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25年以上前、「僕はランナウxイとともに旅にでる」で一世を風靡したパイオニア社の超高級ラジカセ”ランナウェイ" 僕らラジカセ世代にはたまらないあこがれだったっすよ。シャネルズ(不名誉で有名な田代のいたラッツ&スターの前身)の歌うランナウェイという歌が大流行した頃でもあったっすね。 その頃、家庭にあるオーディオといえば、通常巨大なシステムコンポセットが主流の時代っす。しかもレコード主流。
この日記を書くために中学の頃の友達の田子君にわざわざ電話して確認したのだが、俺がこれを無理して購入したのが中学2年生の時だったらしい。数年ほどためたお年玉に東京に遊びに来ていた祖母にだしてもらったっす。俺の記憶だと6-7万円のものだったと思うっすよ。中学生のおもちゃにしてはかなり高級っすね。でも現在の様な安いオーディオはなかったんすよ。もちろんカセットのウォークマンも出現する前の事っす。ちなみに、このあとミニコンポブームとなり、さらに10年たってからCDが出現するわけっすね。
14才の頃のぶんさだ。学校ではいつも一番後ろの席wてか学校にラジカセもってきていいんかねw
当時はラジオってのがインドア派の子供にとってはTV以上の楽しみだったすよ。まだTVの深夜番組枠というのは少なかったし、AMの深夜ラジオのオールナイト日本やパックインミュージックはもちろんっすけど、音楽を無料で入手できるほとんど唯一の方法として、FM放送が貴重だったっすよ。当時の日本の音楽文化というのはまだまだレベルが低くて、洋楽中心の番組が多かったっすね。なにしろ日本でしか流行ってない外タレブームってのがあったんすけど、ノーランズ、レイフギャレットなんかがそうっすねw ある意味、日本に行けばどんな洋楽もキャーキャー言ってくれて金になるので、なめられていた時代かもしれねーっすww
FM雑誌というのがあってFMレコパルとかなんすけど、これにアルバムやライブの放送の予定がのってるわけっすね。これを録音する事を エアチェック
なんて言ってたわけっす。もちろんまだレンタル屋さんなんかも出現してないっす。僕はラジカセのランナウェイと共にたくさんの音楽を手に入れるわけっすね。ロッドスチュアートやシーナイーストンのライブとか、ナベサダとか富田勲とかYMOとかがっすね。25年間以上たった今、10万本にもなろうかという積み上げられた膨大な量のカセットテープとともにまだこのラジカセは現役だったっす。
先日、 自分で作った古い曲
をWEBで披露するために、ひさびさに電源を入れてみましたが、まだ動きました。でもそれをPCに録音している途中で バチン
という音とともに、うんともすんとも言わなくなったっす。
よくぞ25年ももってくれたっす。もうこのただ場所をとるだけのカセットテープたちも、ランナウェイも役目を終えたのかな。
でも俺には捨てられないっすよ。もう俺の寿命まで数10年なんだから、持っててもいいよね。たくさんの思い出とともに死んでしまった機械のために泣いたのはこれで2回目っす。
ランナウェイ。君だけが知っている俺の孤独を25年間も、ずっと支えててくれてありがとう…
君は確かに俺の旅の仲間だったよ