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ジョニー・デップ


2011年12月12日
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カテゴリ: カテゴリ未分類





トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも? 自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族など、事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩。そして「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともに事故の真相に迫る。オヤジの戦いに思わず胸が熱くなる! 直木賞候補となり、選考委員の高い評価を得た、イッキ読みの圧倒的エンターテインメント巨編!

タイヤ脱落事故と大手自動車メーカーのリコール隠しをテーマにした作品。事故を起こした運送会社の社長が、自社の無実を証明すべく巨大企業の闇に挑む経済小説であり、2002年に発生した三菱自動車製大型トラックの脱輪による死傷事故、三菱自動車によるリコール隠しなどを物語の下敷きとしている。

第28回吉川英治文学新人賞、第136回直木三十五賞候補作



あらすじ

父親の後を継ぎ運送会社を経営する赤松徳郎は、ある日自社のトラックがタイヤ脱落事故を起こし、死傷者を出してしまったことを知る。事故原因を一方的に整備不良とされ、「容疑者」と決め付けられた赤松は警察からの執拗な追及を受ける。さらには会社も信用を失い、倒産寸前の状態に追い込まれてしまう。
しかし赤松は、事故原因は整備不良ではなく、事故を起こした車両自体に欠陥があったのではないかと考える。自社の無実を信じる赤松は家族や社員たちのために、トラックの販売元である巨大企業、ホープ自動車に潜む闇に戦いを挑む。




『下町ロケット』の池井戸潤さんの本。この方の本、初読でした。
読み始める前は、山口豊子さんの『沈まぬ太陽』を想像してました。
主人公の窮地に立たされた辛さ、悔しさは言い表せないほど。


・銀行→犯罪を犯した会社に、これ以後融資は出来ない。と親子二代、創業以来50年付き合いの銀行にあっさり、切り捨てられる。冷徹な銀行理論。

・警察→あんたの所の整備不良が原因に決まってる。被害者や遺族に申し訳ないという気持ちはないのか。完全な加害者扱い。

・巨大自動車会社→再調査依頼なんて、ただのクレーマーだ。下町のヤクザな運送会社なんか無視しろ。巨大企業のエリート意識。客を下に見た傲慢さ。企業内での派閥争い。財閥系会社の腐った組織構造。

・学校 子ども →死亡事故を起こすような会社の社長をPTA会長にしておくなんて、子供たちにしめしがつかない。子どものうけるいじめ。

・雑誌社→巨大自動車会社の闇についての取材。

主人公の赤松社長が、時に怒り狂い、時に絶望する心情には、涙が出そうでした。何も悪い事をしていないのに、人生に、自分に、これほどの困難がふりかかってくるなんて、想像するだけでゾッとします。
赤松社長が、「自分でなんとかするしかない」と絶望から奮起し、自分の足を使って過去の同類事故調査、証拠を見つけ出し、結果を警察に叩きつける、巨大企業がお縄になる・・見事面目躍如の結末のこうでなくちゃ!の爽快感。

何と戦っているかも定かでないファンタジーとは違って、本物の戦いがここには描かれてますした。巨大企業VS中小企業を軸に、まさに企業戦士のおはなし。銀行内でも、巨大企業内でも、それぞれの企業戦士たちが戦っている。取引先と、顧客と、自分の会社と。。まさにサラリーマンたちの戦いでした~。



WOWOWでドラマ化 主演仲村トオル





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最終更新日  2011年12月12日 12時06分05秒


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