CAPTAINの航海日記

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滋賀県彦根市@ 滋賀県彦根市 2025年8月1日【午前8時00分滋賀県北西地…
CAPTAIN @ Re:松本さん(03/17) >松本さんさんへ ???
松本さん@ 松本さん 2025年8月5日【大地震発表決定】
CAPTAIN @ Re:昨晩の地震(03/17) >松本さんへ すみません。コメント頂戴…
2012.02.18
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テーマ: たわごと(27375)
カテゴリ: decade(s)企画
前回紹介した奥羽本線についての考察で、「郡山圏」が山形県内において獲得できる人口を書くのを忘れてました。
結論から申し上げると、「郡山圏」に入る米沢市板谷の人口は、約100人。かつてはカオリン(耐火粘土)の採掘で賑わい、現在でもゼオライトの採掘が細々と行われている鉱山集落ですが、もはや限界集落同然なのが現状です。栗子スノーパークや五色、滑川、姥湯の各温泉など観光スポットがそれなりに展開しているのが救いと言えるでしょうか。とにもかくにも、山形県内に食い込んだとはいえ、関根駅以南が含まれた「福島圏」に比べると、2,000人ほどの人口を失う計算にはなります。

…と、ここまでは「福島圏」に対して「郡山圏」が勢力を失う地域、路線ばかりを紹介して来たのですが、今回取り上げる磐越西線からは、逆に「郡山圏」の元気ある部分をお見せできるかと思います。
磐越西線沿線では「郡山圏」と「新潟圏」とがしのぎを削ることになる訳ですが、「福島圏」の限界が喜多方駅だったこと、また福島駅と郡山駅とが46.1キロ離れていることを考えると、そこから25.0キロ新潟駅寄りにある西会津町の中心地・野沢駅をめぐる攻防になることが予想されます。
そこで、野沢駅のデータを調べてみると、通常運賃は郡山駅1,890円に対して新潟駅1,450円と新潟駅優勢になる(ちなみに、磐越西線における郡山、新潟両駅の中間点は、山都駅の西方4.3キロの地点であり、野沢駅から10.8キロ郡山駅寄りになります)ものの、郡山駅~喜多方駅間の Wきっぷ (往復1,800円)を活用すれば郡山駅へは喜多方駅~野沢駅間の片道運賃(400円)とをあわせて片道1,300円での利用が可能になり、逆に新潟駅へは往復利用前提で えちごワンデーパス を利用すれば日出谷駅まで片道750円、日出谷駅~野沢駅の片道運賃(400円)とをあわせて片道1,150円での利用が可能になります。また、列車の運行本数に関しては会津若松駅~野沢駅間の区間列車が何本か走っていることもあり郡山駅優勢、所要時間に関しては両方向とも2時間10分前後ですが若干新潟駅優勢となります。
これらのデータをまとめてみると、

【対郡山駅】

平均所要時間 2時間16分
片道運賃   1,300円

【対新潟駅】
運行本数   上下15本
平均所要時間 2時間05分
片道運賃   1,150円

となり、指標は、

【対郡山駅】
運行本数   + 9.1ポイント
平均所要時間 - 4.2ポイント
片道運賃   - 6.1ポイント


【対新潟駅】
運行本数   - 9.1ポイント
平均所要時間 + 4.2ポイント
片道運賃   + 6.1ポイント
計      + 1.2ポイント


なお、野沢駅から一駅郡山駅寄りの尾登駅以東は「郡山圏」となるので「福島圏」との対比では「新潟圏」に組み入れられた喜多方市の旧山都町および旧高郷村および西会津町の尾登駅周辺は「郡山圏」となりますが、国道49号線を会津坂下町方面へと走っている西会津町民バスの沿道は、わずかな差で「新潟圏」になってしまうようです。

ところで、野沢駅のある西会津町は、会津若松駅~新潟駅間(一日上下8本)、あるいは会津若松駅~野沢駅間(一日上下4本)を結ぶ高速バスが通っており、これを活用して郡山、新潟両駅へと行くことが可能です。ハブとなるバス停は、野沢駅から1キロ少し南東にある西会津ICで、同バス停に停車(ただし、野沢駅前から会津若松駅へと至る便は同バス停に停車しないため至近にある石川商店前バス停の停車時刻で代用)するバスのデータを、往復割引を利用したものとしてまとめてみると、

【対郡山駅(会津アピオ前バス停で郡山駅前行のバスに乗り換えたとして試算)】
運行本数   上下12本
平均所要時間 1時間44分
片道運賃   1,550円

【対新潟駅】
運行本数   上下8本
平均所要時間 1時間18分
片道運賃   1,400円

と、本数は少ないながらも両方面とも鉄道より早く到達することが可能であり、指標は、

【対郡山駅】
運行本数   +20.0ポイント
平均所要時間 -14.3ポイント
片道運賃   - 5.1ポイント
計      + 0.6ポイント

【対新潟駅】
運行本数   -20.0ポイント
平均所要時間 +14.3ポイント
片道運賃   + 5.1ポイント
計      - 0.6ポイント

と、郡山駅がわずかに優勢になるにはなりますが、鉄道でつけられた差を埋めるまでには至りません。やはり、尾登駅周辺を除く西会津町の大部分は「新潟圏」と考えた方が良さそうです。

結果、「福島圏」との対比で「郡山圏」が獲得できる地域の人口は、約6,000人といったところでしょうか。元々人口密度の低い地域とはいえ、少し淋しい数字のような気がしなくもありません。果たして、他の地域では如何に!?





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Last updated  2012.02.19 14:45:27
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