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2006/06/27
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今まで、人生の中で出逢った人、たくさんいるのだが

茫茫と草の生い茂る中に、幾つにも分かれた

埃っぽい土の、

長い長い路の途中で、

『やあ、』

と声を架けて、またそれぞれがそれぞれの路を歩いていく

私は一人っきりでずっと、その道を歩いているのだけれど

道の途中途中で出逢う、自分と同じ様に

路を何処かへ向かおうと歩いている人人を見ては、



考えさせられたり、

或いは勇気を貰ったりする。














これまで、路の途中で出逢った人の中にも、

様々な分野で、自分の路を歩き続けて、

確かに何かを掴みかけようとしている人の話を、

最近、風の噂で聞いたりする。

誰もが、自分が一番、のびのびと出来る、居心地の良い寝場所を探して、

それまでに大きな岩がごろごろとしている、急な坂道を登ったり、

少し踏み外したら忽ち谷底に落ちてしまう様な崖道を用心深く歩いたり

時に路に迷ってしまい、途方に暮れていたりする














小学校の時に、突然うちの近所に越してきて、



不思議な少年、服部君は、今、バレエダンサーとして違う国で、頑張っている。

皮肉にもそれを私は、TVを通して知る事になった。

あの頃、彼は、バレエダンサーになる、と豪語したが誰にも相手にされず、

きっとみんな、そんなものにはなれるわけが無い、と何処かで彼を莫迦にしていたのだ

何かというと目立ちたがる彼は、当時みんなに煙たがられていたが



笑われても、嘲られても、自分の路をただ、真っ直ぐに歩いて行った結果だろう

同じ様に、小学校の時、まるでしゃべらなかった引っ込み思案の

トクマル君は、こないだ、ライブ会場で貰ったチラシにて、

一人音楽活動をしていて、ヨーロッパで認められている不思議な日本人、とされていた。















専門学校の時に出逢った、メガネくんは

当時、その子の作る音楽、そして絵の世界に

とても刺激を受けていたのだが、少しづつだが確実に歩を進めていて、

来年個展を開くらしい。

サイトを見に行って驚いたのだが、その世界観や技法が

専門時代のそれより随分と磨かれていて、素晴らしかった事。

アニュウリズム、という名前で細々活動しているらしい。

この人の作品は、是非見て欲しいもののひとつだ。

私はこの人が描く世界が大好きだし、この人が描く女の子が大好きだ。














同じく専門時代に出逢った、このブログにも昔、登場した

『あの子』だが、福岡で写真を続けていて、こないだ、その作品を

見せてもらったのだが本当に素敵だった

あの子にしか絶対に撮れないであろう、そんな写真の世界が其処にあり、

私は嫉妬にも似た、複雑な感情と

なんだか全てを諦めなくてはならないような、

愕然とした気持ちになったものだ














武器を持ちたい、武器を持ちたい、

人一倍そう思ってきたはずの私だが、

結局何もせずに、年月ばかり経ってしまった

他の路を、ただ真面目に歩き続けている努力家を横目に

それに羨望の眼差しを向けるだけで、結局

それが自分に対してどう作用するかなんて、勘違いもいいところだったのだ

だからなんだ、私が言う。

それが私だ、私が言う。

認めれば?私が笑う。

思うに、私は只、暇人なだけだろうし、

あの人はあの人、自分は自分、で、ちゃんと線引きをするべきなのだろう














なんで生きてんだろうか

生命を繋ぐ、只それだけの為に生まれたのだとしたら

私はもうずっと前に、それを放棄している

しかも、自ら

それでも呼吸が続く事は、許されるだろうか














笑える、もうそんな莫迦らしい話なんて

ずっと前に、考えるのを止めた筈なのに

なんで今更、

また、















人間という仕事を クビになって どれくらいだ ろう。















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Last updated  2006/06/28 04:35:33 AM
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