わんころりん☆にゃんころりん

わんころりん☆にゃんころりん

2024年11月01日
XML
カテゴリ: 報道
犬はいつ、どこで、どのように狼から進化したのか 
犬の起源と歴史で今わかっていること

ナショナル ジオグラフィック日本版 11/1(金) 18:16配信




11月1日は「犬の日」、人類の最良にして最古の友との長い物語を科学でひもとく

写真は、イヌを連れた男性の絵がひつぎに描かれている

私たち人間とイヌの関係は何万年も前にさかのぼる。確認されている最古のイヌの化石は、1万4000年以上前のものだと考えられている。写真は、イヌを連れた男性の絵がひつぎ(サルコファガス)に描かれたもの。(Richard Barnes)



 イエイヌ(Canis lupus familiaris)の進化は長い期間にわたって起こった。その間、オオカミとイヌは交雑を続けたため、イヌ科動物の化石やDNAの分析は難しい。氷河期のオオカミとイヌの化石の中には、「初期イヌ(incipient dog)」と呼ばれるものがある。完全なオオカミでもイエイヌでもなく、その中間的な進化の初期段階のものだ。

ギャラリー:愛すべき犬たちとの幸せな瞬間 写真28点


 初期イヌのうち、記録上最古の化石のものの1つは、1860年代にベルギーのゴイエ洞窟で発見された大きな頭蓋骨だ。この化石の年代は約3万6000年前で、現代のオオカミよりは先史時代のイヌに近く、旧石器時代のイヌとみなされている。

 1975年には、シベリアのアルタイ山脈の洞窟で別の頭蓋骨化石が発見された。放射性炭素年代測定と解剖学的分析によると、約3万3000年前のものとされた。研究者たちは、イヌのようなこの頭蓋骨化石も、進化の初期段階にある「初期イヌ」と結論づけた。

家族の一員に
 イヌの化石を分析すると、古代の人間とイヌの関係について多くのことがわかる。例えば、確認されている「最古のイヌの化石」である「ボン・オーバーカッセルのイヌ」は、1万4000年余り前のものとされている。このイヌの遺骨は、男性と女性の遺骨と共に、1914年にドイツのオーバーカッセルにある古代の墓から発見された。

 ボン・オーバーカッセルのイヌは、実際には生後7カ月ほどの子犬だった。最近の調査により、このイヌはジステンパーという病気にかかっており、イヌが死ぬまで人間が世話をして看病していたと結論づけられた。

 また、この化石は人間と共に埋葬されたイエイヌの最古の証拠でもある。単独か、他のイヌとか、あるいは人間と一緒かにかかわらず、イヌの埋葬は、実用的な目的で動物を飼うことを超えた、イヌと人間の親密さを示している。これは好意の表れであり、イヌが野生動物からかわいがられるペットへと変わりゆくことを暗示している。

イヌの起源は?
 さまざまな研究が、イエイヌの起源の地としてアジア、中東、ヨーロッパの3つの主要な地域に焦点を当てている。科学者の中には、イヌは地理的に異なる場所で二度、家畜化された可能性があると考える人もいれば、家畜化が起こったのは一度だけだったと考える人もいる。

 科学はまだイヌの起源の地を正確に特定するまでには至っていない。だが、新たな研究が進むたびに謎の解明に一歩ずつ近づいている。

 ベルギー、シベリア、チェコ共和国で発見された推定3万6000年前から3万3000年前の初期イヌの化石は、複数の場所でオオカミの家畜化の試みが複数回あったことを示唆している。

 DNAに基づくいくつかの研究でも、2つの系統が示唆されている。例えば、2022年におこなわれた大規模な研究では、10万年にわたる72匹の古代オオカミのゲノムが分析され、東アジアと中東で2回、家畜化がおこった可能性を示す証拠が発見された。

 また、2021年には、イヌの起源が2万3000年前のシベリアにまでさかのぼること、2024年には絶滅したニホンオオカミ(Canis lupus hodophilax)がイエイヌに最も近い亜種であることが特定され、イエイヌの祖先が東アジアに生息していた可能性が示唆された。

イヌのDNAの探求
 科学者たちはイエイヌの進化を研究する上で大きな進歩を遂げたが、研究結果のほとんどは相反している。オオカミがいつイヌになったのか、イエイヌの起源がどこなのかはいまだに正確にはわかっていない。

「ミトコンドリアDNA」の分析は、古代の化石に見られる特定のタイプのDNAを調べる高感度な技術で、現代のイヌの起源を特定する新たな情報の扉を開いた。しかし、DNA分析は必ずしも明確ではなく、決定的な結論を出すのは難しい。

 また、今日のイヌとその祖先(ハイイロオオカミ(Canis lupus)の未知の亜種)を比較するために、体の大きさ、毛の長さや色、頭部や脚の形状などの観察可能な特徴(表現型)を利用するのも厳しい。

 化石の証拠によれば、イヌの家畜化は約1万4000年前に起こったとされるが、DNAに基づく研究では、オオカミとイヌの分岐がそれよりもはるかに早い時期に起こったとされることが多い。

 先に紹介した2022年のDNAに基づく大規模な研究は、イヌが出現したのはおそらく約4万年も前だっただろうと結論づけた。これは、いくつかの先行研究が示した時期とほぼ一致する。

 例えば、2017年に研究者はドイツとアイルランドから出土した3つの古代イヌの化石のゲノムを分析した。これらの古代イヌのゲノムを5000以上の現代のイヌとオオカミの遺伝データと比較し、研究チームはイヌとオオカミが4万1000年前から3万7000年前の間に分岐したと推定した。また、この研究により、イヌが2万4000年前から1万7000年前の間に東(東アジアの犬種の祖先)と西(現代のヨーロッパ、南アジア、中央アジア、アフリカの犬種の祖先)の2つの集団に分かれたことが明らかになった。

 これらの時期に基づいて、研究チームはイヌの家畜化は4万年前から2万年前の間に起こったと推定している。

 科学技術の進歩によって、研究者が答えを探し求める際に、新しくてより良い情報が得られるようになっている。今後も研究が進めば進むほど、イヌの起源についてますます多くのことが明らかになるだろう。

文=Jackie Brown/訳=杉元拓斗


【転載ここまで】






犬の日・・・
寿司の日でもあるらしい
という事で近所のスーパーのすし店で握りを購入してみた
本当はちゃんとお寿司屋さんに行きたかったが ブラッキーが『寝たきり老犬』を決め込んで 朝から犬部屋のベッドで寝たきり・・・
朝ごはんどころかトイレにもいかない

気になって1時間おきぐらいに覘きに行くが 生存確認に疲れるほど動きがない
結局 19時頃まで眠り続けていたわけで・・・


まずはfoodを一口二口  合間に投薬  しっかり完食

思い出したように水を飲み さらに排泄

1日の殆どを寝ているはずなのに そんなに疲れた?
気苦労の多かった犬の日であった





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年11月01日 22時30分01秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

ファルコン・トロン

ファルコン・トロン

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

管理人@ Re:使い勝手がよさそう!!(10/13) お値段見っけ! https://brunobike.jp/pro…
管理人@ Re[1]:猫の意思と尊厳を守りながら介護(11/11) 茅ヶ崎 1991さま 秋は何処へ? という…
茅ヶ崎 1991@ Re:猫の意思と尊厳を守りながら介護(11/11) ファルコンさんへ 一気に寒くなりました…
管理人@ Re[1]:犬猫11頭“ペット虐待”の疑い(10/19) 茅ヶ崎 1991さまへ お散歩には絶好のコ…
茅ヶ崎 1991@ Re:犬猫11頭“ペット虐待”の疑い(10/19) ファルコンさんへ こんにちは。 朝晩は、…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: