chao★chao

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2023年12月24日
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カテゴリ: 映画は素敵♪
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                                                                         (~​ 映画.com ​)



<PERFECT DAYS>

  
  近くで上映がないので、日比谷まで。。。
  といっても、地下鉄1本で行かれるんだから、遠くはありません。(^^;
  
  土曜ですし、11時40分からの回、満席でした。
  日比谷、だしねぇ~。



  こんなオハナシ
​東京・渋谷でトイレでの清掃員として働く平山 役所広司 。​
   淡々とした同じ毎日を繰り返しているように見えるが、彼にとって日々は常に
   新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う
   古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。
   そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねる
   かのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再開をきっかけに、
   彼の過去に少しずつ光があたっていく。            ​ (~映画.com)​
   

   
  え~~~、っと、まずは一昨日の映画の口直し以上の、
  手触りのやさしい、好きな感触の映画でした。
  いいなぁ、こういう1本! って思いましたもん♥
  わざわざ地下鉄で出かけても、足軽く、心軽く、帰ってこれました。

  なんというか、ミニシアター向きだし、画面の幅も昔のTVバランス。  
  専門的に映画の大きさの言い方を知りませんけど、ま、そういう感じ。ね。
  だから、上映館を選ぶかも、これ。
  日比谷シャンテは初めて入りましたが、恵比寿のミニシアターである、
  恵比寿ガーデンシネマと同じくらいの狭さと、客席の傾斜のほとんどナイような、
  なんか、昔の映画館の雰囲気のまま、でも、今風にとってもキレイに作られてる。
  そして、この映画はそんなスクリーンに相応しかった気がします。

  
柄本時生、麻生祐未、田中泯、三浦友和、石川さゆり、甲本雅裕、研ナオコ、
  犬山イヌコ、モロ師岡、あがた森魚 。。。。共演。

  研ナオコなんて一瞬だし、
  あがた森魚は後になって「あ、あのギター弾いてた客!」と
思い出す始末。(笑)

  いろんな人が上手にちょちょ、っと出るべきところで出て来てました!
​  
  でも圧倒的に主人公メインの画面づくりで、だからといって、 役所さん は​

  「無口な平山」の役だから、あんなに画面に出ずっぱりでもあまりセリフは多くない。
  けれど。。。
  流石、カンヌの最優秀男優賞の役者さんです、表情がすっごくドラマしてるの。
  ソレを見せられるだけで、100の科白を聴かされるよりも、彼の心の奥底までも、
  手に取るよう知ることができる。。。


  まるでミニマリスト
(極力モノをもたない生活) が如くで、
  しかも単調なくりかえしの日々ではあるけれど、毎日毎日に喜びがあり、苦悩も少しあり、

  決して「つまらない人生」ではない平山の暮らしの時間。。。
  彼は、満足しているんだろうなあ、もし昔なにかを諦めての上の今の暮らしとしても。
​今まで観た数ある「役所広司」の中で、これが一番イイと感じましたし、好きです!​
ちなみに... 一番アウトだったのは「パコと魔法の絵本」。(^^;

           あっ! そうそう、平山さんの仕事場である渋谷地区のアレコレのトイレ。
      どれもデザインが驚くほど斬新で、モダン!!

      なんでも、渋谷区のプロジェクトで、公共トイレを世界的な建築家や
      クリエーターに依頼。

      今17箇所あるそうで、どれもスッゴイのぉ!


      そして舞踏家であり俳優でもある 田中泯さん こそセリフがなく、​​
  遠めに映る「踊るホームレス」としての表出なのですが、
  内容とのバランスで、どうしても泯さんの踊りがほんの少ししか出せなくて、
  泯さんの踊りに魅せられてしまったというヴィム・ヴェンダ-ス監督は、
  是非に、と、
泯さんの踊りだけでの8分ちょっとの短編を、
  このあとすぐ、
作ってしまったらしいです。。。
  泯さんは、前にパリで芸術文化騎士賞とか貰ったゲージツ家だからなあ~~。


​   石川さゆりサマ 、呑み屋のウタうまのママ役で、​
    アニマルズの「朝日の当たる家」を、あがた森魚のギターで、和訳の歌詞で歌うんだよぉ!
  これの和訳なんて聴いたことなかった!\(◎o◎)/!
  あったのかしら、こんなの!
  もち、超絶ウマいです。。。

   そうそう、平山がクルマの中で、カセットで聴くオールデイズの素敵な曲の数々。
  ちょっとジーンとしてしまう世代です、私。

  また、平山が好きだという「木」。
  木、よりも、美しくうつろう「木漏れ日」が好き、なのでは?って見てました。 
  私も好きだから。。。たくさん「木漏れ日」が見られて、
  それだけでも、この映画好きだわ、と思いましたし🍃

​  「木漏れ日」が美しかった映画って、以前、 伊丹十三監督「マルサの女」 で​
  税務署の窓から見えるソレがとても美しかった場面があって、
  伊丹監督も意図的に撮ってたし。。。
  それ以来の、美しい「木漏れ日」をたっぷり見せてもらえました!
  ヴィム・ヴェンダ-ス監督、ありがとう♥


  
  
  そして、私、今回久しぶりにプログラムを買ったのですけど、
​       (この頃とってもお高くなったので、買わなくなりました...)​
  中に、泯さんの自筆の「オドリと演劇」「役所広司評」等を原稿用紙上に書いたふうの
  ページがあり、とても面白く読みました。
  もし、映画館でコレをご覧になるときは、できればプログラムもお求めになって下され。
  ほかの内容もとってもよい充実のプログラムでしたから!(^^)V
  1100円ととてもお高かったです!!!  が、価値ある1冊です。


  
 
  予告編 01'04"  ​(私も初めて見ました!)​
          

 

  

  これはネット待ちでも、 是非ご覧いただきたい、と思うのは、
  「静かなる満足」のいく、納得の1本と確信するからです。d(^-^) 
 エレガントな1本と言ってもよいでしょう。。。

  米アカデミーの外国映画賞だかにノミネートされてるらしいです。

  嗚呼... 長くなってしまいました、スミマセン。
  なんだか、まだ書きたいことはいっぱいあった気がするけど、

  ここで止めます。 
  
  





  



  *************************



  クリプレ、いただいちゃいました♪
  ありがとうございま~~す🎄

  

          ハミちゃんから、あったか~い足入れ(^^♪



                             お蝶さんから、ジャムとクッキ~♬








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Last updated  2024年01月11日 08時54分22秒
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