つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2008年04月29日
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醍醐寺は3回目なのだが、霊宝館の開館時に訪れ
たのは、今回が初めてである。そこで、霊宝館に
安置されている国宝薬師三尊像を念願かなって、
拝観することができた。

上野では、薬師寺の日光・月光菩薩像が大人気だ
が、こちらの薬師如来像、日光・月光菩薩像は木
製である。それぞれの大きさも薬師寺に比べると、
かなり小さい。

醍醐寺薬師如来像.jpg

何よりも平安時代前期の製作であり、坐像の薬師

りむっくりとした感じ。分厚い唇ではあるが、新
薬師寺の派手な顔つきとは異なり、厳しくも落ち
着いた顔ではある。

脇侍の日光・月光菩薩像も、顔の表情はよく分ら
ないが、腰をひねって腹を出す表現は薬師寺のそ
れらと同じ。ただ、薬師寺の観音像と違ってイン
パクトに欠ける感じがする。

ちょうど霊宝館では、ふたりのお坊さんが読経を
挙げている最中であり、深遠な感のする声明を聞
くことができたのが、嬉しかった。

五大明王像など多くの仏像は、ドイツでの醍醐寺

ョーケースも閑散としていたが、開催中の「やす
らかな白描の世界と醍醐の春」展で、白描の仏た
ちの絵を見て、爽やかな気持ちになる。

三法院の快慶作の弥勒菩薩坐像は、現代人に似た
すっきりとした顔つき。蓮台も含め、像全体の金


狩野山楽の襖絵もよいが、やはり色の美しさは現
代作家の作品にはかなわない。数年前に描かれた
極彩色豊かな浜田泰介の桜や紅葉の 襖絵 にすっか
り見とれてしまった。






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最終更新日  2008年04月30日 23時36分25秒
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