CAPTAINの航海日記

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2012.02.25
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テーマ: たわごと(27375)
カテゴリ: decade(s)企画
中二日をおいて次に紹介する「郡山圏」についての考察は、水郡線沿線。この路線はその名の通り水戸駅と郡山駅(厳密に言えば路線の終点は安積永盛駅ですが、列車はすべて郡山駅まで直通します)とを結んでおり、前回の東北本線(宇都宮線)と同様に、境界の確定がしやすい路線と言えるでしょう。

まず、距離上の中間点を調べてみると、福島県最南端にある矢祭町の中心地・東館駅が郡山駅から71.4キロ、水戸駅から71.0キロの位置にあり、ほぼ中間点であることがわかります。同駅からの郡山、水戸両駅の運賃も、1,280円と同額です。
そこで、東館駅のデータを調べてみると、以下の通りになります。

【対郡山駅】
運行本数   上下16本
平均所要時間 1時間34分
片道運賃   1,280円

【対水戸駅】
運行本数   上下15本

片道運賃   1,280円

意外なのは、ほぼ等しい距離とは対照的に、水戸駅方面への平均所要時間が10分以上長くかかっていることです。この背景には、東館駅の三駅水戸寄りにある常陸大子駅が運転上の拠点となっており、同駅で長時間停車したりあるいは列車を乗り継ぐ必要が生じるケースが多いためです。なお、東館駅の一駅(4.1キロ)水戸寄りにある福島県最南端の駅・矢祭山駅における平均所要時間も、郡山駅1時間39分に対して水戸駅1時間44分と郡山駅が上回ります。
従って、東館駅の指標も、

【対郡山駅】
運行本数   + 3.2ポイント
平均所要時間 + 7.4ポイント
片道運賃   ± 0.0ポイント
計      +10.6ポイント

【対水戸駅】
運行本数   - 3.2ポイント
平均所要時間 - 7.4ポイント

計      -10.6ポイント

と、郡山駅優勢の結果となります。
となると、矢祭山駅もひょっとすると郡山駅優勢かもしれないと期待を抱いてしまいますが、データを確認すると、

【対郡山駅】
運行本数   上下16本

片道運賃   1,450円

【対水戸駅】
運行本数   上下15本
平均所要時間 1時間44分
片道運賃   1,280円

と、郡山駅への片道運賃が割高になるため、指標は、

【対郡山駅】
運行本数   + 3.2ポイント
平均所要時間 + 2.5ポイント
片道運賃   - 6.2ポイント
計      - 0.5ポイント

【対水戸駅】
運行本数   - 3.2ポイント
平均所要時間 - 2.5ポイント
片道運賃   + 6.2ポイント
計      + 0.5ポイント

と、わずかに水戸駅優勢の結果となります。

従って、水郡線沿線における「郡山圏」の南限は、東館駅ということになるでしょう。「福島県」との対比で「水戸圏」とされた棚倉町南部の旧近津村、塙町の全域および鮫川村の渡瀬、青生野の両地区は「郡山圏」に入り、矢祭山も大部分が「郡山圏」となりますが、皮肉なことに、矢祭町の名前の由来となったツツジの名所・矢祭山周辺の一帯(概ね内川小学校の学区)が「水戸圏」ということになります。
また、水郡線とは別の話になりますが、矢祭町の南部(概ね国道349号線沿道)では、常陸太田市中心部にある藤井病院とを結ぶ無料送迎福祉バスが、水・日曜日を除く各日に上下2本運行されています( 参考 )。この地域には以前福島交通、茨城交通両社の路線バスが運行されていたのですが2000年代に相次いで廃止されたため、藤井病院が患者のみならず一般住民の送迎を兼ねたバスを運行するに至ったとのことです。その奉仕精神には頭の下がる思いです。
藤井病院の尽力や功績を考えると、バス路線沿いの下関河内(しもせきごうど)小学校の学区も「水戸圏」に加えた方が良さそうに思えます。

最終的に、「福島圏」と「水戸圏」との対比で「水戸圏」とされた地域のうち「郡山圏」が奪還できる地域は、矢祭町南部の内川、下関河内両小学校の学区を除く東白川郡全域ということになるかと思います。人口については、矢祭町内の各大字の詳しい人口統計がわからなかったため推察になりますが、約19,000人といったところでしょうか。わずかに「水戸圏」の浸食を受けてはいますが、押されっ放しだった境界を県境近くまで押し戻す形にはなるようです。





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Last updated  2012.02.25 17:29:37
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