つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2008年12月08日
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カテゴリ: アート
出かけよう出かけようと思っていたこの展覧会。我
が家からのロケーションは便利なところなのだが、
かえってなかなか出かけないものなのだ。ましてや
以前の若冲のように強烈な誘引が無ければなおさらだ。

この日はたまたま、パレスホテル横の噴水公園レス
トランで、友人の結婚式があったので、いいチャン
スとばかりに赴いた。

和田倉噴水公園レストランの方は、噴水を背景に、
開放感いっぱいで、なかなか快適なところだった。


竜虎図.jpg

さて、三の丸尚蔵館。橋本雅邦の「龍虎図」。
威風堂々とはっきりと描かれた虎に対して、龍のほ
うは雲の彼方にうっすらと。逆巻く白波が第三の生
き物のようだ。

海野勝みんの彫金「太平楽置物」「蘭陵王置物」。小さ
いながらも、重厚感に溢れる作品。この間、清水三
年坂美術館で特集展示されていた工芸家である。

反対側の展示ケースを眺めると、金色に輝く花鳥図
が見えた。漆喰か何かで作ってあるのかと思い、近
づいて見ると何と刺繍の屏風であった。高島屋のオ
ーナーだった飯田新七が作った「四季草花図刺繍屏

よりも立体的で重厚である。高島屋が呉服問屋から
始まったということもはじめて知った。

明治の工芸家にも、がぜん、興味が沸いてきた。





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最終更新日  2008年12月09日 20時20分17秒
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龍虎図  
もか さん
私も、出かけよう出かけようと思いながら、今日にいたってしまいました。14日まででしたでしょうか…

雅邦の龍虎図を観たいと思っているのですけれど、工芸も素晴らしそうですね?
先日の並河靖之も2,3期に出品されていたようです。 (2008年12月10日 00時00分08秒)

もかさん  
一村雨  さん
並河の作品も見たかったなぁと、今になって
思っています。
新しい作家を知って、興味は広がるばかりです。 (2008年12月10日 05時16分19秒)

龍虎図  
竜華8888  さん
すばらしいですね!!

ぜひ本物を見てみたいです。

奥の龍がなんとも言えない...。
そして波もいい...。 (2008年12月10日 18時00分17秒)

竜華8888さん  
一村雨  さん
竜虎のあいだに対峙する波がいちばんステキでした。
(2008年12月11日 05時14分53秒)

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