう。筆者は、愚劣・卑劣な人間の増殖の方こそ、問題視すべきではなかったか。

森達也さん、安心して欲しい。
プロレスとナショナリズムは、断じて似てはいない。

さまざまな見識も、たいへん気持ちいいものである。怪我をさせるのは、ほとんど、技をかける側が未熟なためである。プロレスには「台本はない」。ただ、結末とストーリーはある程度決まっている。それは、「八百長」にあたるものではない。 ジャズでいえば、コード進行を踏まえながらすすむ即興演奏 にあたる。コード進行のないジャズなど、ただのノイズにすぎまい、プロレスも同じことなのだ…なんと心憎い表現だろう。この一冊で、プロレスの見方が変わること、間違いありません。

ぜひ、ご一読あれ。


評価 ★★★★
価格: ¥819 (税込)

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Last updated  Feb 20, 2006 10:06:10 PM
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Re:★ 日本とアメリカに復讐せよ!!? 森達也 『悪役レスラーは笑う -「卑劣なジャップ」グレート東郷』 岩波新書(新刊)(01/08)  
cya さん

ゲラゲラ♪  
冬男 さん
 ぷははは♪
 だったら中国・韓国・北朝鮮はゲスの巣窟ですな♪
 日本のナショナリズム?
 そんなものありませんよ、理不尽な他国への反発だけ。左翼の幻想です。
 どーせ、特定アジアが静かになれば、年金問題にさっさと頭を切り替えちゃうのが日本人です。
 虚構のナショナリストを叩く事で知識人ぶってる、それが中身の無い自称・知識人の正体です。 (Jan 10, 2006 02:19:42 AM)

Re:ゲラゲラ♪(01/08)  
春秋子 さん
冬男様、こんばんわ~♪

> ぷははは♪ だったら中国・韓国・北朝鮮はゲスの巣窟ですな♪

ゲス同士、引かれるのか、たたき合いたくなるものです。ほら、叩いた(爆笑)

> 日本のナショナリズム?そんなものありませんよ、理不尽な他国への反発だけ。左翼の幻想です。

まったくですな。ゲスがゲスを「理不尽」なるもので叩きあい、しかも「反発」という、関心をもたない人がみれば、どうでもいい、自分の「実存」で叩いているだけなわけですから。「ナショナリズム」と言われては、いい迷惑でしょう。

> どーせ、特定アジアが静かになれば、年金問題にさっさと頭を切り替えちゃうのが日本人です。

いや~、あなたが叩くことで向こうも叩く…この悪循環があるので、永遠に抜け出せないでしょう。見ていて、こちらは面白いですが(笑)

> 虚構のナショナリストを叩く事で知識人ぶってる、それが中身の無い自称・知識人の正体です。

ええ。ナショナリストではなく、愚劣な男にすぎないと申し上げています。ご賛同いただき、ありがとうございました。 (Jan 10, 2006 02:30:57 AM)

ケラケラ♪  
冬男 さん
 この国には本物の右翼も左翼もいませんよ。
 いるとしたら、そう振舞っている道化がいるだけです。
 右翼という道化がいないと存在できない左翼は寄生虫ですか? (Jan 10, 2006 02:36:02 AM)

Re:ケラケラ♪(01/08)  
春秋子 さん
冬男様、こんばんわ。

> この国には本物の右翼も左翼もいませんよ。

この議論、たいへん面白い提起ですね。

> いるとしたら、そう振舞っている道化がいるだけです。

振る舞い…なかなか感服いたします。たしかに「道化」ではあるのですよ。それぞれ固有の文脈に乗っ取ってるだけ…

> 右翼という道化がいないと存在できない左翼は寄生虫ですか?

ここは、「バカの壁」としていただけない。
あなたは、左翼も道化といったのではなかったのですか?「道化=寄生虫」ならば理解できますが。
(Jan 10, 2006 02:41:13 AM)

ヘラヘラ♪  
冬男 さん
>ゲス同士、引かれるのか、たたき合いたくなるものです。ほら、叩いた(爆笑)

>ええ。ナショナリストではなく、中身の無い愚劣な男にすぎないと申し上げています。ご賛同いただき、ありがとうございました。

全面的に賛同します(爆笑)
右翼と仲良く叩きあってくださいw (Jan 10, 2006 02:41:49 AM)

Re:ヘラヘラ♪(01/08)  
春秋子 さん
>右翼と仲良く叩きあってくださいw

なぜでしょう。
右翼のナショナリストは立派な方達ですよ?

ゲスは、中韓朝のゲスが叩いてくれるでしょう。
せいぜい理不尽に反発して頑張ってください。(笑)




(Jan 10, 2006 02:47:19 AM)

はて?  
冬男 さん
>右翼のナショナリストは立派な方達ですよ?

どこが立派なんですか?
愛国心に燃えているところw (Jan 10, 2006 02:53:19 AM)

Re:はて?(01/08)  
春秋子 さん
冬男様

>どこが立派なんですか?
>愛国心に燃えているところw

そうではありません。あなたは右翼と表記しています。「道化」ではなく真の「右翼」であり「ナショナリスト」が存在しているとしているのです。真の「左翼」と同様、完全にとはいかないまでも、その人は一貫した思想をおもちのはずでしょう。

「愛国」であるのが立派なのではなく、自分が選びとった「愛国」を実践を移し、その制約の下で一貫しているのなら、立派な存在ではないですか。それ以上の何が必要でしょうか?

私は他人に自己の信条が一貫していること以外、求める気はありませんよ。

眠くなってきたので、寝ます。お休みなさいませ。
(Jan 10, 2006 03:01:09 AM)

ほうほう  
冬男 さん
 ですから「真・右翼」なるものも「真・左翼」なるものも幻想ですってw
 反発の産物にしかすぎない。
 一貫性を持つというのならば、普遍的な価値観が必要でしょう。
 ナショナリズムが相対的な価値観である以上、一貫性のある「真・右翼」なるものは存在しない。単なるゲスの叩きあいです。
 そして、その右翼を叩く以外に文脈が無い左翼は、ナショナリズムの受け皿でしかない。
 右翼が、対象的でない愛国心とやらを示し、左翼が右翼の文脈の外に出られるのらば、「真」なるものを認めます。 (Jan 10, 2006 03:17:28 AM)

Re:ほうほう(01/08)  
春秋子 さん
冬男様、こんにちわ。

> ですから「真・右翼」なるものも「真・左翼」なるものも幻想ですってw

その考えは、「右翼」「左翼」問わず、思想を真摯に実践に移そうと考えているものが「存在」していることを見落としている点で、錯誤にしかすぎません。「幻想」とは、その完璧な実践が不可能な点にあるのです。

> 反発の産物にしかすぎない。

批判点はただひとつ、思想が実践されていないことであります。もしくは、思想を汚してしまうことでしょう。

> 一貫性を持つというのならば、普遍的な価値観が必要でしょう。ナショナリズムが相対的な価値観である以上、一貫性のある「真・右翼」なるものは存在しない。単なるゲスの叩きあいです。

普遍的なものなど、必要ありません。靖国神社に賛同して「国家のために死ぬことは崇高であり顕彰」されるべきと考える人は、その崇高で顕彰されるべき対象に自らがなれるよう「実践」に移す(=自衛官になるなど)だけで、思想と実践には「一貫性」が与えられるでしょう。

そういう人たちは、むろん敬意の対象です。思想とは、自分がその実践対象にならないと意味がない。自分を律するためにあるのであって、他人をとやかく言う道具ではないのです。

もちろん、他人に死んでほしいけど、自分はその立場におきたくないゲス右翼はいくらでもいるでしょうね。

> そして、その右翼を叩く以外に文脈が無い左翼は、ナショナリズムの受け皿でしかない。

他者の内在的理解を欠いた「バカの壁」でしょう。

>右翼が、対象的でない愛国心とやらを示し、左翼が右翼の文脈の外に出られるのらば、「真」なるものを認めます。

そもそも左翼とは、さまざまな変奏をもちながらも「未完の近代化プロジェクト」であり、その反発から右翼・保守思想が出てきたものである以上、事実誤認にすぎないようにおもえます。とっくに文脈の外でしょう。
(Jan 10, 2006 04:21:36 PM)

おやおや  
冬男 さん
 実践=価値観=一貫性ですか?
 それじゃテロリストでも価値がありますなw
 虚妄を虚妄と認識できずに、内在的理解ですか、恐れ入りますw

>そもそも左翼とは、さまざまな変奏をもちながらも「未完の近代化プロジェクト」であり、その反発から右翼・保守思想が出てきたものである以上、事実誤認にすぎないようにおもえます。とっくに文脈の外でしょう。

「未完の近代化プロジェクト」w
 いやはや壮大な虚妄ですなw
 結局、歪んだ形での帝国主義の中でしか社会は成熟せず、そこから対立の概念が内に弱く、外に厳しくなっただけでしょう。
 いつか理想郷が成し遂げられるという虚妄を言い続けて、ナショナリズムの尻尾を追いかけたのが左翼の実態ではないですかw
 で、「未完の近代化プロジェクト」とやらを形にできたお国はあるのですか? (Jan 10, 2006 09:23:48 PM)

やれやれ  
冬男 さん
 結局、この国は「ムラ社会」なんですよ。
 それ以上でもそれ以下でもない。
 近代化に伴って国民国家になったとか、独自の文化を有していたとか、「未完の近代化プロジェクト」が進んでいるとか全部幻想ですw
 「ムラ社会」での経済活動の増大、それ以外は何もしてこなかった国です。 (Jan 10, 2006 09:34:35 PM)

Re:おやおや(01/08)  
春秋子 さん
冬男様、こんばんわ

> 実践=価値観=一貫性ですか?
> それじゃテロリストでも価値がありますなw

当たり前でしょう。尊敬されるべきです。「自分の体」を消滅することを賭けない思想など、思想ではない。

ところで、冬男さんの思想は何でしょう?思想のない「動物」=「ゲス」なんでしょうか?(笑)

> 虚妄を虚妄と認識できずに、内在的理解ですか、恐れ入りますw

虚妄といえば、物事を理解した気になっているから、どうしようもないのです(笑)。

> 結局、歪んだ形での帝国主義の中でしか社会は成熟せず、そこから対立の概念が内に弱く、外に厳しくなっただけでしょう。

まったく意味が分からないのですが…歪んだ・帝国主義・対立・内・弱い・外・厳しい、が自己流定義のようなので、詳しく。

> いつか理想郷が成し遂げられるという虚妄を言い続けて、ナショナリズムの尻尾を追いかけたのが左翼の実態ではないですかw

さっぱり分かりません。もともとナショナリズムは左翼思想なんすけど。「尻尾」何?

> で、「未完の近代化プロジェクト」とやらを形にできたお国はあるのですか?

え?「自由と平等」を旗印にする左翼思想は「形にできて」しまったら、存在する必要なく消滅しちゃうじゃありませんか。「形」にできていないから、左翼思想は今もあるのでしょうし、動き続けるのでしょう??やはり「虚妄」が理解できていません。

>結局、この国は「ムラ社会」なんですよ。

強固な構造はあるでしょう。思想のなさ=世間感覚は、逆に強烈な同調圧力をもたらすでしょうし。

>近代化に伴って国民国家になったとか、独自の文化を有していたとか、「未完の近代化プロジェクト」が進んでいるとか全部幻想ですw

個人と社会、次元が違う問題が一緒にされてますね。幻想だからこそ、現実において「思想」として機能する局面が看過されてはならないのです。 (Jan 11, 2006 11:27:14 PM)

はあ…  
冬男 さん
 テロリズムに価値観を見出しているようではお話しになりませんw
 はて?どこぞで貴方は国家が人殺しをするのを非難してましたよね?
 一貫性がありませんねえ(爆笑)

「未完の近代化プロジェクト」w
 実に便利なお言葉ですねw
 何も成し遂げてなくとも、実があるように聞こえるw
 実践が、価値であり一貫性じゃなかったのですか?
 「自由と平等」をどう成し遂げていくつもりですかw
 口先だけ?
 未完未完w (Jan 12, 2006 12:53:41 AM)

Re:はあ…(01/08)  
春秋子 さん
冬男様、バカの壁ですなあ。

> テロリズムに価値観を見出しているようではお話しになりませんw はて?どこぞで貴方は国家が人殺しをするのを非難してましたよね?一貫性がありませんねえ(爆笑)

まったくもってお馬鹿さんとしかいいようがありませんな。「思想と実践」を一致させた人間を尊敬するのは私であって、思想と実践の一致に価値を見いだし行為するのは私ではなく相手です。テロリズム以外の思想をもつ私は、思想を「貫いた」ことに深い敬意を払うのです。

なぜならば私はリベラリズムの信奉者だからですよ。テロリズムに走る思想も、認めない訳にはいきません。己の命を賭けたら、敬意ですな。(笑)

>「未完の近代化プロジェクト」w実に便利なお言葉ですねw何も成し遂げてなくとも、実があるように聞こえるw実践が、価値であり一貫性じゃなかったのですか?

何度も言っていることですが、虚妄がどこにあるのか分かっていないので、まったく的外れですな。

> 「自由と平等」をどう成し遂げていくつもりですかw 口先だけ? 未完未完w

永遠に反復される目指す地平と手段への迷い。あなたの間違いは、それが思想が生きているための必須条件、「不可能性」であることをまるで理解できないことにあるのですよ。

虚妄で思考停止しちゃうとダメないい例ですね (Jan 12, 2006 01:11:58 AM)

ふう…  
冬男 さん
 虚妄で停止しているのではなく、思想が組織を統べる国に生まれなかった事を認識しているだけですよw
 貴方の実践とやらを聞きましたが、テロリズムへの許容と「未完の近代化プロジェクト」「永遠に反復される目指す地平」という空虚な言葉だけです。
 もしくはバカ右翼を賛美したり、こきおろすか。

 どこに実践と内容があるのか教えて貰いたいですな。
 何かを盲目的に信奉するなら三歳の赤子だってできます。 (Jan 12, 2006 01:20:08 AM)

Re:ふう…(01/08)  
春秋子 さん
冬男様…

> 虚妄で停止しているのではなく、思想が組織を統べる国に生まれなかった事を認識しているだけですよw

ちゃうんですよ。思想は人の外にあります。つまり、行動の参照点が自分にない、反省が常に働くことでしょ。働かないと、あなたのいう「ムラ社会」=世間の過剰な抑圧になるか、ゲスらの叩き合いになるわけっしょ。その辺、なぜ分からないか理解に苦しみますな。

> 貴方の実践とやらを聞きましたが、テロリズムへの許容と「未完の近代化プロジェクト」「永遠に反復される目指す地平」という空虚な言葉だけです。

まったくもって中身があるんですが、思いもつきませんか。解決先が見えないから、思想は生きるというのに…ちなみにテロリストの存在を許すのは、リベラリズムの実践そのものでしょ【オウム追放署名を拒否したこともありましてな】。(笑)

> もしくはバカ右翼を賛美したり、こきおろすか。どこに実践と内容があるのか教えて貰いたいですな。何かを盲目的に信奉するなら三歳の赤子だってできます。

わたしくらい何も盲目的に信奉していないのは珍しいと思いますが… (Jan 12, 2006 01:27:53 AM)

はあ…  
冬男 さん
 で。貴方は、「不可能性」に、どうあがくおつもりですか?

(Jan 12, 2006 01:28:29 AM)

Re:はあ…(01/08)  
春秋子 さん
冬男さん

> で。貴方は、「不可能性」に、どうあがくおつもりですか?

たった今、あがいて苦しんでいるじゃありませんか。テロリストを容認しなければ、リベラリズムたりえないという悩みに。人を殺すことを容認しなければならないことに。

今まで何を見ておられたんでしょう??

そしてその悩みこそが、リベラリズムの完全な実践はありえない=「虚妄」であると同時に、思想が生きていく条件なんですよ。永遠に迷い、そして私は死ぬ。後は誰かがこの解けない回答を出すべく思考錯誤する。実体である人は死ぬけど、虚妄なはずの思想は永遠なんですわ。

そこを見ないといけないのです。
(Jan 12, 2006 01:34:11 AM)

Re:はあ…(01/08)  
春秋子 さん
冬男さん

> で。貴方は、「不可能性」に、どうあがくおつもりですか?

たった今、あがいて苦しんでいるじゃありませんか。テロリストを容認しなければ、リベラリズムたりえないという悩みに。人を殺すことを容認しなければならないことに。

今まで何を見ておられたんでしょう??

そしてその悩みこそが、リベラリズムの完全な実践はありえない=「虚妄」であると同時に、思想が生きていく条件なんですよ。永遠に迷い、そして私は死ぬ。後は誰かがこの解けない回答を出すべく思考錯誤する。実体である人は死ぬけど、虚妄なはずの思想は永遠なんですわ。

そこを見ないといけないのです。
(Jan 12, 2006 01:36:43 AM)

成程w  
冬男 さん
>オウム追放署名を拒否したこともありましてな】。

 書き込みがズレましたなw
 成程w
 貴方はご立派ですw
 実に一貫性があるw
 とはいえ、この国では常に思想は人の内にあると認識するのが私の唯一の思想ですw
 それは移ろいやすく、変質を前提にした一貫性のない善意と悪意の混合物だと思っております。
 悪意を避け、善意にできる限り沿うのが信条です。 (Jan 12, 2006 01:37:13 AM)

で。  
冬男 さん
 私は、思想が虚妄であると認識します。
 何故なら、春秋子さんの仰る通り、人が造り出すものに完全はないからです。
 思想は有限であると定義して、初めて律するものが見えてくる。
 その視点に立てば、テロリズムにどのような一貫性や論理武装があろうとも否と言えます。
 同様に国家に対しても。
 貴方は、思想は無限であり全ては等価値だと認識する。
 無限性に立った思想がいかに危険でも、貴方は、それを認めなければならない。
 ですからテロリズムも一貫性があれば、認めなくてはならない。
 お苦しいでしょうが、成程、貫く事には価値があるかもしれませんね。
 貴方の視線の地平の彼方に、何が映っているのか、私が知る由はありませんんが、是非貫き通して下さい。
  (Jan 12, 2006 02:42:36 AM)

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