CAPTAINの航海日記

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2012.01.31
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カテゴリ: decade(s)企画
前回までの考察では東北本線、東北新幹線、阿武隈急行と「対仙台駅」の路線を取り上げてきましたが、今回は「対山形駅」となる奥羽本線・山形新幹線について、考察してみたいと思います。

奥羽本線・山形新幹線における福島駅と山形駅との中間地点は、米沢駅の北3.5キロほどの地点にあります。従って、米沢駅における片道運賃は、山形駅が820円に対して福島駅が740円になり、また山形新幹線の自由席特急料金も福島、山形両駅とも730円となるため、米沢駅の料金面においては、普通列車、新幹線双方とも、福島駅が優位に立っています。
ところが、列車の所要時間についてみていくと、普通列車が46分、新幹線が34分と、対福島駅、対山形駅ともに同じとなります。とりわけ新幹線に関しては福島駅~米沢駅間が全列車ノンストップとなるので福島駅優位となりそうなところですが、同区間には板谷峠という最大38パーミル(=%の10分の1)の難所があるため、電車が走っているとはいえどうしても時間がかかってしまうようです。
加えて、普通列車の運行体系は、米沢駅を境に福島方面の列車が激減しています。山形方面が一日上下35本あるのに対して、福島方面は一日上下12本しかないのです。
従って、普通列車と新幹線とを合算した米沢駅におけるデータは、

【対福島駅】
運行本数   上下44本(普通列車12本 新幹線32本)
平均所要時間 37分
片道運賃   1,271円


運行本数   上下67本(普通列車35本 新幹線32本)
平均所要時間 40分
片道運賃   1,169円

となります。
先ほど米沢駅における片道運賃は福島駅の方が山形駅よりも優位に立っていると述べましたが、福島方面への普通列車の本数が極端に少ないため、新幹線を含む各列車の平均運賃を算出すると、福島駅の方が割高になるという逆転現象が起こります。
従って、指標の方も、

【対福島駅】
運行本数   -20.7ポイント
平均所要時間 + 3.9ポイント
片道運賃   - 4.2ポイント
計      -21.0ポイント


運行本数   +20.7ポイント
平均所要時間 - 3.9ポイント
片道運賃   + 4.2ポイント
計      +21.0ポイント

となり、運行本数の多さがモノを言って山形駅が圧倒的に優勢という結果となります。

ただし、奥羽本線に関しては、米沢市より南の駅では運賃、所要時間とも福島駅に分がある上に列車の運行本数も福島、山形両方面とも同数の一日上下12本となるため、福島駅優勢の結果となります。駅名で言えば、関根、大沢、峠、板谷と米沢市南部の4駅が、「福島圏」に入ることになります。駅勢圏を大字名で列挙すると関根、三沢、赤崩、大小屋、大沢、板谷及び万世町刈安の7ヶ所で、人口は2,500人ほどでしょうか。いずれも奥羽山脈に抱かれた過疎地域であり、ここでもまた、中山間地域を掴まされる「福島圏」だったりします。





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Last updated  2012.02.01 00:47:16
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