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2005年07月03日
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テーマ: 中国&台湾(3328)
カテゴリ: カテゴリ未分類
第1章 日本の果物の生産と貿易現状

1.1 日本の果物の生産・消費現状

日本の果樹農業は、地域の立地条件を活かして多種多様な果物を生産し、農業生産だけでなく地域振興の面からも大きな役割を果たしている。また、果物や果物加工品は国民の豊かな食生活の確保、健康の維持・増進という面でも重要な役割を果たしている。しかしながら、日本の果樹農業をめぐる最近の情勢は大きく変化しつつある。消費面では、食生活の多様化が進む中で、生果需要の少量多品目化、輸入品を中心とする果汁等加工品需要の増加等が見られる。一方、生産面においては、樹園地の整備や作業の機械化が立ち遅れている中で、中山間地域を中心に果樹農家の減少、担い手の高齢化、後継者不足等が深刻化しており、省力化、軽作業化、経営規模の拡大等による担い手の育成確保と産地体制の強化を図ることが重要な課題となっている。

表1.1 日本の果樹栽培面積と収穫量 (略)  

果物の需要量は、加工品の生果換算を含む全体では、近年ほぼ横ばい傾向で推移して、1人当たりでは40kg程度となっている。しかしながら、食生活の多様化による果実消費の少量多品目化が進展し、生鮮果物の消費の減少が進む一方、果実加工品、特に果汁消費が増加傾向にある。近年1人当たりの生鮮果実の消費は30kgくらいであり、2000年の消費量は1988年の77%しかない。このなかには膨大な輸入果実の消費も含んでいる。年齢階層別にみると、若者層では中高年齢層に比較して生鮮果実の消費が極端に少なく、しかも年々減少傾向となっている。

表1.2 生鮮果実の年間一世帯当たり購入数量および支出金額 (略)

表1.3 生鮮果実の年間一人当たり購入数量および支出金額 (略)

日本国内の果物消費量減少と輸入品増加に対応しながら、過剰な生産能力を生かす方法の一つとしては、果物の海外輸出が考えられる。

1.2 日本の果物の貿易現状



1.2.1 果物の輸入

 果物及び果物加工品の輸入金額は農産物の輸出金額の1割に近い。種類別から見ると輸出数量と金額が一番多いのはバナナである。

表1.4 果実及び果実加工品の輸入数量と金額 (略)

1.2.2 果物の輸出

青森のりんご、静岡のみかんなどのカナダ向けの輸出は明治時代から続いており、鳥取の二十世紀梨は中国香港と台湾、シンガポール、アメリカ、オランダ、マレーシア、タイ、オーストラリアなどに果物の高級品として輸出され続けている。しかし、数量は少ない。2002年と2003年の果物輸出が急増したのはりんごが中国台湾向けに増えたからである。りんごは中国香港、タイなどにも輸出している。近年、価格の高さなどから国際競争力が低いとされる日本の果物を、本格的に輸出しようとの動きが目立ち始めた。まだ輸出額は少ないものの、日本の農業に「守り」から「攻め」へと転換を図る動きが見られる。

図1.1 果物の輸出が増加傾向 (略)

表1.5 果実(鮮果類)の輸出数量と金額 (略)

表1.6 加工果実の輸出数量と金額 (略)





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最終更新日  2005年07月04日 17時22分31秒
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