そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤流仏弟子修行

そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤流仏弟子修行

2005年11月05日
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テーマ: ニュース(95862)
カテゴリ: つれづれ


取り上げられ、ブログでも多くの人が意見を書いています。
親子の間のことであってもこれは犯罪であり、その原因の究明が急がれます。
学校や家庭での環境や教育に問題があったことも確かだと思います。
一方これは精神病理的、心理的な治療が必要なことで、
少女の心の闇に、できるだけ早く救いの手を差しのべることが望まれます。

私も中学時代、生物クラブや化学クラブで、カエルやハツカネズミの生体解剖や、火薬の調合と燃焼実験、薬品の化合生成実験などが大好きでした。
高校でも化学クラブにいましたし、映画研究会で映画にはまってからは、犯罪心理学などにも興味をもち、本を読んでいました。友人には変わり者だとは思われていたかもしれません。幸い私には、さしたるトラウマも無かったようで、いつしか卒業することができましたが。。。
もっとも一方で落語や漫才も大好きで、噺家にあこがれており、人に笑われることは大嫌いなくせに、人を笑わせられる人になりたいと思っていました。



淡々とどこまでも冷静に、結果として異常とされた行為が記録されています。
そこには一見日常的な振る舞いを装いつつ、異常性を自ら公開して、
自らの心の闇との葛藤が吐露されています。
たいへん残念なことですが、結果としてみれば、
本人も気づいていない、どうしようもなく深い苦悩が、読み取れます。

「隠れる事は喜びでありながら、見つけられない事は苦痛である。
 見つけられることは危険である。
 しかし其の逆に、自分が存在していることを確認するためには、
 誰かに見つけられるしかない。」(9月27日)


悲しすぎる少女の叫びです。
幼児期の母親に認められたいという甘えが満たされずに、

イジメへの防御として自己を硬い殻に閉じ込め、
自己を解放するための別の人格を創り出す。
しかしその解放は、悪魔と化した自己の心によってなされ
その別人格によって自己を崩壊へと導いていく。。。

たまたま、この事件発覚以前に読んでいた

を読んでいたために、このような勝手な分析してみました。
この本は、仕事関係、友人、恋人、夫婦、親子など親しい人との
関係性の中から、個人の抱える問題の原因を追及しているものです。
すごく分かりやすく、自分や自分の人間関係にひき比べて読むことができます。
上記の分析は、情報が少ない中での無責任なものですので、ここだけの話です。
もちろんこの少女は、治癒が可能だと思います。早期の治療が望まれます。


下記は、以前に書いた少年犯罪に絡んだ日記へのリンクです。
ご興味のある方はご一読いただければ幸いです。


爆弾を投げる高校生の無明と自殺の関係  (2005年06月11日掲載)

「すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。
 すべての生きものにとって生命は愛しい。
 己が身にひき比べて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。」
 (『ダンマパダ 法句経』第129,130偈)

「“彼らも私と同様であり、私も彼らと同様である”と思って
 我が身にひき比べて、生きものを殺してはならぬ。
 また他人をして殺させてはならぬ。」
 (『スッタニパータ 経集』中村元訳より)

http://plaza.rakuten.co.jp/epub777/diary/200506110000/



爆弾事件に思う~怨み憎しみを生む人生  (2005年06月13日掲載)

「“彼は、私を罵った。彼は、私を害した。
 彼は、私に打ち勝った。彼は、私から強奪した”と
 くやしさをもって怨み続ける人には、怒りはついに鎮まることがない。」
 (『ダンマパダ 法句経』第3偈 A・スマナサーラ訳)

「ほんとうに他人を怨む心は、どのような方法をもってしても
 怨みを抱き続ける限り、人の世にはやむことがない。
 ただ、怨みなき心を持つことによってこそ、その怨みは消すことができる。
 これは永遠に変わることのない真理である。」
                        (『法句経』第5偈)

http://plaza.rakuten.co.jp/epub777/diary/200506130000/



人は自ら犯した悪業に追い詰められる~親、大人の責任  (2005年05月20日掲載)

「すでに行なってしまった悪業は、搾りたての牛乳のようにすぐには固まらず、
 反省の糧となることは少ない。だけどその身に染まった悪業の種は、
 灰に覆われた火種のようにいつまでも燻り続けて、その人を追い詰めていくのだ。」
                      (『法句経』 第71偈)

http://plaza.rakuten.co.jp/epub777/diary/200505200000




少女の悩み苦しみがなくなりますように!
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように!
生きとし生けるものが幸せでありますように!

合掌 観学院称徳






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最終更新日  2005年11月05日 14時25分18秒
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Re:母親毒殺未遂少女~心の闇(11/05)  
はじめまして こんばんは

私もこの事件、気になっていました。少女の心の闇はどうして形成されて行っただろうとです。あのような犯罪に至るまでの経過が気になりました。

母に甘えたい。母と一体化していたい未だ小さな心、未だ造られていない心の孤独を思うと、悲しかったです。 (2005年11月05日 20時07分04秒)

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