つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2010年01月10日
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カテゴリ: アート
二少年図.jpg


されるということで、再度訪問した。
先日の横浜の大乱歩展に行かなかったので、こちらで
やっと見ることができた。

うしろにいる能面のような少年は、槐多が恋した一つ
年下の美少年、稲生潔の姿であろう。
彫刻のような無表情さは、永遠の美しさを封じ込めて
いるようだ。

乱歩がこの作品からどんなインスピレーションを得る

少年探偵団の小林少年のイメージかなぁと勝手に想像して
みた。

コスチュームの娘.jpg

もう一枚、後期のみ展示の作品で、東京国立近代美術館の
「コスチュームの娘」が出ている。こちらは、槐多独特の
綿密に描かれた木炭のデッサンである。「バラと少女」の
ようにモチモチとした顔つきの美しい女性。和服に日本髪
である。

この展覧会のカタログで、この絵の隣に載っている
「女の顔」という短編小説が魅力的だった。美しい女性の
目から、魚やダイヤモンドが飛び出てくるという幻想。





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最終更新日  2010年01月11日 06時28分35秒
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