つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

全て | 徒然 | 読書 | アート |
2009年01月03日
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カテゴリ: アート
ランドスケープ-柴田敏雄展.jpg


なく、ogawamaさんやlysanderさんのブログで
はじめて知った方である。

ただチラシの三角の赤い鉄橋が強烈に印象に残って
いて、これはぜひ見に行こうと思っていた。
ちょうど無料開放の日で、入り口をくぐるとご本人の
ギャラリートークが始まるところであった。

かなりのキャリアを持ちながら、カラー写真には
最近取り組み始めたということにびっくりする。

写真を撮られるとのこと。ボケは苦手だそうだ。

自然の美しさを撮るというタイプの写真ではなく、
それと対極的に山肌をおおうコンクリート壁や、
水路、よどむ汚水、高速道路・・・など無機質な
人工物の写真がほとんど。一瞬、嫌悪感まで覚えて
しまうようなものもある。

そこに見るのは造形的な「美」なのだろうか、
環境問題への提言なのだろうか。

ステキななぁと感じたのは、ダムを写した写真の
数々。流れ落ちる水を上から眺めたり、横から
眺めたり、激しく放水中の水流だったり。


ロールしようとする「人工物」との調和の美かな
なんてことをふと考えた。






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最終更新日  2009年01月03日 10時03分52秒
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今年もよろしくお願いします  
ogawama さん
美しいものは時に生々しくグロテスクですらある、なんて、わかったようなわかってないようなことを考えながら作品鑑賞しました。
審美性を無視しているはずのインフラに美が見えるのは、大地の生命力のせいなんでしょうか。 (2009年01月03日 23時27分21秒)

ogawamaさん  
一村雨  さん
インフラのもつ規則性がリズムのように感じられ、
そういうところに、美しさを覚えるのではないかなぁ
と思いました。

(2009年01月04日 10時48分03秒)

美、感じます  
アイリス さん
ミスマッチだけど、妙に印象に残る写真ですね。
こんな視点は持ち合わせていないので、すごく興味深いです。
風邪が治ったら出掛けたいと思います。
(2009年01月04日 12時20分20秒)

アイリスさん  
一村雨  さん
風邪ですか。お大事になさってください。
いわゆる花鳥風月的な自然は一切なく
無機質なものばかりでした。
そこが、好き嫌いの分かれ目かもしれませんね。 (2009年01月04日 21時59分42秒)

圧倒的でした  
lysander さん
柴田さんの写真は、それだけでひとつの構築物のように感じました。そんな写真を初めて観ました... (2009年01月04日 22時56分18秒)

lysanderさん  
一村雨  さん
写真自体が、構築物・・・・
なるほど、アートの可能性って
限りないですね。
(2009年01月05日 06時17分32秒)

ひたすら  
Tak さん
こんばんは。

あえて自然のことに触れていない
作者の謙虚さがとても好感持てました。

ひたすら写真の前でひとり唸って来ました。 (2009年01月07日 22時59分58秒)

Takさん  
一村雨  さん
あえて自然には目を向けないという
スタンスなんでしょうね。
こういう美もあるのだなぁと実感しました。
(2009年01月08日 06時09分19秒)

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