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watersunレポート♬「木更津総合高校、桜林高校との合同練習」11/23勤労感謝の日に、鼓組と上記二校との合同練習が、木更津総合高校体育館にて行われました。これは来たる12/18(日)、千葉県教育会館で開かれる三校合同演奏会のリハーサルにも当たります。演奏曲は鼓組20代目OB三浦祐輝作曲の「花火」。コンサートは、三校それぞれのステージ(今年は鼓組が一番手)、そして最後の合同花火で終わるという内容。鼓組とは違った高校生の演奏を観られる絶好の機会!それぞれのカラー、そして三校が響き合った音色、空気感を存分に堪能できます。是非、足をお運び頂けたら嬉しいです♪ さて、この合同練習、いつも興味深いのは、各校の生徒たちの様子の変化です。和太鼓部は試合があるわけではないので、なかなか他校とこうして交流する事が出来ません。つまり、自分達のカラー(ブランド)や、良さ、足りないところを知る機会がなかなか無く、知らず知らずに天狗になったり、コンプレックス感じたり、普段の活動がマンネリ化したり。それが他校の仲間と交流する事で、沢山の刺激を得て、いつも出来ない事が出来たり、ココロの壁がちょっと開いてみたりと、また一つバージョンアップする事が出来るんです。 この日、生徒たちは、初めて出会った他校の生徒や先生からいっぱい刺激を受けて、いつもとは違う笑顔がそこここに沢山あふれていました。ほとんどのパート(楽器の種類でパート分けしています)で、鼓組の生徒がリーダーシップを取り、他校の仲間に教える姿はとても頼もしかったですよ! 以前は三日のリハーサルがあり、二校だけでゆっくりと作っていけましたが、三校でたったの一日のリハ。当然、メンバーの顔は固いです。そして他校の先生方からも「今年はおとなしい」と評されるぐらいの雰囲気での全体リハ。総指揮のワタシは、最初の通しを聞いて、今年は「技術的な指導」よりは、「メンタル的指導」の必要性を感じて、その方向での指導を行いました(まぁ、飯山先生の講演の後という事も大きかったですね♬)。1時間たってだいぶ笑顔や声が出てきましたが、最後の通しでは、桜林の先生に「去年の方が良かった、まだまだいけるはず」との叱咤激励コメントをいただき、メンバー一同「… 」(シ〜ン…)。確かにこんな時、明るく切り返したり、元気に返事したりするメンバーが毎年鼓組にはいました。「フリーズ状態」と、私は呼んでますが、サトリ世代?叱られるのに慣れてないのでしょうかね。ちょっとの指摘にフリーズ!これでは、アウエーでの演奏、オーディション、本番、本番での変更やトラブルへの対処が全く出来ません。この場は「もう一回演るか!」となって、再演奏。今度は本番中のイメージ作りの為に、一年生を中心に、出ていないメンバー達に「熱狂的な観客役」を演じてもらい、超ハイテンションでの拍手喝采!!!演奏中、難しい顔で聞いていた桜林の先生は、「私は普段辛口なんですが…、今のは良かった!」と言っていただきました。最後はノリノリの演奏、そして見学だった一年生をも巻き込んで、一体感のある練習(トレーニング)が出来ました。 木更津の先生が「最後の演奏の立役者は、観客役の一年生」と言っていただき、普段からこんな一見アホらしい事を恥ずかしがらず、楽しんで出来る鼓組の一年生の面目躍如です!桜林のもう一人の先生には「毎年、生徒をノセるリハーサル、何か秘訣はありますか?」との質問を受け、「その都度、何が必要かを見極め、今回は心技体で言えば、『心』だったという事ですね。」とお答えしました。 千葉県の高校和太鼓部では、トップランナーと言える鼓組。合同練習では、他校から技術や練習の仕方などをチェックされます。振り返ってみると、鼓組の練習は、曲の練習、リズム練習、基本練習などの技術的なトレーニング。接客練習や感情練習、挨拶や笑顔など、心のトレーニング。立ち方や脱力練習、などの身体のトレーニング。「心技体」の三つのトレーニングが三位一体となっているところが、鼓組の魅力を作り上げているのだと思います。 そして三校が三位一体となって響き合う合同演奏会!12/18(日)、私の誕生日の翌日です♬是非お祝いに…いや!ご来場いただいて、彼らのバージョンアップした姿をご覧下さいね!
2016年11月25日
パソコンを1階の居間に移して、久方ぶりにキーボードを叩いている。2階は、ほぼ物置状態。生活は1階のダイニングキッチンと、ここの寝室兼居間で事足りる。冬の間必要なかった冷蔵庫、とうとうリサイクル店で6,900円で昨日購入。年度末、年度始めの春休みも終わって、これから3週間は佐倉暮らしだ。さて・・・5分ちょっとの動画です。BLIND「現実に目を閉ざすものは、未来に盲目である。」震災後、「直ちに影響はありません。」ヘンな言葉だと思ったが、つまりは「後で影響がありますよ・・・、今は無いけどね・・・」チェルノブイリの原発事故で起こった事を調べれば、今、日本で起きている事の異常さに気がつくだろう。そして、これから日本で現れてくる“直ちには無かった影響”も。福島は決して「対岸の火事」ではない。火の粉は千葉にも、確かに降り注ぎ、厄介な事に、その火の粉は消えることが無い。これからの季節、土やほこりと一緒に舞い散って人の口から、食物から、人間の身体の中に入り込み、後々「影響」を及ぼす。「放射性物質」という火の粉長らくのご愛顧ありがとうございます。ブログ引っ越します→ウォーターさんのブログ
2012年04月11日
子ども、震災、仕事、放射性物質、除染、避難、移住・・・この半年は手一杯で、PCの前に座るのも久しぶり。一昨日は、鼓組の四者会議(生徒・保護者・顧問・ワタシ)。昨日は、K総との合同稽古一日目。ワカモノは、口を出せば出すだけ小さく育ち、 任せれば任せるだけ大きく育つと思う。オトナの思っている「理想」とは違う方向に行ってしまうかもしれないけれど、当たり前だよね。「今日の子どもに、ほんとの遊びがなくなったといわれます。今の子どもは、いたずらをとりあげられているともいわれます。 いたずらは、子どもが自分からやりたいと思ってやる活動です。自主的なのです。親が指図をするものでなく、親の目をかいくぐってやります。行動の芽として大事な点です。 面白いので、あれこれ工夫し、うまくいくと喜び、失敗したら自分からやり直します。すべて、創造性への芽として見逃せません。“いけませんよ”としかってやめさせるなんて、とてももったいないことです。」(絵本~こぐまちゃんのみずあそび~解説より)親を越え、師を越え、DO!いたずら!
2011年09月19日
演奏している自分の中に、それを客観的に見ているもう一人の自分がいる。自分の演奏にのめり込めばのめり込むほど、もう一人の自分の存在が無くなっていく。逆に、客観的に見ている自分が大きすぎれば、冷静ではあるが面白みの無い演奏になる。鼓組のオーディションでは、耳タコの「左」(左右のバランスを整えるために左手をきっちり打つ)これを意識するのは良いが、オーディションでこればかり意識しているのはレベルが低い。こんな基本的なことは、無意識にできるまで稽古しているのが常識。例えば演劇のセリフは観客に聞こえるように喋れなくては意味が無い。でもそれは当たり前のことで、もっと大事なことはそのセリフをどう表現するか?そのセリフを表現する時の心の状態、体の状態をいかに作るか?同じように、リズムを正確に叩くのは当たり前で、大事なことはそのパートを、リズムをどう表現するか?・・・年々、基本的な技術のレベルは上がっている。「左~~!」なんて言われて落とされるメンバーは上級生ではほとんどいない。それだけに、誰もが同じような演奏に陥り、優等生的な演奏が大半を占める。下級生には、荒いが、面白い表現をする者が多い。基本的なことは置いておいて、観ていて楽しい。正確さよりも見た目の表現を要求される曲の場合は、ある程度のバランスを保っていれば、表現の豊かな者が選ばれる。大太鼓ソロなどの場合は、まわりを無視するほどの自己チュー的な演奏が必要とされる。センターに配置されたリーダー的パートの場合も似たものだが、他のメンバーを力ずくでも引っ張るカリスマ性が欲しい。最後方で、メンバーを把握しながらアンサンブルを支配し、一たびソロとなれば火を吹くような・・・三宅や締太鼓の揃い打ちなど、同じ楽器のアンサンブルであれば、より客観性の高いメンバー、まわりが見え・聞こえ、全体の中で自分を生かせる者が求められるだろう。「もう一人の自分」が、自分自身をどう演出し、どうプロデュースするか、オーディションはまだ始まったばかりだ。
2011年02月13日
まずは、基本中の基本、左右が同じように打てるか?ドンドンドンドンが、ドンドゥンドンドゥンと音が違ってはいけない。自分ではできてるつもりでも通用しない。日頃どれだけ「音」に意識を向けているか?ぶち合わせなどの単純な曲ほど、この左右差が出てしまうところ。屋台囃子の中太鼓の細かいニュアンスのつけ方、単純に左のアクセントを大きくといっても、どんだけ~?がわかってないとダメ。どれだけ他人の演奏を盗んでいるか?どれだけ他人に教えてもらっているか?日頃の稽古の集中の高さ、意識の深さが結果に出る。テクニックに関しては、自分自身でも比較的わかりやすい分野だから、しっかりと録音したり録画して自分自身を振り返っているか?他人に(できれば辛口の)見てもらってトコトン直してもらっているか?一回見てもらってちょっと駄目出ししてもらってもたかが知れている。口の悪い先輩に、批評の厳しい先輩に、一日たっぷり付き合ってもらっているか?表現力に関して。多少のテクニックの無さは、表現力でカバーできる曲もある。また、多少テクニックがあっても、表現力がないために、オーディションにひっかからない場合もある。表現力がないのは、自分を出し切れていない。「恥ずかしがっている」のがほとんど。泣きながら打ってごらん。叫びながら打ってごらん。心底笑いながら打ってごらん。 あなたが恥ずかしがっているスキにたくさんのものを失っていくけれど、あなたが自分のカラを破った瞬間にたくさんのものを手に入れることができる。
2011年01月29日
恒例の鼓組合宿が終了した。今年は息子の誕生もあり、妻は不参加。頼れるスタッフ三人とワタシ、信乃とシンベエ(犬)で臨んだわけだが、二日目には特別講師として金子竜太郎氏が参戦!?生徒たちのがんばりもあり、今年もまた意義のある合宿にすることが出来たと思う。合宿係を中心に数グループの班に分かれ、生活目標を設定したり、昨年から始まった「締クエスト」に個人個人が励んだり、全体テーマ「ギブアンドテイク」にのっとって、その達成度を表で競ったり、最終日には生徒同士、そしてスタッフからの表彰で幕を閉じるまで盛りだくさんの仕掛けで、あっという間の三泊四日だった。金子竜太郎さんのワークでは、今年5月に初めてワークを受けて以来、2回目となる「ゆるみ打法」が、より実戦に近い状態で深められていった。生徒たちの柔軟なココロと身体には驚かされる。
2010年12月30日

カマキリに吠えるシンベエ未知の生物と対峙するキンチョーのシンベエ気がつけばもう11月も後半、暑い夏は一転肌寒い秋に様変わりし、裏の城址公園は紅葉が真っ盛り。我が家では実りの秋にふさわしい新しい命が誕生した。家では妻の実母が手伝いに駆けつけてくださり、毎日、朝から夜中まで、何もかもが初めての、子ども中心の生活が展開している。夜中の授乳やオムツ替えによる睡眠不足で、免疫力ゲージが落ち、久しぶりに軽いカゼをひいたが、程なく持ち直し、やっとパソコンの前に座れる余裕も出てきたようだ。・・・とにかく、生命は神秘的だ。そしてその神秘を肌で、身体全体で感じることの出来る「女性」もまたスゴい。・・・昨日は太鼓祭りでの鼓組の演奏があり、普段なかなか聞く機会の無い団体の演奏にも触れることができた。プロ活動をしているようなチームも数団体ある中で、「元気をもらった」「浄化されるような・・・」「心が洗われる」なんて評価をいただける鼓組はシアワセだと思う。「高校生らしい演奏、鼓組らしい演奏を・・」と、演奏前の口上のセリフがあるが、彼ら彼女らの魅力を理解するキーワードはズバリ「青春」であろう。誰もが持っている、あるいは持っていた人生の宝物。それが舞台で光を放つようにお手伝い出来ることは、これまた何とシアワセな事だろう。
2010年11月22日
昨日、夏休み最後の鼓組演奏も無事に終了し、ドンドコ塾の登塾日イベントも楽しく終了、本日夕刻にはドラム☆座初の夏祭り出演もあるので気が抜けないが、久しぶりのゆっくりとした午前中だ。宮崎入りのフェリーは大会参加者で満員で、イモ洗い状態の風呂場や、寝返りできない雑魚寝状態の二等室もいい思い出だが、帰りのフェリーは成田高校放送部の皆さんと思いがけない再会、船も揺れたが、行きの教訓から?二等寝台にグレードアップ、心地良い揺りかご状態で、夕食後すぐにベッドでぐっすり睡眠、朝一で朝風呂にゆったりつかり、快適な船旅を送ることができた。「明日は甲子園です。強豪校だから胸を借りるつもりで・・・」と言っていた成田高校の皆さん、野球部のその後の大活躍も記憶に残るところだ。実家で、たれパンダのように夏休みを「ダラ~っ」と過ごし(浜松だからか?)、お盆前には千葉に戻る。妻のお腹も中くらいのスイカサイズになり、この酷暑の中、背中にお腹に吸汗用のタオルを当てて、フーフー言いながらがんばっている。逆子もお灸やヨガ、浜松での元助産婦(母)による毎日のケアーによって無事に正常になり、お腹も柔らかく、外からでも動くのがわかるようになる。新生児用の服やおしめカバーをいただいたり、先日は布オムツ用の布や帽子、靴下などを購入、いよいよ準備も本格的になってきた。鼓組も新しい代になって、まだまだ動きはぎこちないものの、先輩からの心意気は確かに受け継がれ、毎年生徒は入れ替わりながらも、チームそのものの成長をしっかりと感じ取ることが出来る。比較的多くの基本練習の時間が取れたので、ここ数年懸案だった、三宅の型を数年ぶりに再確認することができ、今後の成長も楽しみだ。基本的なリズムワークは毎年向上しており、後はそれをどこまで発展し継続できるかで、今年の土台が決まるだろう。今年の代は、点火しようとするときには、少々湿っている感はあるが、一たび着火すると、非常に内部温度が高い火が燃える感がある。決して派手な火ではないが、これからの約10ヵ月、この熱い火を絶やさずに上手に燃やし続け、いい作品を創り出して欲しい。宮崎大会・関東大会と、評価をいただける場に二つも参加させてもらったが、音楽の、芸能の評価は難しいものだと思う。スポーツの勝敗とは異なり、審査員が変われば結果も当然異なる。審査員の人数が少なければ、より偏った結果になりやすく、多ければ平均的になるがゆえに、個性の強い演奏は排除されやすい。評価のポイントが異なれば、また結果も異なる。団体によって出場人数が異なれば、審査も難しくなる。課題曲や共通の課題があれば(曲中に必ずソロを入れる、ユニゾンの場面を入れる、正面打ち、横打ちなどの打ち方を指定する、etc.)評価もしやすい。シンクロやフィギアスケートの演技などは、課題がしっかりと示されて、一つ一つの技に点数がつけられる。また、テクニカルポイントとアーティスティックポイントに分けられて評価される。太鼓の審査は、まるで、シンクロ競技で、ある団体は3人で、またある団体は30人で演技します。それを同列で審査します・・・・っていうのと同じで、これではどんな審査員も頭を抱えるに違いない。各地で色々なコンクールが開かれるようになったが、どこも試行錯誤を繰りかえし、まだまだ発展途上なのだと思う。だから、審査結果にこだわることはない。いい結果であれば、たまたまあなたの演奏を好ましいと思う審査員が集まった、そうでない結果なら、たまたまあなたの演奏は受け入れない審査員が集まった、そう思えばよい。1位も2位もさして変わらない。金も銀も銅もあまり変わらない。いい評価を得られたら、素直に喜べばよいが、もしかしたら違う評価だったのかもしれないと思っておく。・・・主催者は、その日のうちに審査員の点数や評価をその日のうちに開示すべきだ。オリンピックでも、すぐに点数が開示される。関東大会での、各校演奏後の審査員からのコメントは、とても良いシステムだ。(審査員によってコメント力が違うので、そこも含めて・・・?)東京国際和太鼓コンテストでの終演後の全審査員の点数開示も良い。吹奏楽コンクールでは、全審査員の鉛筆の走り書きの講評が必ず閉会式後にもらえる。(読むのにヒジョーに苦労する場合もあるが・・)生徒達はその日のうちに自分達の演奏を振り返ることができる。悪い結果の場合は、何が悪かったかをすぐに知ることが出来る。目指す結果を得られずに、何が悪かったかを知らされず、何ヶ月もたってほとぼりの冷めた頃にたった一人の審査員からのコメントが届く。こんなシステムはすぐさま変えなければいけない。良くも悪くも、コンクールの審査員の評価のポイントがその後の和太鼓の演奏スタイルを作っていく。・・・・ってか、勝負するよりも交流しようぜっ!太鼓の「叩く」って行為は、想いを発信する、伝えることなんだから。
2010年08月28日
皆さん、大変お疲れ様でした。皆さんの参加された郷土芸能部門は、さらに「伝承芸能」と「和太鼓」の二つの部門に分かれて審査するのですが、先ほど伝承芸能の先生からコメントがあったように、伝承芸能の中にも、いくつかのカテゴリーが存在します。これと同じく、和太鼓も数種類の分野に分かれており、まずは、「伝承芸能系」地元に伝わる和太鼓芸能をそのまま、あるいは原型にほぼ近い形で発表されるもの。「伝承芸能編曲系」地元に伝わるお囃子を取り入れて編曲された、いわば創作と伝承のハーフの形。伝承芸能の一部をモチーフとして使用したり、地元をイメージして作られた曲も多くありましたが、それらは次のカテゴリーとします。「創作和太鼓系」曲のほとんどが新しい創作によるもの。ただし、ここでさらに1.和太鼓ダンス系2.和太鼓音楽系に分かれることになるのが、最近の傾向だとワタシは思います。和太鼓ダンスは、何より「振りつけ」を重視し、そのさまはまるでダンスやミュージカルを見ているような錯覚を起こさせます。楽器の配置の仕方、振り付け、打法はどの学校もきわめて似通っています。それに対して位置づけられる和太鼓音楽は、振りよりも「音楽」を重視し、太鼓の音そのものや、ノリ、構成に力を注いでいることが特徴でしょう。これは、昨今各地で行われている各団体主催の「コンクール」や「コンテスト」の影響が大きいと言わざるを得ません。そのコンクールでの「審査基準」が各団体の目指す「演奏目標」となり、全国的に多くの団体がその基準を目指した演奏を目標にすることになります。これだけの違った分野から代表校を選び出すことは、まさに至難の業であります。審査結果に一喜一憂することなく、それぞれの目指す演奏を追い求めてほしいと思います。さて、具体的な講評ですが、「ここを良くしていくとさらに良くなりますよ」といったところを数点あげさせていただきます。一つ目。笛などのメロディー楽器を入れるところが多く見受けられます。マイクを使用した際の音量の問題は、各学校10分のリハーサルの中で、音響担当のスタッフも舞台袖での操作、全ての学校の音量を完璧に調節するには無理があります。マイク音量が強すぎる学校が多かったのには、耳が痛かったですが、これは次回への事務局側の反省とさせていただきます。しかし、メロディー楽器の「音程」に関しては奏者、指導者側の問題でしょう。太鼓のリズムがばっちり決まっても、肝心のメロディー楽器が上手に演奏されなくてはバランスがとれません。笛などの楽器は審査には無関係のようなことを言う他の審査員もいましたが、和太鼓部門は太鼓だけやってれば良いなんてものではありません。是非とも笛・三味線・尺八・歌など、鳴り物のレベルの底上げを図り、伝承芸能部門に肩を並べようではありませんか。そんな中でも、今回素晴らしい笛を披露してくれた学校が以前よりも多くなってきたことは特筆に価するでしょう。二つ目。地打ちのノリの問題。地打ちは非常に大事なパートです。ところが、振り付けに気を取られている間に速さがゆるんだり、声を揃って出したがゆえに、リズムが崩れたりする学校が数多く見受けられました。振りを重視していても、振りを合わせる肝心の「音」が狂ってはいけません。三つ目。笑顔。「自然な笑顔」なんて審査基準はありませんから、作り笑顔だからといって得点が低くなることはありません。しかし、作り笑顔だから、気持ちが本物ではないからこそ、演奏が作り物になってしまう。出している音と感じている心は一体です。今、その場面で一番適している心の動きから、その時にふさわしい表情が自然と出てくるのではないでしょうか?四つ目。右左のバランス。全国大会でこんなことを指摘するのもどうかと思いますが、あまりにも左手への意識が低すぎます。「ドドドド」と聞こえたいリズムが、「ドコドコ」まずは、左右のバランスを整えましょう。五つ目。楽器のチューニング。長胴のチューニングはともかく、自分達で締め直しが出来るはずの桶胴太鼓や締太鼓のチューニングが低すぎます。「どの程度の高さが適しているか?」を試行錯誤しながら、最適なチューニングを目指してください。六つ目。不必要な振り。振りを付けることはビジュアル的に大変効果を上げますが、それが、不自然さを感じさせてはいけません。小さい音を出しているのに、体が左右に大きく動く。スタンドマイクを使用しているのに、曲に関係なく笛の体が前後に激しく動く。まるで軍隊を思わせるような無理な振り付け。軍楽隊が発祥のマーチングの方がよほど自然です。さて、いくつかのポイントを申し上げてきましたが、今回、覆面審査員のワタシが見た中で印象的な学校を数校挙げると・・愛知県の日本福祉大学付属高校の「絆」この曲の前半部分の自然な盛り上がりは、まさに「息を呑む」という言葉に値する素晴らしい瞬間を目の当たりにした気分です。福岡県の久留米筑水高校の「連」メインプレイヤーであろう、中央の演者の笛の音色と音楽、その後の全員によるよく脱力された打ち込みが印象に残りました。東京の明星学園高校の「天と地」地打ちのノリと全体のグルーブ感が大変心地よく、一人ひとりの表情もまた印象的で、「やられた~」といった感で観ました。入賞おめでとうございます。岐阜県の岐阜総合高校の「信」積極的な毎年の国際コンテスト参加によって得た技術力と音楽性は今回参加の中で、ぴか一の仕上がりだったと思います。演奏が終了しても頭の中でリズムが繰り返していました。以上ワタシが観た中で印象的ないくつかの学校を取り上げましたが、「もう一度観てみたい」「この学校の他の曲も聴きたい」そう思わせる学校はどこも「個性的」であり、生徒達が自由に、そして主体的に表現しています。以上、覆面審査員による和太鼓部門講評でした。
2010年08月08日
宮崎大会が幕を閉じた。今年もまた舞台を支えてくれた全てのスタッフの皆さんに大感謝である。「ありがとうございます!」カンカンの日照りの下、野球部の練習日程を削って駐車場の案内をしてくれた高校球児達。大会前、舞台関係の変更を連絡しようと深夜に大会事務局に電話、当然、誰もいないから留守電に録音しようと思っていたら、たったの数コールで「はい、郷土芸能部事務局です!」と、担当の先生が当たり前のように応対。毎日毎日寝る時間を削っての準備だったに違いない。大会期間中は舞台裏駐車場で真っ黒に日焼けしながらも、笑顔で搬入車の誘導をテキパキとこなしていた。舞台裏には熟練の宮崎県太鼓連合の皆さんがスタッフとして参加され、太鼓の移動・運搬は、これまででは考えられないほどスムーズに運んでいた。練習会場で稽古中、用意した竹バチが全て折れてしまった生徒のために、近くの学校から駆けつけて、竹刀とのこぎりを持ってきてくれた剣道部の顧問の先生。練習会場でお会いした監督の高校の先生方は、わざわざ応援に会場に駆けつけて下さった。単独で確保した練習会場に向かった際、道に迷って困っていたら、 「あ~、ついでだから先導してやるよ~」道案内をしてくれた軽トラのおじいちゃんおばあちゃん。最終日にフェリーに遅れそうであせっていたワタシも道に迷い、いやな顔一つせずに教えてくれて、笑顔で送ってくれたコンビニで会ったおっちゃん。 ウチを担当してくれた勉強熱心で人懐っこい中丸クン、そして会場のあちこちで何度も何度も挨拶しながらそれぞれの仕事をこなしていた宮崎の高校生達。数え切れないほど多くのスタッフ、地域の方に支えられたこの大会に参加できたことは、生徒にとってもワタシ自身にとっても、かけがえの無い素晴らしい経験だ。心から「お疲れ様でした!」そして、「ありがとうございました!」・・・・・そんな温かく、恵まれた環境の中で、鼓組の獅子は見事に覚醒を遂げた。本番二日前の相洋高校との合同練習でも眠ったままの獅子に、生徒達は、「まだ違うよね~」「もっとできるよ」「どうしたらいい?」と悩んでいた。翌日、近くの体育館での一時間の公式練習。細かい練習は午後にまわし、ここでは感情の解放をして演奏してみることにする。簡単な感情解放ワークをした後に、アイコンタクトが取れるように全員が内側に向いた状態にし、それぞれ自分の一番感じやすい感情で「獅子」を演奏してみる。「獅子とはこうあるべきだ・・」と、いろいろなイメージを設定しながら稽古してきたが、なかなか獅子の生命力を感じさせる演奏にはならなかった。ところがこの日、決めたイメージにとらわれずに自由に演奏した途端、曲は一気に輝きを放ち始める。獅子に命が吹き込まれた瞬間だったのだろう。この瞬間、獅子は長い眠りから覚め、生き生きと動き始める。私たちが捜し求めていた獅子は、実はメンバーそれぞれの心の中にあったのではないだろうか。メンバーそれぞれが素直に、感じるままに獅子を演奏した時、22代目にしかできない「獅子」が生まれる。今までに積み重ねてきた稽古、数え切れないほどの変更、それぞれの思い、話し合い、それら全てがあったからこそ感じることのできる想い。この日の一時間にも満たない稽古は、獅子を目覚めさせる大事なカギの場所を教えてくれたように思う。・・・・会場となった小林市は、神話の里として有名で、その昔、「神が舞い降りた場所」として語り継がれていると聞いた。翌日、その神聖な土地に、鼓組の獅子は確かに舞い降り、多くの人々の胸にその姿を焼き付け、そして、天へと昇っていった。22代目の獅子達は、もう二度と再来することは無い。しかし、いつの日かまた、鼓組の獅子は復活するに違いない。獅子よ、永遠なれ。
2010年08月06日
昨日一家5人が実家の浜松到着(内、2名が犬族、1名は未出生)。生徒達は、明日午後には羽田から航空便で宮崎入り。ワタシは同じく明日昼頃には単身浜松を発ち、大阪のフェリー乗り場に直行、どんど号と太鼓と共に一夜を船上で明かし、一日遅れで午前のリハーサルに合流する。眠れる獅子は、未だに覚醒の時を迎えてはいない。しかし、まぶたの下で時折見せる眼球のかすかな動きや、今までとは違う不安定な息遣いから、その覚醒の時は近いと感じさせる。鼓組はどちらかと言うと、一曲にかける「瞬発力」よりも、数曲を一つの流れとしてまとめたり、演奏会全体として創りあげる「持久力」的な持ち味が得意である。ところが今回の発表は一校あたりわずか10分の時間しかない。10分という短い時間の中で、スイッチを入れることのできる瞬発力、集中力。そして、いつもの演奏会の流れを10分間に凝縮するための、曲に対する密度の濃いイメージ作り。何より、一人ひとりが自身の体と心のコンディションを最高の状態にキープするための高い意識と自立した行動が必要とされるだろう。35名の若者達の青春の証のために、学校で待つ14人の一年生のためにも、応援してくださる数多くの方々のためにも、そして、口蹄疫で失った何十万という命のためにも、何としてでも、生命力があふれ出るような、生き生きとした獅子を表現したい。獅子よ、目覚めよ!
2010年07月31日
「観ている人たちを感動させる演奏をしたい!」例えば、こんな目標。(『したい』といった時点で、単なる欲求でしかないが・・・)では、感動させるとは、具体的にどう感動させるのだろう?一糸乱れぬ演奏をして感動してもらうのか?曲のイメージを掘り下げ、表現力豊かに演奏して感動してもらうのか?複雑そうなリズムをバッチリ決めて感動してもらうのか?(感心?)単純なリズムの繰り返しでトランス状態に導いて感動してもらうのか?意表をついた演出やアイデアで「あっ」と言わせて感動してもらうのか?そして、その為には具体的にどんな稽古が必要なのか?その稽古は、いつ、どれくらいの時間や、繰り返しが必要なのか?その稽古が正しく実行されていることを、誰がどうやって確認するのか?・・・・目標を達成するために、具体的な動きを決めていくこと。毎日、その動きが出来ているのか?目標に近づいているのか?方法はこのままで良いのか?を全員でチェックすること。獅子の眠りは未だ深し。
2010年07月20日
結果を気にするより、本気を気にする結果は、本気によって変わるからメルマガ「夢を実現する今日の一言」より
2010年07月12日
全国高等学校総合文化祭宮崎大会に向けての稽古が始まった。「どんな演奏をしたいの?」「なぜ出場するの?出場する意義は?」「目標は?」毎度のことだが、何かに取り組むに当たっては、必ずその意味を考えてもらう。「そこに山があるから・・」という名文句が全員で言えるほどの次元に達していれば何も問題はないが、例えばあるメンバーは、「もちろん最優秀賞ゲット~!」違うメンバーが、「部活で旅行できるのが楽しい~!」また他のメンバーが、「出場する事に意義がある!」あるいは、「いい演奏したいけど、プライベート優先で・・」他のメンバーは、「太鼓がプライベートです!最優先!」想いは十人十色、様々なものがあろうが、それぞれの最大公約数、集合の重なりの部分をきちんと決めておきたい。譲れるものは譲り、譲れない点はしっかりと主張する。しかる後にスタートしなければ、演奏は中途半端なものになるのは必至だ。5人ぐらいで一緒に登山する時、一人が記録に挑戦、一人は体力づくりの意味で、一人は気分転換で、一人は単に山に行きたい、一人は山よりみんなと一緒にいたい・・・これではまったくまとまった行動はとれない。さて、全国への目標だが、「最優秀賞!」「鼓組の演奏を全国の高校生達に知ってもらう」などの意見を聞いたが、山への登り方も様々だから、それもよし。では、『「最優秀賞」を取るためにはどんなことをしなくてはいけないのか?』 「練習です。」『どんな練習をどのくらい?』 「リズムを合わせたり、バランスを整えたり・・・。時間をかけます。」『それだけで最優秀取れるかな?』 「イメージにそって表情を出して、動きをそろえて・・・」『それだけで最優秀取れるかな?』 「がんばります!」『他の学校もがんばってるよね?』 「・・・。」『過去に最優秀取った学校の名前知ってる?』『その学校の演奏、DVDで観た?』『審査員の名前や、プロフィール調べた?』『最優秀を取るための練習方法は、具体的に何をどうやったらいい?』『本番まで何時間を稽古に使えて、全体の予定はどうなってる?』・・・・『鼓組が演奏すれば、会場の高校生たちは「あぁ、これが鼓組」って知ってくれるよ。』 「いや、ただ知ってもらうんじゃなくて、鼓組らしさをわかってもらいたいんです。」『鼓組らしい演奏ってどんな演奏?』『鼓組と他の学校の演奏との違いって?』『鼓組の良さはどんな点?』『その良さを演奏に生かすにはどうしたらいい?』『今からどんな準備をしたらいいのかな?』半分はフィクションだが、こんなやり取りをしながら、自分たちは何をしたらよいのか、考えてもらう。(ってか、これを見ている当事者はよく考えなさいよッ!ヽ(`△´)/)創作太鼓の演奏は、音楽界や舞台芸術の世界から見ればまだまだレベルが低い。同じ全国大会でも、高校吹奏楽部のフルートと和太鼓合奏の中の尺八や篠笛を比べれば、その差は歴然としている。和太鼓に取り組むチームの絶対数が少ないせいもあり、まだまだ発展途上の和太鼓だが、それでも、全国大会に出場してくるいくつかの学校は、大変力強い演奏であったり、美しいアンサンブルを響かせたり、さながら武道のような気合いの入った演奏だったりと、観客を圧倒するところも多い。過去三回の全国大会でも、どこの学校も炎天下、本番直前まで熱心に口唱歌(口三味線)と素振りでリハーサルを重ねている様子を見ると、きっと、それぞれの地元でも毎日毎日、血と汗と涙の厳しい稽古を重ねてきたことだろうと、想像させる。そう、良い演奏をしている学校は、絶対的に「稽古をしている。」のだ。吹奏楽部だって、夏休みのコンクール前は、1曲あるいは2曲だけを一日中、そして毎日練習している。ひるがえって、我らが鼓組メンバー。3年生は引退となり、全国の練習が予定された時(週2~3日)だけ参加する。新しい代となった1,2年生は、夏に控えた関東大会やイベントに向けたオーディションへの準備に追われる。当初予定されたスケジュールでは、次の太鼓を使った練習は2週間後、本番約一週間前。それまでの四回数時間の学校練習で、昨日今日やった課題がどれだけこなせるだろう?「馬鹿魂(ばかごころ)」を掲げてきた3年生たちが、下級生達にその本当の魂を伝えることが出来るのは、これからの取り組みにかかっている。今年生まれたばかりの獅子を、どれだけ成長させることが出来るのかは、彼ら彼女らの「馬鹿魂」にかかっているといえるだろう。そう、今こそ、獅子に捧げる「馬鹿魂!」
2010年07月11日
笑顔のリーダーシップから始まり、幾多の困難を乗り越えながら、強力なリーダーシップへ変換していった22代目組頭。多くの舞台鑑賞経験が彼の演出アイデアに一役買っていることは否定できないだろう、最後まで自身の想いを形にしようと挑戦し続けた音頭取り。この二人をツートップとして、まわりのメンバーが彼らを支えながら進んできたのが、22代目の印象だ。新曲の「獅子」では、曲への取り組みに反対するワタシを押し切って、計画を強力に推し進め、散々すったもんだと試行錯誤を繰り返しながら、最後にはこちらを納得させるアイデアを生徒達で創作(後半の3人の舞)、「獅子」を完成に導いた。作曲の分野でも優れたメンバーが生まれ、篠笛アンサンブル「雅」~朧月~ は、彼の手によって、ほぼ数時間で完成している。
2010年07月02日
例年問題になりやすいのが、全体の演出と各係との連携。衣装係と演出「今年はこんな衣装で・・」と衣装係が考えるが、曲の前後の転換時間が短く着替えることが困難であったり、プログラムを通してみると、どうもバランスの悪い衣装だったり・・演奏会のコンセプトに沿って、衣装は何にするかを演出側が考えた後、必要と判断された時点で衣装係との打ち合わせに入る。衣装デザインのスケッチが出来た時点で各方面のチェックを受けて手直し、作成となる。実際に奏者が着用して演奏が出来るか、見た目・バランスを確認、最終的なチェックを受ける。演目リーダーと演出「演目リーダーはこうしたいが、演出としてはこんな演奏がしたい・・」原則的には、演出の指示により、演目リーダーがその方向性を出せるようにする。ただし、時間はかかるが、色々な意見を取り入れて作り上げていくといった方法もあるので、今年はどんな方法でまとめていくのかをしっかり打ち合わせする。演目リーダーとパンフレット作成係と演出パンフレットの演目紹介を書く担当が曲ごとに違う場合は、「~です。」あるいは「~である。」など、文のスタイルや、長さや情報など、事前に統一すべき事項をまとめておく。演目リーダーと照明と演出照明係と演出、演目リーダーがそれぞれで「この色がいい~!」と、本番の仕込みであーだこーだとやっている時間はない。演目リーダーの仕事に照明を含ませる必要はない。演目リーダーが仕上げてきた演目を、演出の考えに沿って、より効果的に観客に届けられるように考えるのが照明係の仕事である。演出とワタシ演出(音頭取り~学生指揮者)がどの程度ワタシの意見を取り入れるかは、毎年異なるし、異なった方が面白い。共に稽古・作業する時間が長ければ、「こんな方法もある」とアドバイスできるが、短ければアイデアもそれなりのものしか出てこない。演出の頭の中に試してみたいアイデアが多くあれば、「今年は任せてください!」から、「気になったところを指摘してください」アイデアが中々浮かばなければ、「お任せします」もありだ。これ以外にも多くの係が存在するが、やはり、「森」(全体)から「木」(部分)にテーマが流れていくように、「打つ」前の「打ち合わせ」が必要不可欠になる。
2010年07月01日
今回の夜祭で、まずお客様の目に入ったのは「ポスター」だろうか?あるいは、成田太鼓祭りやその他のイベントで配られた夜祭の案内チラシだろう。案内のチラシはチケットの入手方法を記したのみで、「どんな演奏会なのか?」を伝えるようなイメージは無い。ポスターは2パターンあったようだが、白地に黒文字、シンプルに「打」を強調、もう一つは黒字に白抜きで、同じデザイン。これはチケットやパンフレットにも反映され、良い一体感を出していた。印刷代も安上がりで、デザインに頭を悩ませる事もない。「モノクロ」が、テーマの「打」のシンプルさを表現するための一つの方法であれば、これは、いい表現であると思う。例えばもう一歩推し進めて、照明や衣装にもモノクロを基調にした演目があってもさらに統一感が出たろう。(実際、鼓組囃子や屋台囃子、三宅はバックが黒幕、あとは白のみの照明で演奏された。狙っていたかは不明だが(´・ω・`))ただし、チラシやポスターにおいてのこのシンプルさは鼓組を知らない人にとって、この演奏会に行こうと思わせるパワーは少ないだろう。「ん?こぐみやさい?・・打?・・何の演奏会かな?打楽器みたいだけど・・」「チケット案内のチラシもらったけど、鼓組ってどんなグループかな?」チラシ・ポスターの効果はそのまま集客にもつながる。お客様が最初に目にするチラシから、チケットやパンフ、当日の会場のロビーデザイン、受付スタッフの服装、応対のスタイル、プログラミング、衣装、照明、演出・・全てが一つのテーマに沿って考えられるように、早い時期からミーティングを重ねていく。つづく~
2010年06月29日
舞台にはスポーツのような目に見える「勝ち負け」は存在しないが、野球で言う「空振り」も「ヒット」も「二塁打」も「ホームラン」のようなものがあり、そして、「得点」のようなものが確かに存在する。バチや扇子を落としたりするのは「エラー」リズムが合わないことも「ミス」の一つ。舞台上で言っていることが聞こえなかったり、音のバランスが悪くて聞きたい音が聞こえなかったり、照明が暗くて見たい対象が見えなかったりするのも同じ。さらに、演奏者がおどおどしていたり、集中できていないと観客に判断されれば、ミスを犯す以前にすでに柔道でいう「注意」を受けるだろう。こんな「凡ミス」が何度も続けば、観客は舞台に集中できない。映画館の隣の席で、ガサガサとお菓子の袋をいじられたらどんな名画でも集中できないのと同じだ。結果、得点を失っていく。反対に、難しいリズムをピッタリと合わせたり、笛の和音が正確に響いたり、腕の振りや踊りのフォームが見事にシンクロしていれば、観客はそこに驚きや美しさを感じ、好印象を受ける。人によっては「ヒット」だったり、ツボにはまれば「ホームラン」で一気に点数が上がる。比較的テンポ(速さ)の変化が少なく、楽器の種類が単一的な演目、「鼓組囃子」や「三宅」、「エンター」などにおいて、リズムの乱れは致命的なエラーにつながる。また、「雅」や「木遣り歌」の音程も同様で、特に和音においては、ほんの少しの音程の乱れがその響きを失わせる。その「雅」や「木遣り歌」を例に上げると、今年の音程感は優秀で、あまり面倒をかけることもなく仕上がっていった印象が強い。ただし、メロディーで点数を取るには、単に音程を合わせたり、歌い方を真似したりするだけでなく、そこに奏者自身の心の動きが表現されなければ、人の心を打つことはかなわない。「三宅」や「エンター」、「海渡」のソロ、あるいは曲のクライマックスに至るまでの気持ちの持っていき方も同様で、ちょうど、白熱していく議論のように、親子喧嘩するときのように、何かに「キレる」前の心の動きのように、その動きは、徐々に、確かに、一歩一歩、スパイラルを描くように登りつめていく。そこに観客が共感できれば、確実な一点を確保することが出来るだろう。もっと大きな視点から見れば、演奏会は、観客がその演奏会のことを知った時から始まる。ある人は「チラシ」のデザインや見やすさ、印象からスタートし、またある人は「口コミ」された相手の話し方から始まったり、またある人は、会場で一番最初に見かけた受付の人の印象からスタートする。(それが開場前だとしても!)以下つづく
2010年06月29日
「鼓組夜祭~打~」が幕を閉じた。初の大ホール2日公演、観客動員は約2000名保護者会の皆さんの車出し(機材運搬)、応援、サポートに加え、今年からOB/OG会が受付業務や観客誘導の協力に入り、照明・音響には手馴れたOGらにプラスして、遠く神奈川からS高校和太鼓部OBで、現在照明を勉強中のIさんがバックアップ、顧問のO先生も、最終日は勤務日ではないのに駆けつけて下さり、上下黒のスーツでビシッと決めてロビーを担当された。鼓組の周りに多くの方々の支援の輪が拡がり、とても良い「場」を創られていた。そんな素晴らしい場の中、千人のお客様の前で自分達を表現できる高校生たちは、トンでもないシアワセモノである。直前まで不安要素を残しながらも何とか迎えた初日。準備不足、緊張と甘えのせいで、表面上の演奏に終始し、受けも悪い。「感心はするが、感動しない。」という典型的パターン。それでも「ほぉ~」と感じさせたのは、照明の効果と相まって独特の雰囲気をかもし出した大祭冒頭のソロ。八丈の大太鼓・・クリーンヒットやファインプレイが少なすぎた初日。「これはあかん!」と気を取り直して望んだ二日目には、少しずつヒットが出始める。一部最後のぶち合わせ太鼓では、過去に一度試した「ワルいバージョン」で見事に点を入れてくれた。日頃優等生のY高校生には、「ワル」は一度はやってみたい役なのかもしれない?以下つづく(´・ω・`)
2010年06月27日
今晩現地入りした侍ジャパン、いや、鼓組51名は、5時のホール入りとともに、楽器の搬入、場ミリを終えた。一部興奮気味のメンバー達は、浮き足立った面も見受けられたが、ホールの汚れに気づいた一年生らが、自主的に清掃を始めるなど、感心する場面もあり、まずまずといったところ。準備は 淡々と、粛々と、黙々と、そして集中して行われることによって、本番へのエネルギーを溜め込んでいく。情熱は内に秘め、集中した、フォーカスされた仕込みをするべし。
2010年06月24日
明日夕刻よりホール入り。楽器搬入から場ミリ、照明機器の設置から調整、ロビー設営、etcたった2時間の演奏の前には、その何倍もの時間が準備にかかる。そして、たった2時間の演奏には、その何百倍もの時間が稽古に費やされている。たった2時間の演奏には、若者達の十数年の人生全てが込められている。たった2時間の演奏には、何千人もの想いが込められている。
2010年06月23日
「伝わらない・・・・」全通しを見ていて感じたこと。リズムなどの表面上のテクニックは上がっている。しかし、肝心かなめの中身が伝わってこない。一人ひとりがそれぞれの方向を向いているのは前回と変わらず。想いが重ならないので、当然空気も変わらず、結果、面白くない。あと7日、束になってかかってこいっ!
2010年06月19日
ロビーでの接客、ただ定位置に立って挨拶しているのでは、本当のウエルカムにならない。例えば握手する時は相手に近づいていく。「挨拶」とは相手に胸を開いて飛び込んでいくことだ。開演前MC、滑舌やゆったりさは大変良くなった。次の段階を目指すために、言葉を自然に届けるようにすること。全部同じテンポでは聞きづらい。言葉に感情をのせること。フレーズのまとまりを感じること。たくさんの人からダメをもらうこと。演劇部や高橋先生は絶対だね。拍子木、最後の「チョン」の前の一瞬の静寂を感じること。テンポの移り変わりが会場の空気を変えていく。獅子、入場はテンポと足は揃えない。自然な足捌きを。緞帳とのタイミングを合わせること。振り向き方がデジタルにならない。ちょうちんを持つ高さを上げる。ドラがしっかりと世界観を表現するために、楽器のコントロールを出来るようにする。一日中ドラと付き合ってみるべし。平胴、二発の音色の追求不足。イメージを持つ。同じくシメの雨だれ。洞窟でのエコー。イメージを持った上でのテクニックを磨く。シメの音程。今年のシメは異常に低い。三宅問題と同じく、自分達だけで追求しても磨かれない。どれだけ教えてもらっているのか?笛のひしぎ、タイミング。間の取り方。バランス。中間部笛の歌い方。音色。伴奏の太鼓のリズム、テンポ、バチの選択。全体のアンサンブル、後半の笛のバランス、音程・・・全曲を通じ、多くの時間を費やす必要がある。鼓組囃子、冒頭のアンサンブル、小さな音は小さく、大きな音は大きく。ブレイクのイメージが浅い。タメが欲しいが、拍しかない。声が出ない。世界に入りきれていない。面白くない。みかぐら、声が大きく出ない。イメージを強く持つ。飛ぶ、花が舞う、切る、撒く・・太鼓ソロ??????????三宅、エンター??????????????????????????????????ぶち合わせ。曲が始まって入場、なぜに後ろ向いて座る?そのココロは?ここまで全ての曲がシンメトリーな並び方。ほとんど舞台中央からの演奏。演奏側のこだわりはわかるが、もっとお客さんの視点に立った舞台を考えてみてはどうか?客席を練り歩く時、どれだけお客様に「目」を配れるか?「声」を掛けられるか?隊列の間隔を意識する。海渡、笛と太鼓のバランスをきちんと取る。笛の返しのスピーカーの確認をする。笛の音量を確認する。リバーブの深さを確認する。桶胴離れすぎてアンサンブルにならない。大祭、冒頭???????????????????????????????女王襲名難し。研究あるのみ。屋台、八丈、つまらん。2年生紹介???????????????????????????????アンコールでもテンポが乱れる。夜の暗さが沁みる一日。それぞれがそれぞれの方向を向いている演奏ほどつまらないものは無い。「心一つの演奏」には程遠い。
2010年05月31日
モンテッソーリ教育について書かれた『お母さんの「敏感期」~モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる』(文春文庫・相良敦子著)という本を読む。幼児がティッシュを何枚も出し続けたり、ドアを何度も何度も開け閉めしたり、保育園に登園する時いつも同じ道をたどらないと気がすまなかったり、少しでも味が違うと食べなかったり、何かに熱中していても、違うものが目に入ると途端に興味が変わったり、縁石の上でバランスとって歩きたがったり、ボロボロになったぬいぐるみを大事に持ち歩いたり、重いものを持ちたがったり、同じ形を何度も何度も書き続けたり・・・・幼児には、秩序の敏感期や感覚(五感)の敏感期、運動の敏感期などそれぞれの成長に合わせて現れる時期がある。「敏感期」の行動を理解し、見守り、助け、より適切に方向づけてあげる。以下引用・・・・ 「敏感期」という燃え上がる時期 あることに対して特別に情熱を燃やしてかかわる短い限られた時期があります。 敏感期に今やりたいものを環境の中に見つけた子どもは夢中になります。 それが敏感期だからなのだと知っていれば大人は感動しますが、 敏感期のことをしらなければ見過ごしたり、苛立たしく思ったりするでしょう。 恋をしている人が喜び輝いているように 「敏感期」の感受性にうながされて環境に関わる子どもは、喜び輝きます。・・・・さて、この子どもの敏感期を逃してしまった。もう手遅れですか?というお母さんに対しての答えが以下引用・・・・ 幼児期の強烈なエネルギーがほとばしりでる敏感期のような形ではないにしても、 人間には生涯にわたって、いつも何か夢中になれるものがあり、 そのために情熱を傾ける時期があります。 そして、全力投球して夢中にやり抜いたあとは、 人間いくつになっても素直になり寛大になります。 そのように自分の力で変われる機会を、 お母さんが子どもと一緒になって見つける努力はできないものでしょうか?・・・・この後の章では、「お母さんの敏感期」と題して「敏感期は特に幼少期にあらわれるが、いつも新しく学びたいという欲求を持ち続ける人間は、人生のすべての段階でなんらかの「敏感期」にいると考えてよいかもしれません。」と、「母親としての幼少期」にいる若いお母さんにあなたもわが子の教育についての「敏感期」ですよと、自覚を促す。・・・・・読みながら高校生達の顔が目に浮かぶ。「青春」という名の“敏感期”が確かに存在するのだと確信する。
2010年05月23日
本屋で目に留まった本。「切磋琢磨」とか、「温故知新」など、よく知っている言葉は論語から来ているらしい。高校の古文でやった雰囲気もあるが、受験は現代国語だったから、全く頭に残っていない・・・(´・ω・`)「君子は和して同ぜず、 小人は同じて和せず。」(君子=理想の人、は、多くの友と仲がよいが、しっかりと自分の意見を持っている。 小人=逆の小さいヤツ、は何でもヘイヘイと人に合わせてしまうが、本当に理解することはない。)「君子は人の美を成し、人の悪を成さず。 小人は是れに反す。」(いいヤツは人の良い点をほめてのばすが、欠点は叱らないでそっと直してあげる。 チーさいヤツはこれと逆のことをする。)深い(小人のワタシにとっては時には不快?!)言葉と、その心地良いリズムにハマって、一気に3巻まで購入してしまった。ワタシが読み始めると妻は最初の一行で微睡(まどろ)み始め、逆にお腹の子どもは嬉々として動くらしい。子曰く、「故きを温ねて新しきを知れば、 以って師と為るべし。」 watersun曰く、「小人は精進あるのみ。」精進します
2010年05月23日
「日本の防衛予算を全て世界の飢餓に」ある本で読んだ夢のある意見。「一日3時間しか働かない国」イタリアでベストセラーの本。「お金のいらない国」ただいま注文中。「watersunのマニュフェスト:育児休暇の義務化、夫婦で3年間」子ども達こそ世界の財産。
2010年05月22日
前回、鼓組の歴史を掲載し、正しい情報の提供を呼びかけたところ、さっそく「(誤)O教諭 → (正)O講師」というご指摘をいただいた。そう、現在鼓組の引率や、チラシなどの印刷物の印刷監督(生徒だけでは印刷をしてはいけないルールがある)を一手に引き受けている顧問の方は、任期が一年と決まっている「講師」の先生なのである。O講師は成田太鼓祭初日に引率していただいたが、ワタシが他の学校の先生方を紹介すると、きちんと挨拶された後、名前を覚えようとしっかりとメモ書きされたり、積極的に保護者やワタシともかかわりを持とうとする、信頼できるお方である。ただ、「講師」がゆえに、来年3月には退職、4月にまた同じ学校に配属されるとは限らない。公立学校の教員には「異動」がつきものだが、今回のように、メインで動いてくださる顧問が「一年間の期限付き」というのは初めてだ。他の学校、例えば同じ千葉のK更津総合高校などは、私立学校なので、顧問の先生方は基本的に異動が無い。創設時より顧問二人で活動されていたが、2年ほど前に顧問の一人で和太鼓部を創設した教頭先生が定年退職され、代わりに和太鼓は初めての先生が就任、すでに生徒と共に汗を流している。また、仲良くしてくださっている神奈川のS洋さんなどは、年々顧問団が充実しており、今春には和太鼓部の卒業生が就職して顧問に就任、成田太鼓祭では、総勢5名の顧問団となっていた。県立高校も負けてはいない。鼓組と同じく、外部講師に指導を委嘱している茨城県のK島灘高校は、生徒と年齢が近い、若い先生達が顧問になっているが、お二人とも生徒・講師と共に舞台に上がり、見分けがつかない程だ。先生の異動もあったが、その熱意は受け継がれている。都立F沢高校は和太鼓を修行した先生が顧問を担当、公立高校では珍しく、一つの学校に長期間、残ることが出来ている。成田太鼓祭では、この春、新しく就任した若い顧問の先生が、目を輝かせながらベテランの先生と共にイベントに参加していたのが印象に残っている。プロ野球でもJリーグでも、監督は頻繁に入れ替わるが、一人の監督が就任してその成果が現れるまでには、ある程度の時間が必要だ。ワタシも床屋に行くと、いつも決まった方が担当してくれるが、退職などの事情で担当が変わると、新しい方と意思の疎通が出来るまで、しばらくかかってしまい、なんだか落ち着かない。シュタイナー教育では、一人の先生が何年間にも渡って生徒を担当する。ある有名スポーツ選手が、何かの会議のおり、「一人の先生が一つの学校の部活動指導を長く続けられるように」との提言を出したとの話も聞く。教員の部活動指導・監督については様々な論議がされている。「部活動は学校ではおまけのようなもの」「部活動は教員のボランティア活動」という方もまだ見かけるが、平成21年には「部活動は教育活動の一環」(高等学校学習指導要領・第一章5の5の(13))と、規則によってきちんと明記されるようになった。※参考高等学校学習指導要領部活動顧問ハンドブック(東京都)外部指導員のための部活動指導の手引き(東京都)部活動指導ハンドブック(神奈川県)さて、我らがY高校・・ぅう~~~む(´・ω・`)私立のような「充実した顧問団」とは言わないが、せめて3年位は落ち着いて生徒を見守ることのできる数名の顧問、「名前だけ顧問」や「土日は出ません宣言顧問」ではなく、生徒の頑張りに協力することが出来る顧問が配置されるように、お上のご配慮をいただけないだろうか?そんなお上である校長も2年で交代、教頭は3年。これではまるで日本の首相ではなかとですかっヽ(`△´)/
2010年05月21日
(平成22年5月8日(土)に開催された新一年生保護者向けの説明会用に作成された。うろ覚えの部分もあるので、誤りや補足は「メッセージを送る」にてお知らせ下さい。)平成2年、吹奏楽部委嘱講師の太田雅人が、「鬼太鼓座(おんでこざ)」で約二ヵ月間、寝食を共にした後、吹奏楽部内に「鼓組」を結成。その年の6月、吹奏楽部第5回定期演奏会の第二部にて、八丈、花笠音頭、屋台囃子を発表。以後、吹奏楽部定期演奏会の第二部では鼓組のステージが定番となる。平成3年、3月に初の自主公演「鼓組夜祭(こぐみよまつり)」を開催。平成4年、第2回「鼓組夜祭」を二回公演で開催。平成5年、第3回「鼓組夜祭」を二回公演で開催。平成6年、4月から2年間、太田が青年海外協力隊に参加、ジンバブエに渡航。鼓組はOB/OGの指導のもと、第4回「鼓組夜祭」を開催。平成7年、生徒間の意見の相違から吹奏楽部が一時的に廃部、鼓組も活動を休止する。平成8年、活動が再開、太田帰国、鼓組の指導に復帰、吹奏楽部は鼓組OB、武井氏が指導(現在英和高校教諭)。平成9年、第5回「鼓組夜祭」が復活、平成10年 第6回「鼓組夜祭」を開催。その後、鼓組の活動は継続するが、「鼓組夜祭」は断続的開催となる。平成11年、成田太鼓祭に「鼓組withどんどこしょ」で初出場、以後毎年出場。平成14年、第8回「鼓組夜祭」を開催。その年に現在の吹奏楽部顧問が着任。吹奏楽部の活動が本格化する。この年の「鼓組夜祭」が吹奏楽部鼓組としての最後の「夜祭」になる。平成15年、吹奏楽部との両立が困難となり「鼓組」の廃部が検討される。当時一年生だったメンバーの大反対をきっかけに「鼓組を正式な学校の部活動に」という運動が始まる。PTA役員で鼓組メンバーの保護者の方の力添えと、吹奏楽部顧問の一人、梶山教諭が鼓組顧問に名乗り出ることで、平成16年、鼓組が正式に部活動として認められる。その年の6月、吹奏楽部定期演奏会第二部にて「吹奏楽部鼓組」としての最後のステージを迎える。(海渡を鼓組で初演)平成17年、成田太鼓祭には「鼓組」として単独参加。「鼓組夜祭」が復活(八千代市民会館小ホール・第9回)、以後毎年開催。鼓組保護者会が発足木更津総合高校と千葉県高校文化連盟郷土芸能部門を立ち上げ、全国高校文化祭青森大会に出場。19代目12名が入部。後藤教諭顧問に着任、顧問が二人になる。平成18年、全国高校文化祭京都大会に出場 20代目20名が入部。梶山教諭転出、工藤教諭着任平成19年、一年生の舞台「鼓組新春祭」を開催。21代目14名が入部。第11回「鼓組夜祭」を大ホール(定員1260人)にて開催。東京国際和太鼓コンテストに初出場、準優勝(課題曲+八丈)。平成20年、全国高校文化祭群馬大会に出場 22代目(現3年生)22名入部。第12回「鼓組夜祭」を開催(6月)。杉浦教諭着任平成21年、第13回「鼓組夜祭」を開催(7月)。23代目24名入部。杉浦教諭退任、関本教諭着任平成22年、第14回「鼓組夜祭」を2日公演で開催(6月予定)。後藤教諭転出、工藤教諭退任、小笠講師着任、相川教諭着任 24代目14名入部・・・・・・・・こちらは部活動初代顧問梶山氏によって作成された。↓過去の部活動紹介ホームページ「鼓組」
2010年05月17日
ワタシの出た高校は、静岡は浜松にあるごく平凡な普通高校だ。その中でワタシは、クラスでは平凡な、しかし部活動では過激で、ヒジョーに扱いにくい生意気な生徒だったのではないだろうか。平凡な?クラスでの生活、クラス担任の先生方は失礼ながら名前も思い出せない。一年時の担任は確か英語の老教諭で、今でも彼の純日本的な英語の発音を覚えている。二年時の時に理系のクラスに変わり男ばかりのクラスになる。その時の担任は数学教諭だったか?今から考えれば、体に障がいがあったようで、彼の独特な歩き方が思い出される。他の先生方から比べれば熱心な方だったんだろう、笑ったり怒ったりの表情も記憶に残っている。三年次の担任は、その数学の先生が体調不良でお休みになり、副担任の方が受け持ったような?社会の先生、いや国語?さばさばした方で、「教え子にお礼参りで呼び出されたけれど、行かなかった」なんて話がクラスで大うけだったことぐらいしか記憶に無い。思い起こしてみると、ワタシの高校時代、担任の先生方の印象はヒジョーに浅いものだ。進路指導や面談なんかもあったはずだが、ほとんど覚えていない。まぁ、「高校時代=部活動」っていう生徒だったので無理も無いか。代わりに部活動の顧問の先生の印象は、担任のそれよりもちょっとだけ深い。とはいえ、「自分に指揮をさせろ」という顧問に、「無能な顧問はいらぬっ!」と、彼の部活動への関与を断り、生徒のみで活動していたので、顧問教師とケンカしていた時の印象位しか残っていないが。それとは正反対に、外部での講習会に参加した時に出会った全国レベルの高校の先生方には、その後の自分の人生を変えるほどの衝撃を受けた。音楽への真摯な姿勢優れた指導力人間的魅力ワタシが今こうして高校部活動に関わっているのも全てこの時の出会いがきっかけである。こんな高校時代を過ごしたワタシの頭の中には、当時流行った「良い子・悪い子・フツーの子」よろしく、「良い高校教師=熱心、優れた教育技術、人間力」「フツーの高校教師=表面的、お役所仕事、浅い関係、自分の生活第一」「ワルイ高校教師=傲慢、出たがり、怒鳴る、自分本位」なんて公式がインプットされたようだ。まぁ~、当たり前の公式・・・これは三十年たってもあてはまる。成田太鼓祭りで出会う高校の顧問の先生方や指導の先生は、どの学校も魅力ある素晴らしい方ばかりだ。都立や県立の高校でも新任の顧問の先生が生徒と共に太鼓に挑戦するなど、積極的に生徒達の中にダイブしている様子が多く見られる。Y高校で吹奏楽部時代初期に出会った顧問教師はいわば「フツー」の先生だったが、「フツー」に見せておきながら、実は手綱をゆるめて生徒らの自主性を伸ばす「達人」だった方もいたに違いない(上記カテゴリーにはない)。後期にはワタシと顧問とのつながりも深くなり、運営は全て生徒に任せながらも、彼らの目の届かない学校側や外部との交渉をしっかりこなし、生徒を万一の危険から守る「達人」の方が確かにいた。 K組が部活動になると、もちろん太鼓が打てる顧問などいない。そして教師自身が知らない分野の顧問になろうとする奇特な方もほとんどいない。初代顧問を除き、「K組の顧問」はほとんど他の学校から転入してきた何も知らない教師に割り振られる形となった。学校内では「K組顧問」は、「元旦も出勤」「土日は縛られる」など、「フツーの高校教師」にとっては恐怖の役職※となっているらしい?(※真実は、人に感動を与えられる素晴らしい役職)しかし、ありがたいことに、受け持ってくれた顧問の方々は「フツー」なんてものじゃなく、みんな立派な教育者で、K組の演奏場所を探しに学外に営業?にまわった先生、ワタシのところの太鼓教室で習う方、「生徒達の活動」を尊重し、かつ、きちんと大人の目で見守ってくれた先生など、多くの温かい出会いがあった。・・・・・・・さて、今年度はベテラン顧問が二人抜け(一人は転出、一人顧問辞任)、代わりに他の学校から転入してきたお二人の教師に、顧問の白羽の矢が立った。昨年から引き継いでいる一人を含めて、若葉マーク顧問3名の体制が始まった。お一人の方は女性ながら(女性顧問は初)、すでに引率を一手に引き受けられ、鼓組生徒との時間を共有されている。きっと毎回足を運んでいただいているお客様の中には、「あの人が顧問かな?」と、お気づきの方もおられるのではないだろうか?日頃はどうしても生徒の活動に目がいってしまうが、生徒を影から支える学校や、顧問教諭の動きにも是非とも注目していただきたい。
2010年05月16日
今回は新年度に合わせてのwatersunが指導するクラスやチームの募集です!腕に自信のある?経験者の方から、心臓の鼓動は打っているけれど太鼓は打ったことがないビギナーの方、小学生からゴールデンエイジのシルバー世代の方まで、様々なクラスがありますので、ご自身に合いそうなクラスを見つけてみませんか??!曜日・クラス/チーム名・主な活動場所・時間・回数・会費・その他・難易度など火曜日 「ドラム☆座」 佐倉市岩名青少年センター 7:15~8:45 月3回 6000円 現在ドンドコ塾卒業生6名、鼓組OG4名の経験者チームです。 週に一回、大好きな太鼓を存分に打ち込んで「スッキリ」したいアナタにオススメ! 難易度 ★★★★ 水曜日 「水笛会(すいてきかい)」 佐倉ミレニアムセンター音楽室 月2回 2500円 6:00~6:50/7:00~7:50/8:00~8:50 の3クラス 一クラス6名定員 篠笛を楽しむ会です。調律された篠笛で月に二回、易しい曲に取り組んでいます。 現在 7:00~中・高校・大学生4名 中級 8:00~大人6名 中級 初心者クラス新規開講(6時~)6名募集、中級クラス若干名募集 難易度 ★ ~ ★★木曜日 「佐倉ドンドコ塾」 佐倉市岩名青少年センター 6:00~7:00 月3回 4500円金曜日 「佐倉ドンドコ塾」 佐倉市岩名青少年センター 6:15~7:15 月3回 4500円 12年の歴史を持つ!和太鼓を一から始める和太鼓教室です。 新規クラスの募集は何と2年ぶり! 小学校1年生以上大人まで 親子やシルバー世代も大歓迎 オススメです! 難易度 ★ 4月1日(木)2日(金)に佐倉ミレニアムセンターにて無料和太鼓体験 6:15~7:15/7:30~8:30の二回 お友達と、家族で参加されませんか? 難易度 ☆ バッチリ打てるようになりますっ!※お問い合わせやお申し込みは「メッセージを送る」からお気軽にどうぞ! ご存知のかたは直電話・メールも歓迎! 各チーム代表者にお取次ぎします。
2010年03月16日
明けましておめでとうございます。23代目の新春祭が無事終了して、やっと年が明けた感がある。年末の強化合宿、帰り道で起こったスタッフの交通事故、元旦の演奏、成人式の演奏、そして今日の新春祭と、息つく間もない年末年始だった。その後スタッフは順調に回復し、リハビリを開始している。そのスタッフが寝る間を惜しんで教えた生徒たちの晴れ舞台「新春祭」は、本日めでたく幕を閉じた。舞台は人を育てる。また今年もその舞台には、直前までヒヤヒヤさせながらも本番では見事な芽吹きを見せてくれるステキな一年生たちと、昨年先輩たちにもらった沢山の「愛」のバトンを、確かに次代に受け渡している頼れる二年生たちの姿があった。そしてどんど号の中では、二日間ふて寝を決め込んで欲求不満の柴犬信乃とその一番息子シンベエの姿が…ありがとう!
2010年01月17日
いよいよ明日から年末恒例、鼓組の強化合宿である。もともとは、「どんどこしょ」の本番が年明けだった時に始まった合宿が毎年恒例となり、そのうちに鼓組が部活になって、「じゃぁ、一緒にやろうか?」なんてノリで一部日程を重ねた合同合宿になり、どんどこしょの活動停止以後は鼓組オンリーの合宿へと変化していった。場所は南房総の岩井海岸。気候は温暖で快適、食事もおいしく、二つのホールとスタジオで存分に稽古ができる。この秋から冬にかけて踏まれ続けてきた若い麦たちの変貌に注目である。・・・・・・先週の日曜日に開催された千葉県高校和太鼓演奏会(俗称クリスマスコンサートw)に多くのご意見を頂いている。アンケートも拝見したが、興味深いのはなんといっても「ぶちあわせ太鼓」耳に穴はあいていなかったろうが、ピアスやアクセサリーをつけて登場したようで、まずそこへのご指摘。そして今回の演奏への賛否両論「今までにない素晴らしい気迫」といったご感想から「チンピラのようだ」まで様々。実は本番二日前の稽古で大幅に演出や振りを変えていて、本場の神奈川S高校のK先生がよくおっしゃる「ガラが悪くなってはダメだ」の、まさにその「ガラの悪さ」を追求してみた(^_^メ)生徒が考えたイメージが今回この場面では、「荒くれ者が村を襲う」というものであり、今まで通りの演奏では、それが全く伝わらない。「荒くれ者は整然としない」「他人と同じを何よりも嫌う」「決められた振りはつけるな」そんなこんなで、出来上がったのがあの演奏。日頃のストレスのせいか結構ハマったようでw水を得た魚のように生き生きとやっている生徒達を見るのが楽しかった。「音なんか出さない時があったっていいんだ」「好き勝手やれええええええ」と、けしかけると「おいおい、ここも出さないかっ!」「入るときは、ずれるなよなぁ~!」などと、演奏を聞きながらツッコミを入れる状態ではあったが、あのハラハラドキドキ感は、最近の出来上がった鼓組には無かったもので、ワタシ的には沢山の収穫のあった演奏だ。「あるストーリーに沿って演奏しています」とはMCでお伝えしたものの、『鼓組イコールこんな演奏』という固定した印象が出来上がっているお客様には不愉快な演奏であったろう。一昔前の夜祭、演劇仕立ての流れの中「ラズベリー軍団(悪者)」が叫びながら乱入してくるような演出であれば違和感も無かったか。 演奏者のイメージをお客様に共有していただくための方法を考えていきたい。・・・・・・さて、伝える側のイメージが受け取る側にうまく伝わらないのは演奏のみならず、文章でも言葉でも起こる。特にネット上の顔の知らない人間同士の感情の入った言葉のやり取りは難しい。3人の皆さん、コメントありがとうございます! ogi(21代目)さん、コメントありがとうございます。ブタインフルは知ってたでしょ?全国的に有名ですものwその後の話は、まだはっきりときまってなかったから話が回ってこなかったんだと思いますよ。きっとogiさんの勉強の邪魔にならないようにね。3時に書き込むとは勉強してるか~?「仁」は見たかったなぁ~乗り越えられない壁は用意されないね。アナタの壁を越えていけぇ~~!おせっかいさん、横槍ごめんなさいね。初めましてでしょうか?ogiさんに対してのコメントありがとうございます。イケメン女子高生(21代目)さん、コメントありがとう。コンサートも塾の合間をぬって来てもらってうれしいです。報告を楽しみに待ってますよ♪合宿いってきま~す(^^)/~~~現在コメント不可の設定になっています。
2009年12月25日
ずいぶんとご無沙汰をしました。「ガキのケンカ」騒動から新型インフルエンザの大流行、上級生数名の離組と、これまでに無かった多くのハードルが鼓組の前に立ちふさがった4ヶ月だった。「ケンカ」といっても、暴力事件があったわけではない。子どもがよくケンカをしてしまうように、ワカモノが調子に乗って大チョンボというどこにでもある話。TPOをわきまえずに調子に乗ることは人の迷惑になるが、今回はそれ以上に、成功の美酒を全員で分かちあうべきめでたい日に、数名だけで盛り上がろうとした事や、巻き込まれながらそれに加わってしまったメンバー、それを知りながら人事だと放置した部員、明らかに異常な状態を改められなかった部の体質、指導者の指導方法、顧問教諭の監督など、多くの問題を浮き彫りにしてくれた。ケンカ騒動と時を同じくしてやってきたのが、ブタの大群(ウイルス)。まるで高校生を狙ったかのごとくブタインフルエンザの感染が広まり、学級閉鎖、学年閉鎖が相次いで、イベント出演もキャンセル、練習もままならない日が続く。そんな泣きっ面に「ハチ」、「やめたい」と申し出る二年生が続出。それぞれ家庭の事情であったり、何かしらの想いがある訳だが、生徒同士がミーティングを重ねた後4人が組を離れた。(↓これより追記12/25)誰一人として恥ずべきことはしていない。ミスをしたり、練習がうまく進まなかったり、気持ちが離れてしまったり、それらはどんな人間にでも、いつでも、どこにでも起こることだ。「遠足は家に帰るまでが遠足」同じように、ミスをしたら取り返すまでが、正しいミスではないか。練習がうまく進まなかったら、何か違う道を考える。気持ちが離れてしまったら、離れたことを伝える、そして、また寄り添える別の何かを見つける。ハードルの前で立ち止まって考えるのもいい。ハードルを避けて違うコースを進むのもいい。でも、いつかまた同じハードルは現れる。それまでに少しでも力を蓄えて、その時には乗り越えられるといい。それぞれが挑み続けた4ヶ月、それぞれが目に見えない大きな収穫を手にしている。(↑追記以上)・・・・・・・・・毎年恒例の木更津総合高校和太鼓部との合同演奏会が今月20日に開催された。毎年木更津総合高校和太鼓部の成長は著しく、特に粒ぞろいな3年生たちの活躍が際だった。当然、鼓組との合同演奏は面白くなり、特に屋台囃子においての一体感は過去に例をみないものだった。太鼓教室は昨日22日で終了し、後は鼓組の強化合宿を残すのみ。和太鼓はどうしても表面上のフリや格好ばかりに目がいきがちだ。しかし、まずは「音」ありき。「ドン」の一音にこだわることが、結果的にお客様のココロに届く音につながるのだ。
2009年12月23日
昨日、10月15日は柴犬信乃の誕生日だ。10=十=とお=どん15=十五=とお、ご=どこ10月15日で「どんどこ」と無理やり読んで10月15日、どんどこの日に生まれた信乃を妻の反対を押し切って?ゆずってもらった。それから6年。いやぁ~はやいはやい・・彼女(信乃)も人間でいえばもう「アラフォー」だ。おい、オレとタメか・・・!そう、このタメ犬にはずいぶんと世話になっている。こいつがいなければ、ご近所の皆さんとこんなに話すこともなかったろう。こいつがいなければ、裏の公園に散歩なんてほとんどしてなかったろう。こいつがいなければ、季節の移り変わりを意識できなかったろう。こいつがいなければ、家での会話もこんなになかったろう。こいつがいなければ、ココロは今よりも狭かったろう。・・・まぁ、こいつのお陰で車はボロボロだし、ちょいと臭うし、お金もかかるし、ゆっくり遊びにもいけないけど・・それでもその純粋な目でキョトンと見つめられると「まぁ~しょ~がねぇ~なぁ~(フッ・・)」と思ってしまう。おい信乃、長生きすんだぞ!誕生日おめでとう~!
2009年10月16日
「ガキのケンカは仲直りするまでがガキのケンカなんだよッ!」(任侠ヘルパー)1.「ごめんなさい」とお互いに謝る。2.握手する。3.また一緒に遊ぶ。4.「ケンカしたっけな~」といつでも笑って話せる。~これが正しい「ガキのケンカ」1.「ごめんなさい」と謝らせられる。2.握手にも力が入らない。3.もう一緒に遊ばない。4.ケンカのことなど思い出したくもない。 ~これは正しい「政治家や大人のカッコ悪い責任の取り方」「雨降って地固まる」読みあめふって じかたまる。 意味言い争いや、もめごと等が起きた後は、以前より、かえってよい状態を作ってくれるというたとえ。 解説人間関係のもめごと等で、言い争いをし、そのもめごとが解決した後には、お互いの気持ちが通じ合えて、理解が深まり、いい関係を持つことができるということのようです。これは、仕事の悩みや失敗などでも、当てはまるのではないかと思います。本来の意味は、雨が降ると、地面が、ゆるんで、よくない状態になっても、雨がやめば、そのゆるんだ地面が、前よりもまして、固くしっかりとした、良い状態になるということから生まれたようです。 (ことわざ学習室より転載)地面が固まるために必要なのが「ぽかぽかのお日様」・・・・・「ころんだらおきなはれ」(by 松下幸之助)
2009年10月13日
「遠足は家に帰るまでが遠足って言うだろう?ガキのケンカは仲直りするまでがガキのケンカなんだよッ!」いよいよ最終回に迫った、テレビドラマ「任侠ヘルパー」での名言。立ち向かうべし!
2009年09月12日
開場して間も無く、お隣の八千代東高校野球部の甲子園出場が決定。ノーシードのこの高校の活躍を新聞は「ミラクル」と伝えたが、21代目率いる鼓組夜祭もまた「ミラクル」に満ちていた。優柔不断、生徒間のコミュニケーション度は低く、それぞれに遠慮して言いたい事も言わない生徒、当然まとまりは無く、それぞれの想いは空回り状態。準備は「異常」に遅れていく。6月初旬のホール練習では通すこともままならない状態。「非常事態宣言」「フェイズ6」そんな言葉が出てくるほどの緊張感の中、計画が見直され、少しずつ集中度が上がっていく。全体の計画表が部室の入り口に張り出され、いつ何をするのか、どのOBが来てくれるのかもわかるようになる。日々の稽古の模様はメールで全員に送信されるようになり、その日はどの曲がどこまで達成して次には何をするのかも報告された。次第に曲はまとまっていき、全体像も少しずつ共有されるようになる。「火事場の馬鹿力」追い詰められて初めて発揮する潜在的な力だが、まさにその力が発揮されたのが今回の夜祭のような気がする。当日昼でのミーティングでの組頭の決意表明、一年生との握手、そして本番前の沢山の握手、お隣の八千代東野球部の吉報も手伝ってやっとここに来て本当の21代目率いる鼓組を感じることが出来たように思う。三年のあいさつ、それぞれの心情が感じられ、まずまずの滑り出し。木遣りの音頭は今まで聞いた中で一番の出来であったし、三宅のソロもまたお客様の応援とヒラメマイクの力を借りながら今までで一番良い響きを創っていた。チケットが発売一時間でソルドアウトするということは、それだけ今回のお客様は鼓組を応援してくれているということだ。いわば完全に「ホーム」での演奏。保護者やファンの皆さんの温かい応援の中では、鼓組の演奏もより熱を帯びる。鼓組囃子では毎年合わない「チャカポコ」が綺麗にはまり、「この代が一番」とのコメントも頂いた。元気な一年生紹介、演者が落としたバチをさっと拾いに行った生徒、満面の笑顔で応対できた生徒、これもまたこれからが楽しみな23代目だ。一年に負けじと個性的な紹介をした22代目。そして、チームのまとまりを象徴する八丈の最後の一打、これを見事に決める。「まとめてくれたねぇ~!」とはワタシの心の中での最初の一言。さて、このミラクルの影には父兄や先生方・OB、ホールスタッフなど数え切れないほど多くの協力者がいたことを忘れてはいけない。1200人もの温かいお客様の心があったからこそ出来た演奏だったことを忘れてはいけない。チケットが買えなかった多くの人たちがいることを忘れてはいけない。叩かれ続けたタイヤ、バチ、楽器達、部室、部室周辺、外部練習の場所これらがあったからこそ出来たミラクルだということを忘れてはいけない。最後まで会館ロビーの飾り付けを外してくれた保護者の方がいたことを忘れてはいけない。自身の未熟さゆえに沢山の数え切れない迷惑をかけてきたことを忘れてはいけない。ミラクルの恩返しはこれから始まるのだ。
2009年07月28日
第一回の鼓組夜祭の出演者、二代目組頭のビシ先輩よりメッセージが届きましたッ!現役の鼓組組員のみなさんへ私は2代目組頭をしておりました者です。夜祭を目指して、日々精進されている皆さんに一言、激励メッセージを送らせていただきます。約2年程前、某イオンモールで偶然、鼓組の演奏を目にしました。鼓組から離れて十数年、鼓組が活動しているのかどうか、という事すら良く知らなかった私にとってはまさに目の前の光景は「奇跡」でした。私たちが20年前に、ふとしたきっかけで創設した鼓組がこんなに長く続いている、という事に、そして、こんなに大きく成長してくれているという事にとても感激した一日でした。夜祭の直前、自分達がどうだったかな、と思い出すと...さすがに昔すぎて思い出せない部分も多々ありますが、とにかく毎日、やれる事をこなすのに必死だった、という事を覚えています。非常に無茶なことを繰り返していた毎日でした。若いからできたんだろうな、という事ばかりです(笑)できあがった第1回の夜祭は、近年の夜祭に比べれば技術も演出も、本当に稚拙なものばかりでしたけれどそれでも観客の皆さんには、私たちの「必死さ」が「若さ・ひたむきさ」という言葉に置き換えられて評価をしていただいた記憶があります。鼓組を見に来る観客の方々は、もちろん「高水準の演奏・演出を見たい」という面もあるとは思いますが、何よりも一番だと思うのは「高校生だからこそできる、若さ・ひたむきさに溢れる姿」を見られることだと思うんです。私自身も、すでにアラフォー世代に入っておりますが、高校生のひたむきな姿、本当に眩しいくらいです。今の鼓組は、演目の形もある程度出来上がり、演奏や演出に関するマニュアルも、それなりのものがあってそれを更に高めていくことに、大きな力を注いでいるのだと思いますが、「今の皆さんだからこそ、できること」という現役生のみが持っている最大の強みを生かすことを忘れないで欲しいな、と思っています。そして、一緒に頑張る仲間を大切にしてあげて欲しいと思います。この経験と人脈は、一生の宝になりますよ。先輩が保証します(笑)皆さんの頑張りが「夜祭」という新たな「奇跡」を作り出すことを期待しています。当日は観に行くことができませんが、夜祭の盛会をお祈りしています。頑張って下さい。
2009年06月15日
開場後のBGM、テーマ(豊のキセキ)を感じさせる音、雰囲気、音楽は何か?一ベルの音は何か?影アナ練習不足。本ベル拍子木練習不足。曲だけ練習すればいいってモノではない。お客様に届く音、形、雰囲気全てを吟味すべし。場当たりであっても音響のテストはすべし。影アナのボリューム調整、マイクの使い方、本番前のリハに持ち越し。緞帳アップのタイミング、冒頭は音きっかけがよい。風招きは夜祭の1曲目。キセキを予感させる一体感にはまだ遠い。重要な三年生の決意表明/紹介は曲終了後が良いのでは。曲中、それも手拍子をしながら、またそれも複雑な手拍子では言う側も聞く側も集中できない。話す内容が全く練れていない。14名が20名よりも長く感じる。要練習。木遣り音頭の時は朗々と一音にひたる。音程改善すべし。全員になったら唄いまわし、音程共に合わせる。最後の切り方中途半端。並び方、間隔の取り方。神楽ボリューム調整。袖の位置決め。三宅冒頭勢いよく入る。乗り遅れない。エンター冒頭リズムきっちり合わせる。客席隊が舞台に上がると同時に袖隊が入場する。ソロとのバランス調整、太鼓の向き、隊形、要練習。基本ラインは昨年と変わらないということは、観客側から見ると目新しいものは無い。昨年を追っかけているだけではキセキは起こらない。演出が変わる。演奏レベルが変わる。演奏に安定感が出るなど、「何」を目指しているのかはっきりとさせたらよいだろう。これは「雅」にも「ボディーパーカッション」にも言える。単純な二番煎じでは新春祭の演奏のほうがより光っている。視点を全体に持っていっても同じことだが、「今年の演奏会は何を目指しているのか?」がはっきり打ち出せていない。上級生が目指すべき頂点を訴え続けているか?ミーティングで決まったからわかっているだろうでは伝わらない。人の動き、そして演奏そのものが変わってこなければ伝わったことにはならない。雅、月道、海渡。この3曲は笛ソロ~アンサンブルというパターンが全て同じなので、「また笛?」と感じさせてしまう。海渡の笛二本は動かせないとしても、他の二曲の編成、構成、編曲を考えるべし。音程に関して、特に雅・月道の音程悪し。日頃の練習方法がモノをいう。笛の選択、キーボードあるいは録音したピアノとの合わせは最低やるべき。編曲つながりでチンドン。編曲を見直す必要アリ。コードもおかしいところが散見する。しゃべりと表現は順調な仕上がり。ちんどん以外のマリンバの世界旅行、抽選会MCは要練習。一年生紹介、にぎやかさを出すための小道具を考える。入場の仕方は走る以外にもある。番号は番号をいっているのがわからない。一つ一つのネタの間の「間」を詰める。二年生紹介、オリジナルを超える仕上がりならまだしも、やはり二番煎じでつまらない。キミ達のオリジナリティーは何処にあるのだっ!三年生紹介は前述の通り。一年生紹介が一番出来が良い(当たり前だが練習量が違う)。みかぐら衣装、意図はわかるが、それをお客様に伝えることが重要。神楽は神様に捧げる音楽。「ハレ」の日に舞う特別な踊り。「ケ」の衣装である作業服で踊るための設定をすべし。衣装は演奏会全体に暗い印象。白黒、赤黒、紺が大半を占めるが、そういった統一感を出す意図があるのか?「豊」「キセキ」から連想する明るさとは対照的。何か狙っているのなら楽しみだが・・。同様に照明もテーマに沿った照明を創っているか?会館スタッフの安藤さんが「照明は聞いてくれれば色々教えてあげられる」とおっしゃっていた。昨年のS先輩は何度も何度も電話していたらしい。今年の明かりはキセキ色?ボディーパーカッション、舞台に上げる状態ではない。一部終了のアナウンス、演奏会終了のアナウンスまできっちりと場当たりすべし。大ホール練習前には「作戦会議」があったようだが、終了後に四役が集まって「作戦反省会議」が行われているか?ここまでの「軌跡」には多くの詰めの甘さが目立っている。目指すべき道をはっきり指し示す三年生のリーダーシップ。一致団結したチームワーク。綿密に準備された練習プラン。これらを欠いた状態での結果がこの日の演奏である。客観的に見ても練習はヒジョーに遅れている。この代のやりたいことが見えていない。それぞれがやりたいことを主張しているがため、全体の目指すべき道が見えていない気がする。どれだけ話し合いができているか?どれだけ顔をあわせて意見交換しているか?グチを言う暇、落ち込む暇があればこれからの一ヶ月間に何をすべきかを議論し、ひたすら実行する。「今ここ」からのアナタの取り組みが真実の「豊のキセキ」を創り出すのだ。(笛の音程に関して追加 6/8 8:44)
2009年06月07日
20代目玉木先輩からのメッセージが届きましたッ! 現役ぴちぴちの鼓組の皆さんへさりげなく3回目の挑戦…熱いメッセージもさめてきそうです!笑(watersun注、玉木先輩、書き込みの最中に誤って消去してしまったらしい。それも2度も・・)自分の夜祭り前のことを思い出すと、迷子でした!いつもミーティングは重たかったけど、その中で私はみんなの意見に埋もれてました。こういう場で人の頭の中をよく観察する人間なので。鼓組での自分の役割がわからなくなっていた時期でした。しかも当時の鼓組の話し合いは否定のしあいっこだったね、みんな太鼓に熱いから!笑 最高のものを突き詰めるあまり、他人の意見を理解できないものとして片づけていた印象があります。これ、よくない!もっとみんなが周りをみる余裕があったら、重たい雰囲気にならなっかたかもな~って思ってます。でもね、なんだかんだこの時期はそうなる!みんなが真剣だからしょうがない!3年生は最後なんだから当たり前!相手を受け入れる余裕なんてないよね。だから発想の転換をしてほしいと思う。例えば私のだめなところを言い換えれば、一人一人理解しているってことでしょう?いろいろな角度からものを見ると、自分の中で気持ちが変わったりするもんだよ。話し合いだけじゃなくて、練習においても妥協なんてしないでがんがんぶつかって、後悔のない形で夜祭りを迎えて下さい。そして1・2年生は先輩を気持ちよく送り出して下さい。ありがとうーって、勉強しろよーって、勉強中リズム刻むなよーって、まかせとけーってね。こんなことミーティングの先輩からなんかじゃあたふたして言えないや!貴重なスペースありがとうございます。私もみんなの心にいつまでも残る素敵な夜祭りになるように貢献するぞー!では、また!(2009.06.03 22:55:34)
2009年06月03日
20代目ちか先輩からのメッセージが届きましたぁ! こんばんは!!20代目のちかです。私からもメッセージを送りたいと思います☆去年のこの時期は…正直きつかったですね。上との連絡は取れてないわ、完成度のことでもめるわ、意見がぶつかるわ…本当に完成するのかな、大丈夫かな…って不安でした。私個人としては…精神的に辛かったです。今は私みたいな人はいないかもしれませんが、大して大して演奏に貢献もできず、嫌な空気を変えることもできず、ただただ情けなく思っていました。でも、全体的に嫌な空気が漂っていても、個人的に辛くても、乗り越えなければならない壁です。1000円払ってくれるお客さまにどんなパフォーマンスができるのか、演目をこなしている人の負担を少しでも減らすには何をすればいいか。過去最大の人数で構成されている今の鼓組なら、一人ひとりが考えればたくさんの解決策があるはずです。周りを見て空気を変え、自分もテンションが上がるなら一石二鳥じゃないですか!?!?実際私は去年、鼓組のために何をしていたんだろう…って考えると、自分のせいで周りの空気を悪くすることは絶対にしないと思っていました!!だからよく笑うようにしていた気がするんだけどな~♪笑あ!!日直で強いメッセージ送ったり(笑)鼓組は家族です。家族は気を遣う必要はありません!!ぶつかるならぶつかっていいんです。そのあと一緒に感じる達成感は最高なのだから☆でも21代目の家族は永遠ではありません。夜祭終わると本当にさびしいですよ…毎日会えないんだもん(泣)だから当たり前の時間を大切にしてください。あのときこうやっていればもっといい雰囲気だったのに―…とか絶対に思わないでください!!今こそ家族のありがたさを感じてほしいな。私は今大学でも、家族みたいな存在がいるおかげで精神の支えになっています。家族同士助け合って貴重な時間を過ごしてね!!大好きな後輩たちを応援しているよ!!!!!!!ではでは。また遊びに来ます!!笑(2009.05.30 23:33:16)
2009年05月31日
20代目ユーキ、すまいりーの二人からの現役鼓組へのメッセージです!後輩へ お久しぶりです。研修生活そろそろ3ヶ月目突入の20代目:ユーキです。可愛い後輩達の為、微力ながら一年前の自分を思い出しつつ書き込みます。自分はこの頃には既に鼓童に行く事を決めていて、またたいした役職にもついていなかったので、ただただ太鼓の稽古をして、後輩のみんなに自分の持ってる知識と技術を伝えようとしてました。一年前の自分に声をかけられるとしたら、太鼓組の「見」を言いたいですね。自分ももちろんキツイけど周りをもうちょっと見て、負担が大きい人のサポートをしてあげたかった。また自分は20代目のテーマであった「舞台心」をとことん追求して行こうと思っていましたし、実際してたように思います。鼓組にとって舞台とはなんなのか、鼓組とお客さんの関係を考えた時期でした。お客さんがホントにみたいのはどんな鼓組なのか自分が1年後に思い出したいのはどんな鼓組でどんな自分なのか深呼吸してちょっと想像してみて下さい。あとやりたいことは一つ残らずやって欲しいかな。やんなかったら絶対後悔します。あの時やっときゃ良かったなんて思いたくないでしょ?21代目の可愛い後輩達もし今日ベットに入った時、あなたが死ぬと伝えられたらその日に満足していてそのまま素直に寝れますか?やらないで後悔するよりは思いきって色々やってみて下さい。それでは、毎日寝不足のユーキでした。 (佐渡からのメールを転送)(2009.05.30 07:46:18)こちらはスマイリーからのメッセージこんにちわ!新一年生は僕のことを知りたければ鼓組ブログの2007年あたりの過去ログを見てね!最近見ていなかったのでこんなことになっているとは・・・面白い!久々に長文書かせていただきます。さて、もう夜祭なんだね。去年の俺は受験と練習の板挟み!運の悪いこと(いいこと?)にこの時期に勉強の楽しさがわかってしまった自分、練習よりも数学の問題を解きたいと思っていました。たぶん現3年生にもこんな人がいるはずです。僕は時々練習に集中していませんでした(ぶっちゃけ)でもね、各リーダーここ大事!!その日の練習メニューの中身をよくよく練ってください!この時期何をやっていいかわかりません、しかも自分は出来てると思ってしまうのが難点!(実際できてないんだけど・・・)だから、その日の目標がしっかりしてれば練習に集中できると思うんですよ!(僕の受験経験から)!日々の練習にしてもそうでしょ?これができるようになりたいって思って練習するのと、なにしようかな~って思いながら練習するのでは練習密度が違うでしょ?だから進行しているリーダーは練習内容をしっかり練ってみてはどうでしょう?K先輩の大祭の進行とY先輩の三宅の進行はすごく上手だと思います。そろそろ演目練習は少なくなってるのかな?そしてリーダーは明るく進行してみよう!リーダーの空気が重いと全体的に重くなりますよ(笑)R先輩みたいに空気に負けない明るさをもったらいい感じでしょう!?もちろんみんなもあかるく練習するんだよ!リーダー任せにしない!! そいでそいで、俺が実践してたんだけど、みんな!!一日一人は笑わそう!!!!!!!!!これは自分の一日の元気エネルギーの度合いを示すんだけど・・・一日に多くの人を笑わせられたらその日は元気!少なければ不調ってな感じ!んでね、相手を笑わせるってことはその人を理解してるってことにつながるんじゃないかな?仲間の笑うつぼを知らなきゃ笑うわけがないんだから!!!まぁ笑うはずのところでわらわなきゃその人が不調なんだけどね・・・(苦笑)おれの場合は特定の人にしかできなかったんだけど・・これを機にみんなが全員を笑わせられるようにしてみればカッコイイよね!元気の源は笑顔だと思っているので、笑顔があるだけで楽しくなると思うよ!!俺は楽しければ何でもありって考えだからねぇ~(笑)レスリングの浜口選手のお父さんは面白いよね(笑)俺の演奏は上手いか下手じゃなく楽しいか楽しくないかだったから!!(笑)みんなはみんななりの楽しさを見つけてね!!これからラストスパートと同時に笑顔が減ってくる時期になると思います!笑う門には福来たる!!最後まで応援してます!!!(2009.05.30 13:10:14)
2009年05月30日
20代目トーサカさんからのメッセージが届きましたァッ!どもどもー。実はだいぶ前から気づいてたんですがあまりにも文章力がなくて戸惑ってたので(汗)えー・・・・なにから書けば(汗)とりあえず「信じて進む!」これ大事だと思います。目的がはっきりしない、ビジョンがない、やる気はあるけど焦点が定まらない。これが一番マズイ!確かに鼓組って人数無茶苦茶多くてそれだけ意見があってくい違いがあるわけだけど鼓組部員ですげー夜祭にしたくない人って絶対いない。細かい意見は違っても最終的に夜祭を成功させたいって気持ちは同じなはずです。先に先輩方とかがおっしゃってますが話し合いをすること!焦点を定めること!信念を持つこと!それで決まったことはなにがなんでもやり遂げる!多少の不満があってもいままでずっと一緒にやってきた仲間を信じてひたすら進む!!夜祭は集大成です。がんばれば絶対成功します!あと2か月もあります。入部してから培ってきたものは必ず土台になってるから大丈夫!演目の完成度とか今の段階で不安もあるだろうと思うけど、俺らの代だって直前までボロボロだったし心配しなくてもいいと思うよ!今できないのを心配するよりこれから先努力することを考えるのが一番だと思います。んでもってあと2か月しかないです(なんのこっちゃ笑)今のメンバーでやれるのもあと2か月です。2か月しかないです!だったら最後の最後いい思い出にしたいよね!?一致団結してやりたいよね!せっかく今のメンバーが集まったんだから中途半端はもったいないです。絶対できる!絶対いける!とにかく自分を信じてみんなを信じて頑張ってくださーい!なんかやたらクサイけどいいや(笑)ファイオー(2009.05.23 23:20:51)
2009年05月24日
くもさんから現役鼓組にメッセージが届きましたッ!どーもww 20代目の金庫番です♪読んでしまったので書きますが・・・(=_=;)すでに女王様が大体のことは書いて下さっているので、補足程度ですねー♪きっと(・∀・)夜祭前は・・・確かに険悪でしたね。(笑とか言ってあんまり覚えてないんですけど・・・(汗とりあえず、20代目で一度は話したかったけど結局はそれは叶わず・・・なんてこともありました。成田からそのまま走りっぱなしで話し合いというか、夜祭に対するそれぞれの想いを確認できないまま6月入っちゃって、結構戸惑ったりしてましたね。ま、その後は夜祭の熱に浮かされて、いい感じに熱くなれたんですけど~♪でも、今思い返してやっぱり重要だなって気づいた事があったので、二つばかり書かせて貰います♪一、必ず話し合いはすべし!!これ 絶対必要です!!!!!!!!必要だけど、すごい時間がかかるから今の時期に入れるのは大変だと思います。だけど、この時期だからこそ!!三年は自分達の最後について、一・二年は三年をどう支えるかについて話し合うべきですよ!! 一、最後まで追究すべし!!あと一ヶ月、されど一ヶ月☆彡たとえ残り一週間でも、驚くほど成長するんですよね~、太田さん♪だったら一ヶ月のうちに、二転三転するなんて当たり前!!最後の最後まで貪欲に自分の求める演奏を研究してください!!そして、どうしたらお客様をも~~っと愉しませられるかも、どんどん研究してどんどん試しちゃってください!! なーんて ちょっと偉そうに書いちゃいましたが、きっと先代の私達を見てた君達なら大丈夫なことでしょう♪笑それと、前に書いた人と内容が被っててすみません!!ま、それだけ重要ってことですよね♪本番楽しみにしてます(*^ω^*)頑張ってね♪あ、顔晴ってね~♪♪(2009.05.23 14:45:33)
2009年05月23日
先週買った「モンスターハンター2nd G」にハマッている。(ここ数日の更新遅れはモンハンのせいだ・・)プレイステーションポータブル(PSP)という携帯ゲーム機のゲームソフトだが、昨年度の何かの大賞を獲得したほどのゲーム。モンスターが倒せずにとうとう攻略本まで購入した。「な、なんだこの分厚い本は!」去年はゲームセンターの「機動戦士ガンダム戦場の絆」にハマッたが、その時もネットにあるその膨大な情報量に圧倒され、おまけに一回500円のそのゲームで家計は圧迫された!?ゲームなんて小学生時代は「人生ゲーム」、中学生時代に出た「インベーダーゲーム」以来で、これまでファミコンも携帯ゲーム機もほとんど無視して生きてきた。だから、この「モンスター」の登場は、アラフォーのワタシにはちょっとしたカルチャーショックだ。画面は3Dで立体、もちろんオールカラー。ゲームの中では作ったキャラクターが仮想現実を生きている。ハンターとして獲物を狩るのはもちろん、獲物から肉や骨、皮を採る。自然から取れる色々なアイテムを調合して栄養剤や罠を作る。農園で作物を収穫し、釣りで魚を獲る。ピッケルで鉱石を採取する。狩った獲物や採集したアイテムから武器や防具を作る。狩りの合間には自宅で料理人(ネコ)たちに料理を作らせ、時にはその料理にあたって腹をこわす・・・・いくつもの人生がゲームの中にある。太鼓の舞台も娯楽だが、ゲームは立派な娯楽、エンターテインメントだ。同じエンターテイナー、作り手としての視点に立つとゲームクリエーターはスゴい!!(゜ロ゜ノ)ノ気の遠くなるほど膨大な複雑極まりない設定を一つ一つ作り上げていく。大型トラックや大型バスの運ちゃんの運転技術もスゴいが、ゲームを作る人たちも同じくらいスゴい!今時の子どもたちは(大人も?)、こんな凄いゲームをやっているのかΣ( ̄□ ̄;!世界は広い。きっとまだまだスゴい世界があるのだろう。おっと、次のクエスト(ゲーム)やらなきゃ・・・
2009年05月21日
鼓組を古くから知るファンお二人にメッセージを寄せていただきました!「応援」 ふあんUさんよりのメッセージです。 鼓組のお陰で人生謳歌しています。ワタシにとって鼓組は不可欠毎年代変わりして上手く成って引退楽しい夜祭待ち遠しいのですが終わると寂しさが複雑な気持ちです。21代目、22代目、23代目夜祭に向けて日々稽古に励んでいることでしよう。沢山の課題、改善ありますね駄目だしは毎年のことで先輩方も困難乗り切って素晴らしい舞台完成させてきました。鼓組には沢山のふぁんがいますそして応援しています。頑張れ 鼓組。(2009.05.15 08:50:40)「泣けるのは鼓組なんだよなァ・・・」 marine7904さんよりのメッセージ鼓組の部活動の目標はなんですか?地域密着ってどういうことですか?チームワークってなんだろう?一致団結ってどういうどんな状態のこと?感謝の気持ちってどんな気持ち?「悔いを残すな!」悔いってなんだろう?鼓組らしい演奏ってなーんだ?鼓組にとって!鼓組部員にとって、疑問符の全てが応援歌なんだと思います。全ての疑問符に対する「百点満点」の回答なんて出来ない!そんな答え自体無いのかも知れません。でも「考えるだけ無駄!」「考えてもしょうがないじゃん!」ではダメなのです。それぞれの疑問符の答えを模索し、「なんだろう?」「どうすれば?」と、それぞれが真剣に悩み・苦しみ・悶え続けることこそ意味があるんだと思います。watersunが居ると言う事だけで!鼓組があるんじゃない!ファンの為に鼓組が在る訳でもない!勿論、学校の為でも、先生の為でも、保護者の為でも無い! 鼓組は鼓組部員のものであり、それは諸先輩達が代々受け継ぎ・築きあげてきたもの!その「思い」こそが『鼓組』なのだと思います。だから代は替われど、見る者・聞く者を<感動>させるのです。鼓組よりもっと技術的に上手い人(集団)は沢山居ます。でも、鼓組の演奏を観たい・聴きたいと思う人が大勢居るのは何故でしょう?「上手くなりたい!」「カッコよく敲きたい!」と頑張るのは良い事です。向上心は必要です。でも、観て聴いて感じるのはその『思い』なんです!その「思い」が伝わるから《感動》するんです!『上手い!太鼓や凄い太鼓は沢山あるけれど、《泣けるのは鼓組》なんだよねぇ・・・』とは、随分前のあるファンの呟きでした。一人一人が本気になって頑張れ!死ぬほど頑張れ!泣いても笑ってもあなた達の鼓組時間は限られている!そして今年の集大成!<夜祭>は、一度しかないんだ! とにかく頑張れ! そして一緒に泣ける事を願っています。(2009.05.16 16:33:18)
2009年05月16日
伝説の女王?鉦のクィーン?気配りはまかせろ!ご存知20代目あゆみ先輩からのメッセージ去年の今頃は演目も全然未完成&流れも未決定という状況でした…思うように進まないもどかしさ、新曲の問題などで本当に大変でした。お互いに言い合うこともあって…太田さんのおっしゃるように多少雰囲気が険悪になってたかと思います。でも!ご存知の通り、夜祭は無事大成功☆仲のよさも元通りです!!!!ただ、自分には後悔していることがあって・・・それはリーダー達に頼りすぎたこと。自分の忙しさでいっぱいいっぱいになり、よっぽど大変なリーダー達のことを考えず、好き勝手言ってしまいました。それは自分だけでなく、皆そんな感じだったと思います。お互いに。で、皆さんにはこんな後悔はして欲しくないので、忙しいとは思いますが、一旦自分のことは置いておいて、仲間のことを考えてみて欲しいです。今その人に自分が何をしてあげられるかを考えて、それを実行してみてください。どんな些細なことでもいいと思います。例えば、ある演目の構成が上手くいかず悩んでいたら、ちょっと覗いてちょっとしたアドバイスをするとか。内容では無く、一言言ってあげるということが大事だと思います。その一言がだんだんとリンクしていって必ず自分に返ってきます!!…頭ではわかっててもなかなか出来ないものですが(^^;)まとまりのない文ですみませんが…とにかく仲間の気持ちを考えてあげてください!(本当に自分は後悔してるので)実現したら、悪い演奏や雰囲気になるはずがありません!!後悔しない夜祭にしてください。P.S. 20代目の今はというと・・・本当に仲いいです☆この前は20&19代目17人位でもんじゃ行きましたし☆鼓女(20代目女子)では全員でディズニーにや富士急行ったりカラオケ、ライブに行ったり☆★最高の仲間です!!自分達に名前をつける(鼓女)とかHPを作るとか…前代未聞の仲良しさだと思います♪皆さんも一生の仲間を作ってください。(2009.05.15 00:26:55)明日からテスト期間に突入の現役生たち。赤点取るとイベント出場不可、練習時間の制限がされるので、これはもうタイヘン!生きてるだけで丸もうけ、それに五体満足健康体だけでも感謝感謝なのに、さらに入るのにもタイヘンな高校に入学して毎日明るく部活で青春、さらにさらに!きちんと勉強、家事もこなす・・?(家事は一部)・・・・ぅ~ん・・・ただただただただソンケーに値する彼ら彼女らに、応援メッセージをお寄せ下さい!
2009年05月15日
こんにちは!18代目のありさです。夜祭前は忙しすぎてぶっちゃけ記憶がほとんどないです“笑なので覚えている範囲で書いてみたいと思います。私たちの代は...何よりも人数が少なかったのが一番痛かった(>x
2009年05月14日
伝説の組頭、19代目うまさんより現役生へのメッセージが届きました!・・・この時期は毎日胃が痛かったです。まず第一に演目完成させなきゃいけないし、ホールとかパンフとかチケットとか仕事山積みだし、おまけに人間関係とか複雑だしっ!!(青春ですね~笑)でも今となっては全部いい思い出ですよ♪まぁとにかく現役のみんなには全力疾走してほしいですね!自分は組頭として運営に関しては全体を見渡せる立場にいたわけですが「できなかった」ではなく「やらなかった」という部分が多かった気がします。後悔しても後戻りはできないですよ!あ、あともし自分の仕事で手一杯になっちゃってる人がいたらぜひ周りの人に頼ってみてください。個人的な話ですが、自分は夜祭前の試演会で予算が大変なことになったときにwatersun、先生方、保護者のみなさんに救われました。「ぶっちゃけお金足りないです・・・」あの時点で大人に頼っていなかったらどうなっていたことか!なんでも自分たちだけで抱え込まないように!関わる人みんなひっくるめて鼓組です!頼れるところは頼りましょう♪(つかそもそも予算は大事にね~笑)んで、ゆーたろーも言ってる「今年は~」的なことについて自分からも一言。19代目も「ウマいかもしんないけどオモシロくない」的な代だった(??)ので思うことはたくさんあります。けどそれがどーしたってかんじですよ!成田は楽しませてもらいましたよっ!?千願の後のアピール演奏、全く姿は見えなかったけど音はやっぱり鼓組だった!その代にはその代の演奏ってのがあるわけで、自分たちが納得のいく演奏をつきつめてくれー!!と思います♪それでは残り2ヶ月、体力と精神を限界まですり減らして頑張ってくださいね~♪(笑)(2009.05.12 22:55:16)そして副組頭/学生指揮者、遅刻するとチョー怖かったと言われたユータロー先輩です。三年生へ・・・ん~なんて書き始めたらいいのかわからん。とりあえず元気?? え?オレ?元気元気♪はい。 え~っとこの時期の自分の話しをすると、眠かった!!悪魔にとりつかれたような顔をしてました。とりあえず受験勉強をなめてた自分は高3から勉強し出し、ぞくぞくと部活を引退して受験本気モードに変貌していく輩を見て冷や汗ダックダクでしたぁ。部活の係りの仕事もやらなきゃいけないし、みんな好きな子もいたりするでしょ? 「何最優先にすればいいのかわから~ん!!」状態だったら・・おもいっきり部活やってやりきった感に浸るときもちいいよ。(後藤先生達みてませんように・・)ん?え?勉強? 浪人Welcome♪笑やっぱみんなストレスたまっていろんな人とぶつかるわけで、でもそれがいい思い出になったりもするので、物怖じしないで気に入らないことはいったほうがいいよ。部活終わると「何しに学校にきてるのかわからない病」にかかる人もいると思うので、東洋やクリスマスコンサートみにきたりしてリフレッシュするといいよ。 え~っとあと、たまに「今年の代どした??」的な会話を聞いたりするけど、成田でぶちあわせみてて他のとこより全然音あってるし、三宅の友達のおじさんも感動して泣きそうになったとか言ってたし気にすることもないさ~。残りの時間自信もって練習してくれー。二年生へ・・・フルパワーで3年をおいだしてね。一年生へ・・・はじめまして よろちく。仲間に入れてください。あ~鼓組もどりて。太鼓大好き。(2009.05.12 01:01:13)お二人とも温かいメッセージありがとうございます!さぁ、OB/OGの皆さん、まだまだ二人に続いて・・・打ち込むべし!!!メッセージ番外編も企画中です。保護者の皆様、保護者OBの皆様、ファンの皆様のアツいメッセージもお待ちしております!
2009年05月13日
「天の時・地の利・人の和」小沢代表辞任のニュースで耳にした言葉。調べたところ、中国の孟子の教えで「天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。」大ヒット上映中の映画「レッドクリフ」の元ネタ「三国志」。この三つの国がそれぞれ曹操率いる魏(ぎ)が天孫権率いる呉(ご)は地劉備率いる蜀(しょく)が人を表しているとの記事もあり、パート2を観るのが楽しみ。現在放映中の大河ドラマ「天地人」でも織田信長が「天の時、地の利、人の和・・・いにしえよりこの3つが揃った武将だけが天下を収めることができると言われている」とのセリフも登場、ちょっとした「天地人」ブームを見るようだ。天の時は「天運」「ツキ」「チャンス」「好機」地の利は「環境」「実力」人の和は「チームワーク」「やる気」「テンション」天の時は野外のイベントで雨天だったのが演奏の時だけ雨が上がったり・・努力したことがすぐに結果に出てきたり・・地の利は太鼓を打てる専用の練習場が学校にあったり・・稽古時間が沢山あったり・・学校も家庭も地域もとても理解があったり・・結果的に一人ひとりがスゴく上手かったり・・人の和はチーム全員が一致団結して共通の目標に向かい・・一人ひとりがまわりに気を配り手を取り合い・・ある時は慰めある時は叱咤激励して・・「天の時は地の利に如かず」これは簡単にすると・・「いくらツイていてもいい練習環境には負けるゼ」「いくら運が良くても上手い奴には負けるぜ」「地の利は人の和に如かず」これは・・「いい練習環境あってもまとまりのあるチームには負けるゼ」「上手い奴ばっかりいてもチームワークの良いところにはかなわないゼ」ってこと。つまり・・・一致団結したチームが一番強い。太鼓が打てない環境を逆手にタイヤで徹底的にリズムを合わせる。出来うる限りの工夫をしてよい練習環境を作る。練習台、練習用バチ、メトロノーム、鏡・・・出来うる限りのお願いをして自分達ではカバーできないことをする。楽器運搬、OBへの指導依頼・・自分達に出来ることを一つ一つ確実にやっていく。部室の掃除から部室周辺の掃除、学校内から学校周辺、イベント時の会場清掃・・メンバー間のあいさつ・返事から始まって、学校、地域の方へのあいさつ・・いつしか周囲の理解が深まり、実力がついていく。「人の和は地の利を導く。」人の和は結局良い環境をも作り出してしまう。一致団結したチームが一番強い。純粋な想いは多くの人を動かすことが出来る。それはいつしかツキや幸運も運んでくることになる。人の和は天の時をも導く。
2009年05月12日
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