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2005年07月23日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『猟人日記』 (2003) YOUNG ADAM
上映時間 98 分  製作国 イギリス/フランス  
ジャンル ドラマ/サスペンス

公式サイト ◇  シネトピ  ◇   Yahooムービー
猟人日記


イギリスを代表するビートニク作家アレグザンダー・トロッキの伝説的ノワール小説『ヤング・アダム』を完全映画化。SWシリーズ、「アイランド」の ユアン・マクレガー 、「コンスタンティン」「ナルニア国物語」の ティルダ・スウィントン。


今月の「SCREEN 2005 9月号」で、”スターが演じたプレイボーイ”という企画ページに、 ジュード・ロウ(アルフィー)、ヒュー・グラント(ブリジット・ジョーンズの日記)、ユアン・マクレガー(恋は邪魔者) のお三人がトップに出てましたよ。  ”「恋は邪魔者」ではユアンは、女をアクセサリーぐらいにしか思ってないプレイボーイな記者、キャッチャー・ブロック。ジェームズ・ボンドみたいに細身のスーツを着こなした伊達男。でもレネー演じる作家を愛すると、メロメロになるのがかわいく、ユアンの持ち味少年ぽさがチラリで、母性本能をくすぐられます。”っとありました。

「猟人日記」 でも、プレイボーイですが、 「恋は邪魔者」 のコミカルさとはまるで違いました。 文芸作品が元ですし。 主人公の作家志望の青年の内面がじっくり描かれてました。 とはいえセリフはほとんどなく、ユアンの表情と、ゆったり流れる川面の水や、河を移動する船、移り変わる風景が なにやら意味ありげな雰囲気をかもし出してましたね。 秘密を抱えた雰囲気、罪への意識、冤罪にされた人への葛藤を、セリフはほとんどないのに、演技でそれを判らせたユアンはすごいです。 

「ピーター・グリーナウェイの枕草子(1996)」 で、すでにヌードは披露してるそうですが、今作品でも情事のシーンはとても多かったです。(原作がそもそもソフトポルノののような感じ?) ユアンの役者根性が凄いのは、リアルさを壊したとして、アメリカの検閲がボカシを入れたことに腹を立て「俺は ”ピーッ”(放送用語禁止用語を消す音)を出しただけだぜ!俺の ”ピーッ”が観たければイギリスに来るしかないってことさ」っとお怒りになったそうな。 でも、ぼかし無しの画像を見ましたが、作品の雰囲気は、それほど変わりないですわよ~たぶん。

文字通り身体を張っているのはユアンもですが、女優たちもかなりのものでした。 「コンスタンティン」で悪魔的中性的な天使を演じた ティルダ・スウィントン は、がさつで生活に疲れた年増女。 張りを失った乳房にハエを這わせ、クラッカーを口からボロボロ撒き散らしてまくし立てる。 でも、彼女が、夫からユアンに気持ちが揺れ動いていく様が、抜群でした。 「Dear フランキー」の  エミリー・モーティマー もまた、泥まみれになったり、ケチャップにまみれたりと、ユアンを求める気持ちがいじらしかったです。 「マグダレンの祈り」の ピーター・ミュラン監督 が、妻を寝取られる夫でした。

●ジョー(ユアン)という男はどんな男なんでしょう
プレイボーイなのに憎めないというのは、ユアンだからなんでしょうね。
作家を目指すといいながら、夢を放棄して雇われ船員になっている。 根無し草。情事だけ。感情の読めない表情。文学青年ぽく本を読む姿は知性的で、船員の労働とギャップがあり、これまた魅力的。どこか優しさも感じられる。。 フラッシュ・バックで彼の過去がだんだんに見えてきます。すごいハンサムではないのに、女はついほだされちゃいそう。やっぱり母性本能をくすぐられるんでしょうか。だけど 行動を見れば、その人間の人となりは見えてくるもの。 ジョーは いざという時頼りにならない、責任を負わない、男気のない、最低男としか言えませんよ。。 女は、もし出会って、本気になってしまって不幸になったら、犬に噛まれたとか、交通事故に合ったと思って諦めて忘れるしかないです。 ただの尻軽女には手ごろでしょうが。 だから、ジョーは、きっと、本人も使い捨てにされる、人生で何も得られない使い捨て男の人生を今後歩む事でしょう。 自分の罪ときちんと向き合うとか、償おうとするとか、するようには思えません。  

●タイプライター似合うね ユアン
ユアンが作家志望もしくは作家役でタイプライターを叩くのは「ムーランルージュ」「ある小説家の妻」に続いて3作目ですね。  

●ヤング・アダム
原題が、ヤング・アダムですが、小説にも映画にもこんな名前の人は出てきません。 作中、男の子や、赤ちゃんが登場します。ジョーは寂しい人妻キラーですからね。 生まれないまま亡くなってしまった子もいましたが。 「アダムとイブ」の話では、アダムはイブの誘惑で目が開きました。(性欲にも目覚めたらしい) アダムと男性全般をひっかけて、さらに、"ヤング"がついてるからアダムの息子っということで。 ”世代が移り変わっても 男たちは同じことを繰り返す”というような意味あいか。 もしくは アダムの息子のカインとアベルは 兄が弟を殺すという、人類初の殺人事件を起こすので、それをひっかけているという説も。??


監督: デヴィッド・マッケンジー David MacKenzie
製作: ジェレミー・トーマス Jeremy Thomas
製作総指揮: ロバート・ジョーンズ Robert Jones
原作: アレグザンダー・トロッキ Alexander Trocchi  『ヤング・アダム』(河出書房新社刊)
脚本: デヴィッド・マッケンジー David MacKenzie
撮影: ジャイルズ・ナットジェンズ Giles Nuttgens
編集: コリン・モニー Colin Monie
音楽: デヴィッド・バーン David Byrne

出演: ユアン・マクレガー Ewan McGregor ジョー・テイラー
ティルダ・スウィントン Tilda Swinton エラ
ピーター・ミュラン Peter Mullan レズリー
エミリー・モーティマー Emily Mortimer キャシー
ジャック・マケルホーン Jack McElhone
テレーズ・ブラッドリー Therese Bradley
ユアン・スチュワート Ewan Stewart
スチュワート・マッカリー Stuart McQuarrie


冷え冷えとした心を持つ青年が、若い女の死体を引き上げたことを境に自らの欲望に突き動かされるかのように行動するさまを、抑えたトーンでスタイリッシュかつミステリアスに描く。監督は新鋭デヴィッド・マッケンジー。

 1940年代の終わり。スコットランド・グラスゴーにあるクライド川を行き来する一隻の平底荷船。ここで雑役人として住み込みで働く作家志望の青年ジョー・テイラー。ある朝、彼は若い女の死体を引き上げる。死体は警察に引き渡されたが、その日から、ジョーは船主レズリーの妻エラに対し、突如として激しい欲望を抱くようになるのだった。ジョーはエラを誘惑し、レズリーの目を盗んでは関係を持つようになる。その後、エラ以外の女性とも次々と関係を結ぶジョー。そんな彼には、誰も知らない隠された過去があった。






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最終更新日  2005年07月24日 10時12分11秒


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