全29件 (29件中 1-29件目)
1
CS日本映画専門チャンネルで「プラン75」'22を見る。ちょっと気になっていたのでね。政府主導で、75歳以上の老人は死を選択できると。一種のSFだけれども、これは近未来にありそうな話だ。あの、おでんメガネ野郎とかが推進しそうだな。政府主導だからプロモーションも盛ん、フォローは至れり尽くせり。申し込んだ独身老女は制度を利用する前に孤独死。それを目の当たりにした元同僚・倍賞千恵子も、制度を申し込む。コールセンターで、15分以内のリミットはあるが、色々な話を聞いてくれる。年寄りは話を聞いてもらえるのが嬉しいからね。ホテルの清掃業務をクビになった倍賞は、夜の交通誘導員の仕事をこなす。彼女のバックグラウンドは詳しくは語られないけれど、年金だけでは食っていけない、暮らしてさえいけないという現実がある。並行して、プラン75の相談員の若手・磯村勇斗と、子供の治療費のために働くステファニー・アリアン(フィリピーナ?)のエピソードが語られる。磯村は叔父を勧誘するも、合同葬儀ではなく単独の葬儀を行わせようと、施設から遺体を運び出す。その死の瞬間を目の当たりにした倍賞の方は・・・正直、説明されないとシチュエーションがわかりづらい。倍賞は最後に施設を抜け出すわけだが、それも単なる外出かなと思えた。磯村の叔父の死の瞬間を目撃するところも、交通誘導員の件も、監督はカットしようとしたらしいが、倍賞が残すべきと言って残ったそうだ。しかし、それらは映画として非常に重要な場面と思われ、それをカットしようとする監督の判断はいかがなものか。倍賞の主張が無ければ、この映画は別物と化していたかも知れない。その意味で、これは、まさに倍賞の映画と言える。最後に夕日を眺めながら倍賞が歌を歌う。テレビでは音量の問題で何を歌っていたかわからなかったけれど、これも倍賞の案らしい。いやいや、もう監督以上に倍賞だね。そういう意味では疑問はあるけれど、取り上げられたトピックそのものは切実さを感じさせるものだった。まあ、こちとらは死ぬまで生きてやろうと思うけどね。
2024年02月29日
コメント(0)
CSナショナルジオグラフィックで放送の「ジーニアス:キング牧師とマルコムX」の7、8話、最終回だ。23日放送の録画視聴。7話では、ケネディ暗殺後に大統領になったリンドン・B・ジョンソンに、マーティン・ルーサー・キングは、半ば脅すような勢いで公民権法の成立を迫る。法案は議会を通過したが、その分、キングへの圧力は一層増していく。それは、彼がノーベル平和賞を受賞しても尚だ。長年の相棒であったラルフ・アバナシーは、キングのみが注目される状況に不満を抱く。マルコムXは、ついにネイション・オブ・イスラムから離脱。結果、かつての同胞たちからも狙われるようになる。この点が、マルコムのキング以上の悲劇だと思う。キングのように記録に残る形での恩賞も得られていない。独自のイスラム組織を立ち上げるも、命を狙われる危険には常に晒される。最終話、20分程でマルコムはあっさり暗殺されてしまう。この暗殺にNOIが関わったかどうかは明らかになっていないようだ。一方、キングはジョンソンからヴェトナム戦争への反対表明については釘を刺される。しかし、妻コレッタ・キングの影響もあって、敢えてキングは戦争反対を表明。結果、ジャッキー・ロビンソンなど黒人の同胞からも反意を得てしまう。キングは40分くらいの時点で、こちらもあっさり暗殺されてしまう。晩年のキングの手の震えというのは何かの病気だったのか、心理的なものだったのか。二人の死後、妻のコレッタとベティ・シャバズが互いに手を取り合う。こういう邂逅も実際にあったのだろうか(「ベティ&コレッタ」というドラマも放送されたらしいが)。最後は、やはり、静かに熱く盛り上がるものがあった。国会議事堂での唯一の二人の対面の写真も映された。アレックス・ヘイリーの「マルコムX自伝」も読んでみないと、いずれ落ち着いたところで、じっくりと。一方、ナショジオでの放送は、普段見てないチャンネルでも、ちょっと見てみたい番組が色々あることが知れる機会でもある。ドラマの間の番宣は、基本すっ飛ばしていたけど、興味を惹かれるものは、しばらくはチェックしてみたいと思ってる。
2024年02月28日
コメント(0)
CSムービープラスで「ディンゴ」'91なる映画を。オーストラリアとフランスの合作映画で、舞台は、豪の砂漠のようなど田舎とパリだ(パースもちょっと)。何でこれ見たかというと、マイルス・デイヴィスが出ているのだ。あの人が演技したのは初めてらしい。しかし、1991年って死んだ年じゃないか!結構トンデモ映画だ。プーナ・フラットなるど田舎に、突如、旅客機が降り立ち、そこからいきなりバンドが出てきて、ビリー・クロスと名乗るマイルスが演奏を始める。それを聞いた少年、マイルスに、いつかパリに来いとか言われたのを間に受けてトランペットを始める。そして、幾星霜・・・野犬狩を商売にした主人公コリン・フリールズは、幼馴染の妻との間に二人の娘もいて、それなりに幸せな生活を送っていた。地元のバンドでトランペットを吹いているが、本当は本格的なジャズを演りたいようで、キャンピングカーの中で音楽に浸る。バンド仲間にからかわれて、パリからの電報などを真に受けて、見てて痛いくらいはしゃぐ。金持ちになった友人にカミさんも狙われていて、野犬というか完全に負け犬の体だ。後半は、ある種のサクセスストーリーになるのだけど、本当にマイルス=ビリーからの誘いが来てパリに赴いたフリールズは、クラブのステージの飛び込み演奏で好評を博す。演奏を気に入ったマイルスは、数年来引退状態だったのが、彼もステージで飛び入り演奏を始めると。この映画でのビリーは、脳卒中を機に人前に出るのをやめたようだけど、マイルス自身は、晩年まで活動していたんだよね?マイルスはフリールズの曲を録音するけれど、彼がパリに残ることには反対、音に込められた野生が失われるからと。まあ、マイルスの演技は割と自然かな。しかし、主役のフリールズが、本当に豪の田舎ものっぽくて今一つだな。それにしても、マイルスはどうしてこの映画に出る気になったのか?数年前にデクスター・ゴードンの「ラウンド・ミッドナイト」が好評を博したから、あれを見てオレも、なんて思ったのかも?残念ながら、宵の口くらいまでで終わった印象だけど・・・
2024年02月27日
コメント(0)
今月のCSムービープラス“ハマる!インド映画”は、バレンタインデー特別篇(笑)ってことで、映画ではなく「バーフバリ」のプラバースが出た、インドのトーク番組の放送だ。「アンストッパブル・ウィズ・NBK」のNBK(ナンダムーリ・バーラクリシュナ)は、テルグ映画界のベテラン俳優だそう。アメリカの「トゥナイト・ショー」等のノリだけれども、こっちはもっとミーハーな内容だな。以前もムービープラスでは、「コーヒー・ウィズ・カラン」という番組で、プラバース、S・S・ラージャマウリ、ラーナー・ダッグバーティの「バーフバリ」トリオを招いた回を放送したことがあったけど、そこそこトークだったあの番組に対し、こっちは更に俗な作りで、とにかく、独身のプラバースのお相手は誰なんだというところばかりツッコミを入れていく。番組は2022年の放送だったようだけど、その時点でもプラバースは42歳。確かに、この年齢のインドの人で独身を貫いているって珍しいのではないか。割と普通の服装の感じで現れたプラバース、背は高く、足のサイズは31.75もあるそうな。「カラン」でもそうだったけれど、やはり、かなりシャイな人のようだ。プラバースがブレイクしたのは2000年で、ラージャマウリとの「チャトラパティ」も2005年。既に結構なキャリアの人で、番組のオープニングでの取り上げられようは、もうラジニ様らにも匹敵する大スーパルスターの扱いだった。ダーツのゲームで、いきなりラーム・チャランに電話をかけて、司会者がラームにプラバースの相手は誰かを問い詰めたりする。ラームといえば、あの「RRR」の人だ。テルグ映画のスターたち、何気に繋がっているのだ。しかしまあ、何だかなあって作り。前編の1時間はどうにか見たけど、後半はもういいやと(苦笑)。そういえば、最近、リティク・ローシャンとか特定のインドスターの誕生日を勝手に?祝う集いとかが有料で催されたりしているよう。ちょっと、韓流ブーム時代のファンミのようなノリだね。時代は変わったねえ。尤も、肝心のインド映画は、最近、劇場では久しく観られてない気がする。まあ、以前ほどの大物はないけれど、たまたま沖縄ではこのところ上映されてないだけみたいなので、ナイチの方に行けば、また・・・
2024年02月26日
コメント(0)
世に女子アナ・フェチみたいな人っているけど、僕は近年は(笑)そういう気はほとんどなかった。ニュースにしろバラエティ番組しろ、特に民放はあまり見ないからねえ。しかし、このところ、ちょっと異変が・・・日テレというかCSの日テレG+ではNFLの独占中継に加え、シーズン中は「オードリーのNFL倶楽部」というバラエティ番組も毎年放送されている。以前は見てなかったのだけど、週の試合の振り返りもあって、ある意味、貴重なので、今季は毎週見ていた。オードリーと言っても、今は片割れの春日の方だけの出演で、日テレの女子アナと二人、時々ゲストを迎えるという感じ。以前は、女子アナではなく相武紗季が出ていたっけ。今季かららしいけど、新人アナの渡邉結衣という人が進行を担当。この人が何かいいんだね。如何にもスポーツ知らない女子ではなく、アメフトは番組を担当して初めて見たらしいにも関わらず、ルールや試合内容、選手名を伝える際も拙いところは一切なし。極めてクレヴァーながら、才女っぽい嫌味は微塵も感じさせない。スポーツ部のマネージャー的爽やかさとしっかり者の部分を持ち合わせていて、実際、マネージャー経験がある人らしい。新人とはいえ、アナウンサーとしても、かなり有能な人なのではないか。一応、マイアミ・ドルフィンズの推しということで、ドルフィンズが勝利すると、“サッパーン!”とか声を上げる。イルカが跳ねる音ってことなんだろうね。しかし、おバカさや初々しさだけを売りにする感じはなく、卒なく、かつ、明るく楽しく番組を進行していた。勿論、NFLの試合結果のチェックは欠かせなかったけれど、この渡邉アナを見るためにも、毎週欠かさず番組を見ていた次第だ。番組はスーパーボウル後もプラス1週放送され、1年目にして早くもスーパーボウル現地取材を果たした渡邉アナのリポートが伝えられた。それはよかったけれど、これで終わってしまうのは残念だねえ。シーズン終了でNFLロスも何だけど、渡邉アナ・ロスもあるかも?もう一人はTBS。金曜夜に何となく見ているBS TBSの「おんな酒場放浪記」、昨年後半にTBS女子アナがメンバーに加わった。その日比麻音子という人、普段どんな番組に関わっているかは知らなかったけれど、酒場での飲みっぷりがなかなかのもので、店の女将にも、“美味しそうに召し上がりますね”と感嘆されていたほどだ。30代くらいの人かな?「吉田類の酒場放浪記」の年末特番にも進行役として登場。更に、新年早々の「おんな酒場」特番にも、レギュラーの一人として参戦。倉本康子、寺澤ひろみと、この人の3人体制で今後は行くようだ。毎回見ているわけではないのだけど、ちょうど今週の番組には登場して、酒も料理も、また豪快に食らっていた。一方で、能登の震災の際にはヘルメットをかぶって被災地からリポートしている光景や、ニュースで自民党議員の裏金問題を伝える放送も見られた(別に追っかけているわけではなく、たまたま)。当たり前だけど、しっかり、局アナとしての仕事もこなしているわけだ。日テレは沖縄では見られないので、渡邉アナの番組をこれからチェックするのは難しいかも知れない(追っかけてまでは見ないからね)。一方、「おんな酒場」の方は、日比アナ登場の回はしっかり見るようにしたい。ということで、時ならぬ女子アナ熱?は今後いかに・・・
2024年02月25日
コメント(0)
CSムービープラスで放送の「戦略大作戦」'70の日本語吹替版を録画視聴。むかーし、ゴールデン洋画劇場で短縮版を見て、とても面白かったという記憶。初めての完全尺版だが、前に見たのは何年前かは定かではないくらい。一応、戦争映画なので、そこそこスケールは大きい。しかし、キャストは曲者揃い。大体、クリント・イーストウッドの主演だから普通の戦争映画ではない。ドイツとの戦争拠点の銀行に1600万ドル相当の金塊があると知ったイーストウッドが、その強奪作戦を展開する。戦況がどうこうなんて知ったこっちゃない。指揮官は将軍の甥のボンボンで、パリにヨットを運ぶとかしている隙に、仲間を集めて勝手に進軍していく。何ともアナーキーな戦争映画。といえば、「マッシュ」が思い浮かぶけど、その役柄の延長のような感じでドナルド・サザーランドも加わる。堅物の軍人テリー・サヴァラスも説得して、夢の金塊強奪作戦は如何に?ワーグナーならぬハンク・ウィリアムス・ジュニアのカントリーを鳴らして進軍するサザーランドのシャーマン戦車。しかし、その行手には更に強力なドイツのティーガー戦車が立ちはだかる。しかし、ドイツ軍人だって命令に従っているだけ。最後は、その敵兵を説得するべく、イーストウッド、サヴァラス。サザーランドの3人が決闘よろしく歩み寄る。バックには、明らかにマカロニウエスタン調の調べが、おいおい。そこが最も印象に残っていた。後にイーストウッドと「ダーティー・ハリー」で組むラロ・シフリンが、およそ戦争映画らしからぬスコアを提供。戦争のアホらしさをとことん追求している作風は、当時はハリウッドのアウトサイダーであったイーストウッドならでは。やってくれるよね。吹替の欠落部分は、別の声優が担当。イーストウッドの山田康雄の代役は、山田と同じテアトルエコーの多田野曜平という人だけど、山田と遜色なく、ルパンだってこなせそうだ。サヴァラスの大平透、サザーランドの宍戸錠も代役が務める。他にも永井一郎、富田耕生、大塚周夫ら、今から考えれば大変豪華な顔ぶれ。敢えて吹替版で見たのは一興でありました。
2024年02月24日
コメント(0)
桜坂劇場の招待券利用で「緑の夜」。ファン・ビンビンが久々に出ているのに惹かれたけど、香港映画で、舞台は韓国という異色作。これは、どういう企画だったのかね。ビンビンは中国人だけど、韓国の地方都市の空港の保安検査係として働く。そこで会った緑の髪の女(名前は出ない)イ・ジュヨン。ビンビンが彼女の胸の刺青を見た時から、この二人の関係は予感させられる。緑の髪の女はコケインの運び屋らしい。でも、どうやらビンビンの上司の検査員は運び屋を黙認しているらしい。ビンビンがなぜ韓国にいるのかは語られない。暴力的な夫から逃れて一人暮らしをするものの、夫と別れると韓国では暮らしてはいけなくなる。92分の短い尺で収めているため、敢えて詳しい事情は語られない設定のようだ。緑の髪の女の彼氏のドンは美容院を営む華僑らしい。最後はビンビンがドンのところに乗り込むわけだけど、緑の髪の女は殺された?そこは、わかりやすく描いて欲しかったな。夫を殺した(のは緑の髪の女だが)のに、刑事?にビンビンが放免されるのは何故?色々とミステリアスなのである。逃亡先のボウリング場で出くわす女になろうとした男の存在を機に、女であることの不自由さを吐露する二人。そこはわかるのだけど、ちょっと色々わかりづらい。敢えて、今もマチズモ社会であろう韓国を舞台に設定したということなのかな。僕は基本、韓国映画は観ないのだけど、これはほぼ韓国映画っぽくって、ちょっと失敗したかなと・・・中国政府に脱税の疑いで起訴されて(真相は如何に?)、数年は活動してなかったビンビン、復活の意味で、こういう役どころを体当たりで演じたのだろうか。しかし、どうも悲惨な内容というか、カタルシスなく後味は良くない映画でありましたなあ。
2024年02月23日
コメント(0)
悪いけど、自ら経営する桜坂劇場で延々ロングラン上映された際には観なかったのだけど、CSテレビ放送されて、ようやく視聴。中江裕司監督の「土を喰らう十二ヵ月」'22。ドラマでは変わらず沖縄路線だけど、久々の映画の方は沖縄とは無縁だ。水上勉のエッセイの映画化だそうな。信州の古民家で一人暮らす作家、沢田研二は、自給自足の生活を送っている。米も作っているのかどうかわからないけれど、とにかく、野菜を育て、山菜は山から採り、自ら包丁を取り、精進料理を作っている。時折、担当編集者の松たか子がやってきて、出来立ての料理をうまそうに頬張る。二人は男女の関係ではないけれども、満更ではない雰囲気だ。四季折々、野菜や山菜が食卓を彩る。寒冷の中でも採取に勤しみ、冷水に材料を浸し、丁寧に料理を施す。とにかく、その様を丹念に描き出す。それこそが、この映画の目的のようだ。それでも、多少はというか、そこそこのドラマもある。沢田の亡き妻(遺影は小泉今日子と違う?)の母・奈良岡朋子(遺作だったようだ)の死がある。奈良岡の葬儀で、弔問客をもてなす料理を、沢田が一手に引き受けるところが、ある種のハイライト。松との関係も深まるかと思いきや・・・沢田の病気、そして、松との別れ。松に未練を見せながらも、孤独に向き合う沢田というか、主人公の心情も理解は出来る。再び一人になって、でも、変わらず、丁寧に料理をし、食膳に手を合わせる。殊の外、印象に残るというわけではないけれど、最早、失われたであろう日本の食卓の光景が、ここにだけ再現、生き続けている。菜食の割に腹も出ている沢田だけど、「キネマの神様」の時よりはマシかな。自らのイメージを保つために肉体的な努力をする人ではないようだけど、それでも、往年の二枚目の片鱗は残されている。逆に、松の方の女としての色気が今ひとつなのは、中江監督の不得手故か?ただまあ、共感する部分はあるけれど、自分は絶対に出来ない生活が描かれているというところは間違いない。
2024年02月22日
コメント(0)
CSナショナルジオグラフィックで放送の「ジーニアス:キング牧師とマルコムX」の5、6話だ。5話“妻の務め”の副題通り、キング、マルコム双方の妻に視点を合わせて描かれる。キング夫人のコレッタは良妻賢母でもあったが、何よりも女性の権利主張にも熱心で、その点では夫にも少し不満を抱いていたようだ。しかし、夫が座り込みで逮捕、収監された際は、取り巻きたちを尻目に、ジョン・F・ケネディ(当時は上院議員)に直訴し、釈放に尽力する。マーティンとコレッタの夫婦愛の描写も、このドラマの見どころと言える。一方のマルコム夫人、ベティは出産後は家庭を守るようにマルコムに諭される。ネイション・オブ・イスラムの戒律は、イスラム圏の諸国のように保守的で、とりわけ女性の自由や権利を認めないものだった。子を連れて家を出たベティだが、産みの親から里子に出され、育ての親とは、少し距離がある。最後はマルコムが折れる形になるのだが。第6話、いよいよワシントン大行進のエピソードだ。これも発案者はバイヤード・ラスティンだったようだ。しかし、実現までには紆余曲折があって、同性愛者で、共産主義者の烙印を押されたラスティンを議会が吊し上げる。ここで、ようやくキングがリーダーとして毅然とした姿勢を見せる。ワシントン大行進は大成功し、キングが、あの有名な“私には夢がある”の演説を行う。その再現はと思いきや、さすがに荷が重かったのか、バックに歌が流れて、最後の“フリー・アット・ラスト”の部分だけだった。マルコムもワシントンにはいたのだそうだ、但し、彼は最後まで懐疑的な姿勢を崩さなかった。しかし、大統領となったケネディとの面会を望んだコレッタの希望は果たせず、ここでも女性としての肩身の狭さを味わう。そして、ケネディは銃弾に倒れる。同じ頃、やはり、ケネディ狙撃のニュースを見ていたマルコムは、ネイション・オブ・イスラムの尊師イライジャ・ムハンマドの背信を知り、教団との亀裂が決定的なものになる。今週末の7、8話が、いよいよクライマックスだ。
2024年02月21日
コメント(0)
BS「世界ふれあい街歩き」、「ネコあるき」とかと同様、90分枠になって久しいけれど、「ネコ」と違って毎週の放送をキープしていて、コロナ禍もあって海外での撮影が覚束なかった時期もあって再放送が多くなった。BSが整理されてからも過去の放送が多いみたいで、新撮なのか再放送なのかハッキリしないもんで見る機会が減っていた。でも、今回は新撮らしいので、久々にしっかり見た。“過去と現在が共存する街 ソウル&キョンジュ(慶州)〜韓国〜”だ。ソウルは東大門から。裏手には庶民的な食堂街、一気に昭和感が漂う。炭火で魚を焼く食道が並ぶ、うまそうなんだよな、あれ。発展するソウルだけど、まだまだ変わらぬ光景があっていいね。一方で高架道路が展望通りになっていたり。東大門デザインプラザはすごいな。あのザハ・ハディットが建築デザインした新施設。国立競技場もあの人であれば・・・変わる部分と変わらぬ部分がいい具合に共存している印象だ。南大門近くでは野菜ホットクを買い求める行列が。やっぱり、韓国メシ、どれもうまそうだな。キョンジュ、行きましたねえ。自転車借りて回ったのだけど、ここで登場する光景、ほとんど覚えてない。あんなに古墳があったっけ?ちょっと仁徳天皇陵のある堺市に共通した雰囲気だ。かつての子供たちは古墳に登って遊び、周りには民家があったと。堺は今も民家があるような。しかし、さすがに古都ならではの趣のある建物が様々。心なしか人々も礼儀正しいね。京都のような気取りがあまりないような気も。韓国に行ったのも、もう20年くらい前かな。しかも、船でしか行ってないから、未だにソウルの空港を知らなかったりする。韓国もいつかぐるりと一周してみたいような気がする。でも、今は日本よりも物価が高いのだろうけどねえ・・・
2024年02月20日
コメント(0)
テレビ東京の「ユーは何しに日本へ?」の今日の放送が面白そうと聞いてティーヴァーで配信視聴。これを知ると便利だよね。いくつかのエピソードが放送されたみたいだけど、見たのは1エピソードだけ。“寅さん大好きユーのなりきり聖地巡礼”、ちょっとダサめ(失礼)のアメリカ人英語教師ジェイサンさんは、もうすぐ閉まるらしい渋谷のツタヤに、「男はつらいよ」のメイキングヴィデオ「おーい寅さん」(見たことある)を借りにやって来た。そのくらい、寅さんマニアで、これまで全国100ヶ所以上のロケ地巡りを行ってきたそうで、今回は48作「男はつらいよ・寅次郎紅の花」のロケ地の奄美大島を訪ねるという。それを取材って、これ偶然ではないんでしょ?奄美の空港から車で1時間半、空港は北端にあって、フェリー乗り場は南端にあるんだね。フェリーってか、連絡船程度のでいご丸という船。「紅の花」にも出てきたそうだけど、今でもあのくらいの船だけが運行されているのか。向かったのは加計呂麻島だ。ジェイサンさん、シャツにも寅さんプリント入りだし、あの背広を模した上着を羽織ってるほどの入れ込み用。更に、実際に加計呂麻島のロケに使われた家が宿になっていて、一棟貸切9,000円だかで宿泊できるのだそうな。渥美清の生前最後の出演となった実質シリーズ最終作の「紅の花」のロケ地の加計呂麻島は、マニアにとては最後の聖地ということだ。映画に出ているというおじさんも登場。場面が挿入されるのだけど、生憎、配信だと、その映像は見られない。最後は、宿で「紅の花」を鑑賞(PC画面で)、人生7回目だそうな(僕は諸事情で、多分もっと見ている)。外国人にも寅さんファンはいるようだけれども、こんなマニアックな人がいるとは驚き、ちょっと笑っちゃうくらい。でも、ロケ地巡りはなかなか羨ましいものがあるね。寅さんがってことではないけれど、奄美大島、行っておきたいね。沖縄にいる間にと考えなくもないけれど、大島は結構大きいし、加計呂麻島に喜界島、徳之島に沖永良部島もまとめて巡ってみたい。3月まではフェリーが割引料金なのだけど、結局、沖縄にいる間に行けたのは与論島だけだったから。やっぱり、1週間くらいは欲しいよころだよね。奄美島巡りをやってみたいな、いつの日か。
2024年02月19日
コメント(0)
2週間前に書いた「ドキュメント72時間」年末スペシャルの続きをようやく。ざっといくと、6位“福岡・高速バスターミナル 年の瀬を走る”は、バスを乗り逃した若者二人組が印象に残った。ベンチャー起業で成功を確信している頼もしさ。4位の“北海道・礼文島 最果てのユースホステルで”は引いたよなあ。個人的には絶対泊まりたくないとこだ。そして、3位“大阪 昭和から続くアパートで”は、昨年の帰宅時にも見たけど、改めてまた見てしまった。現在のアパートに中継がつながって、酔っ払いのおじさん、入院もしたそうだけど今は元気とのこと。出演者たちも“終の住処”と断定していたけど、まあ、そうだよな。西成界隈も通じる雰囲気があると思う。僕も色々うまくいかなくて日本で最後を送るとなったら、ああいうところで過ごしたいなんて考える。2位“全国うどん自販機の旅 群馬編”、やばいね、うどん食べたくなっちゃう。昔は高速道路の休憩所というと、ああいう自販機が並んでいたよな。個人的には、自販機ではハンバーガーが好きだった。1位、ちょっと地味だけど、まあ納得の“冬の北海道 村のコンビニで”。寒さが苦手の僕には過酷そのものの環境に思えるのだけど、みな元気で明るいな。来年の今頃は自分も雪を見る羽目になっているのだろうか?新年に入ってのこの番組、好調に続いている。先々週放送された“愛媛・今治 昭和から続くサウナにて”は、今年の年末ベストの候補入りの期待高い好内容だった。昨日、コザまで取りに行ったキミジマブランドのタオルも今治製だった。造船とかタオルとか製造業の街で、仕事に疲れた人たちが癒しを求めてやってくる場所。昨日の大山サウナの愛想の無さと違って、ほっこりする場所だった。先週の“新宿 24時間営業のドラッグストア”のような都会が舞台のものより地方の取材ものの方が、やっぱりいい味が出るね。今年の年末は、埼玉の家で、年末スペシャルを日がな見ているかも知れないね。いや、日がな見られるなら、それは幸運かも知れないね。また来年。
2024年02月18日
コメント(0)
沖縄を離れる前に訪ねておこうシリーズの第何弾目かは普天間周辺を考えていた。いつもコザに行く時にバスで通り過ぎる場所。でも、車窓から眺めると、ちょっと面白そうな風景が目について気になっていた。本当は来週の予定だったのだけど・・・先週、沖縄アリーナでキングス戦を観戦した際にタオルを忘れたらしかった。おそらくは荷物から着替えを取り出す際に落ちたのでは無いかと考えてダメ元で聞いてみたら、あったという。香典返しにもらったキミジマという今治製タオル、丈夫なので運動時に愛用していて、これが失くなると、結構悲しかったのだ。ということで、タオルを取りに先週に続いて沖縄アリーナへ。でも、さすがにそれだけじゃ勿体無いなので、ついでに普天間散策も実行しようと。バスが確実に捕まるように、敢えて、とまりん前から乗ったのだけど、間違えた(爆)。コザ方面には行かず北谷から嘉手納に行くバスだった。北谷で下車してコザ方面に行くバスに乗り換える羽目に。すごい坂とくねくね道を行く難儀そうな路線。山内というバス停で下車して、何度か食べている、だるまそばの前から沖縄アリーナへ歩く。いつもとは逆コースだね。管理事務所で、タオルは無事ゲット出来た。せっかくだから、コザ運動公園のトレーニングルームで運動して行こうと。肋を痛めていたので、運動復帰は3週間ぶりというところだったけど、室内シューズを忘れていて、敢えなく断念。バカだねえ、まあ、肋はまだ若干痛みもあるので、明日に延期の方がベターでもあろう。では、少し早いけど普天間に向かおうとしたところ・・・そうか、ここでもプロ野球のキャンプが始まっていたのだ。コザしんきんスタジアムでは広島東洋カープがキャンプ中。では、先週に続いて、ちょいとキャンプを覗いていくかと。俄に野球づいているけれども、今季もプロ野球を観戦することはないだろう。先週の阪神では、たまたま紅白戦をやっていたから、まあ退屈せずに見ていられたけど、今日の広島は、打撃練習や守備練習が展開されているだけで、これって見ていて面白いの?30分ほどで球場を後にする。露店類も大したことなかったなあ。バスで普天間へ。まずは昼飯だが、この三角食堂で食べたかったのだ。大通りからちょっと入ったところにあって、実に趣あるのだけど、12時なのに閉まっていた。しかしまあ、先週以来、こんなばっかだね。那覇の食堂では最早見かけない“おかず”を食べたかったのだけど。代わりに、少し歩いたところで、食堂に遭遇、そこでランチと相なった。食堂らりるれろって、れれれのれみたいなネーミングだけど、ここも味はあるというか、注文して料理が来ると、ご飯、味噌汁はセルフで食べ放題。色々あって迷ったけど、レバニラ700円を。ボリュームは結構なものだった。ほど近い、くすのき通りから1本入ると、普天間基地のフェンスだ。そのフェンス沿いに畑もあれば家もある。もうフェンス側ギリギリに立つ家とかあるけど、これも、元々はこの家の方が先にあったのだろうな、建て替えはしているだろうけど。今日は戦闘機類は飛んでいなかったようだ。再び普天間周辺を散策、あの元映画館の三線店とか普天間宮とか。普天間交差点にあったキングタコスは、ぎのわんヒルズ通りの喜友名に移転して、来週オープン予定。その、通りを歩いて下っていく。アメリカンなお店が散見、カフェやらバーガー屋やら。ちょっと入る気がせずにコンビニのコーヒーで一休みだ。まあ、普天間散策もこんなもんだ、収穫があったような、なかったような。58号線まで降りて向かったのは、大山サウナ。ここは一度行っておこうと。いつもバスで通り過ぎていたけど、営業してんの?って感じだった。崩壊しそうな建物の二階に上がって、無愛想なにーにーに、“時間はどうします?”と聞かれる。2時間1200円か、フリー1500円、2時間を選んでロッカーの鍵とタオルを受け取る。サウナは結構熱い。シンプルに湯船と水風呂がある。歯ブラシだの髭剃りはなく、シャンプーとボディソープだけ。1時間くらい入浴して控室で寛ぐ。テレビの音がうるさいけど30分ほどお昼寝。飲み物の販売機もなかったような。至ってミニマムな設備だけど、まあこれはこれでいい。あまり眠れず、ぼーっとした状態で後にする。さて、最後に向かうのは・・・バスで数分、大謝名で降りて坂を登っていく。今日の締めは、「ドキュメント72時間」でも登場した24時間の弁当屋。ここで弁当買って海を見ながらビールで夕飯という計画。しかし・・・閉まっていた(自爆)。土曜は昼までの営業になっていたのだ。いやはや、本当に先週来ハズしまくりだね、何をかいわんや。ここらは、以前新地があったから夜に弁当を買い求める客も多かったのだろう。新地なき後も24時間続けるのはキツかったか、以前よりも営業時間は短縮されたようだ。ということで、今週も夕食は取らずにバスで那覇に戻ります。牧港のブルーシールも改装中で無いしA&Wはこの前食べたし。沖縄、ホント、こんな感じだよ。計画通りに行くことは、なかなか無い。こんな具合に冴えないことばかりだった気がするけど、そこそこ楽しかった沖縄暮らし、もうすぐ終わらんとしているということで、結局、行かず終いの店は色々。まあ、そんなもんだよね。今夜も部屋でミニマムに過ごす。まあ、まさに、こんな沖縄暮らしの日々でありました・・・
2024年02月17日
コメント(0)
BS「世界ふれあい街歩き」の“セブ島 セブ〜フィリピン〜”は前にも見てはいるけど、セブ島行きまで、あと1ヶ月近くというところで再放送があったので、改めて録画視聴。結構参考になるというか、見事にリゾートエリアをスルーして、庶民のエリアばかりを映していたので。ダウンタウンは、ちょっとスラムじゃないの?みたいなバッチくてボロいところばかり出てくるのだ。ナレーターは「ドキュメント72時間」でもお馴染みの鈴木杏。空港ではなく、フェリー乗り場からのスタートで、地図を見ながら視聴。無茶苦茶に人を詰め込む乗合バスとか、屋台の飯とか。一応、野菜メニューもあって安心したな(笑)。ジョリビーとかばかりじゃないからね。路地のあたりの庶民の暮らし、いかにも貧そうだなあ。でも、とことん明るいのがフィリピン人だ。女が元気で働いていて、一方で男はバスケしてたり。こういうところも、ちょっと沖縄に似ているんだよな。子供たちがメンコやっているのは、ひょっとして日本占領下時代の影響?サント・ニーニョ教会周辺の市場の賑わい、コロン・ストリートも近いところで、あそこらに住んだら安くて便利そうとも思えるけれど、治安はいかがなものなのかな。最南部オスロブでのジンベイザメ・ウォッチングの様子も。沖縄離島のホエールウォッチング同様、ちょっと芋洗い状態で、ジンベイザメが気の毒な印象。まあでも、気軽に野生のジンベイザメが見られるってのはすごいっちゃすごい。食べ歩きインフォメーションでは、バナナの葉に包まれた焼き餅みたいなビビンカ、野菜のスープ、ウタン・ビサヤ、そして、屋台の海産物BBQが登場。案外ヘルシーそうでよかった(苦笑)。何せ、フィリピンって沖縄以上に肉食中心でジャンク好きと聞いているもんで。2015年に放送された、この回、いつも以上にごく庶民的な部分を取り上げていた異色の回で、リゾートのセブを期待すると何とも華のない内容だったけど、僕のような移住を想定している人間にとっては、これがむしろよかった。まあ、これがセブ島の現実なのだろうな。番組から9年で、その変化の程やいかに?
2024年02月16日
コメント(0)
BSテレ東で土曜深夜に放送の「地球の歩き方」ドラマ版は、森山未來がタイを旅するエピソードが始まった。その2回目、なかなか攻めた内容だった。11日の放送を録画視聴。テーマはタイのアート探訪だ。バンコクから始まって、今回は森山が、チェンライのタイランド・ビエンナーレを見に赴く。レンタカーを借りて自ら運転して巡る。怪しいアートディーラーが現れて森山の作品を見たいというあたりはドラマとしての作りなのだろう。そのディーラーから紹介されたのが、映画監督のアピチャッポン・ウィーラセタクン(愛称はジョー)。廃校になった小学校で作品を展示。この監督の映画は、「ブンミおじさんの森」しか観てないけど、正直ピンとは来なかった。とはいえ、映画製作者にとどまらず、現代アートの作り手であることは認識。タイのアートシーン、なかなか進んでいるのだ。ミャンマーから移り住んできたアカ族のアーティストに紹介されて山村の集落へ。高床式の住居も自分達で作り、自給自足生活を送る。飼っている鶏をさばいて森山に振る舞ってくれる。マレーシアでも思ったけど、ああいう高床式の家に猫と一緒にのんびり住めたらいいだろな、なんて・・・番組の打ち上げって席で、いきなり森山は、もうちょっとタイに残るてなことを言い出す。ここらはドラマ部分なんだろうな。一人でタイを巡るという設定が今週末に放送される3回目となる。舞台はプーケットだそうな。まあ、旅心はそこそこそそられる・・・となれば、この番組はまずまず成功といえるのかな。
2024年02月15日
コメント(0)
CSナショナルジオグラフィックで放送の「ジーニアス:キング牧師とマルコムX」の3、4話を録画視聴。ちょっと知らなかったというか二人の人物の意外な側面も垣間見られるエピソード。北部の活動家だったバイヤード・ラスティンが、突如キングの前に現れ、キングらの活動にも大きな影響を与える。同性愛者でもあったというラスティン、キングに非暴力の戦い方を指南する。昨年、このラスティンの生涯も映画化されたそうだけど、そちらも見てみたいね。このドラマでのキングは、やや優柔不断なキャラとして描かれている。著書のサイン会で、反共産主義の黒人女性に突如ナイフで刺され、それがトラウマになる。学生たちとの共闘やラスティンとの関係を維持することにも消極的で、周りに促されて、ようやく重い腰を上げる。まあ、当初からの活動家ではなかったキングが、こうやって鍛えられていったということなのかな。一方のマルコム、考えていた以上に紳士的、穏健な印象なのだけど、世間のイメージを決定づけたのは、マイク・ウォレスによる番組で、あの「60ミニッツ」以前の1959年に放送、番組タイトルは“憎悪が生んだ憎悪”。それまでは知る人ぞ知るくらいの存在だったネイション・オブ・イスラムが、黒人至上主義の過激な団体という印象を持たれたのは、この番組がきっかけだった。僕自身も、マルコムXという人は、非暴力で平和主義のキングと対極の人物という印象を持っていたけど、決して、そうではなかったようだ。マルコムがキングのことをアンクル・トムと呼んだのも本意ではなかったようで、世間が次第に過激なマルコムのイメージを増幅させて行く。一方の悩み多きキングは、タイム誌の表紙も飾り、世間的な認知度を高めていく。佳境となる5、6話は今週末の放送だ。
2024年02月14日
コメント(0)
昨日の昼飯にステーキを食べたのだけど、その後、どうも腹の調子が良くない。久々に肉の塊を食べたので腹がびっくりしたのか、或いは空いている店だったので肉が古かったか、原因は定かではないが、夜寝る時間まで腹がゴロゴロしている。今朝目覚めた後も不調。食欲がないわけではないので朝食は食べた(旧正月なのでなんとぅーとヨーグルト、コーヒー)けど、その後も腹は下り気味。そもそも先月来、ずっとスポーツ観戦の日々で、ほぼ毎日飲んでいたし、食生活も乱れ気味であった。先週末はまた、結構な暴飲暴食をしたので、そろそろ胃腸を休める時期ではあろう。休肝日は先週も1日設けたけれど、今日は休肝日に加えて、少し食も抑えるかと。この日記でも書いているけれど、この数年は、毎年梅雨の時期に3週間の禁酒に加えて1週間のプチ断食も行ってきた。それで、1年の不摂生をリセットということだけど、昨年は、そのプチ断食後に、却って胃腸の具合が悪くなったりした。なので、今年は、禁酒はするとしてもプチ断食はしない方がいいかと考えていたけど、数日に渡ってではなく、調子の悪い時に数時間、1日単位で行うのはいいかなと。ということで、今日は休肝日+1日プチ断食の日にすることにした。そも腹の調子が良くないのだから無理して昼食は取らず、夜も抜き。明日の朝までの都合24時間固形物を取らぬようにしようと。午後も腹がまだぐずっているので、罰として何も入れてやんないぞって感じで。今年のイスラム教のラマダンは来月から始まるらしいけど、以前は、ラマダンって陽がくれたら食べるから大したことないし、却って夜にドカ食いするらしいから健康面では、あまり効果がないだろう、などと軽んじていたけど、24時間は何も食べないのだろうから、それはそれで、そこそこ有効なのかなと思うようになった。まあ、そもそも彼らは健康のために断食するわけではないけれど。なわけで、炭酸水を1本買って来て夜はひたすら、それを飲んでた。炭酸水は胃を刺激するから、あまりよろしくはないのだけど、やっぱり、多少、腹を膨らませる意味合いで。明日の朝までに空っぽの胃腸は復調しているかどうか。この1日プチ断食は、折にふれやってもいいかなと思う。折しも、ニューオーリンズではマルディグラたけなわ、今日が一番盛り上がるファット・チューズデーのはず。一方こちらは、スキニー・チューズデー(で、いいのかな?)ってわけだ。とまれ、沖縄に来て以降は、基本、気温が高いし、風邪引いたりもしなくなった(最近は引く)ので、ほぼ1年中、最低でも缶ビール1本は飲んでいた。でも、今年ナイチに戻って向こうでの生活が始まるとなると、寒い日は飲む気が失せる場合もあるだろうし、また風邪も引くだろうから、自然、酒量は減ると思う。また、ジェフもA&Wもないからジャンクフードもあまり食べなくなるだろう(マックやケンタは元々食べない)。タコライスや沖縄天ぷらも、あまり食べられないだろうし(吉牛も基本食べない)。沖縄っぽいアメリカンな食生活からは少し距離を置くことになるだろうから、食生活も改善はされるだろうと思う。それが精神的にいいのかどうかはともかく、健康面にはいいだろう。寂しいけれども、そんな風に生活は変わっていくのだろう。但し、その次に住もうとしている地は、沖縄同様に肉食で、野菜をあまり食べず、ジャンクも大好きで、お世辞にも健康的な食生活を送っているとは言えないところと聞く、果たしてどうなるか?それまで、とりあえず、生活改善にせめて励むようにしたいと考えている・・・
2024年02月13日
コメント(0)
第56回スーパーボウルであります。例によって試合を伝えても仕方ないので、エンタメ関連をまとめてまいります。何か、国歌斉唱の前に歌われる趣向が段々増えている気がするけど、まずは、“リフト・エヴリ・ヴォイス・アンド・シング”をアンドラ・デイが歌う。この曲はアメリカ黒人にとっての国歌的な曲だそうで、デイはスティーヴィー・ワンダーの秘蔵っ子みたいな人だそうだ。続いて、“アメリカ・ザ・ビューティフル”。第二国歌のようなこの曲は、ポスト・マローンがアクギでカントリー風に歌う。この人多少カントリーっぽさはあったけど、顔つぎはぎタトゥーだらけで、よくわからん人だよなあ。そして、国歌斉唱、リーバ・マッキンタイア、ちょっと懐かしいね。ドリー・パートンと並ぶ現役カントリー女王という位置づけなのか。でも、旬のマローンが“ビューティフル”で、些か地味なリーバの方が国歌なんだね。会場がラスヴェガスなので、もっとヴェガスっぽい人の起用かと思っていたのだけど。これらの前にテールゲートでのステージの模様もチラリ、ノー・ダウトのグウェン・ステファニーと、一緒に歌っていたカントリー系歌手は誰だったかな。チラッとしか出なかったのでね。ハーフタイムショーはアッシャー。去年のリアーナもそうだったけど、アッシャーという人もそんなに大物だとは思ってなかった。てか、この人ってラッパーかと思っていたけどR&Bシンガーなんだね、歌って踊る人。オリンピック開会式並の大勢のダンサーを従えて。去年のリアーナは、ほぼ一人だったかな。でも、この数年は大体ゲストというか、発表されていた以外にも、そこそこ大物が出てくる。ここでは真っ赤な衣装のアリシア・キーズが真っ赤なピアノを弾きながら、ちょいとだけど。盛り立て役としてジャーメイン・デュプリも。どちらかというとプロデューサーの印象だけど、会場どうだいみたいな感じで。ステージのアッシャーは上半身裸になってハーがギターを弾いて登場。アッシャーの前半はマイコー風、ハーが登場して後はプリンス風の印象だ。締めの“イェー”では、作者のリル・ジョンにb>リュダクリスも加わる。今回はヒップホップ勢はどこまでも盛り立て役だったな。都合13分ほど。年々、長くなっているような気もする。スーパースターといえば、テイラー・スウィフト。日本公演を終えて、すぐにプライヴェートジェットで駆けつけたよう。そのスウィフトが映るのがうざいから、そんなに好きではないけれど、今回はサンフランシスコ49ナーズの方を応援していたけど、結果は、カンザスシティ・チーフスがオーヴァータイムのギリギリで得点して勝利、2連覇を飾って、またまたスウィフトと、タイトエンドのトラヴィス・ケルシーがブチューだ。ケルシーはスピーチで歌うというか、がなりまくっていた。まさに野獣、やれやれ。来季は別のチームが勝ってほしいなあ。アーロン・ロジャース復帰のニューヨーク・ジェッツなんて、どうよ?これで今季のNFLも終了。やっとスポーツ観戦三昧の日々も一段落、また来年です。
2024年02月12日
コメント(0)
沖縄を離れる前に、まだ行ったことのなかったエリアを訪ねるシリーズ、今回は宜野座に行ってみることにした。昨晩コザに泊まり、今日はバスで北上。いつも名護に行く時に見えて気になっていたシルバードームのあるところへ。折しも、そこでは、現在、昨年優勝の阪神タイガースのキャンプが行われていて盛り上がっているところ。野球は見ないけれど、阪神だったら、ちょっと好感持ってるので、これはいい機会であろうと。77番のバスで石川や恩納村、久々の金武を通り、1時間ほどで、いつもは通り過ぎるだけだった宜野座へ。中央公民館前のバス停で下車、ドームが見える方に坂を降りていくと、宜野座村総合運動公園がある。阪神のキャンプが行われているのは宜野座スタジアムで、シルバーの宜野座ドームは雨天時に使用されるようで、特に中には入れないようだ。昼過ぎから紅白戦が行われているようで、たくさんの観客で賑わっている。キッチンカー等が数台並ぶ物販エリアもある一方、キャンプの入口の向かいには、昔からあったのであろう、パーラーぎのざのボロい露店があって、色紙やグッズの他、選手の名を冠したよくわからない食べ物も色々売られている。那覇の巨人のキャンプとは違って思った以上に素朴というか、まあ、宜野座だよなというレベルの環境ではある。でも、これはこれで楽しい。多くの観客の合間をぬって、スタジアムの外野の芝生エリアへ。昨晩ついつい吉元弁当で買ってしまった揚げパンといなり寿司、こくとろコーンポタージュでランチしつつ紅白戦を見物。好打や好プレーの度に拍手が起こる。選手は全然知らないけれど、紅白戦は、監督やコーチ陣へのアピールの場ではあるのだろう。しかし、改めて見ると、野球ってたるいスポーツだね(失礼)。この1ヶ月、ひたすらアメフトかバスケットボールを見ていたけれど、ああいう重量感やスピード感はなく、ゆっくりと進行していく印象。何せ、時間が決まってないんだもんな。打線が打ち続ければ、延々と試合は続いていく。以前、アメリカでメジャーリーグの試合見た時も、帰りが遅くなり過ぎて不安になったことがあった。天気はいいけれど、些か退屈な印象は否めないものの、バスの時間の都合で、紅白戦はあらかた観戦することに。まあ、野球は古き良きスポーツという感じだね。念の為、早めにバス停に行くものの、那覇からずーっと走ってくる77番のバスが時間通りに来るわけはない。20分はゆうに遅れたかな。その77番のバスにひたすら乗って、ここまで来たのかだらと、名護を目指す。その前に途中下車、そこは、何年ぶりだろうか?辺野古であります。祝日故に何も起こっていないことはわかっていたけれど、沖縄を去る前に、最後に?もう一度訪れておこうと思って。昨年3月に亡くなってしまった石垣島在住だったKさんとご無沙汰になって以降、僕自身も辺野古とかからは足が遠のいていた。海辺のテントにも、キャンプ・シュワブのゲート前のテントにも誰もいなかった。基地のエリアを隔てるブロックの先にはウチナーンチュ?監視員が見張っていたので、近寄りはせず、大浦湾の光景を眺めたのみで海辺を後にした。辺野古の海は今日もきれいだったな。辺野古社交街を散策。ほんの数軒が営業している程度の印象だったけど、一角で、レトロなテーマパーク風に店の改装が進められていた。若い人たちが社交街の再生を図って努力しているのかな。まだ完成は少し先みたいだけど、ちょっと面白い風景が見られるようになるかも知れない(実は、沖縄を舞台にした小説「宝島」の映画セットだったそうな!)。ただ、社交街の入口にあるパーラーキヨタが閉まっていた。店主の許田さんも高齢故に店仕舞い?ちょっと心配だな。これまた77番のバスは30分くらい来なかった。遅れたというか、客が待っていないのを見て、定刻よりも早く通り過ぎた?この辺が、ここいらでバスに乗る怖さなんだよな。全く変わってないね。名護に来たのも相当久しぶり。コロナ前以前から少々ご無沙汰していたもんで。以前は辺野古や高江を訪れる拠点として名護に宿泊してということが、ままあったが、今日は泊まる気はない(明日はスーパーボウルの日だしね)。旅行者時代から訪れていた寿司屋、宝鮨で夕食を取るために来たのだ。何度か訪れるうちに大将とも仲良くなって、市場や酒造所に連れて行ってもらったり、一緒にカラオケスナックに行ったり。しかし、せっかく来たのにお休みだったなんてのが続いて、このところは本当にご無沙汰だった。名護の酒、國華の古酒を飲りながら、地元ネタを堪能という算段だったのだが・・・そう、結構すれ違いだったりしたので今回もひょっとしてという不安があった。しかし、幸い店は開いていた。バスが遅れたせいで、時間も18時半とちょうどいい按配、暖簾をくぐると・・・店内いっぱいだがカウンターに多少席がと思いきや、奥さんにご予約は?と聞かれるも・・・何と予約でいっぱいとのこと。いやいや、まさかの結末に呆然・・・大将は、お元気そうだった。しかし、数年ぶりだし、こちらはマスクに帽子だったせいもあってか気づかれなかったようだ。まあ、入れないのではどうしようもない。僕でーす!なんて顔を晒すこともなく、すごすごと店を後にする(爆)。大将の顔は見られたし、お店が変わらずに繁盛していることも確認出来たから、それはそれでよし。もう、店を訪れることは無いかもなあ。それも運命?か。大将も奥さんもいつまでも、どうぞお元気で。どこか居酒屋で夕食を済ますことも考えたけど、こうなったら今日のキングス戦を今日中に見たい。何せ、明日は朝からスーパーボウルだからね。ということで、高速バスの時間に間に合うので、急ぎ市役所前の乗り場へ。コンビニ飯を少しだけ腹に入れて。ほぼ時間がかぶっていたので高速バスと間違えて乗り込んだけど、エアポートライナーとか別のバスだったようで、オキカが使えず現金払いになった。1600円と少し安かったけど、恩納村のビーチエリアを数カ所回ってトイレ休憩もあるので、時間は少し余分にかっかるようだった。まあ、どっちにしろ名護周辺は渋滞しているので、30分は遅れること必至。まあ、いいでしょ。結局、那覇の部屋でキングスと北海道のゲーム2を見始めたのは22時過ぎ。正直、あの、やんばるエリアまでバスで行くというのは、もう懲り懲りだ。過去にもこういう空振りは何度も味わっている。そういう場所なんだよね、あそこらは、とうとう最後まで。余生で名護や辺野古を訪れることは・・・もう、無いんじゃないかな。まあ、行ってみることに意義があった、ということにしておくとしよう。
2024年02月11日
コメント(0)
昨晩遅くて眠いけど、ようやく整形外科へ。案の定、待ち時間長く、お陰で本を一冊読み終えた。2時間待ってレントゲン撮り、受診。肋は折れてはいない?内部で血が出てるわけでもないようだ。でも、痛みはまだあるんだよな。薬と湿布出されて3000円近く払う。まあ今週も運動はできんな。午後は、新年初コザであります。久々に羊屋さん泊で、沖縄アリーナで琉球ゴールデンキングスの試合観戦だ。珍しく早めにコザに着いたけど、相手がレバンガ北海道だから観客7000人弱で渋滞少なめだったかな(結局7000人超えだったが)?しかし、今季のキングスは北海道相手でも結構苦戦しつつの勝利。どうも不安だよなあ。試合見ながらビール2杯にホットドッグ。試合後は色々考えていたのだけど、結構寒いもんで温かいものが食べたくなった。コスパは良くなくなったけど、宮古そば愛で野菜そばで温まる。更に温まるべく風呂に入ろうと、何年振りかで銭湯の中乃湯へ向かう。22時までということだったけど、こんな時に限ってなかなかバスが来なくて21時半近くに。でも、30分と思いきや、もう閉まっていたのだ。21時までに入らにゃならず、もうおばあが入ってるという。はあ〜、寒。せっかくそこまで来たので、歩いてコザ十字路へ。これも久々の丸長食堂へ、すき焼き食べたくて。しかし、そこも閉まっていた(爆)。今や昼しか営業していないらしい、昔は24時間営業だったのに隔世の感あり。外しまくりのうちに歩いて胡屋まで戻る。坂道を登ったお陰で温まり、毎度お馴染みバー500マイルではいつも通りハイボールで。近年多い米兵系が引けた後まで飲んでいて3時過ぎまで。そんなに空腹ってわけではないのだけど、開いてるの見たことないと思っていたラーメン屋めん匠へ。実は深夜に開く店だったのだ。ラーメン食べない人間だけど、ここはカレーが名物ってことで。券売機が玉しか使えませんって、既に客を選んでいる感じ。客と店のねーねーが口喧嘩しているのもディープ。ともあれ、見事なまでの黄色いカレー、結構、ニンニクが入っていた感じ。客多かったけど、こんな時間にラーメンだなんだ食べるのはヤバイよねえ、女性客も多かったし。更に調子に乗って吉元弁当で揚げパンにいなり寿司も。さすがにこれは食べられず、明日の朝か昼に。運動も出来ぬまま不摂生しまくってコレステロールもマックス、これを機に太ってやるわい、ヤケクソで。そういえば、店では、今年で沖縄を・・・の話は出来ず終い。また次回訪れた時にだな。4月にも試合観戦する予定だから。さて、次回の最後かも知れないコザではどこに寄るかな?
2024年02月10日
コメント(0)
今年も旧正月、春節は中国の特番「2024年春節聯歓晩会」が吹替、字幕付でニコニコ動画で生配信あり。与那国島の長命草酒を開けてチビチビ飲りながら視聴。21時スタート。お料理ミュージカルのようなオープニング、あのチャン・イーモウが担当?って、まるで五輪開会式だね。司会は今回も5人、前回に続いての人もいるし、今回から加わったらしい人も。若手男性歌手3人の共演(誰だかはよくわからない)に続いて、早速、漫才。お笑い関係は、時々画面上部にあらすじが出るけど、タイミングが遅いので、結局、大意は理解できないままスルー。続けて、中国の伝統模様の美しさを讃える歌唱。4人の天女のような女性歌手の共演、これはウットリくるね。そして、またコントが続く。今回は、いくつかのサブ会場を繋いでの中継。西安の会場が出てきて、李白をラップで?中国のこういったショーは、常に漢詩等の伝統文化をきっちり取り上げているのが印象に残る。伝統と教養が若い世代にも継承されて行くのかな。この点はいつも感心させられる。日本も学ぶところはあると思うぞ。本会場に戻って、とりわけ印象に残ったのは、この錦鯉の舞。北京舞踏学院の踊り手たちががワイヤーワークを駆使して宙に舞う。実に優雅で美しい。6人の男たちの歌唱に続いては奇術。古舘伊知郎みたいなマジシャンが会場を巻き込んでのトランプマジックを披露。ピンポンパンみたいなダンスに漫才を経て、“僕らはアニメで育った”といったノスタルジックな演目。中国アニメ(テレビ?)が色々登場するアニメ賛歌。ほっこりはさせられる。サブ会場の二つ目、瀋陽からの中継。”暖かい冬の日”というナンバー、ピアノは何気に郎朗だな。愛国ラップが披露されて、ちょっと興醒めたけど。またコントを経て、ピンインを讃えるナンバーなんてのも。大きな月をバックに独唱するのは単衣純という大陸の若手歌手。中国のアメアイみたいな番組で有名になったらしい。そして、番組も華僑ならぬ佳境に、京劇の登場だ。これがいつも楽しいね。やっぱり、中国の伝統重視の姿勢は半端ない。何億人が見るような番組で絶対登場させる気合の入れ方。歌舞伎とかだってこうはいかないでしょう。ここで魅力に目覚める若い世代や子供たちだって存在することだろう。コントに続いて、フォークっぽい歌唱を聞かせるのは任素汐という大陸の歌手、女優。見たことあるようなないような。「白鳥の湖」にのって舞われるのは、ガチョウというバレエ。上海の子供たちが主役で、もう本当に、この番組、何でもありなんだよね。再びサブ会場は、新疆カシュガルに飛ぶ。エキゾなショーが展開される。一帯一路、まだこだわっているねえ。中国がこれまた伝承するといえばカンフー。「イップマン」では脇役だったルイス・ファン他3人による演舞。振付は、ユエン・フーピン!本人も会場で鑑賞。これはいいね。更に、女性たちによる詠春の舞、凛々しい、かっちょいい!これは、あがるね〜 いよいよ新年(日本時間では0時過ぎ)が近くなってきたところで、これも定番の、中国少数民族による演目、モンゴル、キルギス等々。まあ、ちゃんと民族の文化を尊重してくださいよとしか申し上げられません。この番組常連の孫楠は、張傑という人と二人で歌う。これまで、ほとんど名前のわからない人ばかりだったけど、ようやく、香港のレオ・クーも登場。ただ、歌は普通話で。いよいよ佳境ですかねー今回は割と愛国調控え目ではないかと思っていたら、どーんときた。軍人ミュージカル?“生まれつきクール”だそうな。銃向けてるぞと、ネットでも騒然となったやつ。それでも、いつもよりは抑えめだった印象だな。韓紅という人も常連で、まあ、歌で愛国を盛り上げるわけだけど。湖南会場からの中継を挟んで、いよいよ新年のカウントダウン。それで終わるような気がしていたけど、番組はまだ続くのでありました。これも欠かせない雑技。「紅白」どころじゃないんだよね、本当にこれでもか、何でもあり。更に、ティクトクのダンスバトルみたいな趣向も。その次はオペラだ。「ノートルダムのせむし男」のナンバー、フランス人と中国人歌手が揃って歌唱。民謡メドレーは、こちらも常連の台湾の少数民族系歌手の大御所も登場。しかし、フィナーレにはまだまだ、今度は青磁をテーマにした舞が優雅に展開、これもまたうっとり。でもキンキン声歌唱が出てくると、今度こそ佳境の雰囲気。いつもは、ベテラン歌手揃い踏みで披露の“忘れがたき今宵”、今回は若い歌い手たちによる披露、これは、結構、冒険だったんじゃないか?いやいや、今回もまさに中華満漢全席状態だったけれども、割と愛国臭抑えめだったために、芸能の方を素直に堪能できた印象だ。情報量があまりに多すぎて、ここで書き漏らしている場面は相当あると思うけれど、何より、こういう舞台の見せ方、演出、華やかさに関しては、中国という国は、アメリカをも凌いで世界一かもなと思った次第。経済面のこともあるけれど、本当に、日本は相当に後手後手に追いやられている感じ。もう、追いつけないんじゃない、この国に?この国が、真に世界平和を志して真摯に発展するのであれば、世界に幸福をもたらせるのだろうけど、まあ、そうはいかんだろうな。とにかく、新年快楽って、喪中だから言い切れないのだけど、めでたさ全開、圧巻の4時間半でありました。
2024年02月09日
コメント(0)
1週間前に書いた富山行きの件、正式に延期が決定。4月5日〜7日は、那覇から富山、ではなく、単純にナイチ帰宅ということに。スカイマークよりも安いソラシドエアの便で羽田往復を予約、と相成った・・・結局、一番大きいのは、那覇から羽田、羽田から富山への便の接続が悪いこと。待ってる間に新幹線で行く?それも高くつくし。そうこう考えると、そもそも、もうすぐナイチに戻るのであれば、来年、埼玉から富山への方が、那覇からの便の運賃がかからなくていいじゃないかと、そりゃそうだよなと。なことで、中止ではなくて“延期”であります。来年の4月はということで。まあ、その頃、財政状況も含めどういうことになってるかは未知数ではあるけれども。だからこそ、今年のうちに行っておこうと考えたのだけど、何せ、来月はセブ島にも行くし、5月にはシンガポールにも行く。かつ、5月に事実上の引越を予定しているわけだから、色々物入りであることには間違いない。そう考えると、運賃の問題だけではなく富山の滞在費等もどうかと考え始め、こういう結論に至った次第。せっかく、年始に生ちんどんを見られたところで、またご無沙汰になってしまうのは残念なのだけど・・・しかし、ここんとこ、ずっと利用していたスカイマークも、ちょっと運賃上がっちゃったかな。ソラシドは、来月の石垣島行きで初めて予約したけど、マイルもつくようなので、今後は利用が増えるかもしれない。とにかく、4月はミニマムな帰宅になることに。親の顔は年始以来見てないわけだし、何よりも、4月7日は猫の一周忌だ。魚を焼いてお供え、家の庭のお墓に線香を上げ、その日に那覇に戻ったら、葬儀場に寄って、そこでも線香を上げ、部屋に戻ってまたと、3ヶ所での予定。猫の魂は結局どこにいるんだろう?とは思うけれど、見上げた空で目についた星が猫なんだろうと思うことにする。天から見守っていてほしいにゃ。
2024年02月08日
コメント(0)
沖縄ローカルRBC70周年記念企画ということで、オリジナルドラマ「阿摩和利」の放送。キングス戦を見た後に録画で視聴。4年前に放送された、「尚円王」に次ぐ企画。あの時に65周年と謳われていたけど、あれ?ともあれ、「尚円王」では主役であった金丸は、前作に続き知念臣悟が演じ、賢雄を演じるのも同じ役者なのかな?そういう具合に連続性が保たれているけど、主にFECお笑い系が出ているのも同様。阿摩和利を演じる佐久本宝という人もどこかで見た顔だけど、どこでだったっけ?FEC的な軽いノリというか、現代的なリアクションが目立つ作りではあるけれど、前作を見た時と同様、こういう企画があると、俄に沖縄歴史モードに入り、改めて歴史を確認する。阿摩和利は、首里の中央からすれば反逆者なのだけど、実際のところは?それは護佐丸も然り。石垣のオヤケアカハチもそうだよね。金丸や賢雄は、後に対立することになるわけだけど、史実がハッキリしない時代の話、ドラマではどのような解釈で描かれていくのか。「ちゅらさん」が出世作とも言える山田孝之が、阿摩和利の育ての親の村長として特別出演。前作でも尚泰久を演じていた、あったゆういちという人は、バスケットライブの琉球ゴールデンキングスのホームゲームの実況担当でもお馴染みな人だ。悪役となる勝連按司を演じていたのは、龍神ガナシーの末吉功治だった。舞台が勝連だけあって主題歌はHYの担当。前作で出ていた勤務先元同僚の役者は今回は出てないようだ(苦笑)。あと2週間、つきあうとします。
2024年02月07日
コメント(0)
NFLプロボウル、日本時間で昨日放送されたけど、一日遅れて録画視聴。去年は結局まともに放送されなかったらわかってなかったけど、去年からフラッグフットボールでの開催となったそうで。フロリダ開催なんだけど・・・フラッグフットボール、五輪の正式種目にもなったそうで、NFLプレイヤーでも、この種目で五輪出場を大真面目に考えてる選手もいるそうな。アメフトのような防具やヘルメットはつけず、タックルのような接触は禁止。QBがボールを投げてレシーバーがキャッチ、走る際に腰につけたフラッグを取られたら、そこでストップ。こりゃあタッチダウンはよく決まるね。60点だの、そういう点数になる、距離も短いし。しかし、これはアメリカンフットボールとは完全に別のスポーツだよなあ・・・プロボウルは、ペイトン&イーライ・マニング兄弟がそれぞれAFC、NFCのヘッドコーチで、兄のペイトンはマジでイーライに負けたくないみたいだ。コーディネーターも往年の名選手が務める。しかし、この競技では、目立つのはQBとWRだけだろうと思いきや、他のポジションの選手には他の出番も用意されている。クオーターの合間に、障害物競走だの綱引きだのが行われ、ラインマンやディフェンスプレイヤーは、主にそちらでの活躍となる。いや、これ、ホントまるっきり会社の運動会みたいなノリだよな。それでも負けず嫌いのNFLプレーヤーたちだから、終いにはマジで勝負モードになってくる。とりわけ、NFCのディフェンスコーディネーターのレイ・ルイスなんか熱いこと!QBのベイカー・メイフィールドもマジで審判に抗議していた。まあ、そういう面白いところもあったけれど、これは、これまでのプロボウルの感覚で見ると、正直つまらない(爆)。途中で見るの止めようかなと思ったけど。競技としては、これなら自分でもやれるかなという親しみはある。よくNFLプレーヤーたちが、真面目にこれをやる気になったよなと感心した。まあ、勝てばそれなりに賞金はもらえるようだから。でも、こういう形式になってから初めてプロボウルに選出された選手とかは複雑だろうな。お遊びなら、またハワイに舞台を移してもと思わなくもない。飲んだビールが勿体なかったな(苦笑)。まあ、来週のスーパーボウルが本番だけど、日本公演を終えて、すぐにプライヴェートジェットで駆けつけるらしいテイラー・スウィフトが映るのが、またうざいので、本当は好きではないけれど、49ナーズの方を応援するな、今回は。
2024年02月06日
コメント(0)
3年前にCSナショナルジオグラフィックで「ジーニアス・アレサ」というドラマが放送されたけど、それに続く“ジーニアス”シリーズ?今度は「ジーニアス:キング牧師とマルコムX」(原題は“ジーニアス:MLK/X”)だ。こちらも、アリサ同様にロン・ハワードとブライアン・グレイザーによる制作、音楽はテレンス・ブランチャード(映画版「マルコムX」の音楽も彼だった)。放送も2話ずつ放送というパターン。2日の金曜から放送開始、初回2話を録画視聴。キングとマルコム、それぞれの幼年時代からの歩みを交互に描く。冒頭で成長した二人が対面する場面が登場するが、ああいう場は現実にあったのかな?キングは、元々はマイケル!という名だったそうだけど、父がマーティン・ルーサーと改名したのを機に、無理やり同じ名前にさせられたのだそうな。この、父よる圧というのは、キングが成人してからも、しばらくは続く。一方のマルコムの父がまた牧師だったのだそうな。その父は前妻との間にも子供がいて、家や母を失ったマルコムは、その異父姉を頼ってボストンへ向かう。窃盗を犯して刑務所に入れられるマルコム、一方でキングは大学を卒業し、オペラ歌手を目指すコレッタと結ばれる。対照的な歩みの二人のようだけど、周囲や家族も含め、様々な束縛や不自由な境遇の中から、同胞と共に真の自由を求めて立ち上がるという過程は同じ、といった描き方。お堅い伝記ドラマにならぬよう、それぞれの人間的な側面に光を当てている。キングは結構もてたんだそうな。そういえば、アリサのドラマの方では恋のお相手でもあったっけ。また、それぞれが異なる宗教を信仰しながらも、その信仰を拠り所に黒人の地位向上を目指していくのも対照的に描かれる。ネイション・オブ・イスラムに帰依してからのマルコムは、想像以上に禁欲的に行動する。尤も、その組織との対立がマルコムの命を奪うことになるわけだけど。知っている顔は一人もおらず、新世代俳優によるキャスティングのよう。これまた「アレサ」同様、全8話。続きはまた今週末に。
2024年02月05日
コメント(0)
先月本を読んだばかりのウディ・アレン、新作がようやく日本公開。と言っても4年近く遅れてではあるけれど。さすがにアメリカでは撮れず?ヨーロッパ・シリーズの第何弾かで、「サン・セバスチャンへようこそ」、シネマパレットにて。スペインはぐるっと一周したけど、サン・セバスチャンなるところには行ってない。映画祭も開かれるリゾート地ってことだ。アレン映画常連ながら、ついに主役になったウォーレス・ショーンは、アレン以上に風采は上がらない。アレンほど早口でもないのは、さすがのアレンも歳を取ったから、ならではのペースなのだろうか。でも、理屈っぽさ、惚れっぽさ、スノッブなところは、アレンのキャラそのままだ。妻役がジーナ・ガーション、こちらも還暦を超えて、かつてのギラギラした感じから程よく油分が抜けた感じ。それでも20歳以上下の映画監督とできてしまう艶っぽさは残している。その気鋭の監督に扮するフィリップ・ガレルは、実際に監督でもあるそうな。一方でショーンが惚れてしまう女医さんには地元スペイン出身のエレナ・アヤナが扮する。微笑ましい熟年恋愛の描写は悪くない。アレンの愛する映画を模した場面が次々登場するのが、この映画ならではの趣向。「市民ケーン」に始まって、フェリーニ、ブニュエル、ヌーヴェルヴァーグ、そして、ベルイマン。死神で登場したのがクリストフ・ヴァルツだったのか。ショーンに健康に留意しろというアドヴァイスを残して消えていく。夫婦関係の終焉に加えて、現代の映画に共感できず、過去のヨーロッパの名作に耽溺するアレンの心情が描かれる。いつものアレン映画のようでもあり、一味違う風味でもある。撮影が80代のヴィットリオ・ストラロ、健在でありましたか。クレジットを見逃したけど、オープニングとエンディングで流れるマヌーシュ・スイングのナンバーは誰の曲だったのかな。かつてのアレン映画のクセやケレン味が好みであると、この映画には少し物足りなさを覚えるかもねえ。
2024年02月04日
コメント(0)
「ストップ・メイキング・センス」4Kリストア版、沖縄でも公開されるのはいいが、スターシアターズのシネマパレットで?アイマックス版もあるというのだから、そっちで上映せにゃ意味ないでしょー。と思ったら、やりますわ!ユナイテッドシネマ浦添のアイマックスで上映、そりゃあそっちを観に行きますわい。海を見ながら自転車漕いで浦添パルコへ。あの干潟を埋めちゃおうってんだから愚かだねえ。ともあれ、会員とはいえ、土曜でアイマックス特別料金だから都合2,000円也。それでもええわと、最後列を予約。昨年の「パターン」に次ぐアイマックス、鑑賞、これはでかい!「ストップ・メイキング・センス」を初めて観たのは、まだ3年半ほど前の話。その時の日記で、大体の感想は書いているけれど、やはり、この画像、音響で鑑賞すると、その臨場感は格別だ。コザのホールで観た時もそうだったけど、とにかく、観ながらじっとしていることが煩わしいのなんの。インド映画のマサラ上映みたいに、ライヴ鑑賞的上映でやってくれたら、もっといいのにね。とにかく、デヴィッド・バーンの運動感覚が驚異的だ。カッコよく決めるサポートの黒人ミュージシャンたちを尻目に、クネクネヘロヘロ、何とも意図的にカッコ悪くキッチュなパフォーマンスに終始する。そして、今回の予告編でもフィーチャーされたあのビッグスーツ姿。頭でっかちと言われる音楽指向に対して、頭を小さく見せるための自虐であったのか?“ガールフレンド・イズ・ベター”の歌詞中に登場する映画のタイトルは、分別を失くしてお前も踊れ!ってか?そうしたいとこだけどね。そのスーツへの着替え前のトム・トム・クラブ・パートは、改めて見ると、バーンのテンションに負けじのクリス・フランツの張り切りぶりが些か浮いている印象だ。とはいえ、その後の終盤の流れは、また圧巻だ。冒頭のガランとしたステージから、倉庫のような場所に思えたのが、実は大観衆が見守るホールであったという、この見せ方も、また秀抜。で、そうか、「アメリカン・ユートピア」でフィナーレを飾った“ロード・トゥ・ノーホエア”は、この時点ではまだ出てなかったんだね。「スピーキング・イン・タングス」発表後のライヴ、今更ながら。そのバンド最盛期の勢いは、余すところなく、この映像から伝わる。映像も勿論だけど、このサントラもやっぱり買わないとなと改めて。本当に遅まきながら、このライヴ映画は色々と楽しめる1作だ。来月、普通のスクリーンでもう1回観てみるのも、それはそれで悪くないかなと思ったり・・・
2024年02月03日
コメント(0)
昨年末の猫抜きのナイチ帰宅、家に着いて、その猫の墓にお線香を上げたりして落ち着いたところで17時、テレビを点けると、そうだ、「ドキュメント72時間」年末スペシャルを放送中なのだった。すでに3位の放送中だった。那覇の部屋で17時までは録画予約を入れてきたが、それ以降は家で見る前提でいたのだ。その3位は、1月13日放送の“大阪・昭和から続くアパートで”だった。これは僕も印象に残ったエピソードで、日記にも取り上げた。1位でもよかったような、生憎、途中からしか見られなかった。その翌週に放送されたのが、“神戸 小さなお好み焼き屋にて”で、この関西2連発がよかった。更にその翌週が、“奄美大島 FMラジオを聴きながら”で、それらも日記で取り上げたが、残念ながら視聴者投票トップには入選せず。あと、取り上げたといえば、後に完全版も放送された海外ロケのエピソード、“異国の地のアフガニスタン食堂で”があった。これは、やや異色だったためか、やはり、選ばれず。また、沖縄ネタは案外人気がないというか、あまりトップ10に入った記憶が無い。“沖縄 オールナイトで弁当を”も入らず、沖縄ものは今ひとつツッコミ不足の印象もある。と、那覇の部屋の方で録画しておいた、10位からのランキングを、ようやく見始めた。山田五郎、鈴木おさむ、吹石一恵、徳井健太の、吹石以外は普段の番組には関係のない出演陣がコメントを交えながらランキングを紹介。今回の視聴者投稿企画はどれも面白そうで、取り上げられることを期待。10位から5位までのランキングを辿ったが、どれも見たことはあるものだけど、9位の“フジロック 待ち望んだ夏の日に”と、8位の“岡山 24時間営業のドライブイン”は、つい再見してしまった。7位の“さらば、呑んべ横丁”の立石の横丁は、もう本当に閉まっちゃったんだね。なことをやっていたら、時間いっぱい。11位だったらしい“阿佐ヶ谷の酒屋 今日も一杯 角打ちで”の再放送も、つい見てしまった。残りのランキングの続きは、またいずれかに。つっても、あと見てないのは4位くらいなんだけど。早く見て録画消さないと、もうHDの容量もパンパンで・・・
2024年02月02日
コメント(0)
久々にスポーツ観戦のない日、では、映画でも見るかと、ムービープラスで放送の「フル・モンティ」'97 を今更ながら視聴。ブロードウェイミュージカル版も好評も博したこの映画、実は初見なのだ。この頃のイギリス映画、絶好調であった。「トレインスポッティング」でも怪演していたロバート・カーライルが主演。イギリスのダメおやじというのは、本当にとことんダメだね。息子にも、少しはパパらしくしてなどと言われ、養育費を払えないと子供の親権も奪われてしまう。そこで、一発勝負、ストリップで稼ごうって、安易だよな〜集められた面子もお世辞にもイケてるといけない連中ながら、それぞれの思いを掲げながら、おかしいけれども結構本気というか決死の思いで最後の希望にすがる。この、情けないサクセスストーリーのパターンは、この映画の後にも色々繰り返された気がする。90分の程よい尺で、笑わせて、少ししんみりさせられる。そして、最後はハラハラさせながらも幸福の大団円。イギリス庶民映画の魅力が集約された1作だ。ミュージカル版は日本でも日本人キャストで上演されたっけかな。まさか、舞台ではイチモツ、見せてるとか?だったら、オエっ
2024年02月01日
コメント(0)
全29件 (29件中 1-29件目)
1