つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2025年05月07日
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カテゴリ: アート


「光の夢、影の輝き」というサブタイトルがついていますが、
まさにその通りの展示内容の展覧会だったと思います。初期
の木炭画と石版画で表現された幻想的な作品。クモだったり、
目玉だったり、怪物だったり、当時のアカデミーの作品や印
象派の華やかさとは、全く異なる暗い情念にあふれるもの。
でも神秘的でもあり、心の中に突き刺さるような絵でもあり
ます。
20世紀になってからのパステル画や油彩画は、逆に光が差し、
画面が明るく輝くようになります。でも主題は相変わらず、
宗教や神話を題材にした神秘的な作品が多いです。どの絵も
はっきりとした輪郭を持たず、とろけるような感じです。
花の絵を集めたコーナーがありました。現実の花だけでなく、
空想の花が花瓶に刺さっているのではないかと感じます。眺
めていると心がじわっと暖かくなります。
少し前の三菱一号館美術館でのルドン展で最後にグラン・ブー
ケがていましたが、あの大きな絵はやはり圧倒的だなぁと思い
ました。(4/29)





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最終更新日  2025年05月07日 08時38分59秒
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