つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

全て | 徒然 | 読書 | アート |
2005年01月18日
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カテゴリ: 読書
「幻夜」読了。まさに一気読み。睡眠時間を
削って読んだ本は久々だ。あっという間に
作中に引き込まれ、先が気になってしょうがない。
電車の中、昼休みとハードカバーを持って歩かされた。
そういえば、5年前、「永遠の仔」と「白夜行」を
こんな具合に立て続けに読んだことを思い出した。
今回も偶然、同じような巡り合わせだなと感心した。
読み始めたのも昨日、震災十周年の17日からだったし。

さて、東野さん。

嫌というほど上手に書くよなぁ。

さらに、主人公、美冬のこのキャラは圧倒的!
もし、こんな女性がいたとしたら、私なんか
近づいただけで、マッチ棒のように発火しちゃうに違いない。

雅也が歩んできたのは、本当の夜ではなく、幻の夜。
美冬がラストに見たのは、幻のように美しい夜。
う~ん、うまい!

濡れ場シーンが多かったのは、週刊プレイボーイ連載という
ことのためなんでしょうな。さもありなん。でもちょっと余計。

物語としては、楽しく読めたが、「家族狩り」、「幻夜」と
続いたので、今度は心に沁みるさわやかな読後感のある本を






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最終更新日  2005年01月18日 18時52分29秒
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