全108件 (108件中 1-50件目)
「大丈夫だよ、ナナリ―」「大丈夫だから」「お兄様、帰りが遅いな・・・」何をしているんだろうか?シ―ツ―さんやシャーリーさんとデート?それともスザクさんと出かけているんだろうか。お兄様にはお兄様の世界がある。にゃあ。「アーサー」「寂しいです、お兄様」ナナリ―は窓に手をあげる。
2015.09.30
コメント(0)
「え?」「なにをふざけているんですか、私と一緒に日本を」「ヒトは奇跡に弱いものなのだよ」「は?」
2015.09.30
コメント(0)
「ごめん、ルル―シュ」「もう、謝るなよ」「だって、君があまりに」
2015.09.30
コメント(0)
夢をみた。優しい両親に、温かい家、優しい恋人や友達。多くの愛に囲まれている生活を。ああ、だけど、いつもきれいな白い手は青紫の長い髪、鬼子の自分には遠くて。多くの愛を得た。でも違った。これじゃなかった。人間は汚い、狂気や痛みしかない。神よ、すべての万物は、あなたの手は、あなたの子ではないのですか。けれど、すべてに裏切られ、利用され、絶望した私に手を差し伸べたのは。血でぬれた傷だらけの手だった。「行こう」ああ、彼だったのだ。私は彼と会うため、今日まで生きてきたんだ。その瞬間、その手が永遠に変わった。
2015.09.27
コメント(0)
しまったと思った。父の言う通り、もう少し計画的に話せばよかった。でも、大体考えなしの行きあたりばったりの僕に、いや、考え過ぎてわけがわからなくなる、自分を責めるのも僕のくせか。普通は目をそらしたら、複雑な事情があると思うよな、くそ、だから僕に優等生の坊ちゃんは不向きだといっているのに、上は聞きもしない。目の前の黒髪の長身の男をみる。世話好きの兄貴というのはシュテファンやヴィクトールのいうように本当らしい。しかしみたことないぞ、こいつが実の弟、バルドォルに優しくしているところ。・・・まあ、僕を思ってくれているからだろう。恥ずかしさと逆の感情が混ざりながら僕は目の前の男をみた。事情がないと言えば、彼は安心するんだろうか。彼が知りたいのは事情と僕の気持か。まあ、僕はシェノルみたいにうまく言葉で交わす術はないからな。「・・・会いたくはないわけではないんです」男の目が少し緊張に走る。焦らせるなよ、考えながらしゃべっているんだから。目をそらしてきた、自分が化け物とかそうした事で見ないようにしてきた。「ただ・・・・」「ただ?」「僕は母に合う資格がないんです、僕はこの国のために手を血で染めすぎているから」アルバートならそういうんだろう。「彼女には愛する家族がいるから、その生活を壊したくないんです、彼女にとって僕は痛みでしかないから」まあ、内心はむしろ、頭がおかしいの、あの女ですが。苦労してきた息子に初対面で普通、あんなことするかですが。目を細め、つらそうに微笑む。「だから、自分は蔭にいるというのか、実の息子だろう」オルフェウスに微笑む、安心させるために。「―彼女は僕のことを忘れているんです、いないことでやっと笑って、幸せに生きているんです」ダークブラウンの髪が揺れる。ミッドナイトブルーの瞳が僕をみる。「僕を見てほしいのは僕のわがままでしかないですから」何で。何で。何で、僕が邪魔なんだよ。何で、あんな他人の金で生きている、ただ美しいだけのあんな女の方が。何で。何で、実験体にしたんだよ、お母さん。
2015.09.27
コメント(0)
「国は今も帝国のものだ、俺の民族はもう」「マクミリアン」「俺が守るのはこの国だけだ、そして皇帝陛下と皇太子、家族とはもう縁が切れている」「カイザー、君は居場所を失うなよ」
2015.09.27
コメント(0)
改めて一期19話でのカレンとユフィの会話。「苦しめているのはあんた達の方だろう!」「テロリストのくせに!!」20話。「私を好きになりなさい」「はい!」ユーチューブで見て改めて思ったのが、この子半年か、いや、もっといて、副総督という以上にエリア11やイレヴンのことわかっていないんだなと思う。クロヴィスやマリ―ベルが掲げるブリタニアの正義、そういう思想教育に関しても。オズ二巻のテロリストの言うようにブリタニアの中にも、今の政治体制がおかしい、皇族の起こした戦争で国内のテロのことも踏まえて。ブリタニアが世界平和のためにエリア拡大政策をとっているという宣伝が嘘だと気付いているんですよね。だからスザクを騎士にしたんですよね。考え過ぎて今わからなくなりましたが。いや、ユフィ、自分がどういう立場かわかっています?第88皇女じゃなくて、第3皇女ですよ、自分で副総督を志願したんですよね。少なくとも危険で野蛮な人種とされるイレヴンが自分たちによって抑圧されて、苦しい生活していること、どのエリアよりも抵抗運動が激しい場所だって。そしてあなたはそうした原住民から一番命を狙われる存在ですよ。それに彼らが好戦的で好きで抵抗運動していると思っているんですか。カレンはルル―シュの仲まですよ、コ―ネリアより黒の騎士団の方が正しいってわかっているんですよね。あれ、でも、初登場でスザクにゲットーのこと教えてもらっていたような。それでゼロの正体に気づいていて。ゼロである理由が皇位継承権やナナリ―にかかわることだと、「出来の悪い宮廷劇」のような世界のせいで今、不遇の立場にいると。いや、待て。でも日本人のスザクは名誉ブリタニア人を肯定していて。可憐には好意的ではなく。黒の騎士団に巻き込まれたブリタニア人の国民のことを思い。上流階級や権力がある人間は貧民層と闘争を繰り返しているのが常識で。あれ、もしかして、ユフィ、ぜんぜんエリア11どころかブリタニア内部も勉強していない?していたら、少なくとも20話、21話でプライベート通信や勝手な宣言してない?ユフィ、イレヴンに肩入れする割に自分の国の人間には優しくないような、共存を願っているんじゃなかったけ。
2015.09.25
コメント(0)
「もう行っちゃうのか」「私は私で頑張るから、あなたはあなたで頑張りなさい」「何の価値もないなら、あんたは何のために生きるんだ?」恋の物語よ、と美しい少女はそう言った。「グレン、気重装備、よこせ」「だめだ」扉を閉めると、乱暴に扉をキックした。「こら、上官の部屋だぞ、ろうに入れられたいか」「くっ」「そんなに復讐がしたいのか」「復讐のことを考えろと言ったのはお前だぞ」
2015.09.25
コメント(0)
「ライナ~」「シオン」「王は暇なのか?」「シェリルはきついな」あはは、と笑う。
2015.09.25
コメント(0)
死にそうと言った表情をグレンが自分にしている。あのプライドが高いグレンが。「早くしろよ」「ほう」顔を真っ赤にして。
2015.09.25
コメント(0)
「スザクさん」「行こうぜ、ナナリ―」太陽みたいな手だと思う。
2015.09.25
コメント(0)
「あんな子供、生まれてkなければよかったのだ」「な」ギルバートは頭がくらりとした。「いいんだギル」「そういうことだったんだよ」
2015.09.25
コメント(0)
「だめだよ、ほむらちゃん」「まどか」「一人になっちゃ」「まどか」
2015.09.25
コメント(0)
庭先でフリーデリ―ケの柔らかなウェーブかかったくせ毛の金髪とクラウド夫人の優しい金髪の結った髪が見えた。その歩けばすぐに駆けつける距離に木の下で、化け物の子、綺麗な少年の姿をしたゴットヴァルトがいた。「やけに気にしてるんだな」「フォルクマ―」すぐそばには同じ階級の軍人の姿がある。「あれだろう、Vナンバーの異能者は」「今日は昼間から会議だろう」ふ、と笑う。長身の短髪の男。傲慢さが秀麗な顔立ちに出ている。「怒るなよ、少しじゃれついただけじゃないか」フォルクマ―が視線を窓辺の下に向ける。「あいつがあの女がお前より選んだ男か、まだ本当に子供なんだな」「・・・」「感情が表に出ているぞ、オルフェウス中尉」「早くいかないといい席が取れないぞ、ブッシュノウム」クックッと笑う。「ミイラ取りがミイラになる」「?」オルフェウスは顔をあげる。「お前らも悪趣味だな、醜い悪魔から自分たちの理想のためにあんな綺麗なお人形に変えるんだからな」「貴様・・・」オルフェウスの目じりがきつくなる。「冗談だよ、友達同士の戯れだろう」「お前の冗談はいつも趣味が悪い」フォルクマ―は歩いていく。だが、一度とまる。「心を奪われるなよ、アデルのときのような思いはしたくないだろう」「誰が、まさかありえない」「するさ、お前はまた間違えて自滅する」「母親?」ゴットヴァルトは首を傾けた。「ああ、そのイヤリングの持ち主を探してやるから、少しでもいい、何か叔父からお前の実母について聞いていないか」木陰でオルフェウスを不思議な目で見ている。「―理由を聞いても?」本当に不思議なのか、じっと見上げてくる。「俺はお前の保護者だからな、ある程度はお前の望みをかなえてやる、ああ、金とかそういうことはだめだからな。お前だって、自分の産んだ母親には会いたいだろう?」病院から戻って、家族と打ち解けていない遠慮がちな従兄弟にオルフェウスは勧めた。「俺はお前の兄貴みたいなものだからな」「お気持ちありがとうございます、でも、僕にはクラウド夫人が、今の母がいますし、それに母親のことは父にはもう過ぎた過去ですし」「ゴットヴァルト」膝を折り、肩を持つ。「・・・説明が難しいんですよね、―生きているのは知っていますが」目をそらしながら、そう答えた。「会えない事情があるのか」
2015.09.24
コメント(0)
「お前の存在が間違いだったんだ」「友達を売るのか!?」「そうだ」「皇帝は勝利のみをお望みだ」「ギアスは想いと一緒じゃないか」「そのギアス、確かに受け取った」クロヴィス殺害からゼロレクイエムまで、スザクはルル―シュの反逆の理由をどういう風に見ていたんでしょうか。当時は発言自体にショックを受け、補完的意味もある小説で衝撃を受けていましたが、アニメ放送時常に間違いだの人間じゃないと行動を責めるのですが、どうもスザクはルル―シュのゼロである理由や反逆を倫理観や周りの評価、形的なユーフェミアの忠誠、上だけの感情で考えており、ナナリ―のためと分かっていてもそれ以上は考えない。ついでに言うと、自分だってルル―シュに殴る、ける、暴行する、暴言を吐くとしているのですが、態度はあくまで自分が被害者であり、どうもルル―シュに甘えている節がある。一期から二期まで、一期の最終回といったようにただ単に父親に復讐し、皇位継承権欲しさにゼロとなったと思っているんでしょうか、ナナリ―はあくまでいいわけで。苛立ちをゼロという行為で晴らしていると。ナナリ―が望んでないのにに、無意味な戦争で多くの人を巻き込んだと。・・・そうだとすると、小説でルル―シュは自分やその罪も苦しみも理解していないといっていましたが、スザクこそ固定観念を行う前に、ルル―シュの気持ちを真剣に考えてきたのでしょうか。その気持ちをルル―シュに伝えてきたでしょうか、ルル―シュが本当にテロや暴力、自分の罪に苦しんでいない人間なら、スザクは納得しているはずです。けれど、アキトでジュリアスとして使えることになり、別のルル―シュを見て、違うと感じているはずです。ジュリアスがスザクの考える通りの悪=ゼロ、ルル―シュの素顔ならあんな悲しそうな憎悪の表情にならないはずです。それでは、スザクはマリーベルのルートを通れば、少なくとも正しい方法と納得したでしょうか。英雄皇女として有名な彼女に、シュナイゼルと同じように重なることもあると思います。けれどたぶん表では納得しても、心の中で矛盾が残ると思います。
2015.09.24
コメント(0)
通された部屋にいたのは、まるで悪い夢のように、いいえ、兄が茶髪になり、帰ってきたようだった。ゆるり、と優しくほほ笑む。透明感のある、優しい、木陰のようなほほ笑み。ソファーから立ちあがり、優しくマリアベルに微笑みかけ、「レディーマリアベルですね」レディーらしく扱われ、指先にキスをされる。兄と同じ背丈、柔らかなダークブラウンの髪。白い肌。落ち着いた色合いのジャケットに白いシャツにリボン、ズボン。「今日から君と同じ家に住む、君の兄になるゴットヴァルト・フォン・クラウドです」文句を言ってやろうと挑む気持ちで来たのに。あまりに空気が柔らかくて。「よろしくー」あまりにも真っ白で、綺麗で、すべて包み込むような柔らかな光―伸ばされた白い手。パン!「気安く触らないで、私のお兄様はあなたじゃない!!」「マリアベル!!」はっとなる。気づいたら、その手をはじいていた。茫然となった、傷ついたような綺麗な顔。「私のお兄様はカイザー、ただ一人よ」
2015.09.24
コメント(0)
ルル―シュはシ―ツ―が脱いだ服を苛立ちを感じながら、拾い上げていた。全く、あの女は遠慮というものがないのか。慎みというものを覚えないのか。漆黒の髪を揺らしながら、紫の瞳で乱れたごみのような自分の部屋をみる。王の力はお前を孤独にする。「・・・・」確かに彼女がいなければ、自分はくすぶったままだった。変わるきっかけがほしかった。それでも。「ピザばっかり食べて」ため息をつきたい。
2015.09.24
コメント(0)
マリアベルは自慢ではないが自分の容姿に自信がある。金髪の高貴なロングヘア、洗練されたナイスバディ、長身。胸だって豊かで肌だって白く、その女神のような美貌は異性を嫌でも引き付ける。強気な紫がかった青い瞳は魅惑的だ。おちついた色合いのリボンに、オレンジのドレス。学園に咲くバラとさえいわれ、周囲の男性からは何通も手紙をもらい、風紀委員も務め、生徒会も兼任している。脳裏に今日の学園でのことが思う浮かぶ。「マリアベルオ姉さまよ」白いフリルに黒いリボン、胸元を強調した修道女のようなデザインの青いドレス。その制服をディートリンデも着こんでいる。彼女が隣にいるだけで自分はさらに輝く。まっすぐな彼女の性格は嫌いではない。「今日も優美ね」「素敵ね」周囲の女性とが憧れのまなざしをマリアベルに向ける。「お姉さま、大変です、またフローランスのお姉さまが」「また?」マリアベルは美しい顔をゆがめた。豊かなその胸に黒い靄のようなものが流れる。いけないわ、ヒステリーは美しくないわ。メンどうものいい自分の性格が憎い。「こんな小さな問題をお姉さまに伝えるか、私達も悩んだのですが」「いいのよ」ふわりと優美に、包み込むように微笑む。「貴方達がその可愛い顔を悩みなんかで悲しみの色に染めている方が私にとって問題だわ」「お姉さま・・・」「さぁ、まいりましょう」ふわりと上品にスカートを翻して、ゆっくりと歩く。瞳を閉じて、手を重ねて前を歩く。常にみられることを意識して。
2015.09.24
コメント(0)
「ユフィ・・・」「ユフィ」あの子がお前に何をした、何をしたというのだ。
2015.09.24
コメント(0)
激しい冷たい雨が、懇願に来た母と子供に冷たく打ちたてる。遠くでベルクウェインはその光景を見ている。「お願いです、皇帝陛下様」「息子をどうか死刑だけは」
2015.09.23
コメント(0)
カチャリ。「いい香り、これ、レモンが入っていますね」「さすがはナナリ―様」咲世子が優しく笑いかける。穏やかな空気。今日はスザクも来る予定だ。なんていい日だろう。
2015.09.23
コメント(0)
「疲れているの、甘えさせてあげようか」深夜が腕を広げる。「何、その嫌そうな顔」「当たり前だろう、どこの世界に同僚に抱きしめられて喜ぶ輩がいる」頭が痛い、とグレンは頭を抱え込む。「うれしいくせに」「本当、うざいよ、お前」「またまた」「やな野郎だな」ふい、とグレンは視線をそらす。無愛想な横顔だ。
2015.09.22
コメント(0)
「ミカ・・・」「く・・・」クルルの首に牙をつきたてるミカエラ。薄暗い、廃墟のような豪華な宮殿。その中でミカエラはどうしようもない呪いと対峙していた。
2015.09.22
コメント(0)
今更ながら思うけど、状況が違えば黒の騎士団やスザクって、訴えられるよなと思う。最後はブリタニア皇帝で、ゼロで、ブリタニアの皇子。総督の兄。まず、スザク。主を殺した敵とはいえ、いきなり発砲、相手の言い分や理由も聞かずに殴るける、ジュリアスやナナリ―にため口ッて。二回目、ルル―シュに呼び出されて、嘆願して頭下げているのにもかかわらず、有無を言わせず暴力。これは他のサイトでも言われているようにテロリストは違法で、軍は合法という考えなのか。ルールはどうしたんだろうか。そして、黒の騎士団。上司を他の権力者に売り渡し、超合衆国を自分たちの私物化と思っているのか蓬莱島やナイトメアも使用。ギアスやルル―シュの罪よりもありえない。藤堂なんてルル―シュが皇子だったことを忘れてしまったのか、言えばディートハルトと同じ目に会うと思っていたのか。
2015.09.21
コメント(0)
ルル―シュは茫然とする。校舎の中で帰宅のための鐘が鳴る。突然のことに頭がついていかない。「お前」かぁぁとスザクは頬を膨らませる。
2015.09.21
コメント(0)
「あんた、いつも遅いのよ」「何だと貴様こそ女のくせに口が利きすぎるのではないか」「何よ、時代錯誤」「男勝り!!」「懲りないね、ジェダイトとレイちゃん」「うん」「あの二人はもう」
2015.09.21
コメント(0)
「お前、馬鹿空気読め」「何でだ、ネズミ」「ああ、もう」だがなぜか表情は楽しそうに見えた。青春だな、おい。
2015.09.21
コメント(0)
「グレン、好きだよ」「・・・・」「好きだよ」「そうか」
2015.09.20
コメント(0)
コ―ネリアは頭を抱えたくなった。もちろん、それはゼロや黒の騎士団のことではない。目の前の妹、ユーフェミアのことだ。度が過ぎている。行政特区日本の剣で、この子は何もわかっていない。
2015.09.19
コメント(2)
「私、ルル―シュ、好き」生徒会メンバーが悲鳴とも歓喜とも近い声をルル―シュとアーニャの前であげた。「ええ」「ルルが」「シャーリーのライバル出現か」「どういうことですか」「教えてほしいな」スザク、笑顔が怖い。
2015.09.19
コメント(0)
「ユフィに恋は早いよ」「お前、本当シスコンだよな」「告白されているんだろ」「ユフィは苦手だから」「あーあ、いいな、あんな可愛くてスタイルもよくて性格もいいこと2人だけで家で過ごすなんて」どきりとなった。「スザク?」「いや、何でもない」何を今動揺してるんだろう。
2015.09.19
コメント(0)
ひひいん、と馬が夏の宮殿で鳴いている。当然のように皇帝陛下や姉のギ―ぜラ様、御者や馬の世話役、皇女や皇太子付きの女官や衛兵、軍人がいて、客の中には少しでも、皇帝一家の情をもらおうと貴族たちや役人がいて。取り巻きの中でジ―クムントもいた。けれど、アーデルハイトやリーゼロッテのように喜べない。「うまくとりいるのだぞ」「・・・」「ジ―クムント」わかってるよ。でも相手はまだ9歳の病弱な王子様というじゃないか。何で年下のそんなのに取り入らないといけないんだ。そう思うとイライラして。いつも聞く林の中に逃げ込んで、時間が来るまで時間をつぶそうと馬を走らせて。アレキサンダーを見つけた。そして。「ん・・・」日だまりの中で分厚い古代の文字で描かれた本を片手に寝るあいつのであった。「・・・」青い目が自分をみる。柔らかそうな髪。「誰だ?」「―俺はジ―クムント・フォン・オ―ギュ―レだ」「…ああ、皇妃のお気に入りか」ジ―クムントは首を傾けた。「お前こそ、誰だよ、もう皇太子が宮殿の広間に来るころだぞ、それにお前の家がどのくらいしかしらないが、一国の皇妃に対してあまり失礼は」「一切、政務に関与せず、自分の世界に逃げる女がカ?」けだるそうに髪をかき乱す。「お前、俺の憧れの王妃さまを、誰であろうと皇帝陛下一族への無礼は許さないぞ!!」思わずつかみかかっていた。「なら、どうする、暴力か?それとも口で訴えるか」「お前」冷たい目で見られる。びくっとなって手を離して。「ふん」少年は立ち上がり、犬の名前を呼んで冷たい表情のまま去って行った。「衛兵にみつからないうちに元の場所に戻れ」「おい・・!!」肩をつかもうとすると「触るな」と叩かれた。「な」人に拒まれたのは初めてだ。「僕は馬鹿が嫌いなんだ」周囲を拒む目であいつは俺を見て、去って行った。「な・んだよ、むかつく奴」「ねえねえ、聞いて、聞いて、アフリカに新種の蝶が発見されたんだってよ!」バンと扉が開いて、家庭教師が出て行ったのと同時にあいつのお気に入りの公認のお友達、嫌いなはずの能天気馬鹿がそばかすのある顔で飛び込んできた。「こら、静かに」女官に叱られて、しゅんとうなだれる。「ごめんなさい」「全くこれだから庶民上がりは」女官たちはそういい捨てて出て行った。「―またいじられているのか」ルドルフが入ってきた。「ルドルフ様、聞いてくださいよ、あのですねアフリカで」「分かったから落ち着け、まったく君はいつになったら落ち着いて行動することを覚えるんだ」「ルドルフ様だって、いつも話しが長くて難しい話を先生にしてばかりで空気を悪くしているじゃないですか」う、と言葉を止める。「お前はすぐあげあしをとる」「ルドルフ様だって」はぁとため息ついた。「―茶を入れてくれ、それにその家庭教師とトラブル起こして、指に怪我したんだ、バンソウコを」「父さんは皇帝陛下の臣下でも、僕は殿下の友達でしょう、それなら侍従とかお付きの人に頼みましょうよ」友達は対等なんだよ、とヴォルフリートは言った。「ここはお前の村じゃない、僕の宮殿で僕の世界だ」「・・・はあい」「ぶつくさ言うな。郷に従え」「はい」じっ、とジ―クムントをヴォルフリートが見てくる。傍までくると。「いやだよね、ああいう、先生やおじいさんみたいなところ」といってきた。「俺は別に」「は・や・くしろ」「はいっ!!」パタパタと去っていく。「全く年上のくせに子供っぽい奴だ、そう思うだろう?」「いつもあんな感じなのか?」「ああ、文句ばかりでボケてて、ああ見えて頑固者で困らされていて・・・・仕方ない奴だろう?」ふんわりと嬉しそうにルドルフは笑った。
2015.09.18
コメント(0)
宮殿の一角で、ヴォルフリートにお茶をごちそうになった。「手慣れているのね」「うちにコックやメイドがいるから見て覚えた、イギリス方式なんだって」入れた手の熱い紅茶に、ヴォルフリートはレモンの薄切りを一枚乗せて、紅茶が入ったカップを差し出した。「姉さんに聞いたんだけど、気分悪い時や苛立った時は、お茶を友達と飲むといいんだって、香りを楽しむとかわかんないけど」くんと自分の分の紅茶の匂いを嗅いでいる。「―落ち込んでいるわけではないわ、ただ今日は天気のせいか気分がすぐれなくて」「うん?」レモンを専用のもので取り出すと、空いている皿の上に置いた。そして紅茶をヴォルフリートは口に含んだ。「それに久しぶりに大勢がいる場所に来たものだから、あなたからしたら私はいつも大勢の使用人や友達に囲まれているように見えるだろうけど」カチャン、とティーカップ用のサラの上に置いた。「そんなことないよ、同じ11歳なら、普通大人ばっかりのかしこまった席は苦手だよ」「・・・」キャンディーを口に含んだ。「僕のいた村でも女の人は曇りは調子が悪いみたいだったし、孤児院の女の子だって働き過ぎれば頭痛やめまいくらいしてたよ」「・・・・貴方は?」ヴォルフリートは首を傾けた。「貴方は今までいたその孤児院と180度違う世界に来て、大丈夫なの?」「まあ、僕姉さんよりは世間うまく歩けるから、なんせ姉さん天才ダンサーで天才演劇少女で天才少女歌手だから、そういうことうまくよけれないんだよね、ミケさんみたいに11歳と17歳に変身できるわけじゃないし。世の中、変わった体質の人いるんだね」パクパクとキャンディーを食べて、「はい、梅味のキャンディー」と油断している間にキャンディーを口に勝手に入れた。「なっ」げほげほ。「貴方、なんてものを」
2015.09.18
コメント(0)
「エクリプス?」ポーカーをしながら、黒髪にくせ毛がついた、美しい少年とヴォルフリートは籍を同じにしていた。「そう、青いスーツに青いシルクハット、刺しゅうを施した怪盗紳士さ」「怪盗?この機関車の時代に?」「そう、電気が通るか通らないか、郵便もある時代に」一つ一つの動作が洗練されている。笑みも仕草も教育された貴族の子息そのものだ。なんだかそばかすや赤毛が急に恥ずかしくなるな。「カイザー、カードちょうだい」「はいはい」くすくすと笑う。「年は30代くらいだったかな、最近くらましているんだ」「それは残念だな、マジックを使う怪盗なんて、ぜひ見てみたいのに」漆黒の絹の上着に緑色の重ね着、漆黒のズボン、白いフリルのついたシャツ。「どうかしたの?」「普通の貴族の子は、僕みたいな貴族まがい、いやなんじゃないの?」確かめるようにヴォルフリートは11歳の同い年の少年に聞く。「・・・何で、そう思うんだい、君は正真正銘、両親が貴族、庶民を従えるものじゃないか」そこへ、アウグストが白衣を連れてステラを連れてやってくる。紺色の長い髪の無表情な少女を。「カイザー様、そろそろ施設の方に」冷たい視線がヴォルフリートに向けられる。「わかった」ここはアテナの剣が所有する研究施設だ。施設の周りは森で囲まれ、山に囲まれている。カイザーの後を従者やかれ付きのメイドがついていく。「君が気後れする必要はないよ、コンプレックスを感じないで、堂々としていればいい」「でも」「君の描く数式や旋律、暗号はこの世界で何よりも僕の頭脳を心地よく、揺らしてくれるのだから」「いや、誰でも作れるし、天才は君の方だろう」
2015.09.18
コメント(0)
「ナルト、やめなさい」「へへっ」「ナルト君」
2015.09.18
コメント(0)
「行きなさい」「ショーコがまっているわ」「うん」そういって、ハルトはかけていく。
2015.09.18
コメント(0)
「何よ、快とはいつも意地悪ばっかり」「そんなに青子が嫌いなの」うるる、と青子は涙目を浮かべる。どきとなった。
2015.09.18
コメント(0)
「グレ、、どうして吸血鬼の味方に」「さあな」いつも通りの表情だ。「柊様のよにいい加減卒業したかったのかもな」
2015.09.18
コメント(0)
しいて言うなら、ローマで出会った調和の魔女、通称ソング・ミューズ、サイレン・レ・ワイズは変な子だった。というか、精神年齢が高すぎて、美人過ぎて、銀色に輝く髪は青紫を帯び、魅惑的な瞳は宝石のようにエメラルドのように輝き、まるで舞踏会の夜会に出るような衣装で。「話しかけないでください、息を吹きかけないでください」それなら、なぜ靴を拾ってと塀の上にいたんだろうか。「気持ち悪いんですよ、速やかに私の眼前からその気持ち悪い姿も声も音も消してください、存在そのものが罪悪です。害虫のくせに、美しい私に話しかけるなんて」年は16か、17歳か。「・・・通りがかりの旅人に随分言うね」「やめてください、気持ち悪い」本当に嫌なんだろう。うーん、これは情報を聞く前にやめた方がいいかも。劇団か知らないが、さっきから言動が変だし、やたら、吸血鬼の女王について聞いてくるし。そもそも年上の女性に13歳の僕が相手になるわけがないし。「そうですか」「それじゃ」いったん、引いて、ほかの聖なる乙女の十槍の所有者や魔女を探すか。うん。頭を下げて、そばかすについたクリームをふき取りながら、僕は立ち去った。「早く消えなさい、ここはあなたみたいなごみ・・・もとい素人が来るところじゃないです」ひどいな。
2015.09.17
コメント(0)
「光はかわいいな」「うフフ、お兄ちゃん」「・・・」「タケル」「抱きついてきたら、警察呼ぶからね」
2015.09.17
コメント(0)
あふれ出るほどのフリルから燃える白い足に、青年貴族も権力者もいのままにしてきた。綺麗な異性に囲まれて、魂だけで生きて、生まれて、結局はみんな死んでしまう。アンネミ―ケの中ではむなしさしか残らない。どれだけ、力や愛を与えても、結局は同じになれない。舞踏会もドレスも豪華な食事も、すべてむなしく思えて。力で征服して、吸血鬼の貴族や諸侯を従えて、騎士を持っても何の意味もない。誰もこの胸の空虚を止められなかった。武力や権力、美貌。人がうらやましいと思うものは持っているのに。「貴方が好きです」「貴方に忠誠を―」結局は。「魔女め」大人と子供を繰り返す自分は異端何だと知らされるだけ。日蔭のある場所にヴォルフリートは連れて行った。「はい、水」「ありがとう」桜色の唇に水を近づけて、飲んだ。ほう、と頬を緩ませた。「よかった、少し顔色よくなったね、ね、薬飲む?」「まだ、いいわ」アンネミ―ケは立ち上がる。
2015.09.16
コメント(0)
「好きだよ」「馬鹿か」「でもうれしいでしょう」深夜はにっこりほほ笑む。「おまえはずるい」「えへへ」
2015.09.16
コメント(0)
「ビー玉・・・」キラキラしてる。「何してる、あんた」「あ、ネズミ、おかえり」
2015.09.16
コメント(0)
「グレン」「ねえ、グレン」「何だ」「自分がやっていることの意味わかってる?」
2015.09.16
コメント(0)
「名探偵、遊ぼうぜ」「キッド、お前、友達いないんだな」「やめて、その同情に満ちた目で優しく見つめるの!!」
2015.09.16
コメント(0)
「・・・すみません、マスカル司令」「い、いいえっ」「じれったいな」「面倒くさい」「これだからブリタニアは」「いや、今それ関係ない」
2015.09.16
コメント(0)
ウテナ最終話でアンシ―が暁生にいいました。「貴方はその居心地のいい柩の中で王子様ごっこしていてください」と。そして、ウテナによって自立を促されたアンシ―は、学園を出て少女から女性になりました。セーラームーンクリスタルでは、ちびうさによるシルバーミレニアムの一員でありながらちびうさは皆から疎外、または孤独でした。一見、暁生とちびうさは無関係なようですが、実は「不老不死」と「孤独」、「居心地のいい柩」=ブラックレディー、王子様という点で似ているんです。それで、この2人に一見似ているのがナナリ―とシ―ツ―です。穏やかなナナリ―とシ―ツ―が似ているかとは違います。ですが、永遠のときを正しを願うだけの彼女、兄との生活だけを願い、現実を見ないナナリ―は似ている気がします。ギアスを預ける魔女、世界中の人の望みをかなえるディオス、実はこの2人は理想に燃えて、長い間その情熱は消えて変貌したという点では似ています。ただ望みをかなえる存在と経験、ディオスは居心地のいい柩の中で下がシ―ツ―は一応現実と向き合っています。やはり経験が変えたというのもあると思います。魔女として疎外され、裏切りを繰り返し、憎まれる。最初は期待しておいて、彼女の気持ちまでは組まない。そうなると無印から二期までの彼女の態度もわかるような。マオやシャルル、マリアンヌも彼女に変化を促す存在ではなく、結局死という城にこもるしかなかった。女性関係に疎いルル―シュにそんな彼女の心理を読むのは難しいだろうし。ナナリ―となると不老不死はないものの、学園での兄との生活を望みながら、同時に学園生活が決してナナリ―にとって居心地のいい城ではなかったと思います。ピクチャードラマやドラマCD、本編を見ても彼女がイベントでクラスメイトと遊ぶシーンはないんですよね、小説版でさえほとんどいるのは生徒会室やそのメンバーばかり。ナイトメア版においては、いじめられていたり、親友だけでなんとなくクラスからハブにされている気がします。それこそ、シ―ツ―と同じようにまではいかなくても永遠に近い時間だったのではないでしょうか。彼女が居心地のいい場所は生徒会メンバーや幼馴染、それこそルル―シュだったのではないでしょうか。それでは黒の騎士団にいたシ―ツ―のように、ナナリ―はそれこそ皇女になり、自由気ままに楽しく生きていたのでしょうか。小説版をみる限りでは彼女も部下やラウンズ、シュナイゼル相手に奮闘していて、開放感がある程度あるようですが。皇族に戻ったことに対して何の違和感もないというのも、その表れでしょうか。学園にいる間はちやほやしてもらえるけど、飽くまでルル―シュの妹だし、皇女や総督ならばみられるのは自分だけだし。でも、今で考えると15歳の女の子でもんな。感覚が変わるのも仕方ない。シ―ツ―がギアスをおもちゃのように使ってのし上がっていた時と同じかもしれない。ですが、豪華な生活すると同時に不安も感じていたのではないでしょうか、自分は一個人として必要とされているのかと。
2015.09.15
コメント(0)
まじめなスザクは、ゼロであることを受け入れられない。「知っていたのか?」訝しむように、警戒するようにユーフェミアもいる席で、仮面をはずして、扉の向こう側にいるダ―ルトンやギルフォードがいる席でルル―シュはシ―ツ―もいる席でスザクに言う。「スザク・・・」「ずっとだましていたのか」落ち着け、落ち着くんだ。感情に流されるな。「僕やナナリ―を、生徒会の皆を」声が震えている。「僕達といながら、その裏で君は多くの人を無意味に死なせた」「・・・そうだ」ガン、と鈍器で殴られたような思いだ。「どうして、君ならほかにいくらでも手段があっただろう!?」シャーリーの父親、学園での籠城事件。黒の騎士団のせいで怯える人だっている。「なぜ、ゼロ何か、君にふさわしくない!!ナナリ―ガ喜ぶと思っているのか!」「わかっていたさ、ゼロが多くの犠牲を出すことを」「それなら!」ルル―シュは拳を握る。「―だが、行動しなければ俺たちは死んでいた」
2015.09.15
コメント(0)
「待て、グレン」「!」暮人の手がグレンに触れる。
2015.09.15
コメント(0)
「リーゼロッテ、待ってくれ」「行きましょう、アードライ、エルエルフ」うふふと笑う。
2015.09.15
コメント(0)
全108件 (108件中 1-50件目)