2007.03.24
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カテゴリ: 大学院生活
私が総代に決まったとき咄嗟に思いついたのが・・・
私、袴着る~ でした。(^_^;)

でもその後しばし、どうしたものかな~って思っていました。
いい年して!って言われそうで・・・。
それからその後、町で見かける袴姿の若い子達が「お引きずりさん」のようで
全然すてきじゃなかったので余計躊躇するようになりました。
若い子が着てステキじゃないなら、私が着たらどんなに変か・・・(-_-)

でも、やっぱりみんなの代表として出るのだから盛装しよう
着て後悔するより、

悔いがよほど大きい
・・・と思い、やっぱり着ることに決めました。

丁度、昔、妹が親に作ってもらった袴が実家にあったので
それを着ることにしました。
妹が作ってもらった袴は結構いい品で正絹の袴。
歩くとばりばりの衣擦れの音がします。
着付けをしてもらうときも
「今時こんな立派な袴はない」と言われました。

それで袴を着ることには決めたのだけど、
着物をどうするか、履き物をどうするか、でまた悩みました。


でも私が持っているのは昔ながらの無地のサーモンピンク。
そこで母の友だちから、着物を借りようか・・・ということに。
でも、無地の着物を出してみたら、やっぱりそれはそれで正統派、という感じでよかったので
そのままそれを着ることにしました。

そして履き物は私が町で気をつけてみていたところ

そっかあ。。。今やみんな「はいからさんが通る」ばりの袴なのね。。。。
私もブーツだけレンタルしようかな。。

でも出向元の同年令の友だちにその話をしたら
「ブーツなんていい年してやめて!」と言われてしまいました。

それでまあ若くもないのに流行を追うのも変だということで
結局、昔ながらの「ザ・袴姿!」という草履に足袋、巾着袋に落ち着きました。


それで袴姿で修了式当日、付き添いの息子と一緒に大学の正門を
意気揚々と通ると、なんと!!
守衛さんに呼び止められてしまいました
四年間この大学に通っていて、止められたのは初めてです。

それで 私、学生です!! って大声で叫んだら
向こうは「すみません!」って謝っていましたけど・・・。(-_-)
まったく、袴着ているんだから、卒業生だって思ってよ。
ちんどんやさんとかと間違えたのかしらん。。。


会場に着くと、私の席は最前列。
その上家族席も私の隣に二席設けてありました。
息子と後からやってきた私の母がそこに座って修了式に出てくれました。

大学職員の人から
予め原稿を出しておいた答辞がきちんと和紙に書かれて渡されました。
それで中を開いたらびっくり。
文章の中に「、」「。」の句読点がついていないのよ。
答辞ってそういうものなのね。初めて見るので驚きました。

事前に結構、何度も読んで練習していたので文面は全部覚えてしまっていた私。
だから句読点がなくても、どこで区切るかは頭に入っていたからよかったけど。
「読めばいいや」って思って、準備していなかったら
きっと慌てたと思います。


ただね、修了式で気になることが一つありました。
私、実はこの大学の校歌歌えないんだなあ。。。。
総代の私が校歌を歌えない、というのもちょっとね。。。。

昔いた大学の校歌は、野球の応援に1日行けば、
校歌や応援歌を何回も歌わされるので、覚えてしまうし
サークルの打ち上げの度に歌わされていたから未だにきちんと歌えるけれど
今回通った大学はどちらも経験していないのでまったく歌えないのです。

そこで修了式が始まる前に副代表のOくんに
「ちょっと悪いんだけど・・・校歌を歌ってくれない?」って頼んで
その場で歌ってもらい、即興練習。。。(^_^;)
おかげで本番では一応、譜面を見ながら何とか歌いました。。。
ありがとう!Oくん!!

いよいよ修了式開始。
まず最初の大仕事は、学位記をもらうこと。
袴が歩きにくいこと、最初つまずきそうになりました。

学長たちの挨拶が続き、いよいよ私の答辞。

最初息子には「ママの雄姿をビデオに撮ってね」と言っておいたのだけど
最前列でビデオを撮っていると変なので「撮らないで」と言って
舞台に上がりました。

「本日はこのような盛大な式を挙げて頂き誠にありがとうございます。修了生を代表して厚く御礼申し上げます。私が○○大学で勉強するようになりましたのは4年前、勤務する□□より『○○大学で勉強せよ』との研修命令が出されたことによるものでした・・・」

私が答辞を読んでいる間、すぐ目の前にいる学長先生は
私が一つひとつ読むたびに「うん」「うん」と大きく頷きながら聞いていて下さっていたので
私もとっても落ち着いて読むことができました。
結局、一カ所もとちらず最後まで読めました。役目を無事に果たせてほっ。

袴もやっぱり着て良かったです。
草履も正解でした。
それになんとうちの大学の子達は不思議に半分くらいが草履でした。
それが実に颯爽としていて格好いいのです。
もちろんブーツ姿の子も「お引きずりさん」のようではなくステキ
改めてうちの大学の女子学生のセンスに脱帽でした。

・・・そうそうビデオには撮るな、と私から言われていた息子でしたが、
結局、答辞を読む場面を撮ってくれていました。
最前列からの撮影なので、私の姿は入らないのだけど声はきちんと録音されていました。
やっぱり撮っておいてくれてよかったです。よい思い出となりました。
私の老後の楽しみといたします。(^_^;)



恵みいっぱいの大学生活
最後の最後まで、豊かな日々でした。ありがとう。。○○大学




















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最終更新日  2007.04.01 10:51:55
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