風のささやき

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April 23, 2011
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カテゴリ: カテゴリ未分類
被覆管(ジルコニウム合金製)の融解とか言われているが、そんな低温で溶けるものではもない。
それよりもジルコニウムと言うものは、水素、酸素、窒素に触れる状態で温度があがると
それらの分子を吸収し膨張する性質がある事が破損の原因となる。

これは被覆管の耐久テストで実験され 400度以上で発生する事が分っていて
抑える為に酸化皮膜(故意に450度程度で酸化させる)を作って防護してある。
(それでも950度になれば破損する結果になる事もテスト済み)
※日本が米国に提唱した経緯もあり、この事実は当時日本の研究を認められた1つである。

技術者なら、こんな有名な話を知らないはずがない。
TVなどで1800度~2000度を越えない限り平気なはずだとか溶けないとか溶けるとか


混乱をさける為と言う理由なら、知識として嘘だと分ってしまう人間が少ないと
判断しているのだろうか?

50年前でもなければ、興味を持てばいくらでも、その手の情報は手に入る現代
隠蔽は逆効果と、そろそろ認識してほしいものだ。

原子力は「5重の壁」という言葉がよく使われてきたが、なにか問題があがると電力会社は
「過剰な安全性基準はコスト高につながり、結局、利用者の電気料金に跳ね返ってくる」
と言って提案を拒否し、また保安員もそれに同意してきた。
安全よりコストが重視されてきた、よい例ではないだろうか?

実際、「5重の壁」など幻想に過ぎなかった事が今回の事件では「はっきり」見てとれる
「多重防護の考え方で設計されており、安全性は確保されている」と言った側から
水素爆発では、どう信じろというのだろう。


シビアアクシデント(電源喪失等)の対応を要請されている。
しかし、数時間後には復旧できるという考え方に基づく設計が見直される事は無く保安院は
原子力安全委員会からの要請を拒否している。つまり5重の壁で守られているので過剰な
安全性基準はコスト高につながるという訳だ。












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Last updated  April 23, 2011 07:29:11 AM
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