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このお話をする前に、まず簡単に日本という国のたどってきた道を説明するっす。おそらく今の不況に苦しむ日本に育った世代には理解できないだろうし、信じられないでしょうからねw ま~老人の昔話を聞いてくださいっすw
信じられないかもしれないけれど、ほんの60年ほど前、この国は今の北朝鮮やフセインを遥かに上回る恐怖の独裁国家だったっす。その残虐さと狂気はおそらく歴史上最凶っす。有名なヒットラーのナチスドイツと並んで、世界中を恐怖に陥れたっす。その帝国は滅び、いや滅ぼされ、生き残った日本人は生まれ変わったっすよ。
そしてこれも信じられないだろうけど、生まれ変わった当時の日本は、今の韓国を上回るほど勤勉な国家だったっす。全員が一丸となって汗水たらして毎日毎日朝から夜まで働いていたっすよ。こうして世界一の軍事国家は世界一の経済国家に生まれ変わったっす。どっちも今の日本からじゃ想像つかねーっすよねw
今から20年昔、つまり1980年代終わりごろ突然日本に夢のような時代が舞い降りたっす。今とはまったく逆の超好景気。 まるで、まじめにまじめに働いたごほうびだったのかもしれねーっすけどね(実はちがうんっすけど)
ん~想像つかないっすか?w つまりさ。現代はなんでも節約しろとかコスト削減しろとか、人員少なくしろとかいって、とにかくお金を使わないように使わないようにしてるでしょ?
これとまったく逆の時代っす。つまりお金を使っても使っても使い切れない時代。どんどん人をやとえって時代。
例えば、今は就職って大変っすよね。当時の学生たちは"うちに就職してください"って企業に接待までされて頼まれまくっていたっすよw
この国最初で最後の饗宴。幻の大いなる祭。日本は踊っていたっす。酔っていたっす。
地価は高騰し、東京の値段で、アメリカ全土が何回買えるかわからないほどだったっすw
こうして日本はもう一回生まれ変わったっす。勤勉だった日本人は、錬金術を覚えたアルケミストの様に、毎日遊び、派手に金を使ったっす。
NY5番街の有名な高級ブランドショップティファニーでは、日本人相手にアクセサリーが馬鹿のように売れたっすよ。
how much?(いくらですか)と聞く前に、日本人を見たら店員はhow many?(いくついりますか?)と聞くほどだったっす。
この時代を バブル
というっす。そしてほんの数年で、この時代も突然崩壊するっすよ。これを バブルの崩壊
というっす。バブル崩壊は1991年と言われてるっすね。俺は1990年だと思うけどw ま~今から15年ほど昔々のお話っすね。
ちなみに俺はこの崩壊劇のど真ん中にいたっすよ。この頃は巨大ディスコブームでしたっす。ま~大人の遊び場なんっすけどね。そこの従業員をやってたっすよ。それもDJブースというちょっと高いところから見下ろす場所で働いていたっす。
ワンレンボディコン シーマ ピンドンあけまくり オープンハート 地上げ 抱きしめたい 10億 100億 そして金、金、金…
ちょっと今回は週に1回くらいのペースで書かせてくださいw
それ以前に書いていいかどうか、ちょっと許可とりたい人が何人かいるっす。できるだけ伏字なしで行きたいんっすけど、当時がらみの暴力団に殺される可能性も高いんで…w
第1話ショットガン
へ続く
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600億円のユウ 最終話 カウントダウン 2006年01月16日 コメント(33)
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