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2004年12月03日
ステラ (感動で泣きたい時は この1本)
テーマ:
レンタル映画(818)
カテゴリ:
カテゴリ未分類
『ステラ』 (1990) STELLA ジャンル ドラマ
●原作 監督
監督は「欲望という名の電車」のジョン・アーマン。
原作は 1921年『ステラ・ダラス』オリーブ・プローティー(大衆女性作家)のベストセラー小説。
●3度の映画化
1925年が最初の映画化。
『ステラ・ダラス』日本では大正の終わりか昭和の初め頃。サイレントで、ヘンリー・キング監督、サミュエル・ゴールドウィン製作。ロナルド・コールマン主演 ベル・ベネットのステラ・ダラスは田舎のお針子さん。それを建築工場へ監督に来たニューヨークの名門の息子がついつまんじゃう。あんまりかわいいので。そして女の子が生まれる。 男にはニューヨークに許婚がいて、その相手がいい人で子どもを引き取ると言うけれど、ステラは絶対やらないと断る。でもだんだんと、自分のような無教養なものが育てるよりはと、考えて手放す。娘はいやいやニューヨークへ。そして何年か後に名門の御曹司と結婚する。披露宴があり、大きなお屋敷の大きなガラス戸。人がいっぱいいて、新聞をにぎわす様なカップルはどんなか見に来ていて、その中を人をかきわけているおばあさんがいて、、それがステラ・ダラス。 「ステラ・ダラス」は映画のクラシック代表作品。母娘の別れのシーン。雨のラストシーン、いいところがいっぱい。
2番目が1937年
のキング・ヴィダー監督 同じサミュエル・ゴールドウィン製作、バーバラ・スタンウィックの『ステラ・ダラス』
3番目が今作1990年
息子のゴールドウィン・ジュニアが製作。ゴールドウィンは親子二代で 3度も作っているんだから随分惚れこんでますね。
泣くと、わかっていて観たこの作品。案の上、涙の乾く暇なしでした。子どもが邪魔、子どもを愛せない親が増えているニュースが多い時代、この映画は 母の愛がたっぷり見れます。このステラ 気が良くて明るいし逞しいし愛情豊かなんだけど、ケバイ化粧や派手な服などでPTAでも浮いちゃって 娘にとっては、ちょっとこまりものな母。娘は 母親をとっても好きでいい子なんだけど、父親の元にいる時より母親といるとどうも生活が乱れがちのよう。とにかくラストは滝涙でしょう。
あの子を産んで良かった。
あの子を愛せたことが喜びだった。
あの子が幸せでよかった。
と いうステラの声が聞こえてくるよう。
無学で下品な女では、結局子どもを手放さなければいけないのか。高学歴や 高収入といった安定した地位(家庭とか仕事)がなければ、女性は幸せにはなれない?
ステラと、娘の再婚相手の女性を対比して見せてるのが気になったのだけど。貧しい母が 子のために身をひく。 古典的なストーリー「母モノ」メロドラマです。
この原作の時代から言っても、現代の女性の価値観とはちょいと合わなくなっているかなと思います。なにもかも 子どものために自己犠牲する、、けれど、彼女の姿に 激しく涙してしまうのは、親が子を思う姿は不変のモノだから。
今では ステラのような道を選ぶ女性はほとんどいないでしょう。現代では「母モノ」メロドラマは成立しないのかも。そんなこんなで、この「ステラ」、アカデミー賞の反対、ワースト賞の女優部門に挙げられちゃったんでしょうか?ラズベリー賞。こんなに感動作で、とっても泣けるんだけど。
ネタバレ ↓要注意
●滝涙シーンその1
身分違いだと分かっていながらつきあって妊娠。 援助のお金もきっぱり断り医学生の彼と別れたステラ。「昔だったら結婚してない女が妊娠したら、取る道は決まってた。今は1967年。産んで育てるか、中絶か、産んで養子に出すか。。どれにしても辛いわ。」
生まれた娘を初めて腕に抱いた瞬間のステラの至福の表情が良い。娘の虜となった。
●滝涙シーンその2
娘に 自分では与えられないチャンスを与えたいとい願いから
娘の父親の再婚相手に娘を引き取ってくれないかと、頼みに行く。
●滝涙シーンその3
「アンタの面倒を観るのはもう、うんざりなんだよ」
●滝涙シーンその4
娘の結婚式
監督: ジョン・アーマン John Erman
出演:
ベット・ミドラー
Bette Midler
トリニ・アルヴァラード Trini Alvarado
マーシャ・メイソン Marsha Mason
ジョン・グッドマン
John Goodman
スティーヴン・コリンズ Stephen Collins
アイリーン・ブレナン Eileen Brennan
リンダ・ハート Linda Hart
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最終更新日 2005年10月24日 16時21分07秒
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