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2008.06.05
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カテゴリ: 日々の出来事
「トラ五郎88の生活」に2008年2月29日投稿したものです。

やぶ椿梅桃の花椿


 今年は日本各地で雪が多く降り、神奈川県でも4回の降雪がありました。

今日は閏年の2月の最終日です。

また、梅が咲き、やがては桜が咲く季節がやってまいりました。


 父が2月7日に92歳の生涯を閉じました。

昨年4月17日の母の逝去に続く、悲しい報告をさせていただくことになりました。

2月9日の昼には、父の生前の指示により、

父が住んでいた家にごく親しい方が集まり、

ささやかながら思いを込めたお別れの会を実施しました。

参会者に折り紙を折っていただき、沢山の花と一緒に納棺いたしました。

そして父の小学校からの竹馬の友である、

かんちゃん6688 (葉椰子)様からいただいた、お手紙を読ませていただきました。

この日の夜は、ぼたん雪が盛んに降りしきりました。

翌日は天気が回復し、時間通り出棺して近くの斎場で火葬に付すことができました。



連翹雪柳沈丁花


(「トラ五郎88の生活」に2008年2月29日投稿したものです。)

 母が亡くなってからの父の暮らしは、私と妻が週に6日、下の妹が週に1日、

遠方にいる弟と上の妹が月1回程度泊まりに来て、みんなで支えていました。

同時にケアーマネージャーさんを中心とした介護サポート体勢を受けておりました。

朝8時からの30分、父はヘルパーさんに着替えとトイレへの誘導をしてもらい、

その後、温かいタオルで身体を強く拭いていただくのが好きでした。

そしてまず最初に、自家製のカスピ海ヨーグルトをベースとしたトマト、バナナ、

生パインナップル入りの特製ジュースを飲みました。

次にNHKテレビの「朝の連続ドラマ」、「生活ホットモーニング」を見ながら

薬をきちっと飲んだ後、1時間以上かけてパン食の朝食を摂りました。

デイサービスや外部の介護施設へ通うことを嫌った父は、

10時半からのヘルパーさんに部屋の掃除、洗濯や物干し、

トイレと風呂場の清掃、そして時には足浴をしていただいたり、

見守られながら二階の書斎へ上がり読書をしたりして、午前中を過ごしました。

曜日ごとに来てくださる優しく気持ちの良いヘルパーさんに、

庭を自慢したり、昔の話をしたりと会話を楽しむ日々でした。

12時になると自分から食卓に着き、まず決められた薬を飲み、

おかゆやお茶漬けを主とする昼食をテレビを見ながら時間を掛けて摂り、

午後はスタジオパーク、高校歴史講座等のテレビを観て過ごしていました。

そして週に2回は4時頃から私と一緒に風呂に入りました。

夕食は6時半、まず薬を飲み、宅配のお弁当と

同宿する人が用意した食事を時間を掛けて摂りました。

その後はNHKの総合テレビを見て過ごし、夜10時になると、

自分でエアコンや加湿器の電源を切り、

『それじゃー寝るよ、お休み』と言って休むことが常でした。

月1回家庭医の先生の往診を受け、採血・血圧測定をし、医者である父は、

家庭医の先生から前回の検査結果の報告を受け、薬の処方をしてもらいました。

また月に2回、訪問看護師さんに血圧・血中酸素・体重の測定、

爪切りや足のマッサージ等体調管理をしていただきながら暮らしておりました。

母が亡くなった直後は体重が42kgまで減少しましたが、

最近は46kgになり、精神的にも安定した穏やかな日々を過ごしていました。

しかし、今年の冬は近くへの散歩や手紙を出しに杖をついて

ポストに出かけることもなくなり、庭の花を眺めて楽しんでいましたので、

私は時間があると庭や柵の手入れをし、球根や花の苗を植え、

父と一緒に春の訪れを楽しみにしていました。

土曜日のNHKテレビの午前中の番組、ネット54で

「”恒ばあ”の贈りもの 97歳の名物おばあさんの1年 八丈島」

の放映を一緒に見たことがありました。

毎日午前中は篭を背負っては畑に行き、野菜作りをし、

午後はゲートボールをしたり、老人ホームにも積極的に出かけ、

自分の家に来た人にいろいろ話を聞かせ、帰る時は『またおじゃれよ』と言い

ご主人や弟や親しい友人が先立つ中、

『今は99歳まで生き、今までお世話になった島の人々の厄落としをしたい』

と言っていたことが印象深く思い出されます。

その他、百歳万歳、鶴瓶の家族に乾杯等

元気なお年寄りや地方で逞しく生活する人の番組をよく一緒に見ました。



八十路を行く二人で万歳城大寄る年波….


父は糖尿病であるため、お酒は一切口にせず、決められた薬は毎日確実に飲み、

規則正しい生活としっかりとした体調管理をしていたため、顔色も良く、

『とてもお年に見えずお若い』と会う人に言われるのが、自慢でした。

ところが2月4日就寝後、夜半に原因は分かりませんが、

腹痛があり、嘔吐があったため、翌日は午前と午後に

訪問看護師さんに来ていただき、様子をみてもらいました。

2月6日には食事もでき、親友のかんちゃん6688さんや弟からの電話にも、

しっかりした声で応答もでき、元気を回復してきたように見えました。

私は翌日、自分の定期検診日であったこともあり、

妻と帰宅し、父のサポートを下の妹と交代しました。

2月7日、いつもと変わらぬ朝のスタートでした。

ゆっくり朝食を摂った後、トイレに入りましたが、

しばらくして、隣の洗面所にいた妹がドスンという音を聞きました。

妹はすぐに駆けつけ、トイレの扉を塞ぐ形で父が倒れ込んでいるのを見て、

救急車を依頼し、家庭医の先生と訪問看護師さんへ助けを求めました。

到着した方々が救命処置をして下さいましたが、

10時49分、脳梗塞という診断のもと、息をひきとりました。

私と妻は11時半頃到着し、手を握り顔に手を当てると、まだ温かい状態でした。

2月21日の93歳の誕生日を目前にし、

毎朝見ていた「ちりとてちん」の草若師匠に先だって、

また私と昨年一緒に行った近くの公園の桜も見ることもなく、

父は1周忌を迎える母の元へ旅立ちました。

まさに大往生でした。



  かえりみて 長かりき長かざりき 去年今年              

  いつの日か吾も辿らん旅なれど 悲しからずや朋友の先発     葉椰子


フリージア水仙01水仙02菫

☆ 今回使用させていただいたスケッチは全てかんちゃん6688さんが描かれたものです ☆


お年寄りの心得

☆高齢者への戒め☆ (かんちゃん6688さんと父のぶらり旅道中駄弁り記録より)
 僕達高齢者が自ら戒むべき事を挙げてみよう。
 あまり『今時の若い者は…』なんて、他人様 の悪口ばかり言ってはいられない。
 さてそこで高齢者への戒めだが、
○今更、国家、社会のため…なんてデカイ事は考えない事である。自己過信して、
 若者の道を 塞ぐ事は慎もう。
○常に感謝の気持ちで人に接し、おとなしく、健康に注意して、過ごそう。
 そして、できるだけ他人様の迷惑にならぬよう心がける、
 …実はこの事が一番社会の ためになる。
○無理のない自己ペースで、足と頭を動かし、「日々是好日」と余生を燃焼させる事。
○思い出を語ることは楽しいが、自慢話はみっともない。 要注意!。要注意!。
○何事も控えめに(自制)し、何事も多少の余力を残すことが肝心。










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Last updated  2012.10.04 17:05:30
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