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2026.06.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類

 ウクライナを舞台として戦闘に対するウラジミル・プーチン露大統領の姿勢が変化した。​ クレムリン大宮殿の聖ゲオルギーの間で行われた式典で、プーチン大統領はロシア軍の進撃状況を説明、ウクライナ東南部のドンバス(ドネツクとルガンスク)を含むノボロシアの完全な解放を訴えている ​。ここにきて戦略的に重要な工業都市、コスティアンティニフカをロシア軍は制圧したが、これは大きな節目になるかもしれない。

 イギリス、ドイツ、フランス(E3)はウクライナを支援するため、迎撃ミサイル、長距離打撃能力、弾道ミサイル迎撃システムの共同開発や増産が急務だと主張している。そうした国々の首脳は、ウォロディミル・ゼレンスキーを利用してロシアにダメージを与えようとしている。長距離を飛行できるドローンやミサイルでモスクワやサンクトペテルブルクを攻撃、ロシア国内を動揺させようとしている。

 当初、NATOは核戦争へ発展するリスクを避けるためにロシア領内を攻撃しなかったが、戦況が悪化するにしたがい、核戦争へ近づこうとしている。そうした無謀な作戦を実行するため、「ウクライナ軍は主導権を奪還し、ロシア軍に勝っている」というプロパガンダを必死に広めようとしている。E3の指導部はロシアに勝って賠償金を支払わせ、ロシアの指導部を戦争犯罪で裁くという妄想を頭の中に描いているようだ。

 これに対し、ロシア政府はNATO諸国との話し合いで戦争を終えることは不可能だと認識、アラスカにおけるプーチンとトランプに会談はウクライナが軍を再建・再武装するための時間稼ぎだったと考えている。それは正しいだろう。西側情報機関の少なからぬ元分析官や情報将校は会談当時からそう指摘していた。

 モスクワ高等経済学院の世界経済/国際関係学部の学部長を務めるセルゲイ・カラガノフ教授や元ロシア連邦軍参謀総長のユーリー・バルエフスキー退役上級大将のように、リスクを取らずに中途半端な政策を続けるべきでないと主張する人もいる。

 カラガノフは、ロシアが核兵器を使用しない限りロシアへの攻撃は止まないだろうと主張、バルエフスキー退役上級大将は、「いつになったら本当に戦いが始まるのか?」と問いかけている。

 プーチン大統領は6月23日、聖ゲオルギーの間で士官候補生に対し、西側諸国は「ロシアの脅威」を捏造した上で、その脅威を作り出したとしてロシアを非難していると述べている。西側では最初からわかっていた話だが、それをロシアの大統領が口にした意味は重い。

 また、本ブログでは繰り返し書いてきたことだが、ミハイル・ゴルバチョフが1990年に東西ドイツの統一を認めてから始まったNATOの東への拡大は新たなバルバロッサ作戦。プーチン大統領もそのことを指摘している。

 この作戦は2014年2月にNATOがウクライナに手を伸ばした時に始まった。だからこそ、その時に動かなかったプーチン大統領が批判されてきたのだ。2014年2月にバラク・オバマ米大統領がキエフでクーデターを成功させ、ビクトル・ヤヌコビッチ政権を暴力的に倒してネオ・ナチ体制を樹立したが、このクーデターは明らかに対ロシア戦争の一環だった。「新バルバロッサ」。この段階でロシア政府が動かなかったことをポール・クレイグ・ロバーツ元米財務次官補が批判していたのはそのためだ。

 しかし、クーデター体制を拒否する国民は多く、特に東部や南部では7割以上がネオ・ナチ主体の政権を拒否、南部のクリミアはロシアと一体化する道を選び、東部のドンバス(ドネツクとルガンスク)では武装抵抗が始まった。

 この反クーデター軍は強く、NATO諸国はクーデター体制の戦力を増強するため、ロシアに「停戦」を持ちかけて2014年の「ミンスク1」と15年の「ミンスク2」を実現する。この停戦合意をキエフ政権は守らなかったが、ロシア政府は守った。

 2022年に入るとNATOの指揮下にあるキエフ政権はドンバス(ドネツクとルガンスク)への砲撃を激化させ、大規模な軍事侵攻が噂される事態になる。

 そこでロシア軍はウクライナに対するミサイル攻撃を開始、終結していたウクライナ軍部隊や軍事施設、そして生物兵器の研究所を攻撃したのだが、ロシア側は全面戦争を避けようとしてきた。ロシア軍の将軍が殺されても、モスクワやサンクトペテルブルクが攻撃されても自重してきた。

 その間、ロシア軍はウクライナ軍を圧倒し、​ イギリスのベン・ウォレス元国防大臣は2023年10月1日、テレグラム紙に寄稿した論稿の中でウクライナ兵の平均年齢はすでに40歳を超えていると指摘 ​していた。それだけウクライナ兵の死傷者は多く、武器弾薬も兵員も不足している。








 必然的にNATOがウクライナへ派遣する軍人や情報機関員が増え、長距離を飛行してロシア領内の深奥部を攻撃できるドローンやミサイルがNATOから供給されるようになったが、そうした兵器を使うためには衛星からのデータ、地上の要員からの情報、飛行ルートの設定などが必要だが、そうした能力をウクライナの軍や情報機関は持っていない。そのためNATOが行っているわけで、すでに代理戦争から直接戦争へステージは進んでいる。

 2014年のクーデターはソ連が消滅した1991年12月から始まったとも言える。ソ連消滅後、 シオニストの一派であるネオコン は、アメリカが他国に気兼ねすることなく好き勝手に軍事侵略できる時代になったと考え、その考えに従い、国防次官を務めていたポール・ウォルフォウィッツを中心として、 1992年2月にアメリカ 国防総省のDPG(国防計画指針)草案が作成された。

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最終更新日  2026.06.30 01:18:34


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