幕張本郷の小さなフレンチレストラン   サンク・オ・ピエのオーナーシェフ、中村雅信の日記ページ

幕張本郷の小さなフレンチレストラン   サンク・オ・ピエのオーナーシェフ、中村雅信の日記ページ

Sep 4, 2016
XML
カテゴリ: シェフの雑記帳



 通称北海タコ。和名は水タコ。タコ類の最大種で大きなものは足を広げると5メートル、体重50キロ以上に達することもあるという。よくあるマダコと違って、みずみずしい透明感のある身質が魅力で薄めに切って刺身やしゃぶしゃぶなどでいただくことが多い。小さめの北海タコをカルパッチョにしてみました。



 薄めに切ってチェルビアの塩を振り、レモン汁を少しとサルディニア島産のオリーヴオイルをかけて、自家製セミドライトマトを散らしてあります。真ん中に少しラタトゥイユを添えて、、。さっぱりしていて美味いですよ!スペシャル前菜でやってます。



 アメリカ産のブラックアンガス牛のタリアータです。肩ロースの中にあるザブトンという部位で、牛一頭で2~3キロしか取れない希少部位を使っています。1人前120g程度の小さな肉を30分くらいかけて弱火でゆっくり焼きます。というか、焼くというより温める感覚ですね。肉を焼くというと、ジュージューバチバチというイメージがありますが、しっとり柔らかく焼き上げたいのなら、弱火でゆっくり肉の内部の温度を上げてやることです。



 タリアータというのは、イタリア料理で焼いた肉をタリアート(切るという意味)したという料理です。この皿は、まずバルサミコソースを皿に敷き、切った肉を並べます。ゲランド産のフルール・ド・セル(塩の華)を振り、ガーリック風味のオリーヴオイルを垂らして、パルミジャーノチーズを薄く削って散らします。バルサミコの酸味と甘みガーリック風味のオリーヴオイルの香ばしさとパルミジャーノの旨味が肉の味わいと混じり合ってシンプルだけどおいしい料理です。しばらくスペシャルメインディッシュでやってます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Sep 4, 2016 10:04:24 AM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

cinq chef

cinq chef

Calendar

Comments

madame-H@ キッシュに入れてます。 相かわらず、手間のかかるスープを楽しん…
ゆり777 @ こんにちは。 美味しそうですね~。 チキンがジュージ…
おかめ@ Re:食べる姿(10/31) なるほど!私も無粋な行為をしていた一人…
mermerada @ はじめまして! エスカルゴは好きで、メニューに有ると頼…
福島@ ソーモン う、うまそうですねーーー! 思わず涎が…

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: