つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年11月23日
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カテゴリ: アート
9月から3期に渡り楽しんだ高橋コレクションの
浮世絵展もいよいよ明日で終わり。高橋コレクションの
存在を知って、有意義だった。

たばこと塩の博物館で展示中の平木コレクションは、
ほとんどが重要美術品。重要文化財も多い。しかし、
それに比べても、三井の高橋コレクションの方が
明らかに美しい色彩が残っているように思える。
平置きにして当てた照明の影響なのだろうか?

出展内容は、前期、中期とまったく同じパターン。

作品でないと面白くない。

春信、歌麿、写楽、広重と見るべきものは多い。

それ以外で、気に入ったものを挙げる。
勝川春英の「金時の辻宝引」は、大人の金太郎=坂田
金時と鬼の子どもたちとの福引遊び。金時の身体の
鮮やかな赤がまぶしい。

芳年の肉筆画ですばらしいものがあった。五条橋を渡る
義経に薙刀を振りかざし背後から迫る弁慶。同じ場面を
描いた浮世絵の3枚続きのものも素晴らしいが、この
肉筆画は、緊迫感がたまらなく、カッコいいの一言。

小林清親の光線画。「不忍池畔雨中図」のぬかるみに

会場を後にした。

不忍池畔雨中図.jpg





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最終更新日  2009年11月23日 04時59分12秒
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Re:夢と追憶の江戸 後期  三井記念美術館(11/23)  
wheatgrass さん
サントリー美術館もココも、是非とも観にいかなくては。マラソン大会はお陰様で天気に恵まれて、先ほど、完走できました。いい思い出ができました。時間があれば坂の上ミュージアムに行く予定です。どうなるかな。 (2009年11月23日 11時24分00秒)

wheatgrassさん  
一村雨  さん
三井記念美術館の浮世絵は終了しましたが、
サントリーの鏑木清方展は、始まったばかりです。
ぜひお出かけください。
坂の上の雲、弟にずっと読めと進められているのですが
まだ読んでいません。
(2009年11月24日 05時56分18秒)

楽しい記憶  
遊行七恵 さん
こんばんは
この三期に亘る展覧会は、本当によかったです。
それにしても写楽の作品では、雲母がよくもこれだけ残っていたものだと感心したり・・・
肉筆画も素晴らしいものが多くて、本当に見てよかった展覧会です。 (2009年11月24日 21時33分32秒)

遊行七恵さん  
一村雨  さん
他のブログを読んでいると、不評の方もいらっしゃいますね。
展示方法だとか、マンネリとかのご意見のようです。
でも、私は3カ月に渡って楽しめました。
気がつくともう冬になってしまいました。 (2009年11月25日 06時01分10秒)

僕も行ってきました。  
RICARDO  さん
有名どころの作品が一杯で楽しめました。
TB貼らせて頂きます。 (2009年11月26日 13時04分05秒)

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