今日、「速報! 歌の大辞10」を観ていたら、尾崎豊の死後に(!)ヒットした「OH MY LITTLE GIRL」が流れていました。彼のナンバーでは、これが一番好きです。 早いもので、彼が死んで、もう11年になるんですね。当時は別に好きでも嫌いでもなかったんですが、30代になった今、彼の歌を聴いていると、誰の歌よりも、自分の若かったというか幼かったというか、もう戻らない日々のことが、フラッシュバックしてきます。 この曲がヒットしたのは確か1994年のはじめだったと思うんですが、就職が決まってはいたものの留年するかしないかの瀬戸際だった当時の私は、ある女性に、片想いをしていました。彼女は大学の同級生だったんですが、絵を描くのが大好きで、就職活動もロクにしないでキャンバスにばっかり向かっていたので、既に留年が決定していました。彼女のどこに魅かれたのか? と言われても、今、いや、当時でさえ上手く答える自信はありませんが、恐らくは「好きなことに打ち込んでいる姿勢」だったんだろうと思います。当時の自分は、ただ時の流れのままに就職しようとしている下らない存在に過ぎませんでしたから、逆に魅力を感じたんでしょう。 結論から言うと、彼女には、フラれました。しかも私まで留年決定のダブルパンチ(泣) これ以上ないくらいのどうしようもない結末でしたが、今でも「OH MY LITTLE GIRL」のメロディーとともに、かなりはっきりと、当時を思い返すことができます。 「♪OH MY LITTLE GIRL あたためてあげよう…」あのときの自分も、誰かをあたため、逆にだれかにあたためられたかったのかな…